ターボ付き軽自動車のおすすめ車種15選!ノンターボとの違いも解説
軽自動車の購入を考えているときに、ターボ付きとノンターボのどちらを選ぶか判断に迷うことがあるかもしれません。しかし、どちらが適しているとは一概には言えず、車の使い道や求める要素によって異なります。
そこでこの記事では、ターボ付き軽自動車の特徴やどのような方に向いているのかを紹介します。メーカー別のおすすめターボ付き軽自動車も紹介しますので、購入時の候補車種探しにお役立てください。
※目次※
・ターボ付きの軽自動車はターボチャージャーという過給機を搭載しており、力強い走りができる。
・ターボ車はノンターボ車に比べて力強い走りをする反面、コスト面でのデメリットが発生しやすい。
・ターボ付きの軽自動車はさまざまなメーカーがラインアップしているため、性能や価格を比較して自分の状況に合う一台を選ぼう。
軽自動車のターボとは?
ターボ付きの軽自動車は、どのような仕組みなのでしょうか。まずはターボの仕組みを確認してみましょう。ターボ車とノンターボ車の違いについて理解を深めると、ターボ車ならではの魅力が見えてくるかもしれません。
ターボの仕組み
ターボはターボチャージャーという過給機のことを指し、軽自動車のエンジン性能を大幅に向上させる重要な装置です。排気ガスのエネルギーを利用してターボのタービンを回転させ、その力でコンプレッサーが空気を圧縮します。
圧縮された空気には酸素が豊富に含まれるため、エンジン内で燃焼効率が高まり、通常のエンジン以上のパワーを発揮します。この仕組みにより、軽自動車の排気量制限である660ccを超えるパフォーマンスが実現できるのです。
ターボ付きとノンターボの違い
ターボの有無を区別するときは、過給機付きをターボ車と呼び、搭載していないものをノンターボ車(NA車)と呼びます。ノンターボ車は自然吸気エンジンを搭載し、自然に吸入する空気を利用してエンジンを燃焼させます。
この2つの大きな違いはパワーと燃費のバランスで、一般的にノンターボ車はターボ車ほどのパワーは出ませんが、燃費が良く経済的です。
ターボ付き軽自動車の特徴
ここでは、ターボ付き軽自動車が持つ具体的なメリットとデメリットについて解説します。主なメリットはパワー面であり、デメリットはコスト面となっています。それでは見ていきましょう。
メリットはターボ無しに比べて力強い走りができること
軽自動車にターボエンジンが搭載されることの最大のメリットは、その力強い走行性能です。例えば、勾配が急な坂道や高速道路での合流の際、ノンターボエンジンの車ではパワー不足によるストレスを感じることがあります。このようなときにターボエンジンであれば、力強い加速を実現できます。
また、家族全員での遠出や多くの荷物を積んだ旅行でも、その力強さを発揮します。乗車人数が多く、車が重くなるとパワー不足を感じがちですが、ターボ付き軽自動車なら安定した走りを提供してくれます。
デメリットは燃費が悪くなること
ノンターボ車に比べて力強い走りができるのがターボ車の特徴ですが、その反面燃費が悪くなることがデメリットとなります。これは多くの空気を送り込み、より多くの燃料を使うことが理由のひとつです。
また、ターボエンジン搭載車は車両重量が増加することも燃費を悪化させる原因となります。近年は低燃費なターボ車も登場しているので、燃費が気になるときは性能を確認しながら選ぶと良いでしょう。
ターボ付き軽自動車が向いている人と向いていない人
ターボ付き軽自動車が向いている人と向いていない人の特徴について解説します。ターボ付きが適しているかどうかは、優先したい要素によって異なるため、自分の状況に当てはめて考えてみましょう。
ターボ付き軽自動車が向いている人の特徴
ターボ付き軽自動車が向いている人は、力強い走りを求める方です。高速道路や上り坂が多い道を走る機会が多いケースや、4人での乗車や重たい荷物を積み込む機会が多いケースなどは、ターボ付きがおすすめです。
走行中のパワー不足が心配なときや、ストレスの少ない運転をしたいときは、加速力があるターボ車が適しています。
ターボ付き軽自動車が向いていない人の特徴
ターボ付き軽自動車が向いていない人の特徴としては、燃費を重視することが挙げられます。ターボエンジンは加速性能が高い反面、燃費が悪くなることが一般的です。
日常的な通勤や買い物など、短距離のゆったりとした運転が主な使用目的である場合はノンターボ車のほうが適しています。また、車両価格が高くなることが多いので、初期費用を抑えたい方もターボ車はおすすめできません。
ターボ付き軽自動車のおすすめ車種【スズキ】
ここからは、スズキのターボ付き軽自動車のおすすめ車種について紹介します。2024年8月時点の新車で買えるモデルから、ターボ車をラインアップしている車種を選びました。まずは人気のハスラーから見ていきましょう。
ハスラー
ハスラーは、その個性的なデザインと高い走行性能が魅力の軽自動車です。個性的な外観と、軽自動車とは思えない使い勝手の良さが幅広い層から支持されています。
多彩なカラーバリエーションがあり、ユーザーの個性を反映させやすいのも人気の理由のひとつです。シティユースもアウトドアも任せておける、万能な軽自動車と言えるでしょう。
全長×車幅×全高 |
3,395mm×1,475mm×1,680mm |
燃費(WLTCモード) |
22.6km/L |
車両重量 |
830kg |
(HYBRID Xターボ 2WD・CVTより)
(参考:『ハスラー(スズキ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
スペーシアカスタム
スペーシアカスタムは、洗練されたデザインと豊富なグレード展開が魅力の軽ハイトワゴンです。特にパワフルな走りを求める方には、ターボエンジンを搭載したHYBRID XSターボ が最適です。
スズキ独自のマイルドハイブリッドにターボが加わり、エコドライブと加速力を実現しました。スペーシア同様に車内空間は広いため、アウトドアにもぴったりです。
全長×車幅×全高 |
3,395mm×1,475mm×1,785mm |
燃費(WLTCモード) |
21.9km/L |
車両重量 |
910kg |
(HYBRID XSターボ 2WD・CVTより)
(参考:『スペーシアカスタム(スズキ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ワゴンRスティングレー
ワゴンRスティングレーは、スズキが手掛けるワゴンRをさらに上質にした軽自動車です。スティングレーには、ワゴンRにないターボ付きエンジンが搭載されている点が特徴として挙げられます。
特にターボエンジンを搭載した「HYBRID T」モデルは、0.658Lの排気量で力強い走行性能を実現します。日常の通勤や買い物はもちろん、高速道路での快適なドライブも楽しめます。
全長×車幅×全高 |
3,395 mm×1,475 mm×1,650 mm |
燃費(WLTCモード) |
22.5km/L |
車両重量 |
800kg |
(HYBRID T 2WD・CVTより)
(参考:『ワゴンRスティングレー(スズキ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
エブリイワゴン
エブリイワゴンは、広い室内空間と快適な乗り心地が魅力の軽自動車です。特にターボ付きモデルは重たい荷物を運ぶ際に余裕のある走行性能を提供し、登坂や高速道路での加速がスムーズに行えます。
アイデア次第でさまざまな荷室のカスタマイズができるエブリイワゴンは、PZターボとPZターボスペシャルの2つのグレードがあり、標準ルーフとハイルーフの選択が可能です。
全長×車幅×全高 |
3,395 mm×1,475 mm×1,815 mm |
燃費(WLTCモード) |
15.1km/L |
車両重量 |
980kg |
(PZターボ 標準ルーフ 2WD・CVTより)
(参考:『エブリイワゴン(スズキ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ターボ付き軽自動車のおすすめ車種【ホンダ】
次に、ホンダのターボ付き軽自動車のおすすめ車種を紹介します。2024年8月時点で、新車のラインアップにターボ車がある車種を選定しました。それでは詳しく見ていきましょう。
N-VAN
ホンダのN-VANは、広い荷室とフレキシブルなシートアレンジが特徴の軽自動車です。商用車としても使える実用性の高さが魅力で、荷物の積み下ろしがしやすい低床設計がされています。
軽自動車特有の狭い駐車スペースでも駐車しやすいコンパクトなボディサイズながら、ターボエンジンの力強い加速性能を持っています。
全長×車幅×全高 |
3,395 mm×1,475 mm×1,945 mm |
燃費(WLTCモード) |
17.0km/L |
車両重量 |
970kg |
(FUN・ターボ FFより)
(参考:『N-VAN(ホンダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
N-BOXカスタム
N-BOXカスタムの特徴は、その広い室内空間と快適な乗り心地です。家族でのレジャーや長距離ドライブにも適しており、大人4人がしっかり座れる広さが魅力です。
カスタムモデルはより上質さを感じるブラックに統一された室内となっています。室内高が高いので、小さなお子さまなら立ったまま着替えなども行えるでしょう。
全長×車幅×全高 |
3,395mm×1,475mm×1,790mm |
燃費(WLTCモード) |
20.3km/L |
車両重量 |
940kg |
(カスタム ターボ FFより)
(参考:『N-BOXカスタム(ホンダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
N-WGN
N-WGNは、暮らしに合うデザインを意識していていることが特徴の軽自動車です。柔らかい雰囲気があるため、親しみやすいデザインと言えるでしょう。
乗り降りのしやすい後席を持つN-WGNは、燃費性能にも優れています。荷室は2段ラックモードやローフロアモードなど、用途に合わせてカスタマイズができる仕様です。後席を倒すとフラットな空間を広げられます。
全長×車幅×全高 |
3,395mm×1,475mm×1,705mm |
燃費(WLTCモード) |
21.2km/L |
車両重量 |
870kg |
(カスタム L ターボ FFより)
(参考:『N-WGN(ホンダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ターボ付き軽自動車のおすすめ車種【ダイハツ】
2024年8月時点の新車のラインアップにターボ付きがあるダイハツの軽自動車は、タフト、タント、ムーヴキャンバスの3つです。どれも力強い走行性能とさまざまなシーンでの実用性を兼ね備えています。それでは見ていきましょう。
タフト
タフトは、アウトドアシーンを意識したデザインが魅力の軽自動車です。ワイルドなスクエア型のエクステリアに加え、室内は荷物がたくさん積み込めるよう使い勝手の良い空間に設計されています。
頭上には空を見上げられるスカイフィールトップを採用しているため、開放感のあるドライブが楽しめるでしょう。
全長×車幅×全高 |
3,395mm×1,475mm×1,630mm |
燃費(WLTCモード) |
25.5km/L |
車両重量 |
840kg |
(Gターボ 2WDより)
(参考:『タフト(ダイハツ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
タント
タントは、乗り降りしやすいミラクルオープンドアを採用している軽自動車です。広い車内空間と利便性の高さが魅力的で、14インチのフルホイールキャップやマニュアルレベリング機能付きフルLEDヘッドランプなどの高品質な装備がそろっています。
ベースモデルのタントは、優しさを感じるエクステリアです。より上質なカスタムモデルや、アウトドア向けのファンクロスもラインアップしています。
全長×車幅×全高 |
3,395mm×1,475mm×1,755mm |
ターボ車燃費(WLTCモード) |
24.3km/L |
車両重量 |
930kg |
(Xターボ 2WDより)
(参考:『タント(ダイハツ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ムーヴキャンバス
ムーヴキャンバスは、ダイハツが誇るおしゃれで多機能な軽自動車です。ストライプスとセオリーの2つのデザインシリーズがあり、それぞれGターボ、G、Xの3つのグレードが選べます。
特にGターボ仕様は、フルLEDヘッドランプや電動パーキングブレーキなど、上質な装備が搭載されています。スタイリッシュなデザインと快適な走行性能が、毎日の運転を楽しくしてくれる一台です。
全長×車幅×全高 |
3,395mm×1,475mm×1,655mm |
燃費(WLTCモード) |
25.2km/L |
車両重量 |
900kg |
(ストライプス Gターボ 2WDより)
(参考:『ムーヴキャンバス(ダイハツ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ターボ付き軽自動車のおすすめ車種【日産】
日産のターボ付き軽自動車のラインアップは、2024年8月時点でルークス・デイズ・クリッパーリオです。これらの車種はそれぞれ異なる魅力を持っているため、多様なニーズに応えられます。
ルークス
ルークスの室内は、リビングを思わせるほど広く寛ぎやすく設計されています。スライドドアは乗り降りもしやすく、お子さまや年配の方の負担も軽減されている点が特徴です。
お子さまの様子が気になるときは、運転席に座ったまま後席に手が伸ばせます。ラゲッジルームも広々としているため、レジャーや買い物の荷物も積み込みやすいでしょう。
全長×車幅×全高 |
3,395mm×1,475mm×1,800mm |
燃費(WLTCモード) |
19.2km/L |
車両重量 |
970kg |
(Xターボ 2WDより)
(参考:『ルークス(日産)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
デイズ
デイズは三菱 ekワゴンの姉妹車で、日常の買い物から遠出の旅行まで幅広いシーンにマッチする一台です。
運転席からの視界が良く、雨でフロントワイパーを使用したときや薄暗くなったときに自動でヘッドライトが付く「おもいやライト」という機能も付いています。
全長×車幅×全高 |
3,395mm×1,475mm×1,650mm |
燃費(WLTCモード) |
21.5km/L |
車両重量 |
870kg |
(ハイウェイスターG ターボ 2WDより)
(参考:『デイズ(日産)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
クリッパーリオ
クリッパーリオは、堅牢なデザインと優れた荷室容量が魅力です。ラインアップはターボエンジンのみとなっており、力強い走行性能が期待できます。
また、狭い道や市街地でも快適に走行でき、取り回しの良さが特徴です。オートスライドドアや前席ウォークスルーを採用しています。多目的に使いたいユーザーに最適で、キャンプやアウトドア活動にもぴったりです。
全長×車幅×全高 |
3,395mm×1,475mm×1,910mm |
燃費(WLTCモード) |
15.1km/L |
車両重量 |
980kg |
(E 2WDより)
(参考:『クリッパーリオ(日産)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ターボ付き軽自動車のおすすめ車種【三菱】
三菱のターボ付き軽自動車のラインアップは、2024年8月時点でek Xとデリカミニの2種類です。異なる特徴を持つ2車種は、街乗りやアウトドアなど、さまざまなニーズに応えてくれるでしょう。
デリカミニ
デリカミニは、デリカの力強いデザインを受け継ぐ軽自動車で、フロントフェイスには愛くるしい半円形のLEDポジションランプを採用しています。撥水シート生地の採用に加えて室内高が高く設計されており、アウトドアに使いやすい室内空間です。
樹脂仕様のラゲッジボードを採用しているため、アウトドアで汚れた荷物の積み込みにも困らないでしょう。
全長×車幅×全高 |
3,395mm×1,475mm×1,800mm |
燃費(WLTCモード) |
19.2km/L |
車両重量 |
1,000kg |
(T プレミアム 2WDより)
(参考:『デリカミニ(三菱)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ek X
ek Xは力強いダイナミックシールドを採用し、存在感あるエクステリアが特徴です。エンジンルームを小さくすることでホイールベースを長くしたボディは、全席の広さの確保とラゲッジルームの使いやすさを両立しています。
運転席からの視界は見開き角が広いため、周囲をしっかり確認できる設計です。多彩な情報を確認できるマルチインフォメーションディスプレイも搭載しています。
全長×車幅×全高 |
3,395mm×1,475mm×1,650mm |
ターボ車燃費(WLTCモード) |
24.8km/L |
車両重量 |
880kg |
(T プレミアム 2WDより)
PRまだまだあるぞ!軽ターボ
まとめ
軽自動車は排気量に上限があるため、パワー不足が気になることもあるでしょう。そのようなときに選択肢となるのが、ターボ付きの軽自動車です。ターボ付きは力強い走りができるというメリットがある反面、車両価格や燃料代が高くなりやすいといったデメリットがあります。
選ぶ車種によっても燃費性能や価格は異なるため、上手に選んで自分にぴったりの一台を手に入れましょう。
▼ライタープロフィール
福沢知留
フリーランスとして2017年から活動するライター兼エディター。豪雪地帯で約10年間FRセダンを走らせた経験を持ち、現在は子育てに適したファミリーカーを愛用する3児の母。車への深い愛情と豊富な経験を生かし、複数の車関係メディアで編集を担当するなど数々の記事制作に携わっている。
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