中古車オークションの相場表と買取販売の相場表まとめ!価格の変動もご紹介
新車より安価で購入できる中古車でも、人気モデルであれば価格が高くなる傾向で、購入に二の足を踏んでしまう人もいるでしょう。
中古車を少しでも安く買いたいのであれば、オークションを利用する方法があります。基本的には業者向けですが、個人も利用可能です。本稿では、オークションの参加方法や人気車種の相場などを紹介します。
オークションは基本的には業者向けですが、代行業者を利用すれば個人でも参加が可能です。加えて、個人がオークションを利用するメリットや注意点、費用などを紹介します。
※目次※
・中古車の相場には「流通相場」「買取相場」「小売相場」の3つがあり、それぞれ価格が異なる。
・オークションは基本的に業者向けだが、代行業者を利用することで個人の参加・落札が可能である。
・オークションは相場よりも安く車を手に入れられるが、代行手数料などの費用がかかる。
中古車相場には3種類ある
中古車相場には、「流通相場」「買取相場」「小売相場」の3種類あります。流通相場は中古車業者向けのオークションで流通する価格で、買取相場は業者がユーザーから車を買取する際の価格、小売り価格は中古車販売店などがユーザーに直接提示する販売価格となります。
同じ車を基準にしても、この3種類の価格はそれぞれ異なる傾向にあります。その理由を見ていきましょう。
流通相場とは
中古車業車が中古車を手に入れる手法のひとつにオークションがあります。業者向けのオークションが毎週開催されており、そこで実際に売買取引された価格をもとに算出されるのが流通相場です。
実際に取引された価格がベースになるので、人気の高いモデルや限定モデルといった希少性の高いものは高値になる傾向があります。
しかし、流通相場は需給バランスにより変動するのが一般的です。例えばある車種が急に人気を集めて価格が急騰するような場合や、その逆で急落する可能性もあります。オークションで取引をする際には、市場を先読みして値段を予想する必要があるでしょう。
買取相場とは
車を売却する際には、買取業者や中古車専門店、メーカー系のディーラーを利用するでしょう。それらの業者に車を売却する際の価格が買取相場です。
中古車価格は、販売されている車の年式が古ければ古いほど下がる傾向にありますが、買取価格も同様に週ごとに下がります。ただ、限定モデルや一部の人気車種であれば、買取相場は高い傾向にあるといえるでしょう。
ちなみに業者が買い取った車がオークションに出品されることがあるので、買取相場は流通相場よりも低くなる傾向にあります。オークションでの売却額が買取価格よりも高くなければ、出品者の儲けがなくなるからです。
小売相場とは
中古車販売店や、販売店が展開しているWebなどで一般的に見られる中古車の価格が小売り相場です。
小売り相場は、一般ユーザーが中古車を手に入れる際に払う金額の最終型となり、一番高いプライスといえます。車の買取、オークションでの売買の順に中古車の価格が上がって行き、店頭販売する業者はさらにそこに企業としての売り上げを確保する必要があるからです。売り上げの中には人件費なども計上されています。
また、小売り価格は単にその車の値段だけではなく、企業としての意向なども加味されている場合があるでしょう。
中古車のオークションや買取販売時の相場表
中古車に付けられる価格は、流通相場・買取相場・小売相場の3種類がありますが、いったいどれ程の値段が付けられてどれくらいの差があるのでしょうか。
一般社団法人日本自動車販売協会連合会(JADA)が発表した「ブランド通称名別ランキング」(販売台数)の上位10位の車種の相場を見てみましょう。
中古車オークションの相場表
JADAが発表した2023年4月~2024年3月の販売台数ランキングに基づき、人気車種のオークション相場表を以下にまとめました。中古車オークションに興味がある方は、ぜひ一度チェックしておくことをおすすめします。
メーカー |
車種 |
中古車オークション相場 |
トヨタ |
ヤリス |
26万円~1,204万円 |
トヨタ |
カローラ |
32万円~1,301万円 |
トヨタ |
シエンタ |
1万円~335万円 |
トヨタ |
プリウス |
0万円~491万円 |
日産 |
ノート |
0万円~251万円 |
トヨタ |
ノア |
40万円~510万円 |
日産 |
セレナ |
0万円~449万円 |
トヨタ |
ヴォクシー |
0万円~541万円 |
トヨタ |
ルーミー |
5万円~256万円 |
ホンダ |
フリード |
0万円~286万円 |
※相場は走行距離・オプション・グレード・調査時期によって異なります。
車種によっては希少車や限定グレードが含まれているため相場が広くなっていますが、人気車種はオークションでも高値が付く傾向にあるようです。
同じ車種でも修復歴の有無などによって大きく価格が異なるため、購入したい車が見つかったら車両ごとの情報を詳しくチェックしましょう。
中古車買取の相場表
人気車種の中古車買取の相場表も併せてチェックしてみましょう。今回はネクステージでの買取相場情報を以下にまとめました。
メーカー |
車種 |
ネクステージ買取価格 |
トヨタ |
ヤリス |
99万2,000円~229万1,000円 |
トヨタ |
カローラ |
11万2,000円~252万円 |
トヨタ |
シエンタ |
3万5,000円~324万3,000円 |
トヨタ |
プリウス |
8万2,000円~780万円 |
日産 |
ノート |
3万円~250万2,000円 |
トヨタ |
ノア |
4万2,000円~516万2,000円 |
日産 |
セレナ |
3万円~420万8,000円 |
トヨタ |
ヴォクシー |
4万5,000円~469万4,000円 |
トヨタ |
ルーミー |
46万8,000円~222万1,000円 |
ホンダ |
フリード |
4万8,000円~224万5,000円 |
※相場は走行距離・オプション・グレード・調査時期によって異なります。
オークションの相場は希少車を含む場合があるので車種によって差があります。また、個人所有車の買取は状態などで査定額が低くなる場合があるといえます。日頃から手入れを行っていれば、査定額が下がる原因を減らすことにつながります。
中古車販売の相場表
ネクステージで販売している車両の相場情報についても紹介します。人気車種の販売価格をまとめると、以下の通りです。
メーカー |
車種 |
ネクステージ販売価格 |
トヨタ |
ヤリス |
112万7,000円~257万9,000円 |
トヨタ |
カローラ |
227万9,000円 |
トヨタ |
シエンタ |
34万9,000円~379万9,000円 |
トヨタ |
プリウス |
39万9,000円~455万9,000円 |
日産 |
ノート |
28万9,000円~277万9,000円 |
トヨタ |
ノア |
36万3,000円~477万9,000円 |
日産 |
セレナ |
34万9,000円~477万9,000円 |
トヨタ |
ヴォクシー |
29万9,000円~530万9,000円 |
トヨタ |
ルーミー |
72万7,000円~246万9,000円 |
ホンダ |
フリード |
29万1,000円~269万9,000円 |
※相場は走行距離・オプション・グレード・調査時期によって異なります。
オークションの相場表と比較しても高値のほうは大差がない価格になっています。人気が低めの車や年式が古い車は値段が低くなる傾向にありますが、ネクステージの場合は修復歴車や水没車といったトラブルを抱えている車は扱っていないので、安価でもコンディションは良好といえます。
相場表の金額は中古車オークションの種類で変わる
中古車オークションは、参加できるユーザーによって以下の3種類に分けられます。
・個人間オークション
・業者間オークション
・個人-業者間オークション
オークションの種類によって取引方法や特徴が異なるため、それぞれどのようなものなのかチェックしておきましょう。
個人向けのオークション
車を売りたい個人と買いたい個人の間で直接取引するのが、個人向け(CtoC)のオークションです。オンラインオークションを運営する業者や中古車販売店が自動車を出品できるオークションを提供しています。
ユーザー自身が直接取引することで、有利な価格で売却・購入できる可能性があります。
一方で、中古車販売業者で購入・売却するより取引に手間がかかるのがデメリットといえるでしょう。直接取引の性質上、悪意を持ったユーザーが混ざりやすくなる懸念もあります。
業者向けのオークション
中古車オークションには、中古車取扱業者として登録している業者しか参加できないものもあります。一般的にオークションと呼ぶ場合、このタイプのオークションを指していると考えましょう。
業者向けのオークションは、加入審査を通過した業者しか参加できないなど利用条件が厳しいのが特徴です。しかし、業者間で活発な取引が行われており、ラインアップが豊富なのがメリットといえます。
一般ユーザーが業者向けのオークションで車を購入・売却する場合は、代行業者との契約が必要です。
個人と業者をつなぐオークション
個人と業者の双方が参加でき、相互に取引できるタイプのオークションも存在します。オンラインオークションの仕組みを活用してサービスを提供しているため、業者間オークションに比べてスムーズに取引できるのがメリットです。
取引のサポートとして、オークションを運営している業者がエスクローサービスを提供していることもあります。個人間取引ではなく、中古車取扱業者を相手に取引したいと考えている方は、検討してみても良いでしょう。
中古車の売買価格は相場表と異なる可能性がある
オークションで取引される車の相場には、中古車市場の価格変動が大きく影響します。中古車価格には高くなる時期と安くなる時期があるため、お得に車を購入したいなら意識すると良いでしょう。
ここからは、中古車価格に影響する要素を「購入者側」「業者側」それぞれに分けて紹介します。いつ、どのような理由で相場が変動するのか知りたい方は要チェックです。
購入者側の都合による変動
中古車の相場は需要と供給のバランスによって変動するため、購入したいと思うユーザーが増加すれば価格が上昇し、減少すれば価格も下落します。購入者側の理由によって価格が変動しやすい時期は以下の通りです。
時期 |
価格 |
理由 |
11月~1月頃 |
下落する |
・年末に車を購入しようと考えるユーザーが少ない ・年が変わると年式が古くなる |
3月~5月頃 9月頃 |
上昇する |
・新たに免許を取得したユーザーが車を購入する ・ゴールデンウィークに向けて車の買い換えを検討するユーザーが増える ・人の移動や生活の変化が発生しやすい |
車の新規購入や買い換えを検討するユーザーが増える時期は価格が上昇し、車を購入するユーザーが少ない時期には価格が下落します。
業者側の都合による変動
購入者側の都合だけではなく、業者側の都合も中古車の相場を左右する要素です。業者間取引の相場が変動しやすい時期についてもチェックしていきましょう。
時期 |
価格 |
理由 |
4月中旬頃 9月中旬頃 |
下落する |
・中古車取扱業者が重点的に車両を調達する時期を過ぎた |
1月~3月頃 7月~8月頃 |
上昇する |
・需要が高まる時期の前に車両調達に力を入れる |
モデルチェンジ後 |
下落する |
・旧モデルが型落ちになる |
カーメーカーのモデルチェンジや中古車取扱業者の動向など、さまざまな要素が業者間取引の相場を左右します。一般市場の相場が高くなる時期の直前に業界相場が高くなるのが特徴です。
業者向けの中古車オークションを利用するときの流れ
中古車オークションにはさまざまな車種が幅広い価格で出品されます。オークションを賢く利用するためには、欲しい車両や価格帯をまず絞る必要があるでしょう。
個人は競りの会場に入ることができない代わりに、代行業者の担当者と密に連絡をとりながら落札を目指します。落札後に納車になりますが、代行手数料の支払いや名義変更の手続きがあります。これらオークションを利用する際の流れを詳しく見ていきましょう。
欲しい車両や価格帯を決める
業者向け中古車オークションを利用する際は、まず欲しい車両と価格帯を決めましょう。車は決めたものの価格帯が決まらないという場合は、代行業者が公開している相場表を見ると見当を付けやすいでしょう。
ちなみに相場表では、メーカー・車種はもちろんグレード・形式・年式・ボディカラー・走行距離など、詳細な条件を指定できます。
もしどのような車が良いか迷っている場合でも、業者に連絡をすれば詳しい担当者がアドバイスをしてくれる場合があるので聞いてみると良いでしょう。
車両の競りに参加する
車種や価格帯を決めオークションへの参加を希望する場合は代行業車に連絡をして購入契約書を取り寄せ、必要事項を記入の上返送するとともに契約書に記載の内金を振り込む必要があります。
オークション前日には、希望車種の出品リストが送付されるので、その中からさらに希望に合った個体を選びましょう。その後、指定車両の斜め前方・後方から撮影した画像が代行業者から送付されます。
オークション当日は競りへの参加希望個体を実際に指定し、その番号を代行業者に伝えることで、実際に車両へ乗り込んだ車両の細部を撮影した画像をメールで送付してくれるでしょう。
15点~20点ほど送られてくる画像を見て競りへの参加を決めたら上限価格を伝えます。すると、指定価格になるまでオークションに参加が可能です。もちろん指定価格より低い価格で落札できれば、その時点での落札価格+代行の諸費用が車体の購入価格となります。
落札できたら納車準備をする
代行業者は指定価格になるまでオークションに参加します。指定価格よりも低く落札できた場合は、その時点での車体価格+代行の諸費用が依頼者への請求額となるでしょう。
落札後は、業者が現車を指定場所まで陸送してくれます。現車を引き取った後に現金を振り込みますが、高額車の場合は引き渡し前に振り込みを求められる場合があるため、事前に確認しておきましょう。
現車が引き渡される際に名義変更書類が渡され、その後2週間以内に名義変更を行い、自動車税を納付して納車となります。
中古車オークションを利用するメリット
中古車の売買を検討する際に、「中古車買取・販売店」と「中古車オークション」で悩む方もいるのではないでしょうか。
中古車買取・販売店ならではの強みがあるように、中古車オークション利用には「中古車買取・販売店では難しい取引が可能」というメリットが存在します。中古車オークション利用のメリットについて詳しく見ていきましょう。
売買価格が得
中古車オークションを利用する最大のメリットが、「中間コストの削減により価格面で有利になること」です。これは中古車買取・販売店で発生する中間コストが大きく関係しています。
中古車買取・販売店では中古車を実際に見たり乗ったり、車両の状態についてスタッフから説明を受けられたり、より高い価格で売却するための相談ができたり……と店舗にてスタッフと対面でやりとりできるのが強みでしょう。
しかし、そうした形態での店舗運営には、スタッフの人件費、店舗の家賃、光熱費などのコストがかかっています。それらを支払うために、多くの中古車買取・販売店では中古車の価格に中間コストを設けているのが一般的です。
その点、直接取引を行う中古車オークションでは中間コストが発生しない分、ユーザー側に有利な価格で取引しやすいでしょう。
買取不可の車に買い手が付く
中古車オークションでは、「中古車買取店で買取拒否された車両を取引できる可能性がある」のもメリットです。
中古車買取業者に対して、どのような車両でも売却できるとは限りません。中古車買取業者それぞれが設ける基準をクリアしなければ売却できず、車両の状態によっては廃車扱いとなり廃車手数料が発生するケースもあります。
中古車オークションでは買い手さえ見つかれば売却が可能です。中古車買取業者では廃車扱いとなるような車両状態、かなり古い年式の車両でも売却できるチャンスがあります。「手放すと同時に少しでも手元にお金を残したい。しかし中古車買取業者には依頼できなかった」という場合に役立つ手段です。
中古車オークションを利用する際の注意点
中古車オークションには「お得な売買価格で取引できる」というメリットがある反面、いくつかのデメリットも存在します。
売買価格にばかり気を取られていると損をする恐れがありますから、品質と価格のバランスを大切にしましょう。品質と価格のバランスをキープするために知っておきたい、中古車オークションのデメリットと注意点を紹介します。
手数料が発生する
中古車オークションを利用して車を売買すると、さまざまな手数料が必要です。契約した代行業者によって多少の差がありますが、代行手数料や出品手数料・入札料・落札料・陸送費などが発生します。
出品した車が売れず、再出品するときには再出品料などの手数料がかかるため、何かとコストがかさみがちです。
一般的な中古車販売業者で売買するときはこれらの手数料が発生しないことを考えると、手数料はオークションを利用するときの主なデメリットといえるでしょう。
実物を確認できない
業者間や個人間などの種類に関係なく、中古車オークションでは購入前に気になる車両を実物で確認できません。試乗からシートの乗り心地や操作感を確認したり、購入前に車両状態をチェックしたり実物車両の確認ができないのはデメリットと考える人もいるでしょう。
業者間オークションでは参加資格を持つ業者しか入場できず、それ以外の人が実物を見る機会はありません。「予算」「グレードやカラー」「オプションの有無」「車両状態」などを代行業者に伝え、業者はその希望に則して車両を選択します。
その後、業者が持ち帰った資料をもとに購入・入札するか否かを決めますが、乗れるのは車両が届いた後です。
また、個人間オークションでもサービス上で公開されている画像や記載事項など、限られた情報で車両状態を確認するしかありません。第三者を介さない個人間の取引である以上、「車両に関する記載情報と、実際に届いた車両状態に相違がある」といったリスクが伴います。
購入に手間がかかる
実際に車を購入するまでに手間がかかるのもオークションのデメリットです。オークションで車を購入するときは、以下の順序で手続きが進みます。
1. 入札する車を決める
2. 代行業者と契約する
3. 代行業者がオークションに参加する
4. 入札する
5. 落札後に出庫手続きを行う(落札できた場合)
6. 取引代金を精算する
7. 出品業者が車両と書類を落札業者に引き渡す
8. 落札業者が依頼者に引き渡す
手続きが完了するまでにはオークションが終了してから1週間程度かかるため、早く車を購入したい方にはデメリットです。
売買が確約されていない
出品者と入札者の双方が納得して初めて取引が成立する中古車オークションゆえのデメリットが、「売買が確約されていないこと」でしょう。希望額で落札できなかったり、出品しても買い手がつかなかったりする可能性も否定できません。
オークションでは他の入札者が提示する金額によって落札できるかどうか決まるので、「落札できたものの、希望額に収められなかった」「希望額にこだわった結果、ライバルに落札されてしまった」ということもあります。
また、納得できる金額で売りたい場合には、「入札額が低ければ出品をキャンセルし、再度出品して希望額が提示されるのを待つ」という方法も有用でしょう。しかし、いつまでも希望額が提示されない、それどころか入札者すら現れないと売却希望額によっては、いつまでも買い手がつかない事態に陥りかねません。
オークション代行を利用する場合にかかる費用
一般的な販売店などで中古車を購入するよりも安く車を手に入れられる可能性があるオークションですが、運良く相場以下で目当ての車を手に入れられても、車両価格以外にも費用がかかります。代行業者もビジネスなので、業者に対して代行費用がかかるのです。
それでは、代行業者に払う費用はどれ程なのでしょうか。費用の内訳と目安を見ていきましょう。
代行業者利用時の手数料の内訳
代行でオークションを利用すると車両本体価格以外に各種費用がかかります。その内訳は以下です。
・車両本体価格(税別)
・消費税(10%)
・入札料
・落札手数料
・オークション代行手数料
・車両陸送費
これら6つの費用がかかると考えましょう。
一般的な中古車販売店であれば、登録手続き代行費用、整備費用、納車手数料がかかりますが、オークションの場合は自身で行うのでかかりません。その代わり、入札料、落札手数料、オークション代行手数料、車両陸送費が発生します。
代行業者利用時の手数料の目安
オークション代行を利用すると車両価格+税、入札から落札まで含めた各手数料、陸送費がかかりますが、それらはどれほどかかるのでしょうか。おおよその目安は以下となります。
・車両本体価格(税別)……希望車種による
・消費税(10%)……希望車種による
・入札料……無料~1万円程度
・落札手数料……1万円~5万円程度
・オークション代行手数料……4万円~5万5,000円程度
・車両陸送費……1万円~5万円程度
車種にもよりますが、各手数料を合計するとそれなりの費用を覚悟しましょう。
まとめ
中古車を手に入れる方法は、中古車販売店やディーラーを利用する以外にオークションを利用するといった選択肢があります。オークションは一般的には業者向けに開催されていますが、購入者に代わってオークションに参加してくれる代行業者が存在することを覚えておきましょう。
オークションで提示される車両価格には、販売店が中古車の販売価格に上乗せしている人件費や店舗コストがない分相場よりも安く手に入れられる可能性があります。
しかしあくまでオークションなので、目当ての車両が確実に手に入ると考えないほうが良いでしょう。また、落札できた車は手元に来てからでなければ、現物を自身の目で確認できない点は考慮しておきたい要素です。もちろん、落札した以上は代行業者に対しては各種手数料を払う必要も出てきます。
目当ての車を相場より安く手に入れられる可能性のあるオークションですが、リスクもはらんでいることを理解して利用しましょう。
▼ライタープロフィール
北野晶夫
オートバイ雑誌と自動車WEB媒体の編集部員を経験後に独立し、フリーの記者・編集者となり現在に至る。
新車取材の他チューニングカーやレースの取材なども行う。写真撮影も行い、撮影・執筆・編集と一連の制作を担当することが多い。読者のカーライフを応援できる記事づくりがモットー。
豊富なラインアップのネクステージ中古車情報をチェック!
いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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