無職の車購入はローン審査は難しい?買ってもらうなら税務署に申告が必要?
車を購入する際は支払う金額も高額であるため、キャッシュで支払える人はそれほど多くありません。しかし、現金ではなくローンを組んで車を購入したい場合は、審査に通ることが条件となります。
そのため、毎月安定した収入を継続して得られている方であればローンが組めることは想像できますが、無職の場合ローンを利用することは難しいのでしょうか。この記事では、無職であってもローンを組める場合と車を購入する方法について紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
5.無職でも購入しやすい価格帯のおすすめ車種【110万円以内】
・無職が車を購入するのは難しいが、家賃収入や同居する家族が安定的な収入を得ている場合は審査が通りやすい
・名義貸しや他人名義の車に乗ることは犯罪やリスクが大きいので控えよう
・110万以下の車を購入するならネクステージへ。ローン審査や贈与に関して相談に乗ります。
無職が車をローンで購入するのは難しい!
車は生活の中で欠かせない存在であり「生活の足」として日々利用している方も多くいます。非常に高い利便性を持つ車ですが、仕事をしていない方や定年退職となり仕事を辞めてしまった方が車を購入したいと考えていると、ローンが通らないのではないかと心配になることがあります。
ここでは無職がローン審査が難しい理由についてまとめましたので、以下から確認してください。
無職は返済の保証が難しい
無職は安定した収入が得られていないことから、返済能力がないとみなされてローン審査に通らない可能性があります。
また、次の仕事の内定が決まっており収入も見込めそうなのでローンを利用したいという方も同様にローンを組むことは難しいでしょう。
その理由は、まだ収入を得られておらず今後すぐに仕事を辞めてしまう可能性や、就職自体が白紙になることもあり得るからです。そのため、審査が有利になるとは考えにくく、安定的かつ継続的に収入を得るまで待つことをおすすめします。
カーローンは審査自体が厳しい
カーローンは「車を購入するためにローンを利用する」という目的がはっきりしているため、金利が安く設定されています。車を購入する際に一部のローンに「総量規制」がかかり、借入可能な金額は年収の1/3までと法律で定められているのをご存知でしょうか。
仮に車の購入を希望しても返済能力を超える貸付は行ってはならず、総量規制がかかる場合は限度額と貸金業者が決めた範囲内でお金を借りることが可能です。
そのため、カーローンの審査基準は厳しく設定されており、無職の場合は審査に通らないことが予想されるためローンを検討中の方は予備知識として覚えておきましょう。
(参考:『貸金業法について|日本賃金業協会』)
無職がローンで車を購入するポイント
ローンを利用する際には安定的な収入や継続して仕事をしていることが前提となりますが、他の条件を満たすことによって無職でもローンを利用する方法があります。
ここではローンで車を購入する方法として「収入の見込みがある」「連帯保証人を用意する」「借入額を減らす」の4点について解説しますので参考にしてください。
収入の見込みがある
車の購入者の中には仕事はしていなくとも、家賃収入といった不動産収入のほかに年金など定期的な収入を得ている方もいるでしょう。このように仕事以外で安定的な資産形成がなされている場合はローン審査に通ることがあります。
仕事をして収入を得ている場合は源泉徴収票などの書類、家賃収入などの場合は所得証明書や確定申告などの書類が必要です。
連帯保証人を用意する
学生や専業主婦のように本人は無職であるが家計を一緒にしている配偶者や親が安定的な収入を得ている場合、連帯保証人として付けると審査に通りやすくなります。
ただし、連帯保証人にも20歳以上65歳以下の安定した収入を見込めることや、保証人が多重債務者ではないことの条件があるため、家族間であらかじめ話し合っておくことが大切です。
また、世帯を持っていない未成年者が車のローンを申し込む際は、保護者の連帯保証が必要となりますので覚えておきましょう。
借入額を減らす
車のローンは借入れの目的がはっきりしている分、無職の場合は審査が通りにくいとお話しましたが、借入可能額が少ない場合はローンが組みやすくなる場合があります。
一般的に頭金で支払う金額を多めにすると月々に支払う金額が少なくなるため、必然的に借入額が減り審査に通る可能性も出てくるでしょう。
ただし、頭金を多めに支払うということはその分の貯蓄が減ることを意味しますので、ローンを組んだ後も継続的に支払いができるよう自身の中でシュミレーションしておくことも大事です。
無職がローンで車を購入する時の注意点
無職がローンで車を購入する方法として主に「連帯保証人を付ける」「頭金を多めにする」とお話しましたが、注意しなければならないポイントもいくつかあります。
ローンはお金を借りて自分が欲しいものが手に入る便利な仕組みですが、一歩間違うと自身の信用問題に関わることもあるので注意が必要です。ここではローンで車を購入する際の注意点について紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
名義貸しは避ける
ローンを利用して審査に通るのであれば問題ありませんが、支払いが滞っていたなどの理由からブラックリストに載っている場合審査には通らず、ローンを利用すること自体できません。
このような場合は自身の名前でローンを組むことができないので、他の人の名前を借りてローンを組む「名義貸し」を行おうと考える方もいます。
しかし、名義貸しは法律で禁止されている「犯罪」です。他人に名義を使用することや偽ることは刑法246条の詐欺罪にあたりますので、名義貸しをお願いする・依頼を受ける行為は行わないようにしましょう。
他人名義の車はリスクが多い
ローンで車を購入できない場合、ちょっとした用を済ませるため他人名義の車を一時的に借りる場合もあるのではないでしょうか。他人名義の車を借りる場合は万が一事故を起こしてしまった場合の責任は名義人となります。
これは自動車損害賠償保障法で定められており、車を貸した側は被害者の状況に応じて運転供用者として責任を追わなければなりません。
また、車検が切れていて公道を走行した場合も罰則を受けなければならないと言ったリスクが存在するため、できる限り他人名義の車を借りることは避けるようにしましょう。
無職が車を購入してもらう時は税務署に申告が必要なの?
税務署は私たち国民が支払う税の徴収など管理する行政機関のことを言います。一見車の購入と税務署への申告は関係ないように思われますが、車の金額によっては贈与税がかかるケースがあることはご存知でしょうか。
ここでは申告が必要なケースと非課税扱いにできるケースについて紹介しますので、購入時の判断材料としてください。
金額によっては贈与税がかかる
贈与税とは1年間の間に人からお金や車、家など110万円を超えて贈与された場合に課税対象となる税金です。贈与税の対象はもらう人が1年間に財産を受けた金額の合計となるので、車以外に何も受け取っていない状態で110万を超える場合は申告が必要となります。
贈与税の税率や控除額など贈与税を計算する表は国税庁のホームページに記載されていますので、気になる方はチェックしてください。
(参考:『贈与と税金|国税庁』)
中古車なら非課税もできる
110万円以下の中古車などの車をもらった場合は、非課税となるため贈与税がかかりません。ただし車をあげる場合は新車や中古車の購入、現在所有している車を家族に譲り渡すなど車の状態によって考え方が変わってきます。
今回紹介する中古車には110万円以下の車の取り扱いもあるため、贈与税がかからないケースです。無職の方でも購入しやすい価格帯となっているので参考にしてください。
無職でも購入しやすい価格帯のおすすめ車種【110万円以内】
中古車は110万円以下の車が豊富に揃っているため、新車よりも購入しやすい点が魅力的です。また最近の中古車はお手頃価格であるにも関わらず、年式が新しいものやオプションがついているものもあるのでお気に入りの一台が見つかるでしょう。
ここでは軽自動車から普通車、ハイブリッド車などピックアップしましたので、購入時の参考にしてください。
ダイハツ タント
タントは子育て世代や年配の方にも人気のある車で、用途に合わせて自由な室内空間を追求しました。また、大開口のミラクルオープンドアが特徴的で開け閉めがスムーズで、乗り降りも簡単に行うことができるため配慮が行き届いた設計となっています。
安全性能面では17種類の予防安全機能である「スマートアシスト」を搭載し、サポカーSの適合車として認定されました。中古車価格は約70~130万円で品揃えも豊富にあり、2017年以降で約110万円のものもあります。
(2021年4月時点の情報です)
(参考:『タント(ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産 デイズ
デイズは軽自動車としては初めて「プロパイロット」を採用し、高速道路の巡航走行や渋滞走行の負担を軽減するためアクセルやブレーキ、ハンドル操作をアシストする先進技術を搭載しています。
また、自身が運転する車を客観的に見られる「インテリジェント アラウンドビューモニター」を設置しスムーズに駐車ができるよう支援します。走行距離が3万km程度で年式が比較的新しいものが揃っており、中古車価格は約50万~120万円です。
(2021年4月時点の情報です)
(参考:『デイズ(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ プリウス
プリウスは燃費の良いハイブリッド車として有名ですが、他の車種に比べて価格が高いため新車での購入は難しいと考える方もいるのではないでしょうか。
初めこそ車両代などがかかりますが、トータルで見るとそれほど多く給油を行わなくて済むためガソリン代を節約することができます。維持費はできるだけ抑えておきたいという方は、購入後のことも視野に入れて購入を検討してください。
プリウスの中古車相場は約70万~150万円となっており、110万円以下の車は2012年以降の年式のものが多く揃っています。
(2021年4月時点の情報です)
(参考:『プリウス(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ フィット
フィットは視界や乗り心地や使い心地を追求したコンパクトカーで、ライフスタイルに合わせて5つのバリエーションを採用されているモデルです。それぞれのタイプは内装のインテリアカラーやシート素材にもこだわりを見せています。
比較的年式が新しく、走行距離も3万km程度のものが多く取り揃えており、中古車価格は約40万~110万円です。
(2021年4月時点の情報です)
(参考:『フィット(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ スペイド
スペイドは現在新車での取り扱いはなく、中古車のみの販売となります。ポルテの兄弟車種として誕生したスペイドですが、丸みがかった見た目が印象的なコンパクトハッチバックです。
スペイドの助手席はワンタッチでスライドドアが開く仕様になっています。そのため荷物の出し入れや乗り降りをスムーズに行うことができ、小さい子どもがいる家庭でも安心して乗車することが可能です。
中古車相場は約40万~60万円となっており、すでに生産終了となっている車種のため中古車市場においても取り扱い数が少ない傾向にあります。
(2021年4月時点の情報です)
(参考:『スペイド(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
無職の方が車を購入するためには、頭金を準備することや家族に連帯保証人になってもらうなど様々な条件をクリアする必要があることが分かりました。
また、110万円以上を超える金額で車をもらった場合は贈与税がかかり課税対象となるため、できるだけ価格を抑えて購入したいと考える方もいるでしょう。中古車であれば110万円以下で課税対象となることや車種が豊富な品揃えを踏まえると、選択肢の一つとなります。
車をローンや贈与での購入を検討している方は、豊富な中古車売買の専門知識を持ち相談も承っているネクステージまでお問い合わせください。