4人乗りできるオープンカーの特徴とは?ラインアップや選び方も◎
オープンカーは、ルーフ部分が開閉できる個性的な車です。2人乗りのコンパクトなボディが主流ですが、家族や仲間とドライブができる4人乗りモデルも販売されているため、その特徴を知りたい方も多いのではないでしょうか。
この記事では、4人乗りのオープンカーの魅力とおすすめの12車種を紹介します。それぞれの特徴やスペックを比較し、購入条件とライフスタイルに合う1台を見つけましょう。
※目次※
・4人乗りオープンカーは2人乗りよりもスペースが確保されているため、多くの人や物を乗せせられることが魅力。
・オープンカーを購入するときは、ルーフトップの形状や室内の快適性に加え、保証サービスをしっかり確認しよう。
・4人乗りオープンカーは輸入車からの選択になるため、購入予算や条件が合わない場合は中古車や2人乗りも検討しよう。
4人乗りオープンカーを選ぶ魅力とは?
オープンカーは2人乗りが主流ですが、近年は4人乗りモデルも増えており、家族や仲間とドライブができると人気を集めています。4人乗りを選ぶことで、セカンドカーとしてではなくメインとして使えることもメリットです。
ドライブがより楽しくなるオープンカーですが、注意点も存在します。まずは、4人乗りオープンカーの魅力と選ぶときの注意点を紹介します。
魅力はより多くの人数が乗れること
4人乗りオープンカーの大きなメリットは、2人乗りオープンカーにはない後席があることです。2人乗りのオープンカーはセカンドカーとしての利用が主流ですが、4人乗りオープンカーであれば人だけでなく物も乗せられるため、メインの車としても活躍します。
オープンカーならではの開放的な走りが味わえる点もメリットです。気持ちの良い風を浴びながら、いつもとは違うドライブを楽しめるでしょう。
後席の狭さやデザイン性は落ちてしまうことがある
ルーフの開閉が可能なオープンカーは、他の自動車と異なりルーフの格納場所が必要です。そのため、4人乗りオープンカーでもスペースの都合上後部座席が狭くなり、荷物が多い場合は使いにくさを感じる可能性があります。
また、屋根の解放時は、運転席や助手席には風を心地よく感じられる工夫が施されていますが、後部座席には風が強く吹き付けてくることもあります。
4人乗りに限らず、オープンカーは「雨の日に向かない」「直射日光が熱い」「騒音や排出ガスに弱い」「屋根の開放機能が故障しやすい」などのデメリットがあることを理解しておきましょう。
他にメインの1台がある場合は、併用することでオープンカーのデメリットとうまく付き合えます。
4人乗りのオープンカーを選ぶならトップも意識しよう!
オープンカー最大の特徴であるトップ(屋根)は、ソフトトップとメタルトップ(ハードトップ)の2種類です。素材や開閉方法、収納スペースなどに違いがあるため、利用目的や居住環境によって選びましょう。
ここでは、それぞれの特徴とメリット、注意点を紹介します。
軽快さを重視するならソフトトップ
軽量化や軽快さを重視するのであれば、屋根が幌(ほろ)になっているソフトトップがおすすめです。ソフトトップの開閉には手動と電動のタイプがあります。
手動タイプは座ったまま簡単に屋根をオープン状態にできること、電動タイプは幌の開閉に手間がかからないことがメリットです。
しかし、ソフトトップは湿気や油分、泥汚れに弱いため、雨の日の走行や経年劣化に気を付けなければなりません。専用の防水剤を使用し、日陰で乾燥させることが有効な対策方法です。定期的なメンテナンスを忘れないようにしましょう。
雨天時も心配ないのはメタルトップ
屋根が幌(ほろ)になっている「ソフトトップ」に対し、屋根が金属製のものを「メタルトップ」または「ハードトップ」と呼びます。
オープンカーに乗る際に気になるのは天候の変化ですが、メタルトップは急に雨が降ってきても安心です。最近のメタルトップは開閉や施錠が電動式になっているため、操作が簡単なこともメリットといえるでしょう。
また、防音・防犯・遮熱に優れており、トップを閉めれば一般の車と変わらない静粛性を発揮します。
しかし、メタルトップはソフトトップのようにコンパクトな折り畳みができません。後方に設けられた収納場所により、後部座席が狭くなるデメリットがあることを覚えておきましょう。
4人乗りのオープンカー12車種をピックアップ!
オープンカーは海外での需要が高く、国内で販売されているオープンカーの多くが輸入車です。爽快に走れるスポーティーなモデルや快適な室内空間を持つモデル、日常使いしやすいモデルなど、オープンカーにもさまざまなスタイルがあります。
ここでは、生産終了モデルも含めた12車種の4人乗りオープンカーと、それぞれの特徴を見ていきましょう。
メルセデス・ベンツ:Cクラス カブリオレ
メルセデス・ベンツ「Cクラス カブリオレ」は、2016年から2022年まで販売されていました。
最終モデルのラインアップは「C180カブリオレスポーツ」と、贅(ぜい)を極めた室内空間が楽しめる「C180カブリオレスポーツ レザーエクスクルーシブパッケージ」の2種類です。
ルーフには、優れた静粛性を実現する電動開閉式のアコースティックソフトトップが採用されました。時速50kmまでであれば、走行中でも開閉が可能です。
レーダークルーズコントロールやシートヒーターの他、Bluetooth接続やフルセグ視聴も可能な純正HDDナビなどを装備しており、長時間の運転も快適で季節を問わず外出を楽しめます。キーレスゴーのため、施錠開錠やエンジンの始動もスムーズです。
新車価格(税込み) |
- |
中古車相場(税込み) |
374万9,000円 |
(2024年7月時点の情報です)
(参考:『Cクラス(メルセデス・ベンツ)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
メルセデス・ベンツ:Eクラス カブリオレ
メルセデス・ベンツ「Eクラス カブリオレ」は、1991年から2023年まで販売されていました。Cクラスカブリオレ同様、電動開閉式のアコースティックソフトトップが採用されており、前席と後席の境がないウィンドウによる広い車窓が特徴です。
エアスカーフやフロントシートヒーティングを採用したコンフォートパッケージのため、寒い季節も快適にオープンエアドライブを楽しめます。ステアリングパドルシフトの素早いシフト操作により、車との一体感が得られる点も魅力です。
高回転まで吹け上がりの良い直噴ターボエンジンによって、国産車では味わえない爽快な走りを体感できます。ディストロニック・プラスやクリアランスソナー、360度モニターなどが採用されていることから、長時間の運転も快適な上、駐車もスムーズです。
2018年には、モーターと48V電気システムを搭載した「メルセデスAMG E 53 4MATIC+カブリオレ」も発売されました。
新車価格(税込み) |
- |
中古車相場(税込み) |
239万9,000円 |
(2024年7月時点の情報です)
(参考:『Eクラス(メルセデス・ベンツ)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
BMW:2シリーズカブリオレ
BMW「2シリーズカブリオレ」は、2015年から2021年まで販売されていました。最終モデルは「220i Luxury」「220i M Sport」の2つのグレードを展開しています。カブリオレならではの王道でスポーティーなビジュアルと、安定した走行性が特徴です。
コンパクトな車両にりりしいフォルムのエクステリアと、ラグジュアリーなインテリアを装備しています。トップを開けば豪華な空間を演出でき、閉じれば遮音性に優れた快適な車内に変化する点も魅力です。
新車価格(税込み) |
- |
中古車相場(税込み) |
298万9,000円 |
(2024年7月時点の情報です)
(参考:『2シリーズ(BMW)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
BMW:4シリーズカブリオレ
BMW 4シリーズのカブリオレは、迫力のあるキドニーグリルとシャープなヘッドライトが特徴です。ルーフにはアーチを描いて折り畳むソフトトップが採用され、優れた断熱性と静粛性を実現しています。
シートには上品な風合いのヴァーネスカレザーを採用しており、長距離のドライブでもリラックスできる優れた快適性が魅力です。
新車価格(税込み) |
760万円~1,146万円 |
中古車相場(税込み) |
在庫なし |
(2024年7月時点の情報です)
(参考:『4シリーズ(BMW)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
BMW:8シリーズカブリオレ
BMW 8シリーズ カブリオレは、アイコニック・グローを標準装備した先進的なフェイスが特徴の最上級モデルです。ルーフには、4シリーズ同様の断熱性と静粛性に優れたソフトトップが採用されています。
並外れた快適性と安全性を実現するマルチファンクションシートや、セレクターレバー・スタート/ストップボタンなどに施されたクラフテッド・クリスタル・フィニッシュの採用により、上質な室内空間を実現していることも魅力です。
新車価格(税込み) |
1,460万円~1.960万円 |
中古車相場(税込み) |
在庫なし |
(2024年7月時点の情報です)
フィアット:500C
フィアット「500C」は、フィアットならではの丸みのあるデザインが特徴です。インテリアにも丸を基調としたデザインが採用されており、座るたびにわくわくするようなコックピットに仕上がっています。
ベーシックモデルのボディカラーは、ホワイトやグレーの他に、500Cのデザインが映えるレッドやオレンジも選択可能です。
ソフトトップの開閉は、スイッチを押すだけで自動調整できます。もしもの事態に備えた安全装備も充実しており、快適に過ごせるフルオートエアコンやお出かけに便利なラゲッジルームも注目ポイントです。
2024年5月をもって日本仕様の生産は終了したため、正規ディーラーの在庫を購入するか中古車で探す必要があります。
新車価格(税込み) |
326万円~344万円 |
中古車相場(税込み) |
在庫なし |
(2024年7月時点の情報です)
(参考:『500C(フィアット)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ミニ:コンバーチブル
ミニ コンバーチブルは、クラシカルかつキュートなデザインのオープンカーです。
豊富なボディカラーに加えて、ドア・ミラー・キャップの色やソフトトップの素材もラインアップの中から選択できます。ホイールやシートも選べるため、さまざまな組み合わせを楽しめる点も魅力です。
ワンタッチで開閉可能なソフトトップは、時速30km以下なら約18秒で開閉できます。低い座面と軽快な走り心地により、ゴーカートに乗っているようなフィーリングを実感できるでしょう。
現行モデルのコンバーチブルは、JOHN COOPER WORKSシリーズのみの設定です。
新車価格(税込み) |
667万円 |
中古車相場(税込み) |
385万9,000円 |
(2024年7月時点の情報です)
(参考:『MINI(MINI)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
マセラティ:グランカブリオ
マセラティ グランカブリオは、トップクラスの機能性と快適性を兼ね備えた実力派オープンカーです。同乗者の乗り心地にも配慮されたイージー・エントリーシステムの採用により、オープンカーでは不便を感じやすい後部座席へのアクセスも容易にしています。
運転状況を常に監視し、ハンドリングとロードグリップを維持してくれるマセラティ スタビリティ プログラム(MSP)や、ブレーキアシスト機能を搭載していることも魅力です。
新車価格(税込み) |
3,120万円 |
中古車相場(税込み) |
在庫なし |
(2024年7月時点の情報です)
(参考:『グランカブリオ(マセラティ)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
アバルト:アバルト595C ツーリズモ
アバルト 595Cは、ロングツーリングに適した快適性を実現するICターボ付きの直列4気筒DOHC16バルブエンジンに、5ATを組み合わせています。ルーフは、電動ソフトトップです。
2023年3月に発売された現行モデル「695C ツーリズモ」は、エンジン出力を165PSから180PSまで向上させ、ダイナミックな走行を可能にしました。
新車価格(税込み) |
500万円(現行モデル) |
中古車相場(税込み) |
在庫なし |
(2024年7月時点の情報です)
(参考:『アバルト595(アバルト)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ランドローバー:レンジローバー イヴォーク コンバーチブル
レンジローバーイヴォークに設定されたコンバーチブルは、レンジローバーSUV初のオープンカーです。2016年~2019年まで販売されていました。
横長のヘッドライトとフロントグリルでワイド感のあるフェイスと、キャラクターラインからつながるような独特なスタイルが特徴です。ルーフには、防音仕様のZ型格納式ソフトトップが採用されています。
新車価格(税込み) |
- |
中古車相場(税込み) |
在庫なし |
(2024年7月時点の情報です)
(参考:『レンジローバーイヴォーク(ランドローバー)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
シボレー:カマロ コンバーチブル
シボレー カマロに設定されているコンバーチブルは、クーペタイプのカマロからルーフを切り取ったような流麗なボディラインが特徴です。カマロの伝統を受け継ぐ、モダンなデュアルエレメントデザインのテールランプも採用されています。
フロントスポーツバケットレザーシートやシートヒーター&ベンチレーションの装備により、車内空間の快適性も確保されました。
新車価格(税込み) |
778万円 |
中古車相場(税込み) |
在庫なし |
(2024年7月時点の情報です)
(参考:『シボレーカマロ(シボレー)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ベントレー:コンチネンタルGTC
コンチネンタルGTCは、大人4人が乗車できるスペースと十分なトランク容量を確保した快適性の高いオープンカーです。ルーフには4層構造のファブリック製ソフトトップが採用されています。
最高出力550PSのV8型ツインターボエンジンが搭載されたことにより、パワフルな走りが楽しめることも魅力です。ベースグレードの他に「コンチネンタルGTC AZURE」「コンチネンタルGTC S」「コンチネンタルGTC MULLINER」の全4種類から選べます。
新車価格(税込み) |
3,292万3,000円~4,205万3,000円 |
中古車相場(税込み) |
在庫なし |
(2024年7月時点の情報です)
選択肢を広げるなら2人乗りのオープンカーも検討しよう
オープンカーの購入を検討しているのであれば、4人乗りにこだわらず2人乗りのモデルもチェックしましょう。2人乗りでも快適に過ごせるスペースを確保しているモデルがあり、全体的に4人乗りよりも車体価格が安く設定されています。
ここからは、2人乗りの代表的なオープンカーを見ていきましょう。
メルセデス・ベンツ:SLC
メルセデス・ベンツ SLCは、パドルシフトを搭載したドライブが楽しくなるオープンカーです。2016年~2021年まで販売されていました。ルーフには、電動開閉式ハードトップ「バリオルーフ」が採用されています。
足回りに採用された純正18インチアルミホイールと9速ATにより、国産車とは一線を画した爽快な走りを楽しめることも魅力です。
ライト点灯時に浮かび上がるアンビエントライトは3色から選べるため、夜間走行時の室内の雰囲気を変えられます。
フルセグTVやBluetooth接続にも対応した純正ナビやシートヒーター、デュアルオートエアコンにより、快適な車内空間が確保されていることも特徴です。
新車価格(税込み) |
- |
中古車相場(税込み) |
365万9,000円~369万9,000円 |
(2024年7月時点の情報です)
(参考:『SLC(メルセデス・ベンツ)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
メルセデス・ベンツ:SL
メルセデス・ベンツ SLは、1989年に発売された最高級のロードスターです。2022年には「メルセデス AMG SL」に名称が変更されました。
旧モデルはルーフトップの濃淡をスイッチひとつで切り替えられる「マジック・スカイコントロール・パノラミックバイオルーフ」を搭載していましたが、新型は電動ソフトトップに変更されています。これにより、トランク容量の拡大や車両重量の軽量化が実現しました。
新型は、48V電気システムとBSGに直列4気筒エンジンを組み合わせたマイルドハイブリッド車です。座席も2+2(身長150cm以下のみ使用可)に変更され、大幅に進化しています。
新車価格(税込み) |
1,750万円~1,765万円 |
中古車相場(税込み) |
在庫なし |
(2024年7月時点の情報です)
(参考:『SL(メルセデス・ベンツ)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
メルセデス・ベンツ:SLK
SLCの前衛であるメルセデス・ベンツ SLKは、1997年~2016年まで販売されていました。2014年から標準装備されたレーダーセーフティパッケージやシートヒーター、自動防眩ミラーの装備により、安全性能と快適性能が大幅に向上しています。
パドルシフトや純正18インチアルミホイール、9速ATにより、スポーティーな走りを楽しめるのも魅力です。鍵を持っているだけでドアの開錠施錠やエンジンスタートができるキーレスゴーにより、ストレスなく乗り降りできます。
新車価格(税込み) |
- |
中古車相場(税込み) |
169万4,000円~245万9,000円 |
(2024年7月時点の情報です)
(参考:『SLK(メルセデス・ベンツ)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ポルシェ:ボクスター
ポルシェ ボクスターは、優雅なコーナリングやダイナミックな走りが楽しめるスポーティーなオープンカーです。エクステリアとインテリアには多彩なカラーが用意されており、自分好みにトータルコーディネートできます。
ワンタッチ式のソフトトップは、時速50km以下の走行中でもわずか9秒で開閉できるため、急な雨の際にも安心です。前後2カ所にラゲッジスペースが確保されていることから、オープンカーでは課題になりやすい積載量も優れています。
新車価格(税込み) |
968万円~1,301万円 |
中古車相場(税込み) |
在庫なし |
(2024年7月時点の情報です)
(参考:『ボクスター(ポルシェ)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
BMW:Z4
BMW Z4は、美しいフォルムが特徴的なオープンカーです。ソフトトップは、時速50km以下であれば走行中でも約10秒で開閉できます。
AI会話システム「インテリジェント・パーソナル・アシスタント」や「高速道路渋滞時ハンズ・オフ・アシスト」など、快適なドライブをサポートしてくれる機能を搭載しているため、運転が苦手な方にもおすすめです。
安全性能にも力を入れており、ユーロNCAP(欧州の自動車の安全性をテストする衝突安全試験)で最高評価を獲得しています。
新車価格(税込み) |
776万円~940万円 |
中古車相場(税込み) |
254万3,000円~522万9,000円 |
(2024年7月時点の情報です)
(参考:『Z4(BMW)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
アバルト:アバルト124 スパイダー
アバルト124 スパイダーは、サソリマークのエンブレムが印象的なオープンスポーツカーです。2016年-2017年の日本カー・オブ・ザ・イヤーでは、10ベストカーに選出されています。
1972年にマツダ ロードスターをベースに、エクステリアとエンジンをフィアットが担当しました。ロードスターよりもパワフルなエンジンを搭載しており、力強い走行感を楽しめます。
手動のソフトトップは、遮音性の高い2層構造のソフトトップが採用されているため車内も快適です。
新車価格(税込み) |
- |
中古車相場(税込み) |
339万9,000円~442万9,000円 |
(2024年7月時点の情報です)
(参考:『アバルト124 スパイダー(アバルト)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
国産車に4人乗りオープンカーはある?
輸入車ほど多くはありませんが、国産車にも4人乗りのオープンカーがあります。メンテナンス代などの維持費を考慮しても国産車のほうが安い傾向にあるため、輸入車と国産車のスペックを比較してから最適なモデルを探しましょう。
ここでは、国産4人乗りのオープンカーと選択肢の多い2人乗りのオープンカーを紹介します。
4人乗りはレクサスのIS Cのみ
国産車の4人乗りオープンカーは、2009年~2013年まで販売されていたレクサスIS Cのみです。ルーフは電動開閉式のメタルトップが採用されていることから、雨の日や日差しの強い日の走行も快適に過ごせます。
コンパクトに折り畳める3分割式ルーフのため、オープン時でも9インチのゴルフバッグが収納できるラゲージ容量を確保していることも魅力です。
ルーフの開閉に応じて、オートエアコンとオーディオをそれぞれ最適な温度・音量に自動調整してくれる機能も装備しています。
新車価格(税込み) |
- |
中古車相場(税込み) |
169万9,000円 |
(2024年7月時点の情報です)
2人乗りなら選択肢が広がる
2人乗りオープンカーであれば、マツダ「ロードスター」、ホンダ「S660」、ダイハツ「コペン」などの選択肢があります。ロードスターとコペンは現在も販売されており、最先端の技術を搭載したモデルが購入できるでしょう。
ロードスターは、ガラス製リアウインドー付ソフトトップを採用しています。S660のルーフは巻けるロールトップが採用されたことにより、フロントフード内にコンパクトにしまえることが魅力です。
コペンは、電動開閉式の樹脂製トップを標準搭載していますが、メーカーオプションによってカーボン調成型PVC貼付のルーフにも変更できます。
(参考:『IS(レクサス)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
4人乗りの中古オープンカーを探すポイント
オープンカーは普通自動車とは異なる形状のため、中古車を探す際にはルーフの状態やシートの劣化状態など、さまざまなポイントを念入りに確認する必要があります。
特に4人乗りオープンカーはほぼ輸入車となるため、購入後のメンテナンスや修理代に注意が必要です。購入前には4人乗りオープンカーならではの注意点を確認するようにしましょう。
修復歴を確認しよう
最も確認しておきたいポイントは修復歴です。修復歴とは、車の骨格を担うパーツを修復した車のことを指します。
修復歴がある車は、真っすぐ走れなかったり、エンジンに不具合が起こったりする危険性があるため注意が必要です。不具合が起きた箇所によっては多額の修理費用がかかります。不具合による事故のリスクを下げるためにも、修復歴はしっかり確認しましょう。
外装と内装を確認する
オープンカーはルーフ開けて走行するため、シートの変色や劣化は念入りにチェックしましょう。シートがどのように変色しているかで、経年劣化なのか水没履歴があるのかも確認できます。
電動開閉式のルーフが採用されているオープンカーは、しっかりと自動開閉できるかどうかの確認も必要となります。ルーフの開閉部分は、オープンカーの中でも不具合が出やすい部分です。ソフトトップの場合は、幌の汚れや破れなどもチェックしましょう。
店舗選びも意識する
輸入車を購入する場合は、店舗選びも大切です。同じ車種の中古車でも販売価格や保証サービスは店舗によって異なるため、輸入車に対する保証サービスの内容と保証年数を調べた上で購入する店舗を選びましょう。
また、輸入車は国産車に比べて故障しやすい傾向にあります。中古車を購入する場合は、メンテナンスされた車を選ぶことも大切です。他にも、試乗ができるか、諸経費が明確に提示されているかなどもチェックしましょう。
PR魅力的なオープンカーを探す
まとめ
爽快な走行を楽しめるオープンカーは国産モデルが少なく、選択肢の多くが輸入車です。セカンドカーではなくメインとして使える4人乗りとなると、現行モデルでは輸入車しか選べません。
4人乗りオープンカーは走行性能や安全性能が高く快適に過ごせますが、その分車両価格は高額になりやすいため、選択肢を増やすのであれば2人乗りも検討しましょう。
店舗選びや車両選びをしっかりすれば、品質の良い中古車にも出会えます。さまざまな車種を比較し、条件に合う1台を見つけましょう。
よくある質問
Q.オープンカーは最大何人乗りですか?
A. オープンカーの最大乗車人数は5人までです。ただし、全ての5人乗りオープンカーで快適に5人が乗れるわけではありません。 屋根を収納するスペースの影響で、後部座席の居住性が制限される場合が多いため、大人5人での長距離ドライブには適さないことがあります。特に電動ルーフのモーターが設置されている車種は、後部座席のスペースがより制限される可能性が高いでしょう。
Q.オープンカーの乗車定員は何人ですか?
A.オープンカーの一般的な乗車定員は2人乗りと4人~5人乗りの2タイプが主流です。2人乗りは十分なスペースがありますが、4人~5人乗りの場合は開閉式ルーフの機構により、後部座席が窮屈になることがあります。 車種によっては後部座席の背もたれが直立気味になっているものもあるため、試乗してから購入を検討するのがよいでしょう。
Q.オープンカー手入れはどのようにしますか?
A.オープンカーの手入れで重要なのは、ソフトトップの清掃です。定期的なメンテナンスには専用のカーシャンプーを使用するのがベストですが、頑固な汚れや油汚れの場合は水で薄めた中性洗剤で優しく洗い流します。 ただし、シンナーやガソリン、アルコール、塩素系漂白剤の使用は避けましょう。これらの強い薬品は幌(ほろ)の素材を傷め、硬化やシミ、光沢ムラの原因となってしまう恐れがあります。
▼ライタープロフィール
中村浩紀 なかむらひろき
クルマ記事に特化したライター
現在4台の車を所有(アルファード・プリウス・レクサスUX・コペン)。クルマ系のメディアでさまざまなジャンルの記事を執筆し、2024年1月までに300記事以上の実績をもっている。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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