車選びで後悔しないために!迷わないためのチェックポイント
車を購入するタイミングは人それぞれですが、いざ車選びをする際には「何を基準に選べば良いのか」「この車種で良いのか」「新車が良いのか、それとも中古車が良いのか」など、さまざまことで迷うものです。一生の中でも高い買い物の1つにあげられる車の購入。だからこそ、車選びで後悔しないために、いくつかのチェックポイントを確認しておきましょう。
今回こちらでは、車選びを始める前に知っておいて欲しいチェックポイントをご紹介します。
※目次※
・車の用途と予算をはっきりすることから始めよう!
・どのような車種が運転しやすいかを知り、メーカーや車種を複数比較しよう!
・新車を買うか中古車を買うかを決めるには、それぞれのメリットとデメリットを知ることが一番!
用途と予算をはっきりさせる
車を購入するにあたり、車の使用用途と予算をはっきりさせましょう。使用用途と予算をはっきりさせることは、車選びの第一歩です。
用途にあった車選びをする
車の使用用途は、自分の生活スタイルによって変わってきます。車の使用用途は、車を購入しようとしたきかっけでもあるでしょう。用途にあった車選びをすることは、その後のカーライフに関わる大切なことです。
車の種類を用途別に解説
車は大きく分けて6種類あります。それぞれの車種を用途別に、特徴も踏まえて解説します。
・ミニバン
ミニバンは日本で大人気の車種です。アメリカのフルサイズのバンと比べて一回り小さいワゴンタイプであることから、「ミニ」という言葉が付いているとされています。ミニバンは、ワンボックスカーにエンジンルームが付いた形状のため、「1.5ボックスカー」とも呼ばれます。
ミニバンは構造的に運転席の位置が高いので、運転中の視界が広いことで見通しも良く、周りの状況が見えやすいため、危険を回避しやすいといえます。
ミニバンには7人乗りと8人乗りがあります。広々とした室内の3列シートは、シートアレンジすることで荷物をたくさん乗せることもできます。仲間たちとのお出かけや、荷物が多いキャンプ。また、サーフボードやスキー板を乗せたり、マリンスポーツやウインタースポーツのようなレジャーを楽しんだりするなどの使用用途であれば、ミニバンが向いています。
・SUV
SUVとは、Sports(スポーツ)Utility(ユーティリティ)Vehicle(ビークル)の略。つまり、スポーツ性に優れていてアウトドアレジャーを含むさまざまな用途に使用できる万能車という意味です。
SUVは同じクラスのエンジンと比較しても馬力があるため、オフロードでもオンロードでも安定した走りを楽しむことができます。トランクスペースが、荷物の積み下ろしを容易にできる位置になっているため、腰に負担がかからないというメリットもあります。
街乗りがメインでSUVのデザインが好きな方は、オンロードでの走行性と快適性能をアップさせた「クロスオーバーSUV」を選ぶのも良いでしょう。また、悪路や雪道を走る際の安定感を重視するのであれば、オフロード性能が優れ得たSUVが向いています。
・セダン
セダンは、人が乗るスペースと荷物を乗せるスペースが独立している車で、運転席と助手席、後部の左右にドアのある4ドアタイプがほとんどです。人が乗るスペースと荷物を乗せるスペースが独立していることで、乗る人の快適性が重視された設計となっています。
高級車のラインアップが多いことも特徴で、運転をする自分はもちろんのこと、助手席の同乗者を快適に乗せたいと思う方に向いています。また、自動車教習所での教習者がセダンであることも多いので、初めてハンドルを握った車がセダンだったという方も多いでしょう。そのため、「練習で乗り慣れているから」という点もセダンを選ぶ理由になります。
・スポーツカー
スポーツカーの醍醐味は、なんといっても鋭い加速感。重心が低く、高い安定性能があることもメリットです。スポーツカーから醸し出される存在感は、街中で羨望の眼差しを受けることでしょう。スポーツカーは愛好家によるオーナーズクラブの活動も盛んなため、走行会やツーリング企画など、活動を通して世代を超えた人との交流があります。
愛好家同士の交流は、思う存分に好きな車の話ができるだけでなく、車の情報交換の場にもなります。
走りを重視した設計のため、4~5人乗りであっても、後部席は狭く実質的には2人乗りが一番快適と言えます。そのため、スポーツカーは1人または2人で走りを楽しみたいという方に向いている車です。
・コンパクトカー
乗用車と比べると一回り小さいコンパクトカー。コンパクトカーは軽自動車と混同されがちですが、排気量が1000cc~1500ccの車で軽自動車とは異なります。軽自動車との大きな違いは最大乗員数で、軽自動車は4人なのに対してコンパクトカーは基本5人乗りです。
コンパクトカーはその名の通りコンパクトであることから、運転がしやすく運転に自信がない人にもおすすめです。
コンパクトカーが向いている人は、5人乗りで軽自動車よりもパワーが欲しい人といえます。また、性能や快適性が重視されたことで軽自動車の価格設定が上がっていることもあり、「軽自動車が安い」というわけではなくなっています。そのため、費用で車選びを迷っているのならば、コンパクトカーを視野に入れると良いでしょう。
・軽自動車
軽自動車の最大のメリットは、維持費の安さです。軽自動車税や車検時に納付する自動車重量税が、普通自動車に比べて安く設定されている上に、車体の重量が軽いため、燃費も比較的良いこともメリットです。さらに小型であることから小回りが利くため、運転免許証を取得したばかりの方や運転が苦手な方にとっては車幅感覚がつかみやすいといえます。
また運転がしやすいということも選ばれる理由です。軽自動車は車体自体のサイズが小さいこともあり、場所を取らず、狭いスペースにも駐車できること、狭い道路も通れることから、日本の住宅事情や交通事情に合っているといえます。
車体のサイズから「軽自動車は室内が狭い」というイメージがあるかもしれませんが、最近は室内が広くなるよう設計されています。シートアレンジも豊富な車種が増えているため、シートをスライドしたりリクライニングしたりと、アレンジ次第では車中泊もできるほどです。
実用的でコストパフォーマンスが高い軽自動車ですが、軽自動車の最大乗員数は4人までと決められているため、車に乗る人数で軽自動車に絞ることもできます。また、使用用途を通勤や近所への移動手段とする人にとっても軽自動車は向いています。
車の予算は年収も考慮する
車の購入予算を考える際には、自身の年収も考慮しましょう。車の購入予算と年収の関係は、車を購入するときにだけ関わる話ではなく、その後の生活にも大きく影響します。年収を考慮すると一言で言っても、一括で購入するのか、分割払いで購入するのかでも変わってきます。
一括で購入する場合は、預貯金を支払いに充てるため無理のない範囲であれば大丈夫です。ただし分割払いするのであれば、月々の返済額が家計を圧迫しないようにしなければなりません。
車の購入予算は、分割の場合年収の5割程度だと一般的に言われています。年収の7割や8割を超える金額を車の購入予算とした場合、生活を切り詰める必要が出てくる可能性があります。
車の予算は維持費も考慮する
車の予算を考える際には、車を購入後の維持費も考慮しましょう。車は購入時以外にも維持をするために費用がかかります。自動車税、自動車重量税、自賠責保険、任意保険、車検代、ガソリン代、メンテナンス代が維持費と言えます。
自動車税は自宅に納付書が送付され納付、自動車重量税と自賠責保険は車検の際に車検代と一緒に納付するのが一般的です。走行すればするほど、必要となるガソリン代はイメージしやすいでしょう。メンテナンス代は、定期的に交換する必要のあるタイヤやオイル、ワイパーゴムなどの消耗品の費用や工賃が該当します。
メンテナンス代は、走行距離に関わらず経年劣化するものもあるため、車を走らせなければかからないというわけではありません。
装備やグレードで価格が大きく異なる
車の予算を考える際には、車の装備やグレードで価格が大きく異なることを知っておきましょう。車の装備やグレードは、各自動車メーカーによってさまざまです。
ある自動車メーカーでは標準装備のものでも、他の自動車メーカーではオプション装備であったり、同じ装備でも名称が異なったりすることもあります。同一車種であれば、グレードによって装備が異なるものもあります。基本的にグレードが上がれば価格も上がります。装備もたくさん付ければそれだけ価格に反映されます。
また、低いグレードでは選べないオプション装備もあります。必要な装備は乗る人によっても変わってきます。また、車の使用用途でも変わります。装備の名前を聞いただけではどのような装備なのかわからないものも多いでしょう。不要な装備は宝の持ち腐れです。そのようにならないためにも、何が自分に必要なのかをしっかりと考える必要があります。
新社会人の車選びで予算に関する注意点
20代である新社会人の自動車保険料は高い、ということをご存知でしょうか。自動車保険には保険会社によっても異なりますが、保険料の年齢区分が設定されています。多くの自動車保険の会社の年齢区分は「全年齢補償」「21歳以上補償」「26歳以上補償」「30歳以上補償」「35歳以上補償」と設定されています。
例えば、高校卒業後すぐに新社会人となり、車を購入し保険に入るとします。その場合は、21歳未満のため「全年齢補償」を選択しなければなければなりませんが、保険料が安くなるからと「21歳以上補償」を選択し契約を結んだとします。その場合、運転をして万が一交通事故を起こしたとしても補償されません。
大学を卒業して新社会人となった人は「21歳以上補償」の区分ですが、21歳~25歳は運転免許証を取得して間もないということもあり、交通事故を起こすリスクが高い年齢という位置づけとなります。そのため、保険料も高く設定されています。
どのような車が運転しやすいのかを知る
どのような車が運転しやすいのかは、人それぞれです。しかし、共通して言えるのは車のサイズ感でしょう。運転免許証を取得するための実技をパスしたといっても、車の運転には慣れが必要な場面がたくさんあります。
例えば、縦列駐車は教習場での練習のようにはいかない場合が多いです。運転免許証を取得して何年経っても、縦列駐車だけは苦手なままだという人も多いでしょう。そのような人には、バックモニター付きの車が運転しやすいといえます。フロントは目視で確認できてもバックは目視が難しいため、バックモニターはとても便利です。
縦列駐車だけでなく、通常のバック駐車の際にも大活躍します。
運転席の位置が高い車も、視界が広がり運転しやすい車だといえます。道路の状況が把握しやすいことは、安全にもつながります。夜間の運転では、対向車のライトをまぶしいと感じることが少ない点も、運転席の位置が高い車が運転しやすいと思えるポイントです。
メーカーや車種を複数比較して特徴を知る
自動車メーカーごとやそれぞれの車種を比較することで、特徴を知ることができます。何においてもいえることですが、比較することによって見えてくるもがあります。知識がないものだからこそ、複数を比較することが大切なのです。
メーカーや車種は複数比較するようにする
自動車メーカーにはそれぞれ特徴があります。もちろん車種ごとにも特徴があります。複数を比較するには時間と手間がかかりますが、その時間と手間を惜しまないことが、あなたの車選びを成功に導いてくれるでしょう。
各自動車メーカーの特徴
国内の各自動車メーカーの特徴を見てみましょう。各自動車メーカーの特徴を知ることは、車選びの参考にもなります。
・トヨタ
日本国内の人気はさることながら、世界的にも支持されているトヨタ。ミニバンやSUVが人気です。トヨタは安心安全な車づくりからライフスタイルの提案まで、豊かな社会実現に向けたさまざまな取り組みを行っています。
・日産
日産は一言で言い表すならば、「技術の日産」です。日産では、高級車を中心にハイブリッドが展開されています。電気自動車にも力を入れています。
・ホンダ
ミニバンのイメージが強いホンダですが、普通車だけでなく軽自動車にも力を入れています。ハイブリットカーの開発にも積極的です。ホンダは、「パワー」「レスポンス」「出力密度」をエンジンのコンセプトとして、こだわりを持っています。
「パワー」は速さ、「レスポンス」はアクセルを踏む右足と車が一体化したような反応、「出力密度」は同じだけの出力を出すのにどれだけ小さなエンジンで達成できるかという意味です。
・三菱
軽自動車からトラック、さらにはバスまでフルラインアップの三菱。三菱は1966年から電気自動車の開発をスタートし、業界でいち早く市販化に成功しました。
・マツダ
デザインはエレガンスを追い求め、コクピットは常に人と車がつながりあうためのドライビングポジションを追求し、全てのグレードにおいて先進安全技術を標準装備し、理想的な車づくりに挑み続けるマツダ。
・スバル
スバルは、お客様の豊かな人生に寄り添う、パートナーのような存在でありたいと考え、「人」を中心とした車づくりをしてきました。そのために、あらゆる場面で人を守れるようにと、安全性能を磨き続けています。これは、スバルの前身が航空機メーカーであったことが原点となっています。航空機は、操作のミスが大事故につながります。
そのため操縦する人が的確な操作を行えるように、「人」を中心とした設計が求められました。
・スズキ
軽自動車のイメージが強くラインアップも豊富なスズキですが、比較的手ごろな価格帯で個性的な普通車のラインアップも豊富です。国内だけでなく、世界各国で生産・販売をする中でも、「ものづくり」にかける情熱を忘れていません。
・ダイハツ
日本の自動車メーカーの中では、最も歴史を持つ会社であるダイハツ。ダイハツグループは「Light you up」をスローガンにかかげ、全国各地で地域ごとに取り組みを展開しています。1960年にトヨタとの業務提携を結び2016年には全額出資を受け完全子会社となりました。
新車を購入するか中古車を購入するかを決める
車を購入するうえで、新車を購入するか中古車を購入するかを決める際に迷うこともあるでしょう。新車のメリットとデメリット、中古車のメリットとデメリットをそれぞれ見てみましょう。
新車のメリットとデメリット
新車のメリットは、自分の好きなようにオプションを付けてカスタマイズできること。内外装に関しては、ファーストオーナーであるため綺麗です。新車のデメリットは、購入時の価格が高い点と、納車されるまでの期間が長い点です。
中古車のメリットとデメリット
中古車のメリットは、前オーナーがこだわった車に安く出会えること。限られた予算であっても、年式や走行距離によって価格が左右される中古車は、条件さえ合えば新車では乗れない憧れの車に乗ることができるのです。中古車のデメリットは、車のコンディションがわかりにくいという点です。前オーナーの乗り方やメンテナンス状態でコンディションが大きく変わります。そのため、中古車を購入する場合は信頼できる大手の業者で購入することをおすすめします。
新社会人や初めての車選びには中古車がおすすめな理由
新社会人や初めての車選びをする人には、中古車がおすすめです。運転の技術が向上するまでは、キズやへこみを付ける可能性が高いため、中古車の中からお気に入りの1台を見つけてはいかがでしょうか。
まとめ
人生を楽しむための要素の1つともいえる車選び。デザインや予算の都合など、どれがよいのか迷うものです。何年も乗り続ける車ですから、「思っていた車と違った」「維持費が大変」など、車選びで後悔しないためにも、選ぶときのポイントをしっかりとおさえ、自分に合った1台を見つけましょう。
ネクステージではさまざまな車をご用意しております。ぜひ一度ご相談しにきてください。