障害者手帳で車の高速道路料金が半額に!申請手順と注意点も解説

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障害者手帳で車の高速道路料金が半額に!申請手順と注意点も解説

障害者手帳で車の高速道路料金が半額に!申請手順と注意点も解説

障害者手帳を持っている人は、高速道路料金の割引が受けられるのを知らない人は多いかもしれません。割引を受けるための手続きや注意点を知らなければ、せっかくの制度を活用できないでしょう。

 

この記事では、障害者手帳による高速道路料金割引の概要から申請手続き、適用条件まで分かりやすく解説します。割引を受けるための手順や注意点を確認して、ぜひ制度を有効活用しましょう。

 

※目次※

1.障害者手帳で車の高速道路料金が半額?基本知識をチェック

2.障害者手帳で車の高速料金の半額割引を受けるための申請手続き

3.障害者手帳による車の高速料金の半額割引の適用条件と注意点

4.障害者手帳による車の高速料金の半額割引にまつわるQ&A

5.まとめ

 

■POINT

・障害者割引は、身体障害者手帳を持つ本人または重度の知的障害者が対象である。

・障害者割引を受けるには、事前に役所またはオンラインで申請手続きが必要である。

・2023年3月の制度改正で要件が緩和され、レンタカーやタクシーなども障害者割引の対象となった。

 

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障害者手帳で車の高速道路料金が半額?基本知識をチェック

障害者手帳で車の高速道路料金が半額に!申請手順と注意点も解説

障害者手帳を持つ人は、高速道路料金の半額割引を受けられます。しかし、手帳の種類・等級によって、割引の適用条件が異なることは押さえておきましょう。

 

ここでは、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳それぞれの割引適用の違いや、割引の適用範囲について解説します。

 

車の高速料金半額割引の対象となる障害者手帳の種類と等級

障害者手帳を持つ人は、高速道路料金の割引を受けることが可能です。「身体障害者手帳」「療育手帳」「精神障害者保健福祉手帳」の3種類の手帳がありますが、割引の適用には手帳の種類・等級によって違いがあります。

 

例えば、身体障害者手帳の場合、1級~6級までの等級があり、手帳の交付を受けていれば等級にかかわらず割引の対象です。

 

一方、療育手帳は重度(A)と中軽度(B)の2種類に分かれ、重度(A)の人のみが割引の対象となります。なお、精神障害者保健福祉手帳については、残念ながら高速道路料金の割引適用外です。

 

障害者手帳による割引率は50%(半額)!適用範囲・有効期間も確認

高速道路・有料道路の障害者割引は、障害のある人の自立と社会参加を支援するために設けられています。割引率は一律で50%(10円未満切り上げ)で、ETCを利用する場合は事前登録が必要です。

 

割引の対象となる自動車は、原則として障害者1人につき1台で、日常的に使用する車両に限られます。

 

障害者割引の有効期間は、新規申請・変更申請の場合は「申請日から2回目の誕生日まで」です。更新申請の場合は、「申請日から3回目の誕生日まで」となっています。最長でも2年2か月間しか割引が受けられないため、更新手続きを忘れずに行うことが大切です。

 

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障害者手帳で車の高速料金の半額割引を受けるための申請手続き

障害者手帳で車の高速道路料金が半額に!申請手順と注意点も解説

障害者手帳を持つ人が、高速道路の利用料金を半額にするための申請手続きについて解説します。必要書類や申請方法、オンラインでの手続きなど、割引を受けるために知っておくべきポイントを見ていきましょう。ETCを利用する場合の、手続き方法も必見です。

 

【市区町村の福祉担当窓口】障害者手帳による車の高速料金半額割引の申請手続き方法

障害者割引を受けるには、市区町村の福祉担当窓口に行って申請することが必要です。まずは、必要書類をそろえましょう。

 

・身体障害者手帳または療育手帳

・車検証

・自動車運転免許証

・住民票など(必要に応じて)

・割賦契約書またはリース契約書(必要に応じて)

・ETCカード(必要に応じて)

・ETC車載器の管理番号が確認できる書類(必要に応じて)

 

申請の種類は新規・変更・更新の3つで、有効期限が切れたら再度申請し直す必要があります。有効期限が切れた状態では割引が適用されず、通常料金となるので注意しましょう。

 

【オンライン】障害者手帳による車の高速料金半額割引の申請手続き方法

ETCを利用する人に限り、オンラインでの申請も可能です。オンラインでの障害者割引申請は、マイナポータルを利用して行います。

 

まず、マイナポータルへの利用者登録と、マイナポータルアプリのインストールが必要です。次に、マイナンバーカードを読み取り、身体障害者手帳・療育手帳の情報が連携されていることを確認しましょう。

 

後は、マイナポータルアプリから申請フォームに必要事項を入力し、送信するだけです。オンライン申請なら、窓口に行く手間が省けて便利です。申請が却下されないよう、事前の準備と入力内容・添付書類の確認は怠らないようにしましょう。

 

【更新手続き】障害者手帳による車の高速料金半額割引の手続き方法

障害者割引の有効期間は、「申請日から2回目の誕生日まで」もしくは「申請日から3回目の誕生日まで(更新申請の場合)」であり、期限が切れる2か月前に更新のお知らせが届くのが通常です。

 

障害者割引を更新する際は、申請する際と同様に、市区町村の福祉担当窓口かオンラインで手続きを行います。必要書類は先述の通り、障害者手帳や自動車運転免許証、車検証などです。

 

ETCを利用している場合は、ETCカードの更新手続きも必要になります。期限切れのETCカードでは割引が適用されないので、注意が必要です。

 

割引の有効期間と更新手続きを把握しておくことで、途切れることなく割引を受けられます。移動の自由を支える大切な制度を、上手に活用していきましょう。

 

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障害者手帳による車の高速料金の半額割引の適用条件と注意点

障害者手帳で車の高速道路料金が半額に!申請手順と注意点も解説

障害者手帳による高速道路料金半額の割引制度を利用するには、適用される条件や注意点を知っておくことが大切です。

 

ここでは、割引の対象となる自動車の種類や、障害者本人以外が運転する場合の条件、不正利用した場合のペナルティなどの注意点も確認しましょう。

 

障害者手帳で半額割引の対象となる自動車の種類

障害者割引が適用される自動車の種類を、確認しておきましょう。事前登録できる自動車は、本人や二親等以内の親族が所有する乗用自動車や貨物自動車、特別用途自動車・二輪自動車などです。ETCで障害者割引を適用したい場合は、ETC利用申請が必要となります。

 

しかし、自動車を保有していなかったり、事前登録した車が何らかの理由で使えなかったりするケースもあるでしょう。このようなケースを鑑みて、2023年3月に制度が改正され、要件が緩和されています。

 

これにより、事前登録できる自動車の他、レンタカー・借用自動車・タクシー・福祉有償運送車両なども、事前登録なしで割引の適用が可能となりました。

 

ただし、法人名義の自動車や軽トラックなどは対象外となります。また、事前登録をしない場合は、料金所で障害者手帳の提示と障害者本人の同乗確認が必須です。割引を受けるためにも、自動車の種類や所有者の条件を確認し、必要な手続きを行いましょう。

 

障害者本人以外が運転する場合の注意点

障害者本人以外が運転しても、障害者割引が適用されることがあります。そのための条件は、身体障害者手帳・療育手帳の交付を受けた人が第1種障害者であることです。

 

運転可能な人は、障害者本人の家族(配偶者・父母・兄弟姉妹・兄弟姉妹の配偶者・同居の親族など)の他、障害者本人を日常的に介護している人であれば、割引の対象となります。割引を受けるには、障害者本人の同乗が必須で、料金所での手帳の提示も必要です。

 

不正利用が発覚すると、「5年間の割引停止」「2倍の割増金の請求」といったペナルティが課される可能性もあるので、ルールをしっかり確認しておきましょう。

 

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障害者手帳による車の高速料金の半額割引にまつわる

障害者手帳で車の高速道路料金が半額に!申請手順と注意点も解説

障害者手帳を持つ人が高速道路を利用する際の、よくある質問をまとめました。障害者割引と他の割引の併用はできるか、また割引適用範囲外の道路を利用した場合の料金など、気になる疑問を見ていきましょう。割引適用に関するその他の質問として、いくつかの疑問にもまとめて回答しています。

 

障害者割引と他の割引の併用はできる?

障害者割引と他の割引の併用は、基本的に不可能です。例えば、ETCを利用している場合、障害者割引とETC割引の両方は適用されず、割引額の大きい障害者割引のほうが適用されます。また、休日割引や深夜割引なども、障害者割引との併用ができません。

 

ただし、割引ではないものの、障害者割引とETCマイレージサービスの併用はできます。ETCマイレージサービスとは、ETCカードで払った料金に応じてポイントが付与されるサービスです。

 

障害者割引適用後の料金にポイントが付き、たまったポイントは還元額に交換して利用できます。ETCマイレージサービスへ登録し、高速料金を還元しながらお得に利用してみてはいかがでしょうか。

 

割引の適用範囲外の道路を利用した場合の料金は?

障害者割引の適用範囲外の道路を利用した場合、料金はどうなるのでしょうか。

 

例えば、割引対象外の有料道路を利用する際は、通常の料金が適用されます。高速道路と一般道路を連続して利用する場合は、高速道路の区間のみ障害者割引が適用される点に注意が必要です。

 

ただ、障害者割引の適用範囲外の道路を利用した場合でも、ETCを使用していれば、その区間のETC割引は適用されます。割引の適用範囲を確認し、賢く道路を利用することが大切です。

 

タクシーでも障害者手帳による高速料金半額割引は受けられる?

タクシーを利用する場合でも、障害者割引の適用は可能です。ただ、タクシー利用時の障害者割引については、タクシー会社とドライバーの協力が必要となります。そのため、タクシーを予約する際や乗車時に、障害者割引を利用する旨を伝えましょう。

 

ETCを利用して割引を受けたい場合は、自身のETCカードを用意します。タクシーの車載器からETCカードを抜けない場合は、ETCを利用した障害者割引はできないので注意しましょう。

 

なお、身体障害者手帳を持っていれば、一般道路でもタクシー料金が10%割引になるので、併せて覚えておくのがおすすめです。

 

精神障害者は障害者手帳による半額割引の対象外なのはなぜ?

精神障害者が高速道路の障害者割引の対象外となっている理由は、制度の設立趣旨と財政的な制約、そして適用範囲拡大における課題が挙げられます。

 

この制度は、身体障害者の移動手段確保と社会参加促進が目的で、財源は通行料金収入で賄われているため、一般利用者の負担増につながる割引拡大には慎重な検討が必要です。

 

特に精神障害は症状や程度が多岐にわたり、一律適用が難しいとされています。また、移動困難性の判断が難しいことも、除外の理由のひとつとなっているようです。

 

ただ、今後は関係機関と連携し、精神障害者の状況を踏まえた総合的な検討がされる可能性もあるかもしれません。移動支援の重要性を認識し、誰もが利用しやすい制度の実現に向けて、知恵を出し合っていくことが課題といえるでしょう。

 

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まとめ

障害者手帳で車の高速道路料金が半額に!申請手順と注意点も解説

障害者手帳を持っていると、高速道路料金が半額に割引されます。身体障害者手帳・療育手帳を持つ人が対象で、自家用車はもちろん、レンタカーでも利用可能です。ただし、精神障害者保健福祉手帳では、割引が適用されないので注意しましょう。

 

割引を受けるには、事前の申請手続きが欠かせません。必要書類をそろえて、役所に提出するか、オンラインで申請しましょう。ETCを利用するなら、別途手続きが必要となります。事前登録しない場合は、料金所での手帳の提示などが必須です。

 

障害者本人以外の人が運転する場合や、不正利用に対するペナルティなどの注意点も、しっかり確認しておくことをおすすめします。円滑に割引を受けるためのポイントを押さえて、障害者割引を上手に活用しましょう。

 

▼ライタープロフィール

障害者手帳で車の高速道路料金が半額に!申請手順と注意点も解説

鈴木祐貴

車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。

現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。

バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。

 

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