ガソリン臭い車は運転しても大丈夫?危険性や原因と対処法を解説

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ガソリン臭い車は運転しても大丈夫?危険性や原因と対処法を解説

ガソリン臭い車は運転しても大丈夫?危険性や原因と対処法を解説

ガソリンスタンド以外の場所で車がガソリン臭い場合、火災に発展する恐れがあるため注意が必要です。どの程度の危険性があるのか、または対処法について知りたい方もいるでしょう。ガソリンが漏れる原因を押さえておくことも大切です。

 

この記事では、車がガソリン臭い場合に起こりうるトラブルや主な原因、そして対処法について解説します。燃料漏れの修理費用の目安についても把握できるでしょう。ガソリン以外の異臭についても必見です。ぜひ参考にしてみてください。

 

※目次※

1.ガソリン臭い車の危険性は?

2.車がガソリン臭い場合の主な原因

3.車がガソリン臭い?3つの対処法

4.車がガソリン臭い?修理する場合の費用目安

5.ガソリン臭い以外にも!車から発生する異臭の対処法

6.液体が漏れている場合も危険!液体は何色?対処法は?

7.まとめ

 

■POINT

・車がガソリン臭い場合は、トラブルにならないよう運転を中断することが大切。

・ガソリンタンクの損傷や燃料ホースの劣化などがガソリン臭の主な原因。

・燃料漏れの可能性が高い場合は、プロに相談しよう。

 

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ガソリン臭い車の危険性は?

ガソリン臭い車は運転しても大丈夫?危険性や原因と対処法を解説

セルフ式のガソリンスタンドで給油したことがある場合、給油中にガソリン臭を感じる方も多いでしょう。給油以外で車からガソリン臭がした場合は、車両火災に注意が必要です。

 

気化したガソリンは引火しやすいため、静電気や高温のマフラーによって火災につながることがあり、ガソリン臭い場合は危険な状況といえます。運転を中止して、火気に注意しましょう。

車がガソリン臭い場合の主な原因

ガソリン臭い車は運転しても大丈夫?危険性や原因と対処法を解説

車がガソリン臭い場合は、火気に注意しつつエンジンルームなどをチェックしてみましょう。燃料ホースの劣化や燃料タンクの破損、給油時の吹きこぼれなど、ガソリン臭の原因はさまざまです。ここでは、ガソリン臭が発生する要因を4つ解説します。

 

エンジンルーム内のガソリン漏れ

エンジンルームには、エンジンに燃料を供給するための装置や配管が通っています。燃料パイプにさびが発生している場合や、燃料ホースが劣化によりひび割れて燃料がにじんでいる場合は、ガソリン臭く感じるでしょう。

 

また、エンジンの排気ガスを排出するためのエキゾーストマニホールドやマフラーから排気漏れしていると、ガソリン臭い場合があります。

 

燃料タンクの破損や異常

燃料タンクは、自動車の下部に配置されています。縁石などの障害物に乗り上げるなどして燃料タンクが破損した場合や、さびによって穴が空いている場合は、強くガソリン臭を感じるでしょう。

 

また、タンク周辺には燃料ポンプに接続された燃料配管や給油のためのホース、ガソリン蒸気を処理するチャコールキャニスターなどがあり、これらの部分に不具合がある場合もガソリン臭を感じます。

 

給油の仕方

給油の仕方によってもガソリン臭い場合があるので、セルフ式のガソリンスタンドを利用するときは注意しましょう。給油時にガソリンが吹きこぼれると、臭いが残ってガソリン臭くなるケースがあるためです。

 

給油口のギリギリまでガソリンを入れるのではなく、自動的にストップするまでの量にとどめておくことをおすすめします。吹きこぼれた場合は、水で流すなどして付着したガソリンを落としましょう。

 

また、給油キャップの閉め忘れもガソリン臭の原因となるため、忘れずに取り付けることが大切です。

 

外気温の影響

ガソリンは揮発しやすい性質を持っています。ガソリン蒸気は空気より重く、漏れ出すと低い場所にたまるため、携行缶で保管する場合には注意が必要です。

 

気温の上昇によって膨張し蒸気が漏れ出た場合、ガソリン臭く感じるでしょう。フタをしっかり閉め、車内での保管は避けることが大切です。

 

また、長期間車を動かさなかった場合、ガソリンタンクの蒸気をキャニスターが吸収できず、ガソリン臭くなるケースもあります。特に気温が高く蒸発しやすい夏は、ガソリン臭を感じることがあるでしょう。

 

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車がガソリン臭い?3つの対処法

ガソリン臭い車は運転しても大丈夫?危険性や原因と対処法を解説

給油から時間がたっているにも関わらず、車がガソリン臭い場合は点検することが大切です。エンジンルームやガソリンタンクの周辺をチェックしつつ、判断が難しい場合はプロへ相談しましょう。ここでは、ガソリン臭を感じた場合の対処法について解説します。

 

1.エンジンルームや燃料タンク周辺を確認する

車がガソリン臭い場合、まずはエンジンルームをチェックしましょう。エンジンの燃焼室に燃料を送るための配管からガソリンがにじみ出ていたり、ブローバイホースに異常があったりするかもしれません。また、未燃焼ガスが排気管から漏れ出ている可能性もあります。

 

エンジンルームだけでなく、燃料タンク付近も確認しておきましょう。給油口のキャップの付け忘れもチェックしておきたい部分です。ピンポイントで特定するのは困難ですが、ある程度の場所を押さえておくと、修理を依頼する際に役立ちます。

 

2.燃料が車内に付着した場合は清掃する

携行缶でガソリンを持ち運ぶケースもあるでしょう。基本的に携行缶への給油はガソリンスタンドのスタッフが行うため、車内にこぼすことはまれです。

 

携行缶の不具合などで万が一車内にガソリンが付着した場合は、臭いが残りやすいため中性洗剤やカーシャンプーなどを使用して、しっかりと洗浄することをおすすめします。

 

車内を十分に換気しつつ、付着したガソリンを拭き取りましょう。それでも臭いが残る場合やシミになっている場合は、専門業者に相談してみてください。

 

3.燃料漏れの恐れがある場合はプロへ相談する

ガソリン臭を頻繁に感じる場合は、燃料漏れの可能性が高いといえます。知識がないと漏れている部分を特定したり、修理したりするのは難しいため、できる限り早くプロへ相談することが大切です。

 

その際は、車を使用しないようにしましょう。火災を発生させないためにも、ロードサービスなどを利用して車両を修理先へ持ち込むと安心です。

 

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車がガソリン臭い?修理する場合の費用目安

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ガソリンが漏れている場合、修理する必要があります。どの程度の費用がかかるのか、気になる方も多いでしょう。

 

車種や依頼先によって実際の費用は異なりますが、目安を把握しておきたいところです。ここでは、燃料タンク・マフラー・キャニスターの交換費用の目安を紹介します。

 

燃料タンク

自動車の下部に取り付けられている燃料タンクは、通常の走行で傷付くことはほとんどありません。ただし、悪路を走行した場合や、高い段差を乗り越えた場合は、燃料タンクが損傷する可能性があります。

 

燃料タンクを交換するケースはまれなため、在庫を持っている工場は少ないでしょう。取り寄せに時間がかかる他、交換費用は部品代が2万円~5万円、工賃は1万円~3万円が目安です。

 

マフラー

マフラーは、エンジンの排気ガスの圧力を下げつつ排出するのが役割です。マフラーは金属でできているためさびに弱く、穴が空くこともあるでしょう。排気ガスの有毒成分を中和する触媒の前側から排気漏れしている場合、ガソリン臭く感じることがあります。

 

その場合は、マフラーを修理するか、交換する必要があります。費用は車種によって大きく異なり、10万円を超えることもあるでしょう。溶接で穴をふさぐ程度であれば、比較的安価です。

 

キャニスター

ガソリン自動車には、燃料タンクの圧力をコントロールしつつ浄化したガスをエンジンに流すなど重要な役割を持つキャニスター(チャコールキャニスター)が備わっています。

 

キャニスターは基本的に長寿命で交換することはまれですが、事故などによって破損した場合はガソリン臭の原因となるため交換が必要です。キャニスター自体は1万円程度ですが、工賃は取り付け場所によって異なるため、車種により大きく変動するでしょう。

 

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ガソリン臭い以外にも!車から発生する異臭の対処法

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自動車からの異臭はガソリンに起因するものだけではありません。その他にも、甘い臭いがしたり、焦げた臭いがしたりと不具合によってさまざまな異臭が発生します。ここでは、自動車から発生する代表的な異臭を4つ紹介しますので、参考にしてみてください。

 

硫黄系の臭い

自動車から硫黄のような臭いがする場合は、バッテリーの過充電を引き起こしているかもしれません。

 

バッテリー自体の不具合も考えられますが、発電を担うオルタネーターの故障も原因のひとつです。オルタネーターの基盤の故障により、バッテリーを過度に充電してしまうと硫黄のような臭いが発生することがあります。

 

メーター内にバッテリーマークのようなランプがついている場合も、オルタネーターに異常があることを示しているため早急に点検を依頼しましょう。

 

焼け焦げた臭い

ガソリン臭だけでなく、焼け焦げたような臭いにも注意が必要です。ゴムやビニールがマフラーなどの高温の部分に接触すると、発生することがあります。

 

エンジンに取り付けられているベルトが滑った場合も焼け焦げた臭いがするため、エンジンルームもチェックしてみましょう。ベルトの緩みやプーリーの固着などが考えられます。

 

また、配線のショートやオイル漏れ、ブレーキの引きずりなども、焼け焦げた臭いの要因です。

 

甘い臭い

エンジン作動中は、燃焼により徐々に温度が上昇します。あまりにも高温になると壊れてしまうため、冷却水もしくはクーラントと呼ばれる液体を循環させ、冷却する仕組みが採用されています。

 

冷却水は、ホースの接続部分やラジエーター本体、ウォーターポンプなどから漏れることがあり、その場合は甘い臭いがするでしょう。オーバーヒートさせないためにも、早急に修理することが大切です。

 

腐敗した臭い

エアコンは、快適なカーライフを送るための必需品といえるでしょう。温度管理に役立つ他、車外の空気を取り入れて換気することが可能です。ただし、エアコン内部にカビやほこりなどがあると、腐敗したような異臭を感じることがあります。

 

エアコンフィルターに汚れがたまっていたり、温度を調整するエバポレーターにカビが発生していたりするため、交換もしくはクリーニングすることが大切です。

 

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液体が漏れている場合も危険!液体は何色?対処法は?

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自動車のトラブルや不具合は、異臭以外にもあります。ピンクや茶色など、車の下に液体がたまっている場合は、液漏れやオイル漏れの可能性が高いでしょう。ここでは、液体の色から何が漏れているのか判断するための知識を解説します。

 

ピンク色ならガソリン

ガソリンの漏れ出ている量が多い場合、車の下部にピンク色の液体がたまるケースがあります。強いガソリン臭がするため、気付きやすいでしょう。この状態で走行することは非常に危険なため、エンジンがかかっている場合はすぐに止めます。

 

少しの火花でも引火する可能性があるため、電気製品を近づけないことも大切です。念のため車から距離を取り、レッカーなどで修理工場へ持ち込むことを推奨します。

 

茶色・黒色ならオイル

茶色や黒色の液体が車の下にたまっている場合や部品に付着している場合は、オイル漏れが疑われます。エンジンやトランスミッションからのオイル漏れが主な要因といえるでしょう。

 

オイル漏れを放置すると、油量不足で故障の原因となります。エンジン内部が焼き付くなど、重大なトラブルに発展するかもしれません。異臭の原因にもなることから、早めの修理を検討しましょう。

 

緑色・赤色・青色なら冷却水

エンジンやハイブリッドシステムを冷却する冷却水は、自動車メーカーごとによって色が異なります。トヨタやダイハツなどにはピンク色が多く、ホンダやスズキは青色がほとんどでしょう。他にも、年式が古い場合には赤色や緑色もあります。

 

原色系の色の液体が漏れ出ている場合は、オーバーヒートする可能性が高いため修理が必要です。

 

無色・黒っぽい水なら排水

無色透明の液体であれば水蒸気の可能性が高いため、特に心配する必要はないでしょう。エアコンが作動していると、周囲の水蒸気が水滴となりたまるため、自動車には車外へ排出する機能が備わっています。

 

また、マフラーからは、排気ガスとともに水分が排出されます。すすを含んでいるため黒っぽくなっていることがほとんどです。気になる場合は、粘り気をチェックしてみましょう。水っぽいのであれば問題ありません。

 

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まとめ

ガソリン臭い車は運転しても大丈夫?危険性や原因と対処法を解説

自動車からガソリン臭がする場合は、燃料漏れの疑いがあります。火災につながる恐れがあるため、早急に点検を依頼しましょう。ただし、給油キャップの閉め忘れや、外気温が影響しているケースもあります。一度エンジンルームや燃料タンク付近をチェックしてみてください。

 

また、ガソリン臭いケースだけでなく、硫黄のような臭いや甘い臭いがすることもあるので、異臭に気付いたときはプロに相談することをおすすめします。

 

【この記事の執筆者】

ガソリン臭い車は運転しても大丈夫?危険性や原因と対処法を解説

小波津健吾

高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。

 

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