車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

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車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

自動車のエンブレムは、単なるアイデンティティの象徴ではなく、その背後に深い歴史と意味を秘めています。輸入車と国産車それぞれのエンブレムにどのような物語が込められているのか、あなたは知っていますか?

 

そのデザインの背後に潜むメッセージや由来を知ることは、車への理解を深め、愛着につながるでしょう。この記事では、エンブレムに秘められた意味や、各メーカーのメッセージを詳しく探っていきます。

 

※目次※

1.エンブレムのデザインにまつわる歴史と進化

2.国産車メーカーのエンブレム図鑑

3.輸入車メーカーのエンブレム図鑑|イタリア

4.輸入車メーカーのエンブレム図鑑|ドイツ

5.輸入車メーカーのエンブレム図鑑|フランス

6.輸入車メーカーのエンブレム図鑑|イギリス

7.輸入車メーカーのエンブレム図鑑|アメリカ

8.輸入車メーカーのエンブレム図鑑|その他

9.まとめ

 

■POINT

・車のエンブレムは、各メーカーのブランドアイデンティティを象徴する重要なデザイン要素

・国産車メーカーのエンブレムは、それぞれのブランドの個性や歴史を映し出す

・輸入車メーカーのエンブレムには土地にまつわる生き物やイメージできるモチーフが使われている

 

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エンブレムのデザインにまつわる歴史と進化

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

車のエンブレムは、各メーカーのブランドアイデンティティを象徴する重要なデザイン要素です。それは単なる飾りではなく、時代の変遷や技術の進化とともに姿を変えてきた歴史の証でもあります。

 

この記事では、エンブレムの歴史的背景や進化の過程を紐解き、そのデザインがどのようにブランドの価値を伝える役割を果たしているかを詳しく探ります。

 

車のエンブレムの歴史的背景

車のエンブレムは、単なるブランドのシンボルではなく、それ自身の豊かな歴史と文化を継承しています。多くのエンブレムは古き時代に由来し、社会の象徴をモチーフにしています。

 

例えば、日本の三菱のエンブレムは、家紋に由来し、岩崎家と山内家の伝統的なデザインが融合されています。これらの背景は、エンブレムが単なる装飾ではなく、各メーカーの歴史や文化を語る重要な役割を果たしていることを示しています。

 

時代とともに変化するデザインのトレンド

車のエンブレムデザインは、時代とともに進化を遂げてきました。初期のエンブレムは、都市の紋章や貴族をイメージした複雑なデザインが多く見られましたが、近年ではシンプルで洗練されたデザインが主流です。

 

例えば、ポルシェのエンブレムはシュトゥットガルト市の紋章からインスパイアされ、その明確なシンボル性がスポーツカーブランドとしてのアイデンティティを強調しています。現代では、ブランドの視覚的訴求力を高めつつ、歴史や伝統を大切にしたデザインが求められています。

 

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国産車メーカーのエンブレム図鑑

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国産車メーカーのエンブレムは、それぞれのブランドの個性や歴史を映し出す魅力的なシンボルです。この記事では、トヨタ、日産、ホンダ、スバル、三菱など、日本を代表する自動車メーカーのエンブレムに焦点を当て、そのデザインの特徴や背後にあるストーリーを詳しく紹介します。

 

それぞれのエンブレムには、時代を超えて受け継がれてきた理念や革新の精神が込められています。エンブレムに隠されたメッセージやデザインの魅力を通じて、国産車の奥深い世界に触れてみましょう。

 

トヨタ

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トヨタのエンブレムは、1989年に発表された3つの楕円を組み合わせたデザインが特徴です。このエンブレムは、ユーザーの心とトヨタの心、そしてそれらをつなぐ世界を象徴しています。

 

左右対称のデザインはトヨタの「T」を表現しながら、ステアリングホイールや自動車全体を連想させます。異なる線の太さを持つ楕円は、日本の「毛筆」文化にインスパイアされ、洗練された印象を与えます。このエンブレムは、シンプルでありながらもトヨタのブランド理念や価値を深く反映したものです。

 

レクサス

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レクサスのエンブレムは、そのブランド名の頭文字「L」をスタイリッシュかつ洗練されたデザインで象徴しています。レクサスは、トヨタの高級車ブランドとして1989年に誕生したブランドです。Lには「ラグジュアリー(Luxus)」を語源に持ち、最新テクノロジーと卓越した快適性を提供する意図が込められています。

 

エンブレムデザインは、シンプルでありながらもエレガントで、高級感を漂わせることを重視しています。レクサスは国内外で話題を呼び、特に北米市場での成功が著しいブランドです。トヨタから独立したブランド価値を構築しつつ、高い品質と独自の美学を体現するレクサスは、今なおそのブランド力を増し続けています。

 

日産

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日産のエンブレムは、丸い輪の中に「NISSAN」の文字が刻まれたシンプルかつ力強いデザインが特徴です。このデザインは、創業当初の「ダットサン」モデルのエンブレムから進化してきました。

 

現在のモノクロのデザインが採用される以前は、太陽と空をイメージしたレッドとブルーのカラーリングが用いられていました。当時のエンブレムには、日産の「至誠天日を貫く」という信念が込められており、多くの車愛好家に親しまれました。

 

ホンダ

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ホンダのエンブレムは、頭文字「H」を大胆に配したデザインが特徴で、一目でホンダの車だと認識できます。エンブレムの形状は、車のハンドルをイメージしたとも言われており、わずかに斜めに傾けられた「H」が独特の動的な印象を与えます。

 

この斜めの配置には、創業者・本田宗一郎氏が好んでいた楽器「三味線」の形状が関係しているという説もあります。ホンダは、自転車用の補助エンジンから始まり、その技術と革新の精神で車やオートバイの分野において世界的な成長を遂げたメーカーです。そのブランド力は今なお世界中に広がっています。

 

スズキ

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スズキは、軽自動車部門で国内トップクラスのシェアを誇るメーカーとして知られています。そのエンブレムには、創業者の鈴木道雄氏に由来する「S」がスタイリッシュにデザインされています。

 

この「S」のデザインは、300点以上もの応募から厳選されました。親しみやすさを重視し、ユーザーに強くアピールすることを目的として選ばれたといわれています。このロゴは、日本国内のみならず海外市場でも存在を容易に認知させる要素となっており、シンプルながらも力強いブランドアイデンティティを確立しています。

 

スバル

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スバルは、航空機の開発から自動車産業へと進化したユニークな歴史を持つメーカーとして知られています。スバルのエンブレムには、夜空を象徴する6つの星が描かれ、「六連星(むらつぼし)」と呼ばれています。

 

このデザインは、スバルの設立時に合併した6つの系列会社をひとつにまとめた象徴であり、協力と統一の精神を表しています。星の集まりは、プレアデス星団をモチーフにしており、その光輝くデザインは高品質で信頼性の高い車を提供するスバルのブランドイメージを反映しています。

 

三菱

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三菱自動車のエンブレムである「スリーダイヤ」は、ひし形を3つ組み合わせたシンプルで印象的なデザインが特徴です。このデザインは、岩崎弥太郎の家紋「三階菱」と土佐藩の山内家の家紋「三ツ柏」を組み合わせたもので、明治43年(1910年)に現在の形となりました。

 

赤い色は、岩崎弥太郎が運航していた船の旗に由来しています。このエンブレムは三菱の歴史的背景と強固なブランドアイデンティティを示し、国内外で幅広く認知されています。

 

マツダ

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マツダは、1930年代に3輪自動車「マツダ号」の生産から始まり、時代と共に進化を遂げた自動車メーカーです。そのロゴ・エンブレムは、ブランド名の頭文字「M」を楕円形の枠と組み合わせたデザインで、一体感を表現しています。

 

これに加えて、飛翔と躍進を象徴する翼がモチーフとして組み込まれています。この「フライング・M」と呼ばれるエンブレムは、革新を続けながら常に変化し、ユーザーの期待に応え続けるマツダの姿勢を抽象的に体現しています。また、発祥の地である広島の市章もモチーフとなっており、そのシンプルなデザインには深い意味が込められています。

 

ダイハツ

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ダイハツは、主に軽自動車の開発を得意とするメーカーで、特にインドネシアやマレーシアではトップシェアを誇ります。そのエンブレムは「DAIHATSU」の頭文字「D」を象ったもので、鋭くスタイリッシュな印象を与えるデザインが特徴です。

 

この「D」を囲む円は、車種によってサイズが異なり、トヨタへOEM供給する際にトヨタマークと台座を共有するための工夫も施されています。ダイハツの名称は、「大阪」と「発動機製造」から取ったもので、大阪の学者やエンジニアが集って設立した歴史を持っています。そのエンブレムは、ブランドの起源と革新性を象徴するものとして、国内外で広く認知されています。

 

光岡自動車

光岡自動車は国内自動車メーカーの中でも特に個性的なデザインとスタイルで知られ、多くの車好きに愛されています。規模は小さいものの、その独特な世界観とデザインで一目置かれる存在です。

 

光岡自動車のエンブレムは、紀元前に用いられた象形文字をモチーフにしており、「車」を意味しています。このデザインには「いつまでも原点を忘れない」という光岡自動車の信念が込められており、伝統と革新を両立させる意志が感じられます。クラシックかつ重厚なデザインのラインアップは、他のメーカーとは一線を画した存在感を放っています。

 

いすゞ

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いすゞは、主に商用のバスやトラックを製造・販売するメーカーで、そのエンブレムには「ISUZU」の文字をシンプルかつモダンにデザインしたワードマークが採用されています。

 

エンブレムのカラーにはレッドが使用されており、これはいすゞを象徴するカラーとして知られています。メーカー名「いすゞ」は、三重県の伊勢神宮に沿って流れる「五十鈴川」に由来しています。現在、家庭用モデルの販売は行っていませんが、トラックやバス業界では広く認知されています。

 

日野自動車

日野自動車はトヨタの連結子会社であり、主にトラックやバスの製造を手がけ、日本国内の業界でトップクラスのシェアを誇ります。そのエンブレムは、メーカー名の頭文字「H」を象徴し、未来への挑戦を続ける日野の活力と発展性を表現しています。

 

エンブレムには、地平線から昇る太陽や日の出をイメージするデザインが採用され、中央のラインが輸送道路、左右の曲線が幹線と末端をつなぐ「流通」の一体感を示しています。また、左右に引き合う形は日野のハイテクノロジーと環境の調和、左右に広がる強い力は未来の飛躍を象徴しています。矢印の形には、安全な行き帰りというトラック・バスメーカーの願いが込められています。

 

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輸入車メーカーのエンブレム図鑑|イタリア

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イタリアは自動車文化の発祥地の一つとして知られ、世界に誇る個性的でスタイリッシュな輸入車メーカーが多数存在します。

 

フィアット、アルファロメオ、マセラティ、ランボルギーニ、フェラーリといった名だたるブランドは、それぞれに独自のエンブレムを掲げ、その歴史や哲学を伝えています。

 

フェラーリ

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フェラーリは、スポーツカーの代名詞として世界中で高い人気を誇るブランドです。外車やスポーツカーに詳しくない方でも、その名を耳にするほどの知名度を持っています。フェラーリの象徴的なロゴには、跳ね馬が描かれており、これは創業当初に話題を集めたパイロットの所属部隊の紋章からインスピレーションを受けたものです。

 

このエンブレムは、輝くイエローの背景に影のように描かれた馬が際立ち、フェラーリの魅力はその卓越したデザインと高いパフォーマンスです。イタリアン・スーパーカーの象徴として、時代を超えて多くのスポーツカーファンを魅了し続けています。

 

フィアット

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フィアットは1899年にイタリア・トリノで創立され、「Fabbrica Italiana Automobili Torino」の頭文字を取った名前を持つメーカーです。初期のデザインは社名をそのまま記したものでしたが、1904年からは頭文字「FIAT」が強調されたロゴが採用されました。

 

1920年代にはアールデコ調の高級感あるデザインが特徴で、現在のエンブレムは2006年のトリノ五輪を機に再びモダンなスタイルに戻り、イタリアらしいデザインマインドを脈々と受け継いでいます。エンブレムはフィアット車の柔らかい印象を崩さずに、先進的な技術を象徴しているといえるでしょう。

 

アルファロメオ

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アルファロメオは、フィアットの傘下にあり、高価格帯のスポーツモデルを中心に展開するブランドです。そのエンブレムには「ALFA ROMEO」の文字とともに、十字架と蛇が描かれたデザインが特徴的です。

 

赤十字はミラノ市の紋章で、蛇のモチーフはヴィスコンティ家のものであり、中世ヨーロッパでは異教徒を飲み込む様子を象徴するとされています。

 

これらのデザインは、アルファロメオが誇るイタリアの伝統と革新を映し出し、スポーツカーブランドとしての独自性を強調しているといえるでしょう。歴史的な象徴と現代的な洗練が融合されたエンブレムのデザインは、アルファロメオの情熱と信念を表現し続けています。

 

マセラティ

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マセラティは、イタリアに住む機関士の子どもたちによって1914年に設立され、クーペやオープンカーのスポーツカーを主に提供するブランドとして知られています。エンブレムには、マセラティの生誕地ボローニャの紋章である「海の神ネプチューンの三叉の銛」がデザインされています。

 

マセラティは、長い歴史と豊富なレース経験を持ち、イタリアのスーパーカーブランドの中でも際立った存在感を持ち続けています。その象徴的なデザインと卓越したパフォーマンスで、世界中のスポーツカーファンを魅了してやみません。

 

ランボルギーニ

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ランボルギーニは、第二次世界大戦後のトラクター改造の経験からスタートし、いまやスーパースポーツカーの象徴となりました。特徴的な低い車高とエッジの効いたデザインは、ランボルギーニの代名詞とされています。

 

エンブレムには、「LAMBORGHINI」の文字とともに、力強い猛牛が描かれています。これは競合であるフェラーリへの対抗心から生まれたとされています。

 

また、車名もスペインの闘牛に由来するものが多く、例えば「ミウラ」や「ムルシエラゴ」などが挙げられます。ランボルギーニは単なる自動車メーカーに留まらず、イタリアン・エンジニアリングとデザインの象徴として、多くのファンを魅了し続けています。

 

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輸入車メーカーのエンブレム図鑑|ドイツ

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ドイツは、自動車産業の先駆者として数多くの名門ブランドを生み出してきました。メルセデス・ベンツ、アウディ、フォルクスワーゲン、BMW、そしてポルシェなど、世界的に知られるメーカーがそろい、それぞれ独自のエンブレムが誇りを表現しています。

 

ここでは、これらのドイツ車の個性豊かなエンブレムに焦点を当て、デザインに込められたメッセージや歴史を紐解きます。

 

メルセデス・ベンツ

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メルセデス・ベンツは、ドイツ屈指の高級車ブランドで、日本では「ベンツ」の愛称で親しまれています。その歴史は1926年に始まり、ドイツ人富豪の名前に由来します。メルセデス・ベンツのエンブレムは、「スリーポインテッド・スター」と呼ばれる三つの点が特徴で、陸・海・空を象徴しています。

 

このエンブレムデザインは、多様なフィールドでの活躍を目指し、優れた安全性能を持つことでも知られます。所有することがステータスシンボルとされているエンブレムです。

 

アウディ

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フォルクスワーグングループに属するアウディは、独自のロゴ・エンブレムで知られています。そのデザインは、4つの輪が横に並ぶ形で、各輪はアウディ、DKW、ホルヒ(Horch)、ヴァンダラー(Wanderer)という4つの企業の連携を象徴しています。

 

元々「アウトウニオン」という新興企業連合のバッジとして使用されていましたが、その後もアウディのアイコンとして受け継がれています。アウディは高級モデルからリーズナブルな価格帯まで、多様なラインアップをそろえ、初めての輸入車としても魅力的な選択肢です。

 

フォルクスワーゲン

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フォルクスワーゲンは、親しみやすさと革新を兼ね備えたロゴ・エンブレムで知られています。そのデザインには「Volks(フォルクス)」と「Wagen(ワーゲン)」の頭文字「V」と「W」が縦に並べられています。2000年に誕生した青いエンブレムは、当初は黒色でしたが、視覚的に多様性を持たせるために進化しました。

 

2019年には現代的なトレンドを反映するため、立体感を排したフラットデザインに改訂され、現在に至ります。このロゴは、「V」上部と「W」の下部が特徴的な境界を持ち、シンプルながらも力強い印象です。国民から愛されるブランドを目指すフォルクスワーゲンの理念は、この印象的なエンブレムに凝縮されているといえるでしょう。

 

BMW

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BMWは、その豊かな歴史と技術革新で世界的に知られるドイツの高級車メーカーです。元々は航空機エンジンの製造から始まり、その名残はエンブレムにも見られます。エンブレムは円形の内部が十字に仕切られ、ブルーとホワイトのパターンが配置されています。

 

当初はプロペラをイメージしたデザインとされ、空と雲を象徴しているといわれていましたが、現在ではバイエルン州の旗に由来するとの説が有力です。BMWは快適さと走行性を追求しており、日本では「3シリーズ」が特に人気です。

 

ポルシェ

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

ポルシェは、スポーツカーの代名詞ともいえる高級車メーカーであり、その存在感を強調しているのが独特なロゴ・エンブレムです。エンブレム上部には「PORSCHE」の文字が刻まれ、中央には力強い馬のシンボルが配置されています。

 

デザインは、本社が位置するエリアの歴史的背景を反映した2つの紋章を組み合わせたものです。馬のシンボルに加え、鹿の角や麦のモチーフも取り入れられ、精巧で洗練された印象を与えています。

 

これにより、ポルシェのエンブレムは視覚的にもブランドの象徴として一目で識別できるでしょう。ポルシェは、性能とデザインの両面で追求された車作りを通じ、1,000万円クラスの高級車マーケットにおいて確固たる地位を築いています。

 

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輸入車メーカーのエンブレム図鑑|フランス

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

フランスは自動車産業における豊かな歴史と革新を誇ります。特にプジョー、シトロエン、ルノーといったメーカーは、それぞれ個性的なエンブレムを持ち、ブランドのアイデンティティを象徴しています。これらのエンブレムは、デザインのみならずフランス独自の文化や技術を反映し、世界中の車愛好者を魅了しています。

 

プジョー

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プジョーは、最古の歴史を持つ量産型自動車メーカーとして知られています。日本の車両モデルからインスピレーションを受けたとの逸話もあり、その影響が現在まで続き、日本国内でも根強い人気を誇っています。

 

プジョーのエンブレムには、立ち上がるライオンが描かれています。このデザインは、強さとしなやかさの象徴として、ブランドの品質へのこだわりを表現しています。ライオンのモチーフは、野性的な魅力と共にどこか愛らしさを感じさせ、プジョーの車が持つ独自の個性を反映してるといえるでしょう。

 

シトロエン

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シトロエンは革新的な技術と先進的なデザインで知られるフランスの自動車メーカーです。特に「10年先の技術を備える」と評価され、業界のパイオニア的存在となっています。

 

シトロエンのエンブレムは、ダブルシェブロンと呼ばれる特徴的なデザインで、平仮名の「へ」を上下に連ねたような形状です。

 

このデザインは、創業者であるアンドレ・ギュスターヴ・シトロエンがポーランドで出会った歯車からインスピレーションを受け、その技術を金属加工に応用したことに由来しているといわれています。エンブレムは、シトロエンの歴史と技術的卓越性の象徴として、現在もなおブランドの中核に位置付けられています。

 

ルノー

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

ルノーはその多様な製品ラインアップで知られ、車からボートに至るまで幅広い分野をカバーしています。安全性に対する強いこだわりと共に、家庭用・商用車の両方で高い技術力を発揮しています。ルノーのエンブレムは、そのシンプルで独創的なひし形デザインが特徴で、メーカー名を刻まないスタイルを採用しています。

 

このエンブレムは、1925年に豪華さと技術、上品さと合理性を兼ね備えたシンプルかつ洗練されたロザンジュ(菱形)として登場し、以降ルノーの象徴として定着しています。エンブレムのデザインはこれまでに何度も変更されていますが、ほとんどのバージョンで菱形のモチーフを重視し、ブランドのアイデンティティと独自性を表現しています。

 

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輸入車メーカーのエンブレム図鑑|イギリス

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

イギリスの輸入車メーカーは、その独自のデザインと長い伝統に基づく卓越した技術で、世界中の車愛好家を魅了しています。

 

本項では、イギリスの著名な自動車ブランドであるランドローバー、MINI、アストンマーティン、ベントレー、マクラーレン、そしてロールス・ロイスに焦点を当て、それぞれの象徴的なエンブレムについて詳しくご紹介します。

 

ランドローバー

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

ランドローバーは、4WDシステムに特化した高価格帯のモデルを提供するイギリスを代表する自動車メーカーです。ランドローバーはタタ・モーターズの傘下に入っており、革新を続けています。

 

ランドローバーのエンブレムは、特徴的なグリーンの背景と共に「LAND ROVER」の文字が刻まれ、モデルのデザインと融合することで、ブランドの個性と高級感を際立たせています。

 

MINI

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

MINIは、イギリスの自動車メーカーであるブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)の歴史を持つブランドを、BMWがしっかりと継承し再定義したものです。MINIのエンブレムは、円形の中にブランド名「MINI」を配置し、両側に翼を広げたデザインが施されています。

 

このデザインは、人気モデル「クーパー」のダイナミックな躍進と活動力を象徴しているとされています。1959年に初登場したコンパクトカーは、その独特なボディデザインが現代でも色あせることなく、多くのファンを魅了し続けています。先代から続くデザインコンセプトは、MINIのブランド認識を高め、見る者全てに強い印象を残す個性を持っています。

 

アストンマーティン

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

アストンマーティンは、高価格スポーツカーの開発に専念し、モータースポーツ界で数々の功績を残してきました。2022年7月、新たな時代の幕開けを告げるべく、アストンマーティンはロゴを刷新しました。この新しいロゴは、伝統的なウイングを残しつつ、よりシンプルで力強いデザインとなり、ブランドのリブランディングコンセプト「Intensity. Driven.」に合致しています。

 

デザインは、ウイングのイメージを更新し、mm単位で細部までこだわったことで、より現代的で洗練された印象を与えています。新ロゴは、アストンマーティンの象徴であり続けるだけでなく、新しい時代の革新を示す重要なシンボルです。

 

ベントレー

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

ベントレーは、フォルクスワーゲングループの一員として、卓越したクラフツマンシップを持つ高級車を製造・販売しています。その象徴ともいえるのが、フライングBとウィングドBのエンブレムです。この翼を持つロゴは、ベントレーの創業者であるW.O.ベントレーのビジョンを表現し、1919年の設立以降、一世紀以上にわたってその優雅さとパフォーマンスを示し続けています。

 

エンブレムには、中央にベントレーの頭文字「B」が置かれ、左右に長い翼が広がることで、航空機のエンジン製造の歴史を反映しているといわれています。現在のデザインは、かつての非対称の翼を復活させ、全体として高級感とダイナミックな魅力を併せ持ち、車体の品格を高めているといえるでしょう。最近では、デザインコンテストにより選ばれた新たなフライングBが登場し、その伝統と革新の融合は、新しいベントレーの姿勢を表しています。

 

マクラーレン

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

マクラーレンは、世界中で高い人気を誇るスーパーカーメーカーで、その特徴的なフォルムと力強いエンジン音で多くのファンを魅了しています。マクラーレンのロゴにある赤いブーメランのようなマークには、いくつかの由来が説として存在します。

 

中でも有力なのは、車両の空力特性を示すもので、風洞実験時に車両後部から発生する渦を表しているというものです。他には、F1チームのスポンサーだったマルボロの赤いロゴの別形である説や、創業者ブルース・マクラーレンの故郷ニュージーランドに住む鳥、キーウイの形にインスパイアされた説もあります。この多様な由来が示すように、マークはブランドの革新性と深い歴史を象徴しています。

 

ロールス・ロイス

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

ロールス・ロイスは、高級車の代名詞ともいえるイギリスの自動車メーカーであり、そのエンブレムには深い歴史と独特の意味が込められています。ロールス・ロイスのエンブレムは、「RR」のモノグラムと「スピリット・オブ・エクスタシー」と呼ばれる立体的なフィギュアで構成されています。このフィギュアは、優雅さとスピードを象徴するもので、初代のエンジニアであるチャールズ・ロールズと経営者のヘンリー・ロイスの名前に由来しています。

 

また、スピリット・オブ・エクスタシーは、彫刻家チャールズ・サイクスによってデザインされ、胸元を纏った女性が風にたなびく姿で、車の前部に優雅に立つ姿が特徴です。このエンブレムは、ロールス・ロイスの車が持つ気品と卓越した技術を象徴し、乗る者に特別な体験を提供できる誇りともいえるでしょう。

 

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輸入車メーカーのエンブレム図鑑|アメリカ

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

アメリカの自動車メーカーは、その独自の魅力とデザインで世界中のファンを魅了しています。この項では、ジープ、フォード、キャデラック、シボレー、クライスラーといったアメリカを代表する自動車ブランドのエンブレムに注目し、それぞれの由来やデザインに込められた意味を探りましょう。

 

ジープ

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

ジープは、オフロード性能とタフなデザインで世界的に人気のあるアメリカの自動車ブランドです。特に、四輪駆動(4WD)の技術革新で名を馳せており、冒険心をくすぐる独特のスタイルが多くのファンを魅了してルブランドです。

 

ブランド名の「ジープ」はコミックキャラクターの「Eugene the Jeep」から来ているとも言われ、信頼性と冒険心を体現しています。ジープのエンブレムはシンプルに「Jeep」の文字で構成されており、そのシンプルさが力強さを際立たせたデザインです。車全体のデザインと共に、このシンプルなロゴは一目見ただけでジープとわかる存在感を放ち、特に日本市場でもその個性的なイメージが強く認知されています。

 

フォード

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

フォードは、自動車の大量生産を先駆けて実現したことで有名なミシガン州ディアボーンに本拠を置く自動車メーカーです。特に、T型フォードの登場により、自動車を大衆に普及させた歴史は誰もが知るところです。

 

フォードのエンブレムは、青地に白の筆記体で描かれた「Ford」の文字で知られています。このロゴは、20世紀初頭に登場し、その後、ブランドの象徴として定着し、2003年にはセンティニアル・オーバルとして一新されました。シンプルながらも洗練されたこのエンブレムは、フォードの革新性と信頼性を象徴し続けています。

 

キャデラック

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

キャデラックは、ゼネラルモーターズ(GM)傘下の高級車ブランドで、その独自のエンブレムデザインが象徴的です。このエンブレムは、デトロイト市の創設者であり、冒険家のアントワーヌ・デ・ラ・モース・キャデラックの家紋を基にしています。

 

複雑なカラーデザインには、ブラック、レッド、ブルーが組み合わされ、品格と先駆者精神を表現しています。キャデラックは、1902年に設立され、ヘンリー・フォードの旧会社から再出発した背景もあります。

 

車両としては、アメリカ初のクローズドボディ車を生産し、さらにV8エンジンの普及を牽引してきました。エンブレムの歴史あるデザインは、常に革新を追求するキャデラックのブランドイメージを支えてきたものです。

 

シボレー

シボレーは、ゼネラルモーターズ(GM)が展開するブランドで、スイス生まれのレーシングドライバー、ルイ・シボレーからその名を得ました。アメリカ車として大型モデルが日本で知られていますが、世界的には多様なボディタイプを提供しています。

 

シボレーのボウタイエンブレムは、その起源に複数の伝説がありますが、一般的には1912年頃、フランスで社長ビリー・デュラントが壁紙のデザインをヒントにしたとされています。今日では、この象徴的なボウタイマークは多彩なバリエーションで展開され、シボレーの高いデザイン性と存在感をアピールしています。

 

クライスラー

クライスラーのエンブレムは、その歴史において幾度もデザインが刷新されてきました。1920年代から1950年代には「ゴールドシール」と呼ばれるエンブレムが用いられ、このデザインは創業メンバーのオリバー・クラークによって考案されました。稲妻模様が特徴のこのシールは、品質の象徴とされ、エンジニアのフレッド・ゼダーへの敬意が込められています。

 

1990年代には、その伝統を活かしたウイングデザインが登場し、シルバーウイングの中央にゴールドシールが配置されました。2009年には、より現代的なデザインへと進化し、青背景のエンブレムが導入されました。さらに、1960年代に採用されたペンタスターは、クライスラー全ブランドを表すシンボルとして機能しています。

 

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輸入車メーカーのエンブレム図鑑|その他

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

世界中には個性的で多様な背景を持つ自動車メーカーが存在し、そのエンブレムには深い意味が込められています。本記事では、スウェーデンのボルボ、韓国のヒョンデ、インドのタタ、中国の上海汽車集団股份有限公司といった多彩なメーカーに焦点を当て、各ブランドの独自のエンブレムデザインやその由来について詳しく紹介します。

 

ボルボ|スウェーデン

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

ボルボは、そのエンブレムに象徴されるように、安全性と耐久性を重視したスウェーデンの自動車メーカーです。エンブレムには「アイアンマーク」が用いられ、スウェーデン製鉄の頑丈さを表しています。

 

ボルボのロゴ「VOLVO」はラテン語で「私は回る」を意味し、その名の通り、長く愛用される耐久性を誇ります。特に寒冷な地域における使用条件を考慮した設計が、ファミリー層に支持される理由といえるでしょう。

 

ヒョンデ|韓国

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

韓国を代表する自動車メーカー、ヒョンデは「現代自動車」とも表記され、世界トップクラスの販売台数を誇ります。そのエンブレムには、楕円形の中に「H」がデザインされ、この「H」はヒョンデの頭文字であると同時に、世界へと広がる地球を象徴しています。

 

また、流れるような「H」はスピード感を表現しつつ、握手をする人をシンボライズしています。これにより、ヒョンデと顧客との信頼を強調し、世界での飛躍を目指すというブランドの理念を体現しています。多様な事業展開により、車のみならず広範な産業でその名を知られています。

 

タタ|インド

インドの自動車メーカー、タタ・モーターズは、シンプルながら力強いエンブレムで知られています。タタのエンブレムは丸みを帯びた「T」の文字をデザインの中心に据えていますが、この「T」はタタグループの一体感と協力を象徴しています。また、楕円形のラインが加わり、進化と成長を表現しています。タタはインド国内で多様な車両を手がけ、特に耐久性と手頃な価格帯を武器に、多くの消費者に支持されています。

 

ジーリー(吉利汽車)|中国

ジーリー(吉利汽車)は、1986年に設立された自動車メーカーです。もともとは冷蔵庫の製造業者としてスタートし、1992年にはバイクの製造を開始しています。その関連で1997年に自動車の生産・販売を始めました。現在のラインアップは、セダンやSUVが中心になっています。

 

ジーリーといえば、かつてはトヨタ自動車と似たロゴ・エンブレムデザインが話題になりました。しかし、現在はブルーを基調とした爽やかなデザインに変更されています。

 

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まとめ

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

自動車メーカーのロゴやエンブレムを図鑑スタイルで紹介してきました。エンブレムには、メーカーの背景や歴史だけでなく、こだわりやユーザーへの思いが込められています。

 

これらのデザインを通じてブランドの意味や背景を知ることで、車への理解や愛情がより深まるでしょう。興味を持ったロゴやエンブレムがあれば、そのメーカーのラインアップを調べてみるとさらに知識が深まるでしょう。

 

▼ライタープロフィール

車のエンブレム図鑑:デザインの魅力と歴史を徹底解剖

松永つむじ

Webライター

予備校講師からライターに転身した車特化ライター

車の情報だけでなく、MaaSやCASEをはじめ社会・産業・経済・ジェンダーなど、多岐にわたる車をテーマにした記事執筆に携わる。これまでの執筆数は500記事以上。

歴代の愛車は全てMT車の車好き&モータースポーツファン。

 

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