中古車購入時にカード払いはできる?使えないケースや注意点も解説!
近年、現金以外の支払方法が多種多様となり、さまざまなキャッシュレス決済方法が浸透してきました。普段からクレジットカードを利用している人であれば、中古車の購入時にカード払いは使用できないのだろうかと疑問に思うことがあるかもしれません。
この記事では、中古車の購入時にカード払いができるのかどうか、利用する際の注意点などをご紹介します。メリットやデメリットをきちんと押さえ、自分に合う支払い方法を選択しましょう。
※目次※
・中古車販売店によってはカード払いができる場合があるので確認しよう
・カード払いの利点は支払方法の選択やポイントが貯まることなどがある
・金利手数料が高いなどの欠点もあるのでカーローンの選択も考慮に入れよう
中古車購入時にカード払いはできる?
2019年10月の消費税率引上げにともない、キャッシュレス化が政府主導により推進されました。2021年6月現在、政府によるキャッシュレス・ポイント還元事業は終了していますが、様々な場面での多種多様なキャッシュレス決済が普及しています。
キャッシュレス決済方法のひとつにクレジットカードがありますが、中古車購入時にもカード払いはできるのでしょうか。詳細について解説します。
中古車販売店によってはカード払いができる
以前からクレジットカードを頻繁に利用されてきた方にとっては、カード払いの便利さを実感されていることでしょう。そのことから、中古車購入時にもカード払いを利用したいと考えている方もいらっしゃいます。
近年、中古車購入時にカード払い対応が可能な中古車販売店が、大手業者を中心に増えてはじめてきました。チェーン展開している業者の場合は店舗ごとに対応が異なるため、使用したい場合は事前に確認してみましょう。
条件が定められている場合が多い
販売店により、中古車購入時にカード払い可能な場合でも条件が定められていることが多くあります。クレジットカード払いできる金額の範囲や利用できるカードの種類などの条件です。
JCB、VISA、Mastercardといった、国際ブランドであれば取り扱っている場合もあれば、車メーカー発行の指定カードのみ対応している店舗もあります。カード払い利用範囲事項や上限額についても販売店ごとに条件が違う場合が多くあるため、前もってきちんと調べておきましょう。
キャッシュレスも一部対応
最近では、クレジットカード以外のキャッシュレス決済方法も対応可能な店舗が少しずつ増えてきました。交通系電子マネーや専用アプリを用いたモバイル決済です。
車両代ではなく、修理代、車検費用、部品代などでのみ使用可能といった条件を付けている店舗が多いため確認してみましょう。
中古車購入時にカード払いを利用する利点
中古車を購入する際には、幾つかの支払方法の中から選択できます。クレジットカード払いで中古車を購入する利点とはどのようなものでしょうか。主な利点について解説しますので、参考にしてください。
支払い回数や支払い方法が選べる
カード払いの主な利点は、支払い回数や支払い方法を自分で選択できるという点です。カードでの一括払い、分割払い、リボ払いなど、自分の経済状況やライフプランに合わせて臨機応変に選べます。
ローンには審査が必要ですが、クレジットカードの場合はすでに審査が済んでおり利用限度額が決定しているため、時間を取られずに支払い回数や支払い方法をコントロールできることは大きなメリットです。
クレジットカードのポイントを取得できる
ほかの利点としては、クレジットカードのポイントを取得できる点が挙げられます。クレジットカードは、基本的に利用額に応じてポイント還元がなされる仕組みです。車購入の場合は高額となるため、還元されるポイントは必然的に多くなります。
大抵のクレジットカード会社は、貯まったポイントを利用したお得なサービスを用意しているため、ポイントが貯まるほど恩恵にあずかれるでしょう。
例えば、トヨタが用意しているTS CUBIC CARDで支払って貯まったポイントは、次の車の購入、車検、点検時に使用できます。購入したい車の公式サイトをチェックしてみましょう。
カード会社に高額返済履歴が残せる
中古車購入代金は日常の買物の中でも高額です。そのため、クレジットカードを利用した場合は高額利用履歴(クレジットヒストリー)を残すことになります。定期的に利用してきちんと返済した結果があれば、信頼できる消費者として高評価対象です。
クレジットカード会社からの信用度が上がるため、住宅ローンを利用する際の審査に通りやすくなったり、利用限度額がアップしたりするというメリットがあります。
手持ちの現金を減らさずに車を購入できる
手持ちの現金を減らさずに車を購入できることも、カード払いの利点です。資金が準備できていない場合はもちろんのこと、不測の事態を考慮して手持ちの現金を減らしたくない場合には大いに助かります。
中古車購入時のカード払いには欠点もある
事柄に関係なく何かを決定する場合は、どの方法にもメリットと同時にデメリットがあります。クレジットカード払いにも利点だけではなく、欠点もあることを覚えておくことが必要です。カード払いの主な欠点について解説します。
クレジットカードの限度額に達してしまう
覚えておきたいこととして、クレジットカードの利用限度額は一律ではありません。中古車購入時に対応可能とされているカード払い上限額は、販売店により異なりますが大抵の場合30万~50万円です。
注意していなければ、すぐにカードの限度額に達してしまう恐れがあります。自分が利用しようと思っているカードの利用限度額がいくらなのかを確認してみましょう。同時に、現時点で使える利用可能額も把握しておくことが必要です。
決済手数料相当額を上乗せされることも
クレジットカードには決済手数料が発生します。決済手数料とは、クレジットカード会社に対し加盟店である業者が決済金額に応じて一定の割合で支払う必要がある手数料のことです。
加盟店である販売店側が負担するべき手数料ですが、決済金額が大きくなる中古車購入の際には購入者側に決済手数料相当額を上乗せするケースもあります。
販売店側の負担を軽減するための策ですが、購入者側としては車購入代金やカードの利息に加えた金額となるため、支払総額が増えることは大きなデメリットです。
大半のクレジットカード会社では決済手数料上乗せは加盟店規約違反とみなされるため滅多にそのようなことはありませんが、念のためあらかじめ確認してみましょう。
販売店ごとに使えるカードや規定が違う
販売店ごとに使用できるカードの種類、利用範囲、利用上限額に関する規定が異なるため注意しましょう。
カード払いができる範囲としては、諸費用、税金、オプション代を含む車両代も払えると規定されている店舗もあれば、車両代には使用できない店舗もあります。カード払い可能な場合でも、上限額が30万~50万円ほどに設定されていることが一般的です。
同じチェーンであっても店舗ごとに条件が異なることが多くあります。事前にきちんと問い合わせてみましょう。
中古車購入でカード払いができないケース
メリット・デメリットがあるとしても、クレジットカード対応店が増えたのであれば利用したい、と考える方もいるでしょう。しかし、中古車購入を含め、実際にはカード払いできないケースもあります。クレジットカード利用に際に、心に留めておきたい点をご紹介します。
販売店がカードに対応していない場合
コンビニやスーパーなど、さまざまな場所でのキャッシュレス決済の普及にともない、クレジットカードを利用できる中古車販売店も増加してきました。しかし、決済手数料の問題もあり、全ての販売店がクレジットカードに対応しているわけではありません。
決済手数料は決済金額に応じて金額が決まるため、決済金額が大きいほど多額の手数料が発生します。そのため、全額ではなく一部の代金のみ対応可能と規定している店舗もあるため覚えておきましょう。
高額・新車の場合は全額カード払いは難しい
一般的に、どの販売店であっても新車の場合は全額カード払いには対応していません。中古車であっても、50万円以上のような高額の場合も同様です。
ローンの頭金のみや車検代など、カード払いの利用範囲や上限額が販売店ごとに規定されているため確認しましょう。
中古車購入時にカード払いを利用する際の注意点
便利なカード払いですが、ほかにも利用する際の注意点があります。大抵の場合、中古車購入時の支払い方法は一度選択したものをあとから変更することはできません。
自分の家計状態やライフプランをよく検討し、カード払いを利用する際のメリットとデメリットをきちんと把握した上で決定しましょう。
分割やリボ払いは手数料が掛かる
カード払いの場合、支払いに関して自分の好きな回数を設定できることはメリットです。一括払いに加え、回数指定の分割払いや月々一定額を支払うリボ払いから選択できます。
この点で注意が必要です。基本的に3回以上の分割払いやリボ払いを選択した場合は金利手数料が発生し、返済金額が高額で返済期間が長いほど、支払う金利手数料は高くなります。
結果的に中古車購入にあたっての総支払額が高額となりかねません。無理のない返済プランを立てると同時に、金利手数料にも注意を払いましょう。
手数料の金額を確認する
クレジットカードの金利手数料については、契約内容を確認しましょう。リボ払いの場合は、通常と金利手数料が異なるカードもあります。月々の支払額をもとに、総支払額を計算してみましょう。
カード払いを利用することに伴うポイント還元と比較して、どちらがお得なのかを比較検討ができます。
分割の場合は金利をチェック
分割払いの場合も、金利手数料をきちんとチェックしましょう。大抵のカード会社では、2回払いまでは金利手数料無料と規定していることが多くあります。同じカード会社でも、カードの種類により異なる場合もあるため自分の契約内容を確認することが必要です。
金利手数料を確認することで、カーローンと金利手数料を比較することができます。使い慣れているという理由からカード払いを選択するのではなく、慎重に検討してみましょう。
カードの利用状況や限度額を考慮
クレジットカードをほかの料金支払いに利用していないかどうか、現在の利用状況も確認しましょう。例えば、携帯電話料金や公共料金の支払いなどです。知らないうちにカードの限度額がオーバーしてしまうという危険を避ける必要があります。
万が一、限度額がオーバーしてしまい引き落とし不可になってしまうようなことがあれば、信用問題に発展しますので注意しましょう。
中古車購入におけるおすすめの支払い方法
中古車購入の際は、カード払い以外の支払い方法があります。車は大きな買い物となるため、毎日の生活費を圧迫しないような家計管理が必要です。自分にはどの支払い方法が向いているのかを考えてみましょう。
カーローンの方が金利が低い場合もある
自動車購入にあたり、中古車であってもカーローンを利用することは可能です。ローンの場合も金利手数料が発生しますが、ローンの種類により利率が異なります。
低金利キャンペーンを実施している時期や販売店で購入するのであれば、カード払いよりお得に購入できることもあるため事前にチェックしてみましょう。
お手持ちの貯蓄に余裕があれば現金一括
クレジットカード払い、ローン払いは、ともに金利手数料が掛かることは避けられません。お手持ちの貯蓄に余裕があれば、現金一括で支払うほうが余分なお金を支払わずに済みます。
現金一括払いであれば見積書の総支払額とほぼ同額で済むだけでなく、カード払いやローン払いと異なり返済に時間が掛かることもありません。まとまった資金を払っても大丈夫だという場合は、現金一括払いを検討してみましょう。
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どのような方法で中古車を購入するとしても、購入後に故障やトラブルに巻き込まれない品質の高い中古車を選ぶことは重要です。些細なことでも気軽に相談でき、信頼できる中古車販売店での購入を検討しましょう。
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まとめ
クレジットカード払いをはじめ、どの支払方法にもメリットとデメリットがあります。販売店ごとの規定や自分のライフプランなどと比較考慮し、自分に合った支払方法を決定しましょう。
数多くの販売実績、知識と経験が豊富なスタッフを兼ね備えたネクステージでは、車選びや支払方法に関する相談に対応しています。満足いく中古車購入になるようスタッフ一丸となって取り組んでおりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. 車をクレジットカードで買えないのはどのようなケースですか?
A. 一般的に、どの販売店でも新車を全額クレジットカードで一括払いすることはできません。 中古車であっても、50万円以上は同様です。
Q. クレジットカードで車を買うことはできますか?
A. クレジットカードを利用することは可能です。ただし、利用限度額はカードの限度額とは別に、販売店によって異なります。
Q. 中古車を買う時の支払い方法は何がありますか?
A. 車を購入する際の支払い方法には一括払い、ローン、リースの選択肢があります。一括払いは資金を一度に支払うため負担が大きいですが、ローンは分割払いで無理なく返済していくことが可能です。
しかし、ローンは利息が発生するため返済期間に気をつけなければなりません。リースは一定期間レンタルし、毎月一定額を支払いますが、所有権がなく返却時に追加費用が発生する可能性があります。