ホンダローンの種類と特徴!賢い活用術と注意点を解説
新車購入を検討する際、気になるのが支払い方法ではないでしょうか。ホンダ車を選ぶ場合、ホンダのローンを活用可能です。しかし、種類や特徴、申し込み方法など、知っておくべき情報は多岐にわたります。
この記事では、ホンダローンの基本から活用術まで、新車購入を考える人に役立つ情報を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。最適なローンを選び、スムーズな車購入を実現するためのポイントを押さえていきましょう。
※目次※
・ホンダローンには「残価設定型クレジット」「バリュー保証プラン」「通常クレジット」がある。
・金利は新車購入時の「残価設定型クレジット」が実質年率4.3%、「クレジット」が4.9%。(2025年1月現在)
・申し込みに必要な書類は原則、印鑑と運転免許証などの本人確認書類のみで、当日中に結果が出ることもある。
ホンダローンの基本情報と種類
ホンダ車を購入する際の強い味方となるホンダローンは、新車から中古車まで幅広く対応しています。自分の状況に合わせて、多彩な返済プランを選択できるのが魅力です。まずは、各種プランとメリットについて解説します。
ホンダローンとは?概要と利用メリット
ホンダファイナンスが提供する自動車ローンサービス「ホンダローン」は、新車・中古車購入時に利用できる便利な金融サービスです。
実質年率4.3%~4.9%程度(2025年1月現在)と低金利で、購入手続きと同時にローン申し込みができることから、時間と手間を大幅に節約できます。
【選べる返済プラン】
・残価設定型クレジット(月々の支払いを抑制)
・バリュー保証プラン(残価除外分を一括払い)
・通常クレジット(分割払い)
銀行系マイカーローンと比較して審査基準が緩やかなため、より多くの人がマイカー購入を実現できるでしょう。
ホンダローンの主な種類と特徴
新車購入時には、3回~84回の返済期間から選べる通常クレジットに加え、車両代金と維持費を月々定額で支払える「楽らくまるごとプラン」も提供されています。車検や税金などの諸費用も含まれる「楽らくまるごとプラン」は、将来の支出を計画的に管理できるのが魅力です。
中古車向けには、最長72回払いまで選択可能な「ホンダクレジット」と、最終回の支払い額を自由に設定できる「Honda中古車限定 据置クレジット」が用意されています。購入予算や返済計画に応じて、各プランを柔軟に選択可能です。
ローン種類 |
特徴 |
返済期間 |
残価設定型クレジット(残クレ) |
残価設定で月々の支払いを抑制 |
36回・48回・60回(3年~5年) |
バリュー保証プラン(バリ保) |
残価除く金額を一括払い |
2回(3年・5年) |
クレジット |
一般的な分割払い |
3回~84回 |
楽らくまるごとプラン(楽まる) |
維持費含む定額払い |
3年・5年・7年 |
ホンダクレジット |
中古車向け分割払い |
3回~72回 |
据置クレジット |
最終支払い額を自由設定 |
12回~60回 |
ホンダローンの「残価設定型クレジット」の仕組みと魅力
残価設定型クレジットは、契約期間(3年~5年)終了時の車両価値を「残価」として設定することで、通常のローンと比べて月々の支払いを抑えられるプランです。期間満了時には、「車両の返却」「残価支払いによる所有権獲得」「新車への乗り換え」から選択できます。
あらかじめ設定した残価での買取が保証されているため、将来の車両価値変動リスクを気にする必要がありません。ライフスタイルの変化に応じて、期間満了後の柔軟な選択が可能なのが特徴です。
ホンダローンの金利と返済シミュレーション
ホンダローンの利用を検討する際に欠かせないのが、金利と返済計画の入念な確認です。一般的な自動車ローンと比較しながら、各プランの特徴や月々の支払いシミュレーションを紹介します。以下、具体的な数字とともに、選択のポイントを見ていきましょう。
ホンダローンの金利は?一般的な金利相場との比較
ホンダローンの金利は、ローンの種類や時期によって異なりますが、ホンダの公式サイトでは新車購入時の「残価設定型クレジット」は実質年率4.3%、「クレジット」は実質年率4.9%に設定されています。(2025年1月現在)
銀行系マイカーローンは1%~4%程度、一般的なディーラーローンは4%~8%程度が相場です。金利の高低だけでなく、月々の支払い額や返済総額、各種サービス内容を含めて総合的に判断しましょう。
また、自身の経済状況や購入目的に合わせて最適なプランを選択することで、より賢い車購入が実現できます。
ホンダローンの返済シミュレーション
新車購入時に車両価格300万円、頭金50万円、返済期間5年の場合、以下のようになります。
・通常の自動車ローン:月々約4万5,000円
・残価設定型クレジット:月々約3万5,000円(最終回に残価支払いあり)
また、中古車購入時に車両価格150万円、頭金30万円、返済期間3年の場合は、月々の支払いが約3万5,000円となる計算です。
各プランには特徴があるため、予算と照らし合わせながら慎重に選択することをおすすめします。
頭金と返済期間が与えるホンダローンへの影響
車両価格300万円の購入を例にすると、頭金と返済期間の違いで月々の支払い額が大きく変動します。頭金50万円・返済期間5年の場合は月々約4万7,000円、頭金100万円・返済期間7年では月々約3万2,000円となる計算です。
ボーナス払いの活用や収入増加を見込んだステップアップ返済など、柔軟なプランを検討することで、より無理のない支払い計画を立てられます。ただし、返済期間が長くなると総支払い額も増加するため、バランスの取れた計画作成が大切です。
ホンダローンの申し込みと審査プロセス
ホンダローンを利用する際の第一歩となる申し込みから審査まで、その流れを詳しく紹介します。スムーズな手続きのために、必要な書類や審査のポイントを確認しましょう。以下、ホンダローンを有効活用するための知識を参考にしてください。
ホンダローンの申し込み方法と必要書類
ホンダの販売店では、車両選択から契約までをスムーズに進められるでしょう。商談の際にクレジットでの支払いを申し出れば、その場でホンダファイナンスの審査手続きを始められます。
個人の場合は印鑑と運転免許証などの本人確認書類のみで申し込みが可能ですが、法人の場合は法人印と代表者の本人確認書類が必要です。車両登録と保険手続き完了後に納車となり、毎月5日(金融機関休日の場合は翌営業日)に指定口座から自動振替で支払いが行われます。
ホンダローンの審査基準と審査期間
審査は、主に「年収」「職業・勤続年数」「信用情報」の3つの観点から行われ、最短15分程度で結果が出ることもあるようです。一般的に、正規雇用で3年以上の勤続年数があれば、審査通過の可能性が高くなります。
借入希望額と年収のバランスも重要な判断材料となるため、高額な車種を選ぶ場合は注意が必要です。また、他社借入金額を減らしたり、中古車を検討したりすることで、審査通過の可能性を高められるでしょう。
ホンダローンの審査に落ちた場合の対処法と代替策
審査に落ちた場合は、改善可能な点から対策を講じることをおすすめします。総負債額を減らしたり、頭金を増やしたり、勤続年数を延ばしたりなどの方法が有効です。
銀行系マイカーローンや信販系会社のローンは審査基準が異なるため、代替策として検討できます。また、中古車への変更やグレードの見直しで借入額を抑えることで、審査通過の可能性が高まるかもしれません。
ホンダローン契約後の注意点とサポート体制
ホンダローンの契約後も安心してカーライフを楽しむためには、いくつかのポイントを理解しておく必要があります。充実したアフターサポートを活用しながら、車両管理や各種手続きを適切に行うことが大切です。最後に、具体的な注意点とサポート内容について解説します。
ホンダローン契約後の車両管理と保険
ホンダローンでは、車両の定期点検や修理を適切に行い、良好な状態を維持することが求められます。
ホンダローンを利用して購入した場合、車両の所有権は株式会社ホンダファイナンスにあり、ローン完済までは所有権を自分に変更できません。将来の売却や乗り換え時に、有利な条件を得るためにも、車両は適切に管理することが必要です。
また、任意保険の加入は必須で、以下の条件が一般的となっています。
・対人賠償:無制限
・対物賠償:500万円以上(免責なし)
・搭乗者賠償:1,000万円以上または人身傷害賠償:3,000万円以上
・車両保険:時価
特にリース契約の場合、契約期間満了時の車両返却には内外装の状態や走行距離が確認され、条件超過時は追加費用が発生するでしょう。
ホンダローンの中途解約や車両売却時の手続き
中途解約時は、残債と残価の一括支払いが必要となり、具体的な金額は契約内容や残債状況によって変動します。
車両売却の際は、事前にホンダファイナンスへの連絡が必須です。売却額がローン残債を上回れば差額を受け取れますが、下回る場合は不足分の支払いが発生します。
残価設定型クレジット利用時は、査定額が契約時の残価を下回ると差額負担が必要となるため、日頃からの適切な車両管理が重要です。いずれの場合も、スムーズな手続きのために事前相談をおすすめします。
ホンダローンの顧客サポート体制
ホンダファイナンスのお客さまサポートセンターでは、返済や契約内容変更などを電話・メールで相談可能です。またホンダディーラーでは、車両メンテナンスや保険に関する総合的なサポートを提供しています。
公式サイトでは、ローン試算や契約内容確認が24時間可能なオンラインサービスを展開し、事故・故障時にはロードサービスも利用可能です。購入後も継続的なサポートを通じて、快適なカーライフの実現を支援しています。
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まとめ
ホンダローンは、ホンダ車購入時の効率的な資金調達方法として広く利用されています。通常クレジットから残価設定型クレジットまで、多様なプランが用意されており、利用者のニーズに応じて柔軟に選択可能です。
金利条件や返済シミュレーションを十分に確認し、自身の経済状況に最適なプランを選択しましょう。また、申し込みから審査、契約までの各プロセスを事前に理解し、必要書類などを適切に準備することで、スムーズな手続きが実現できます。
ホンダ車の購入を検討する際は、各ローンプランの特徴を比較検討し、長期的な視点で最適な選択をするのがおすすめです。
▼ライタープロフィール
鈴木祐貴
車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。
現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。
バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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