車のディーラーは販売店（サブディーラー）とどう違う？選び方のポイントは？
車を購入するにはさまざまな方法があります。実店舗の場合、ディーラーや販売店（サブディーラー）を選ぶこともできるでしょう。ディーラーとサブディーラーがどのように異なるのかよく分からないという人もいるでしょう。
そこでこの記事では、ディーラーとサブディーラーの違いやメリット、デメリットについて解説します。
※目次
・車を販売しているお店は「ディーラー」と「サブディーラー（販売店）」の2種類がある
・車の知識や価格など販売店の種類によっても違うため、自分にあったお店を選ぶことが大切
・安心安全に車を購入できるように、販売店選びのポイントをおさえておこう
車のディーラーとサブディーラーとは
ディーラーとサブディーラー（販売店）は、いずれも車を販売している点は同じです。どこがどう違うのか、具体的な違いを理解している人は少ないのではないでしょうか。ディーラーとサブディーラーの違いについて解説します。
ディーラーとは
ディーラーは「正規ディーラー」と呼んだほうがなじみのある人もいるでしょう。特定のメーカーと特約店契約を結んで車を販売する店舗のことをディーラーまたは正規ディーラーといいます。
特約店契約は、特定のメーカーから車を特別な価格で直接仕入れることが可能です。特別価格で仕入れる代わりに、ひとつのメーカーの車のみを販売します。販売方法や整備方法などもメーカー基準に沿った品質を保つ必要がある点も特徴です。
ディーラーというと新車販売というイメージが強い人もいるでしょう。ディーラーでは新車と同様に中古車の販売も行っています。同時に整備、修理、車検などのアフターサービスが受けられる点も特徴です。販売方法や整備方法についてメーカー水準をベースとして行うディーラーは、店舗が異なっても安定した高いサービスを受けることができるでしょう。
販売店であるサブディーラーとは
サブディーラーは販売店とも呼ばれます。特定のメーカーと特約店契約を結んでいない点がディーラーと大きく異なる点です。特約店契約を結んでいないため複数のメーカーの新車・中古車の取扱いが可能となっています。販売、整備、車検などについてはメーカーから指導を受けることがないためサービス内容がディーラーと異なることもあります。
サブディーラーは、メーカーから直接車を仕入れるのではなく、正規ディーラーに発注して車を仕入れています。地域密着型の整備、修理、車検などをメインに行いながら、車の販売を行なっている点が特徴です。
中古車を買うのは主に2タイプの販売店
中古車の購入を検討している場合は、2タイプの販売店から購入先を選択することができます。具体的には「ディーラー系の販売店」と「買取販売専門業者の販売店」と2つの販売店です。いずれも中古車販売を行なっていますが、異なる点があるため説明しておきましょう
ディーラー系の販売店
ディーラーは特約店契約を結んでいるため特定のメーカーの車しか販売できませんが、中古車を販売しているディーラーの場合は、そのほかのメーカーの車を取扱っている場合もあります。ディーラーで新車を購入した人が、その時点で手放す車を下取りし自社で販売するため複数のメーカーの中古車が店舗に入ってくる仕組みです。
メーカーからの指導を受けており、サービス水準が高いことから販売価格は比較的高めの設定となっていますが、点検や修理などのメンテナンスの品質は安定しているといえるでしょう。
中古車の買取販売専門業者の販売店
中古車の買取販売店専門業者の販売店は複数のメーカーの車を扱うことが可能です。仕入れ方法としては、持ち込まれた中古車の査定を行うまたは中古車専門のオークションを利用しています。ネクステージも買取販売専門業者です。
買取販売専門業者の中にはさまざまなメーカーの車を扱っている店舗もあれば、「軽自動車」「SUV」「輸入車」など車種を絞って販売する店舗もあります。購入したい車種やタイプが決まっている場合はこうした店舗を利用するのもよいでしょう。
ディーラーと販売店はどちらがよい？
車を購入する際、ディーラーとサブディーラーのどちらで購入するほうがよいのか迷っている人もいるでしょう。それぞれの店舗にはメリットとデメリットの両方があるため具体的に紹介します。
ディーラーのメリット・デメリット
【ディーラーのメリット】
- ・販売方法、整備方法などはメーカーの指導が入るため高い品質が保持されており、全国どの地域の店舗でも安定したサービスを受けることが可能
- ・型落ちの車でも下取り価値が高くつくこともある
- ・新車購入時の値引き交渉ができる
【ディーラーのデメリット】
- ・特定のメーカーと契約を交わしているため、ほかのメーカーも検討したい場合は複数のディーラーに足を運ぶ必要がある
- ・高品質で保証内容がしっかりしている分、販売価格が高めになる
- ・車を売却したい場合は、店舗での新車購入が条件となる
どの店舗でもサービスの質にバラつきがないため、安心して購入することができる点がディーラーのメリットです。ディーラーは車の販売をメインにしているため新車の購入を検討しているユーザーには、下取り価格を上げてでも契約を勧めることもあります。新車購入を検討しているならディーラーの下取りを利用するのもひとつの方法です。
販売店のメリット・デメリット
【販売店（サブディーラー）のメリット】
- ・販売価格が安い傾向がある
- ・販売以外に買取も行うため、ワンストップで買い替えが可能
- ・メーカーとのつながりがないため、燃費や性能など中立な立場からのアドバイスがもらえる
【販売店（サブディーラー）のデメリット】
- ・店舗によってサービスなどの品質や保証にバラつきがある
- ・車の知識に差がある
- ・小規模店舗では選択肢が少なくなる
中古車販売専門のオークションで仕入れて必要な箇所をメンテナンスや点検をして販売されているため、ディーラーよりも安く購入できることが多い点はメリットでしょう。新しく車を購入する際には買取もしてくれるため、手間がかからずワンストップで買い替えが可能です。
サービス面については、メーカーからの指導が入らないため店舗ごとのサービスの品質に差があります。よい店かどうかの判断は口コミを参考にするなどして自分で見極める必要があるでしょう。
ディーラーで車を購入するときに知っておくべきこと
ディーラーは特定のメーカーの指導に基づき、全国どの店舗でもメーカー基準を満たしたサービスを提供しています。車の購入が初めての方にはおすすめです。ディーラーで新車や中古車の購入を検討している人が注目したいポイントを2つ紹介しましょう。
新車購入時に付けられる「ディーラー保証」
「ディーラー保証」は、ディーラーで新車や中古車を購入した際に消耗部品以外の部品交換や故障などに関して無料で保証を付けられるサービスのことです。新車の場合は購入から3~5年間の保証が付き、中古車の場合は保証期間内か定められた走行距離内の条件で1~3年間の保証が付けられます。
契約したメーカーによって保証内容は変わりますが、保証は販売店の保証よりも充実しているケースもあり、購入した店舗以外でも同じメーカーのディーラーであれば修理が受けられる点がメリットです。
自動車保険の「ディーラー保険」
「ディーラー保険」は、ディーラーでメーカー独自のサポートが受けられる保険になります。たとえばパンク修理や軽度の損傷の修理を自動車保険で賄おうとすると、一般的に等級が下がることで翌年の保険料が上がってしまう可能性が高いです。ディーラー保険を使えば等級と保険料が変わることなく修理できる点が魅力です。
販売店を決めるポイント
価格が安い傾向があり店舗によって品質やサービスに差がある点が販売店の特徴ですが、よい販売店を見極めるポイントはどこにあるのでしょうか。車の購入は大きな買い物であるため、失敗しないよう慎重に店舗選びをしていきましょう。
真摯に対応してくれるか
車を購入する時にスタッフがどれだけ真摯に対応してくれるか、相談に乗ってくれるかも店舗選びのポイントです。車の機能、乗り心地、保険や税金などに関する相談、ライフスタイルやニーズを把握して最適な提案してくれるかなども重要となります。インターネット・SNSなどを使って、口コミや評判を確認してみることもおすすめです。
下取りや買取価格を説明してくれるか
ディーラーもサブディーラーも、下取りまたは買取価格を具体的な内訳金額と理由を合わせて提示します。利益を多く出すために手数料が高く設定していたなどトラブルにつながるケースもあるため、下取りでも買取でも価格についての説明を丁寧にしてくれる店舗を選ぶことが大切です。
トラブルなくスムーズで気持ちがよい取引ができるよう、不明確な点や疑問点があれば早めに確認しておくことをおすすめします。
中古車販売店を選ぶポイント
中古車を販売する店舗は数多くあり、何を基準に選べばよいのか迷っている人もいるでしょう。店舗選びを失敗しないためにはいくつかのポイントがあります。多くの店舗の中から自分にあった店舗を見つけるためにしっかりとポイントを押さえておきましょう。
取り扱い台数が多いか
新車の場合は自分の好みに合わせたカラー、機能などを選択することができますが、中古車では条件にあった車を見つけるために苦労することもあります。グレード、年式、走行距離など条件が車ごとに異なるため、より自分の条件に近い１台を探すためには、中古車の取り扱い台数が多い店舗を選ぶとよいでしょう
特に、安全装備などの機能、オプション、ボディカラーなどに条件がある場合には取り扱い台数が多いほうが選択肢も広がります。販売店のホームページには販売実績や取り扱い台数が掲載されている場合もあるため確認してみましょう。電話で希望の車種の在庫があるかを問い合わせてみという方法もあります。
点検をしっかりして結果も開示してくれるか
中古車の場合は、前の所有者がどれだけ大切に乗っていたのか、修理やメンテナンスをしてきたのか詳細は分からないことが多いでしょう。中古車選びのポイントは、販売店がしっかり点検をして、結果を開示し説明してくれるかどうかです。点検については、点検整備記録簿で確認することができます。点検整備記録簿を開示しない店舗は注意しましょう。
評判がよいか
サブディーラーは、ディーラーと異なり、サービスを独自展開しています。そのため、店舗によってサービスの質や安定性が異なる点が特徴です。サービス水準が均等なディーラーと違い、よい店舗もあれば残念ながら期待通りではない店舗もあるでしょう。サブディーラーを利用する場合には、事前に評判を確認することをおすすめします。
インターネットやSNSでの口コミ、実際に足を運んだ人の声などでお店の対応をチェックするなどして、サービスの質が高く評判のよい店舗を選びましょう。
まとめ
ディーラーはどの地域や店舗でも同水準のサービスやサポートが受けられるため、車の知識が少ない人や初めて車を購入する人におすすめです。車に詳しい人や価格重視の人はサブディーラーで購入するほうが、安く購入できる可能性が高まります。
中古車の購入では、取り扱い在庫台数が多い店舗を選ぶことも大切です。ネクステージでは国産車・輸入車ともに年間7万台以上の販売実績があります。取り扱い在庫台数も豊富で、全国各地域に店舗があるため在庫の取り寄せも可能です。車のご購入を検討中なら、ぜひお近くのネクステージ販売店へご相談ください。
