中古車購入時の内金・頭金・手付金の違いとは?相場やキャンセル時の対応も解説
中古車を購入する際は、先に一定額を支払うことで購入しやすくなります。このような代金は「内金」「頭金」「手付金」といった3種類に分類されますが、これらの違いをご存じでしょうか。
本記事では、中古車購入時における内金、頭金、手付金の違いや、それぞれの扱い方をご紹介します。「3つの中からどの代金を支払えばいいのか」または「どのような目的でいくら支払えばいいのか」といった疑問もきっと解決するでしょう。ぜひ参考にしてください。
※目次※
3.中古車購入時は内金よりも手付金や頭金の相場を把握しよう!
5.内金や手付金を支払う前に中古車購入時のポイントを確認しよう
・車の購入費用の一部を支払う内金。ローンの一部を先払いする頭金。購入予約して商品を抑えてもらうために支払う手付金。それぞれの違いを理解しよう。
・実際は内金よりも手付金を利用する場合が多い。手付金の相場は車体価格の1割が一般的。
・内金や手付金はキャンセル時に返金されないことが多い。信頼できる業者でニーズに合った車を購入しよう。在庫が豊富なネクステージなら手付金なしでも安心して購入できる。
中古車購入時に払うお金はどれ?内金・頭金・手付金の違い
中古車購入時には、前もって内金、頭金、手付金のどれかを支払う場合があります。これらは「購入契約を了承してもらうため」「購入したい車を確保してもらうため」といった目的で使用されますが、3つの違いをご存じでしょうか。まずこの項目でそれぞれの概要を確認しましょう。
車の代金の一部を先に支払う「内金」
内金は、購入契約にあたって車の代金の一部を先に支払います。そのため、後の支払い額は購入総額から内金を差し引いた金額です。
内金を支払った時点で、その車の購入契約は締結されます。よって、支払い後に別の車が欲しくなったという場合も、簡単に契約解除することはできません。購入する意思が固まった際に前もって支払うものと認識しておきましょう。
ローンを組む場合に一定額先払いする「頭金」
頭金は、カーローンを組む場合に先払いする金額です。頭金は必須というわけではありません。しかし、中古車のローンには利用者の返済能力を判断するための審査があります。
収入や勤続年数などを基準とするため、人によって審査に通りにくい方もいるでしょう。そのような場合に頭金として一定額を支払うことで、審査に通りやすくなるのです。
頭金で支払った額はローン全体の借入額から差し引かれるため、損はありません。むしろ借入額には利息がかかるため、頭金を支払った方が返済額はお得になります。
車を予約するために支払う「手付金」
欲しいと思った車が見つかったとしても「リアルタイムで予算が足りない」「他の車も見た上で検討したい」という場合もあるでしょう。このような場合に手付金は使用されます。
手付金は、目的の車を購入する意思があることを示すための金額です。担保として手付金を支払うことで、店舗側は他の人に売ることなく一定期間確保してくれます。
内金とは異なり、手付金は購入代金とは別に支払うものです。手付金の内容によっては無償でキャンセルもできます。
中古車購入時は内金よりも手付金を払う場合が多い!
実際は、内金よりも手付金を払う機会の方が多い傾向にあります。しかし、手付金にもいくつか種類が存在することをご存じでしょうか。
購入をキャンセルした場合に生じる義務もそれぞれ異なるため、手付金を利用する場合はどの種類に該当するのかを理解したうえで支払うことが重要です。この項目で3つの手付金の概要を見ていきましょう。
契約の証明となる証約手付
証約手付とは、売買契約が成立したことを証明するための手付金です。買主から売主に対して支払われます。種類のひとつとして分類されていますが、内容は単なる契約成立の証明という最も基本的な手付金です。ほかの2種類にも証約手付金と同様の意味が含まれています。
条件を満たせば解約できる解約手付
解約手付とは、売買契約を解約する場合に支払います。つまり、手付金を支払えば売買契約が成立した後でもキャンセルが可能です(解約出来るのは相手方が契約の履行行為をするまでに限られる)。
解約手付はまず契約時に買主から売主に支払いますが、解約した際の支払い義務は双方に課せられます。そのため、買主の事情で解約する場合は支払った金額がそのまま没収され、売主の事情で解約する場合は手付金の倍額を買主に支払うという仕組みが基本です。
契約違反の際に違約金として没収される違約手付
違約手付は、契約違反した場合に支払う手付金です。買主と売主のどちらかに契約違反があった場合、違反をした側に支払いの義務が生じます。違約をした際の罰金と考えていいでしょう。この時、違約手付は損害賠償金とは別に徴収されます。
中古車購入時は解約手付が一般的
このように3つの手付金が存在しますが、中古車購入においては基本的に解約手付として扱います。店舗側も解約手付の意味で「手付金」と略称するかもしれません。
ただし、認識に差異があると後のトラブルにつながる可能性もあります。手付金を支払う際は、購入者と店舗側で手付の役割や契約内容の理解を共有しておきましょう。
中古車購入時は内金よりも手付金や頭金の相場を把握しよう!
それでは中古車購入時にはどの程度の金額を支払うのでしょうか。内金、頭金、手付金それぞれで内容も異なるため、支払う金額にも違いがあります。特に購入時の手付金とローン利用時の頭金の相場を理解しておくことが重要であるため、この項目で見ていきましょう。
頭金は購入者が決められる場合が多い
頭金の相場は2割~3割が目安ですが、多くの場合において購入者が任意で金額を決められます。ただし、頭金はローンの審査に通りやすくすることが目的です。頭金が多いほど審査に通る確率も上がるでしょう。
ローンを利用する以上、高額をまとめて用意することは難しいかもしれません。ただし、利息がかかる借入自体を減らせるというメリットのほか、借入先によって頭金の下限が設定されている場合もあります。支払年数や金利も考慮しつつ、無理のない範囲で多めに用意するといいでしょう。
内金は扱い次第で相場も変わる
内金は「契約成立を示すために購入費用の一部を支払うもの」、頭金は「ローン審査に通りやすくするために借入額の一部を支払うもの」という違いがあります。しかし、どちらもいずれ払う代金の一部を支払うという点は同様です。
内金は頭金として利用される場合もありますが、業者によって明確にされていない場合もあるでしょう。そのため、解釈によって相場も変わります。内金として扱うと解約は基本不可能であるため、店舗に確認しておくことが重要です。
手付金の相場は最低1万円から
手付金は車体価格の1割程度が一般的です。しかし、実際は現金を持っていない場合も多いため、最低1万円~可能な限り支払うという傾向にあります。
また、手付金を支払ったからといって店舗側もいつまでも確保しておくわけにはいきません。手付金を支払ってから数週間後には購入することを前提として、無理のない範囲で支払いましょう。
中古車の購入をキャンセルしたら内金や手付金はどうなる?
一度購入を前提として内金や手付金を支払ったとしても「他に欲しい車がみつかった」「購入資金が用意できなかった」といった理由で、キャンセルするケースもあるでしょう。この場合、支払った金額はどのように処理されかご存じでしょうか。ここで詳細を解説しますので、ぜひ手付金などを支払う前にご覧ください。
内金の場合
内金は既に購入契約が成立してから支払うケースが多いため、多くの場合キャンセルや返金は不可です。頭金も同じような扱いとなることが多いため、支払う際は意味を明確にしておきましょう。
手付金の場合
手付金は、支払っていてもキャンセル可能な契約です。基本的に手付金を放棄することによりキャンセル扱いとなりますが、契約内容によってさらに金額を上乗せしなければならない場合もあります。一方で、そのまま購入した場合は手付金は内金のように車の購入費から差し引かれるでしょう。
ただし、これは先述した解約手付の条件を満たす必要があります。中古車の購入において解約手付であることはほぼ共通認識ですが、念のため支払う前に手付金の種類を確認しておきましょう。
内金や手付金を支払う前に中古車購入時のポイントを確認しよう
キャンセルした場合、多かれ少なかれデメリットが生じます。車を購入することを確信したうえで、内金や手付金を支払うことが望ましいでしょう。
これらを支払う前に、正しく中古車を選ぶことが重要です。ここで中古車購入時に注意すべきポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
車の状態を確認してニーズに合った車を選ぶ
購入車を決める際は、基本的に実車を見ることが可能です。内外装の汚れ、傷、凹みや修復歴の有無から、車の状態を確認しましょう。可能であれば、試乗してエンジン音や車内装備(エアコンやカーナビなど)の動作も確認しておくことをおすすめします。
また、ニーズに合った車選びも重要です。性能の新しさを求めるなら年式、長く利用するつもりであれば走行距離を重視して選ぶといいでしょう。必要以上に高いグレードではなく、自身が求めるスペックを満たしているかという点が重要です。
購入後の維持費も考慮する
車は支払い価格だけでなく、購入後の維持費も重要となります。主な維持費は、ガソリン代や重量税や自賠責保険料も含めた車検費用などです。
購入時の価格が安くても年式が古く劣化が激しい車はメンテナンスや故障も多いため、維持費が高くなってしまうでしょう。結果的に損になる可能性もあるため、品質と価格のバランスがいい車選びが重要です。
維持費を抑えるのであれば軽自動車を検討しましょう。本体価格も他の車種より安価であるため、費用全般を抑えることができます。
安心して利用できる業者を選ぶ
扱う車の数や品質は販売店に依存します。そのため、理想の車を手に入れるには店舗選びも重要です。
品揃えが豊富な店舗はその分選択肢も増えるため、好みの車を見つけやすくなります。また、自身が感じたスタッフの対応や口コミから信頼できる店舗かどうか判断しましょう。さらにアフター保証が充実していれば購入後も安心できます。
ネクステージなら焦らず選べる!
中古車を購入する際は、中古車販売店のネクステージをご利用ください。経験豊かなスタッフが、理想のカーライフの実現をお手伝いいたします。この項目でネクステージの魅力ご紹介しますので、ぜひ店舗選びの参考にしてください。
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まとめ
中古車購入時における内金、頭金、手付金はそれぞれの意味合いが異なるため、どの役割を持って支払うのか理解しておくことが重要です。いずれにしても自身の都合でキャンセルすると損になる場合が多いため、購入する意思を持ったうえで使用しましょう。
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