新古車はいつがお得?探し方や賢く選ぶポイントを紹介
新古車は、登録(届出)が済みナンバーを取得した車のことです。新車のような質の高さが期待できるにもかかわらず、新車よりもお得に購入できる魅力があります。
一般的な中古車よりも流通台数が少なく、どのタイミングで購入するのがベストなのか悩む方もいるのではないでしょうか。
この記事では、新古車を購入するベストなタイミングや探し方、選ぶポイントを紹介しています。この記事を読むことで新古車の特徴が分かり、車探しの際に役立つでしょう。
※目次※
・新古車を狙うのであれば、決算後の4月または10月、ボーナス時期の7月または12月がおすすめ。
・モデルチェンジが行われると旧モデルをお得に購入できる可能性がある。
・流動的であるため、条件に合った新古車が見つかったら早めに購入しよう。
「新古車」はどのような車?
「新古車」という言葉を耳にしたことがある方も多いと思いますが、実際に新古車の定義はどのようなものなのか、またどのような車のことを指しているのか曖昧ではないでしょうか。
本項目では、どのような車が「新古車」と呼ばれているのか、新古車の購入メリットとデメリットをチェックしましょう。
ナンバー登録した「登録(届出)済未使用車」のこと
新古車の正式名称は、登録(届出)済未使用車です。新古車という表記は消費者を混乱させる可能性があることから、一般社団法人 自動車公正取引協議会加入の販売店は「新古車」という言い方はしません。
「登録済」とは「運輸支局での登録が済み、ナンバーが交付されている」ということを意味します。
新古車の多くはディーラーが新車登録をした車です。走行距離は100km未満と少ないことが多く、新車のような良いコンディションでありながら新車よりも安く購入できることがメリットといえます。
多くの場合、手続きをきちんとすれば新車保証をそのまま受けることが可能です。
新古車が販売されているのはなぜ?
新古車が流通するのは、ディーラーが新車を自社買取しているためです。ディーラーは販売目標を決め、達成時にメーカーからインセンティブ(販売奨励金)を受け取っています。
決算時期など、販売目標を達成する目的でディーラーが新車を自社名義で登録(届出)し、それを自社で販売、もしくは中古車市場へ流通させるのが新古車の販売される仕組みです。
新車や中古車との違い
新古車は、新車のようにコンディションが良いものの、中古車に分類されます。
中古車といっても公道を走行していないため、一般的な中古車に比べ使用感が少なく、車検までの有効期間も長い傾向です。中古車と同じく納期も短く、新車のような長い納期を待つ必要がありません。
新車は好きなグレード、ボディカラー、メーカーオプションを選べる一方で、現車購入の新古車は選択肢が限られていることが特徴です。車種や装備にこだわりがあると、条件に合った車が見つかりにくいこともあるでしょう。
新古車を購入するメリット
新古車は中古車として分類され、新車よりも劣っているとイメージしまう方もいるでしょう。新古車は、新車・中古車とは異なるメリットを持っています。新古車のメリットは5つです。各メリットを知り、新古車が自分に適しているのかチェックしましょう。
走行距離が少なく状態が良い車が探しやすい
新古車の一番のメリットは、新品同様のコンディションであることです。
検査や移動のために走行させる程度の車両である分走行距離が少なく、内外装のダメージも少ないでしょう。そのため、誰かが使用していた車に乗ることに抵抗のある方や、古い車が苦手な方にもおすすめです。
その上、新車価格よりも安く新車登録(届出)がすでにされていることから、初期費用が安く済みます。
契約から納車までの日数がかからない
新車は契約してからメーカーにて製造が開始されます。メーカーから販売店までの輸送時間もある分、納車まで数か月、車種によっては1年以上かかるのが一般的です。
新古車は現車が販売店にあり、登録(届出)が済んでいます。必要な点検、書類手続きを済ませるだけで納車できるため、数週間程度で納車も可能です。
日常生活で使用する車が故障した場合など、できるだけ早く新しい車が欲しい方にとってはうれしいメリットといえるでしょう。
メーカー保証を継承できる
新車を購入すると、車の構成部品に不具合が起きた際、保証書記載の修理が無料で受けられる「メーカー保証」が受けられます。新古車は新車登録(届出)から時間がたっていない車が多く、手続きを済ませればそのままメーカー保証の継続も可能です。
車は構造が複雑で、故障箇所によっては修理に多額の費用がかかることもあります。メーカー保証を継続できれば、修理費用の節約も可能です。
自動車保険が新車割引の対象になる
車を購入する際、任意保険を契約する方も多いのではないでしょうか。任意保険は、保険会社ごとにさまざまな割引制度が設けられています。
新古車に関係する大きな割引制度が「新車割引」です。新車は他の車と比べて事故率が低いという統計データから、保険料を割引しています。
新車割引を利用できるのは、一般的に初度登録(検査)年月から25か月以内の車です。割引率は保険会社ごとに異なりますが、約10%割引されることもあります。
自動車税や重量税が免除になることがある
新車を購入すると、その翌月分から自動車税の支払い義務が発生します。
自動車税は4月1日時点の所有者に支払い義務が発生しますが、4月2日以降に登録(届出)した新古車を購入してもディーラーが支払いを済ませていることから、その年の自動車税の支払いは必要ありません。
一般的な中古車は車検の有効期間が短く、購入して数か月で重量税を含む車検費用が必要になることがあります。新古車は有効期間が2年以上の車もあり、重量税や車検分のお金をすぐに用意する必要がありません。
新古車を購入するデメリット
新古車は、ディーラーなどの販売店名義で登録(届出)を済ませ、中古車のひとつとして販売します。ワンオーナーではなくなる上、車によっては走行距離が長い車もあり、注意が必要です。ここでは新古車を購入するデメリットを6つ紹介します。
新車に比べて好みのオプションやグレードを見つけにくい
新古車はすでに完成した車になるため、製造ラインでの取り付けが必要なメーカーオプションの追加ができません。そのため、オプションやカラーなど好みの個体を見つける必要があります。
珍しいカラーや人気グレードは見つけにくく、一度逃してしまうと再度見つけるのは困難です。新古車の価格は、新車と比較すると安価ではありますが、一般的な中古車価格より高めの価格設定であることを心に留めておきましょう。
走行距離が長い場合がある
一般的に新古車には試乗車が含まれていませんが、一般社団法人 自動車公正取引協議会へ加入しておらず、試乗車を新古車と表記し販売している場合があります。
試乗車は、購入を検討中の人がハンドリングや乗り心地、静粛性などを実際に公道を運転して確かめるための車です。
試乗車の中には走行距離が多く、ダメージを蓄積した車が含まれていることもあるでしょう。このような車を避けたいのであれば、一般社団法人 自動車公正取引協議会加盟の販売店で探すこと、走行距離を確認することが大切です。
売却時にワンオーナー車としては扱われない
車のメンテナンス履歴が分かりやすいこと、新車オーナーは大切に扱う傾向にあることから、ワンオーナー車は高い人気があります。買取業者によっては、ワンオーナー車を高く評価することもあるでしょう。
しかし、新古車はディーラー名義で登録(届出)するため、購入しても1人目のオーナーとはならずワンオーナー車とは見なされません。
買取査定基準にワンオーナー車かどうかのチェックはなく、査定額に考慮されないこともありますが、気になる方は覚えておきましょう。
車検までの残り年月が車両によって異なる
自家用車を新車購入した場合、次の車検までの有効期間は3年です。新古車は登録(届出)を済ませた車であるため、3年よりも短いケースがあります。登録(届出)から時間がたっているほど車検有効期間が短く、中には2年未満の新古車もあるでしょう。
新古車を探す際は、車検の有効期間もしくは初度登録(検査)年月を確認することが大切です。有効期間が長い新古車を選ぶことで、トータルのランニングコストを抑えられます。
新車対象の補助金制度は受けられない
新車を購入すると「クリーンエネルギー自動車促進補助金」、地方自治体独自の補助金などの受け取りが可能です。数十万円~数百万円の補助金が受け取れ、車購入の負担軽減にもつながります。
しかし、補助金制度の多くは新車購入を対象としたものです。新古車は、新車ではなく中古車に分類されることから、新車を対象とした補助金制度は利用できません。
補助金額が高いのであれば、新古車よりも新車を購入したほうがお得になるケースもあるため、計算した上で購入するのがおすすめです。
人気車種は売り切れになりやすい
新古車は、一般的な中古車よりも流通台数が少ない上、新車よりも大きなメリットが得られることからすぐに売れる傾向です。特に人気の高い車種・グレードは、公開されて間もなく売れてしまうことがあります。
新車や一般的な中古車を検討する際は、即決せずにゆっくり考えた上で購入を決める方も多いでしょう。
しかし、新古車は現車を見たその場で購入を決める人もいます。時間をかければ条件に合った車が見つかるわけではないことから、新古車選びの際は注意しましょう。
新古車がお得な時期は?
自動車販売店では毎月同じ台数を売っているわけではなく、財布のひもが緩む時期や車を必要とする時期に集中して販売している傾向があります。主に、新古車は車業界の繁忙期後に出回ることが多いため「4月」「7月」「10月」「12月」をチェックしましょう。
4月(3月の本決算直後)
1年の中で一番車業界が忙しくなるのは決算が行われる3月です。そして、新古車の台数はその直後である4月に多くなります。
各自動車販売店は、決算月までに目標売上台数のノルマを達成しなければなりません。台数が足りなければ、メーカーからの報酬額が減ってしまいます。
目標を達成できない場合には、足りない台数を補填するために販売店が買取して、報酬を得られるようにする仕組みです。決算月に売れ残りの車が多かった販売店は、4月に大量の新古車を在庫として取り扱っている可能性が高いといえます。
10月(9月の中間決算直後)
9月は中間決算月となる場合が多く目標台数が設定されているため、決算月と同じ要領で系列の販売店に卸すか、自社で買取するかの方法で新車の売り上げ実績を確保しています。
その際に卸された車が新古車として市場に出回り、10月も他の月に比べて台数が増える傾向です。
7月・12月(企業のボーナスが出る時期)
企業の中には、1年に1回~2回程度給料とは別にボーナスを支給する制度を設けています。ボーナス支給日を7月・12月とする企業が多いため、自動車販売店では7月や12月に向けて車の在庫を確保するのが一般的です。
しかし、ボーナス月に新古車を扱うのは多くが中古車販売店となり、ディーラーでの取り扱いは期待できません。7月や12月に新古車を購入したいのであれば、中古車販売店へ行くのがベストです。
PRSUVの新古車
※価格は支払総額
新古車を探してみよう
まずは新古車がどういうものなのか、そしてメリットとデメリットを理解した上で探してみましょう。新古車は流通台数が少なく、コツを押さえて探すことが大切です。本項目では、新古車の探し方のポイント、新古車がどのような人に向いているかを紹介します。
新古車が向いている方
新古車は、状態の良い車を新車価格よりも安く購入したい方におすすめです。使用感のある一般的な中古車に抵抗がある一方、少しでも価格を抑えたい方に適しています。
また、新車の納期が待てない方にもおすすめです。新車は注文から納車まで数か月~1年ほど待たなければならないこともありますが、新古車の場合は現車があるため、数日から数週間で納車できます。
新古車の探し方
新古車の取り扱いがある販売店は、ディーラー・中古車販売店・新古車販売専門店です。インターネットで「新古車」「未使用車」といったキーワードでも探せます。
気を付けたいポイントは「新古車」と表示する販売店は、一般社団法人 自動車公正取引協議会非加盟である点です。そのため「登録(届出)済未使用車」と表示している販売店のほうが信頼できるといえるでしょう。
なお、新古車は販売台数が少なく流動的であることから、Webサイトに掲載されたと同時に売り切れてしまうケースがあります。新古車の取り扱いがある店舗のWebサイトは定期的にチェックし、最新情報をつかみましょう。
中には、Webサイト上に情報を公開していない店舗もあります。足を運べる範囲であれば、電話で在庫があるか問い合わせてみることもひとつの方法です。
新古車を少しでも安く購入するための方法とは?
車の価格は、選ぶタイミングや車の状態などで変わります。その点は新古車も変わらず、価格が下がる時期やポイントを知ることでよりお得に購入可能です。ここでは、新古車を購入する前のチェックポイントを6つ紹介します。
流通が多い時期を狙う
車業界では繁忙期直後に新古車の在庫が多くなり、大量に出回る可能性が高まります。大量に在庫を抱えた店舗では車の価格が下がることも多く、キャンペーンや価格調整を行う傾向です。
販売店がキャンペーンや広告を打ち出すのは、より短期間に新古車を売り払い、次の繁忙期までに新車の在庫を置くスペースを確保する目的があります。
出回ってすぐの新古車は劣化が少なく、税金関係など優遇されることも多いため、買う側にとっても大きなメリットです。新古車の購入を考えている方は、4月や10月の広告をチェックしてみましょう。
出回ってすぐの新古車のほうが劣化が少ない上、税金面での優遇も多く、会社と顧客双方にメリットがある仕組みといえます。新古車の購入を考えている方は、4月や10月の広告をチェックしてお買い得な店舗を探してみましょう。
新古車の購入を考えている方は、4月や10月の広告をチェックしてお買い得な店舗を探してみることをおすすめします。
走行距離をチェックしてみる
新古車の一般的な走行距離は数km~数十km程度です。中には、走行距離が100kmほどに達している車もあるでしょう。いずれも店舗まで自走した際に積算された距離です。
走行距離が長いほど、車両価格も安く設定されている可能性があります。同じ車種でも新古車の走行距離はそれぞれ異なることから、1台ずつチェックすることが大切です。
自分が買いたい車種の人気を調べる
車は車種やグレード、カラーによって需要に差が出ます。そのため、人気度の高さを基準に車選びすることが大切です。
将来的に車を売却したいのであれば、リセールバリューが高いものを選ぶことで査定額を引き上げられます。しかし「リセールバリューが高い車種=人気がある」ともなるため、新古車購入価格が高くなる可能性もあります。
反対に、リセールバリューが低い車種は安く購入できるでしょう。しかし、需要が低く、売却時にはプラス査定につながりにくいリスクもあります。
より安い新古車を買って長く乗り続けたいと考えている場合は、車種だけでなくカラーやグレードも確認して人気のないものを選ぶとよいでしょう。
最近モデルチェンジがあった車種は狙い目
各メーカーは「顧客を飽きさせない」「他社との差別化を図る」という目的で、2年~3年ごとに車のモデルチェンジを行います。そこで狙い目は、新・旧のモデルが重なる時期です。
新車販売店では新しいモデルを優先して売り出すため、モデルチェンジが行われる前に古いモデルの車を処分しなければなりません。このタイミングで古いモデルの車が欲しいとスタッフに伝えれば、通常よりもお得に購入できる可能性が高まります。
新モデルの登場が決定すると古いモデルを在庫処分するスピードが上がることから、店舗へ行ってもすでに車がないというケースも少なくありません。小まめに車業界の情報を収集することが大切です。
車検有効期間を狙う
新古車の中には登録(届出)から1年~2年程度経過しているものもあり、車検の残り期間によっては通常よりもお得に購入可能です。新古車は、売られてから日がたっていくと重量税や自動車税、自賠責保険の有効期間が短くなり、車検が切れている場合もあります。
車検の残り期間が短ければ短いほど、価格設定が下がる可能性は高まるでしょう。しかし、車検の有効期間が短い車を選んでしまうと購入後すぐに車検の支払いがあるため、トータルで価格を計算することが重要です。
年式の新しい車にすると税金対策の効果はアップしますが、高い初期費用がかかります。
新古車を購入しやすいおすすめの車種5選
どのような車種を新古車で狙うとよいのでしょうか。車種選びに迷っている方は、ここで紹介する5車種を選択肢に入れるのがおすすめです。
ここでは、ミニバン、軽自動車、軽SUVなどさまざまなボディタイプの車を紹介します。各車の特徴、新車価格と新古車相場をチェックしましょう。
トヨタ ヴォクシー
ヴォクシーは、2022年度JNCAP総合評価にて最高評価である「ファイブスター大賞」を受賞したミニバンです。
昼夜問わず、歩行者・自転車を検知して衝突回避を支援するプリクラッシュセーフティ、高速道路でのステアリング操作をサポートするレーントレーシングアシストなどがパッケージ化された「Toyota Safety Sense」が標準装備されています。
新車価格は309万円~396万円(税込み)、ネクステージの新古車価格は369万9,000円~514万9,000円(税込み)です。(2024年6月時点の情報です)
(参考:『ヴォクシー(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ フリード
フリードは5人乗りの他、6人乗りや7人乗り仕様もラインアップされ、ミニバンを探している方にもおすすめの車です。
2024年6月予定のフルモデルチェンジでは、新型フリードにホンダのハイブリッドシステム「e:HEV」が搭載される他、新たな安全機能追加も行われます。ホンダの人気車種であることから、販売開始以降、中古車市場にも新古車が流通するでしょう。
現行モデルの新車価格は233万900円~321万5,300円(税込み)、ネクステージの新古車価格は219万9,000円~244万9,000円(税込み)です。(2024年6月時点の情報です)
(参考:『フリード(ホンダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
日産 セレナ
セレナは、ミニバントップクラスの広い室内空間を持つ車です。
セカンドシートの超ロングスライド機構を使えば最大640mmスライドでき、子どもの着替えスペースとしても利用できます。サードシートは、座面幅も広くクッション性もあるため、ロングドライブも快適に過ごせるのが特徴です。
新車は276万8,700円~479万8,200円(税込み)、ネクステージの新古車は259万9,000円~449万9,000円(税込み)で販売しています。(2024年6月時点の情報です)
(参考:『セレナ(日産)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
スズキ ジムニー
ジムニーは、ラダーフレーム・機械式副変速機など、本格4WDとしての構造や装備を備えた軽自動車です。エンジンはフロントタイヤ後方に配置してアプローチアングルを確保することで、険しい凹凸路も力強く走破できます。
新車価格は165万4,400円~200万2,000円(税込み)、ネクステージの新古車価格は189万9,000円~277万6,000円(税込み)です。(2024年6月時点の情報です)
(参考:『ジムニー(スズキ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ N-BOX
N-BOXは、ホンダの独自技術「センタータンクレイアウト」を採用した軽自動車です。
一般的にリアシートや荷室下に配置される燃料タンクをフロントシート下に配置することで、広々とした室内空間を実現しています。前後シート間隔はミニバンに匹敵するほどの広さで、大人が足を組んでくつろぐことも可能です。
新車は164万8,900円~236万2,800円(税込み)、ネクステージの新古車は137万9,000円~172万1,000円(税込み)で販売しています。(2024年6月時点の情報です)
(参考:『N-BOX(ホンダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
新古車とは、登録(届出)を済ませてナンバーを取得しているものの、使用されていない車のことです。新車と同等の車両状態でありながら、新車よりもお得に乗れるメリットがあります。
しかし、新車のようにメーカーオプションやボディカラーを選べない点には注意が必要です。装備したいオプションなど条件がある場合、希望に合った車が見つからない可能性もあるでしょう。
新古車はディーラー、中古車販売店などで販売しています。現在は「新古車」とは表記されていないため、探す際は「登録(届出)済未使用車」と書かれている車を探しましょう。
▼ライタープロフィール
畠山達也
自動車Webライター
自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。
豊富なラインアップのネクステージ中古車情報をチェック!
いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
ネクステージでは、他店に負けない数多くの中古車をラインアップしていますので、中古車の購入を検討されている方は、ネクステージの公式Webサイト上で最新の在庫状況をチェックしてみてください。また中古車購入に際して、ネクステージ独自の保証もご準備しております。お気軽にお問い合わせください。
よくある質問
Q.新古車と登録(届出)済未使用車は同じもの?
A.初度登録(届出)された使用・運行されていない車を「登録(届出)済未使用車」といいます。以前は、ほぼ新車同様の状態良好な中古車が、広く「新古車」と呼ばれていました。しかし、消費者に誤解を招くため、現在では新古車という表現は使われません。
Q.登録(届出)済未使用車(新古車)に試乗車や代車は含まれる?
A.登録(届出)済未使用車は「使用または運行に供されていない車」と定義されています。そのため、試乗車や代車などは登録(届出)済未使用車として販売されません。新車と同じく店舗まで移動するための走行はあることから、走行距離が0kmでないことを覚えておきましょう。
Q.登録(届出)済未使用車(新古車)のデメリットは?
A.登録(届出)済未使用車のデメリットとしては、カラーやグレードを選べない、メーカーオプションを付けられない、次の車検までの期間が少し短くなってしまうといった点があります。希望の条件に合う車種があれば、お得な選択肢になるでしょう。
Q.登録(届出)済未使用車はどうして市場に出回るの?
A.登録(届出)済未使用車の多くは、ディーラーが在庫調整や目標達成のために、自社名義で登録(届出)したものです。初期不良など、何かトラブルがあって中古車市場に流れてくるわけではありません。きちんとした販売店で売っているものであれば、心配は要らないでしょう。