純正ナビvs社外ナビ!5つの選択ポイントで最適解を見つけよう
カーナビは、現代のドライブに欠かせない存在です。しかし、純正ナビと社外ナビのどちらを選ぶべきか、悩む人も多いのではないでしょうか。価格や機能、デザイン、使いやすさなど、考慮すべき点はさまざまです。
この記事では、純正ナビと社外ナビのメリット・デメリットを徹底比較し、最適なカーナビを選ぶためのポイントを解説します。
※目次※
・純正ナビは車両との一体感が高く、社外ナビは多様なニーズに応える豊富な選択肢が特徴。
・純正ナビと社外ナビには、それぞれ異なるメリット・デメリットがある。
・純正ナビと社外ナビの選択を判断する際は、5つのポイントをチェックしよう。
純正ナビと社外ナビの違いを理解しよう
カーナビ選びで悩むポイントのひとつが、純正ナビと社外ナビの選択です。両者には明確な違いがあり、それぞれの特徴を理解することが欠かせません。まずは、純正ナビと社外ナビの基本的な特徴や、違いについて詳しく解説します。
純正ナビの基本的な特徴
純正ナビとは、自動車メーカーが自社の車種専用に開発したカーナビゲーションシステムを指します。車両との一体感が高く、インテリアデザインに自然になじむのが特徴です。ステアリングスイッチとの連携や、車両情報との統合も実現されています。
ルート案内やVICS渋滞情報表示、音声案内などの基本機能の他、車両情報と連携して燃費情報や走行距離の表示、車両設定の変更なども可能な場合がある点が魅力です。
純正ナビは、車種ごとに最適化された設計がなされています。そのため、車体との相性が抜群で、運転中の操作もスムーズです。
ただし、機能や地図データの更新頻度、価格については、社外ナビと比較して検討が必要な点もあります。
社外ナビの基本的な特徴
社外ナビは、多様なニーズに応える豊富な選択肢が特徴です。純正ナビと比べて価格が手頃なものが多く、機能面でも幅広いラインアップがそろっています。
例えば、スマートフォン連携機能を搭載したモデルでは、スマホの地図アプリをナビ画面に表示したり、スマホから目的地を設定したりできるでしょう。
また、高音質再生にこだわったオーディオ重視タイプ、オフロード走行に役立つ情報を提供するオフロードナビ、トラック運転手向けの機能を搭載したモデルなど、ユーザーの細かなニーズに対応したモデルが存在するのも強みです。
社外ナビのメーカーには、アルパインやパイオニア、ケンウッドなどが挙げられ、それぞれ独自の特徴を持った製品を展開しています。社外ナビは多様性に富み、ユーザーは自身の用途・予算に合わせて最適なモデルを選択可能です。
純正ナビと社外ナビの主な違い
純正ナビと社外ナビの主な違いは、価格や機能、取り付け方法の3点です。
純正ナビは、車両との一体設計や高度な連携機能により、社外ナビよりも高価格帯に位置します。車両との連携に優れ、ステアリングスイッチ操作や車両情報表示などが可能です。車種専用設計のため、取り付けが容易で外観も美しく仕上がります。
一方の社外ナビは、競争原理が働き、比較的安価な製品が多く展開されているのが特徴です。汎用性が高く、スマートフォン連携や多彩なアプリ対応など、最新技術を取り入れやすい特徴を持ちます。汎用設計のため、取り付けに専用キットが必要になる場合も少なくありません。
純正ナビのメリット・デメリット
ここでは、純正ナビを選ぶ際の重要な判断材料となる、5つのメリットと4つのデメリットを解説します。また、純正ナビの最新機能や技術動向についても見ていきましょう。純正ナビが、自分のニーズに合っているかどうかを判断する材料にしてください。
純正ナビの5つのメリット
純正ナビには、以下5つのメリットがあります。
・車両との連携性が高い
・インテリアデザインに調和し、美観を損なわない
・メーカー保証が長い
・車両の査定時にもプラス評価となる可能性が高い
・安全装備と連携できる
純正ナビは、車両との連携性が高く、ステアリングスイッチでの操作や車両情報表示がスムーズです。また、安全装備との連携が強みで、駐車支援や死角検知など、運転をサポートする機能が充実しています。特に、車との一体感や安心感を得たい人におすすめです。
純正ナビの4つのデメリット
純正ナビには、以下3つのデメリットがあります。
・価格が高い
・車両の売却時に取り外しができない
・機能やデザインの選択肢が限られている
・地図データの更新が有料な場合がある
純正ナビは一般的に10万円~30万円程度と、社外ナビに比べて割高なことが少なくありません。車両の売却時に取り外しができないため、次の車に流用できない点も欠点です。
また、地図データの更新の際に都度数万円程度の費用がかかる可能性があります。最新の道路情報や施設データに対応できないケースもあるため、ナビゲーション機能が十分に活用できなくなる恐れがあるでしょう。
純正ナビは、最新の情報や機能、カスタマイズ性を重視するユーザーには不向きかもしれません。
純正ナビの最新機能と技術動向
近年の純正ナビは、ドライバーの利便性と安全性を高める方向に進化している傾向です。最新の純正ナビの多くは、高精細な大画面ディスプレイが採用され、視認性が大幅に向上しています。
また、音声認識技術の進歩により、より自然な会話でナビ操作が可能です。さらに、スマートフォンとの連携機能が強化され、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応する機種も増えています。
安全面では、先進運転支援システムとの連携が進み、ナビ画面上に車線逸脱警報や前方車両との距離警告などが表示されるものも少なくありません。AI技術を活用した渋滞予測や最適ルート提案など、より賢いナビゲーション機能も実現しています。
これらの最新機能は、純正ナビの魅力を高める一方で、価格上昇の要因にもなっているといえるでしょう。
純正ナビとの違いは?社外ナビのメリット・デメリット
次に、社外ナビの具体的なメリットとデメリットを見ていきましょう。社外ナビは、コストパフォーマンスの高さや豊富な選択肢などが魅力です。
一方、取り付けの手間や保証期間の短さなど考慮すべき点もあります。以下で詳しく比較し、自分に最適なカーナビを見つけるヒントにしましょう。
社外ナビの4つのメリット
社外ナビの主なメリットは、以下の通りです。
・価格が比較的安い
・汎用性が高く、車種を問わず使用できる
・選択肢が豊富
・カスタマイズ性が高い
純正ナビと比較して、同等以上の機能を持つ社外ナビを、より安価に入手できるケースが少なくありません。車を買い替えた後も同じナビを継続して使用でき、長期的なコスト削減につながります。
また、さまざまなメーカーから、多様な機能を搭載した製品が販売されているため、自分のニーズに合った最適なナビを見つけやすいでしょう。必要な機能だけを選んで導入でき、無駄のない効率的なナビ環境を構築できます。
社外ナビの3つのデメリット
社外ナビには、いくつかのデメリットも存在します。
・保証期間が純正ナビよりも短い
・取り付け工賃が発生する
・盗難のリスクがある
保証期間が純正ナビよりも短いことが多く、長期的な安心感では純正ナビに劣るでしょう。また、社外ナビは後付けとなるため、専門店での取り付けが必要です。取り付け工賃を含めると、純正ナビとの価格差が縮まることもあります。
ポータブルタイプの社外ナビは、簡単に取り外せる半面、盗難の標的になりやすくなるので適切な防犯対策が求められるでしょう。
純正ナビvs社外ナビ!カーナビ選びの5つのポイント
カーナビ選びでは、純正ナビと社外ナビの特性を理解し、自身のニーズに合わせた選択が重要です。ここでは、最適なカーナビを見つけるための、5つの重要なポイントを紹介します。それぞれの特徴を踏まえながら、以下の各ポイントをチェックしましょう。
【純正ナビvs社外ナビのポイント.1】予算と価格帯を考える
カーナビの選択において、予算は重要な要素です。純正ナビの価格帯は通常10万円~30万円程度で、社外ナビは5万円~25万円程度と幅広い選択肢があります。
予算を設定する際は、自身のニーズを明確にすることが大切です。基本的な地図表示や音声案内機能だけでよいのか、それとも高度な交通情報受信やエンターテインメント機能も求めるのかによって、必要な予算は大きく変わってきます。
限られた予算でも、機能と性能のバランスが取れたカーナビを選ぶことは可能です。安価なモデルでも、地図更新や交通情報受信に対応している場合があります。予算内で最も重要な機能を持つ製品を選ぶことが賢明でしょう。
将来的な使用も考慮に入れると、拡張性のあるカーナビも視野に入れるべきです。後から機能・アプリを追加できるモデルは、長期的に見ると経済的な選択となる場合があります。
【純正ナビvs社外ナビのポイント.2】必要な機能を見極める
カーナビの機能は多岐にわたるので、自分に本当に必要な機能を見極めましょう。ルート検索や音声案内、地図表示といった基本機能は必須です。渋滞情報を考慮したルート検索や、見やすい地図表示は快適なドライブに欠かせません。
近年注目されているのが、スマートフォンとの連携機能です。Bluetooth接続により、音楽再生やハンズフリー通話が可能になります。最新の地図情報や交通情報を、入手できる点も魅力です。
長距離運転時には、音楽や動画再生機能を重宝します。ドライブレコーダー連携機能や、高精度な測位システムなども、安全運転をサポートする便利な機能といえるでしょう。
【純正ナビvs社外ナビのポイント.3】車種との適合性を確認
カーナビを選ぶ上で、車種との適合性は忘れてはいけません。適合性の確認は、安全性と機能性の両面で重要です。
純正ナビは、その車種専用に設計されています。そのため、ダッシュボードにぴったりと収まり、車両システムとの連携も完璧です。
一方、社外ナビは汎用性が高く、多くの車種に対応していますが、取り付けには専用キットが必要なケースも少なくありません。多くのメーカーが車種別の適合表を公開しているので、車種との互換性を確認しましょう。
ただし、車種によっては、純正ナビしか取り付けられない場合もあります。特に最新の車種や高級車では、車両システムと密接に連携する純正ナビが不可欠なこともあるでしょう。
【純正ナビvs社外ナビのポイント.4】使いやすさと操作性をチェック
カーナビの使いやすさと操作性は、安全運転に直結します。純正ナビは、車種に最適化された設計により、直感的な操作が可能です。一方、社外ナビは多様な機能を搭載しているため、操作に慣れが必要な場合があります。
画面の見やすさも、重要なポイントです。高解像度のHDパネルや広視野角のIPS方式を採用したモデルは、鮮明で高コントラストな映像を実現します。
また、操作インターフェースにも注目しましょう。例えば、「おすすめモード」と「カンタンモード」のような複数の表示モードを搭載し、ユーザーの好み・習熟度に合わせて選択できる製品もあります。
音声認識機能や大きなボタン、シンプルなメニュー構成なども、使いやすさを向上させる要素です。実際に操作してみることで、自分に合ったカーナビを見つけられるでしょう。
【純正ナビvs社外ナビのポイント.5】アフターサポートを考慮
長期的な使用を考える上で、カーナビのアフターサポートも重要です。純正ナビは、メーカーによる定期的な地図データの更新サービスが充実しています。例えば、一部の自動車メーカーでは、新車購入後3年間は無償で地図更新を提供しているようです。
一方、社外ナビも多くの場合、地図更新サービスを提供していますが、更新方法や頻度はメーカーによって異なります。中には、オンラインでの更新に対応した製品もあり、最新の道路情報を手軽に入手可能です。
修理・交換に関しては、純正ナビは車両本体と同じディーラーで対応可能なため、一元的なサポートを受けられます。社外ナビの場合、専門店やメーカーサポートセンターでの対応となりますが、純正ナビに比べて修理コストを抑えられる場合もあるでしょう。
自分に最適な純正ナビ・社外ナビを見つけるには?
純正ナビと社外ナビはそれぞれに適した状況があり、車種や予算、求める機能によって最適な選択は異なるものです。最後に、純正ナビが適しているケースと、社外ナビが適しているケースを紹介します。自分に合ったカーナビを、選択する際のヒントにしましょう。
純正ナビが適している3つのケース
純正ナビが最適な選択となるケースは、主に3つあります。
・車内のインテリアデザインとの調和を重視する場合
・車両機能との連携を重視する場合
・長期的な安心感を求める場合
純正ナビは、車種専用に設計されているため、ダッシュボードに違和感なくなじみます。車両システムと密接に連動し、ステアリングスイッチでの操作や車両情報の表示など、高度な統合が可能です。
また、一般的に保証期間が長く、ディーラーでのサポートが受けられるため、故障時の対応にも不安が残りません。
社外ナビが適している3つのケース
社外ナビが最適な選択となるケースは、主に以下の3つです。
・コストパフォーマンスを重視する場合
・車内空間をすっきりさせたい場合
・音質にこだわりたい場合
社外ナビは、純正ナビに比べて一般的に安価で、ドライブレコーダーやETCなどの周辺機器も含めた総額を抑えられることが少なくありません。一体型のモデルも多く、限られたスペースを有効活用できます。
また、音質に特化したモデルも存在し、オーディオ機能を重視するユーザーにとって魅力的な選択肢です。ただし、車種との適合性や取り付け方法については、あらかじめ十分に確認しましょう。
まとめ
純正ナビは、車両との一体感や保証面で優れていますが、価格が高い傾向があります。一方、社外ナビは豊富な機能と手頃な価格が魅力です。
カーナビ選びでは、予算・機能・適合性・操作性・アフターサポートなど、5つのポイントを考慮しましょう。純正ナビと社外ナビのどちらを選ぶかは、個人のニーズや優先事項によって異なります。
車種や使用目的に合わせて、最適なカーナビを選択しましょう。
▼ライタープロフィール
鈴木祐貴
車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。
現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。
バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。
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