カーローンの与信では何を見られるの?審査対策や申し込み必要書類をご紹介!
自動車を購入する際は、一括払いの他にカーローンを利用できます。この時、カーローンの与信が重要です。しかし「与信」という言葉に馴染みが無い方も多いのではないでしょうか。
本記事ではカーローンの与信の内容や借入先ごとの審査の特徴をご紹介します。「カーローンの与信とはなにか」または「与信審査をどのように乗り越えればいいのか」といった疑問もきっと解決するでしょう。ぜひ参考にしてください。
※目次※
・カーローンの与信は「信用してお金を貸す」という意味。与信審査は年収や勤続年数から返済能力を見られる。
・与信審査は借入先によって難易度が異なる。ディーラー系は金融機関系よりも審査に通りやすいが金利は高め。
・与信に不安がある場合は自身の信用情報を調べて仮審査を試してみよう。借入額を減らすためには中古車をおすすめ。
カーローンの与信は信用確認のためにある
カーローンにおいて、与信とは何を指すかご存じでしょうか。与信はカーローンの審査に関わる言葉です。まずこの項目で、与信の概要とカーローンにおける役割をご紹介します。これからカーローンの申し込みを考えている方にとっても重要なことであるため、ぜひ覚えておいてください。
「与信」の意味について
与信の本質的な意味は、文字通り「相手に対して信用を与えること」です。しかし、金融業界では「信用してお金を貸すこと」という意味で汎用的に用いられます。カーローンにおいても後者の意味合いが適切でしょう。本記事でも後者の意味を前提として使用するため、ぜひ覚えておいてください。
見られるのは返済能力
カーローンを申し込むと、借入先は利用者に対して審査を行います。審査に落ちた人はカーローンを利用できません。
カーローンは車の代金をローン会社が代わりに負担します。そして、利用者は総額を分割し、一定期間ごとに支払いながらいずれ完済するという仕組みです。
しかし、契約者の中には返済が滞る人も出てきます。そのため、審査では「貸したお金を返済する能力があるか」という信用を図ることが目的です。これを「与信審査」とも呼びます。
カーローンの与信で見られる主なポイント
カーローンの与信審査では、どのような点を軸に返済能力を図るのでしょうか。実は、ローン会社は利用者が申告した情報だけでなく、信用機関からの開示情報も参考に審査を行います。これらを理解しておくことで、自身がどの程度の信用を証明できるかわかるでしょう。この項目で詳細を解説します。
これまでの金融事故と実績
住宅ローンなど、過去に他のローンを利用した経験がある方もいるでしょう。この時に滞納などの金融トラブルがあると返済能力が乏しい人と判断され、与信審査にマイナスな影響を及ぼしてしまいます。一方で、問題なく完済している場合は、ひとつの実績として信用を得られるでしょう。
また、ローンだけでなく公共料金や携帯料金、クレジットカード払いの遅延も与信審査に含まれます。
年収と借入のバランス
安定した収入は返済能力の高さに直結します。収入の安定度の指標として、基本的には年収を申告することが多いでしょう。しかし、一概に収入が低ければ与信審査に通らないというわけではありません。
重要な点は「借入額とのバランス」です。収入に見合った借入であれば、十分利用できる可能性はあるります。ただし、借入額には現在利用しているほかのローンの借入額も合計して考慮される場合があるため注意しましょう。
雇用形態と勤続年数
カーローンは数年にわたって返済していくものです。一時的な年収だけでは与信として不十分な場合もあります。そのため、勤続年数も重要なポイントです。継続して安定した年収を得ていることを証明できます。
さらには雇用形態も審査の対象です。アルバイトやパートでは収入が不安定と判断される可能性が高くなります。正社員として特定の企業に長く勤めていることが重要です。
これらの申告した情報は、企業に対して確認の連絡が入る場合があります。審査に通るために嘘の情報を記載することはやめましょう。
個人事業主は雇用者と異なる面がある
自営業を行っている方や、フリーランスで仕事をしている方もいるでしょう。このような個人事業主は、事業実績と事業年数が与信の材料となります。
自身の裁量で仕事を決定するため、雇用者に比べて収入が不安定と判断されがちです。先述した点に加えて、確定申告が確実にされていることも大きなポイントとなるでしょう。
金融機関系の与信審査とローンの特徴
カーローンには、借入先によってさまざまな種類が存在します。そのひとつが金融機関系ローンです。これは、銀行や信用金庫を借入先とします。これらのローンや与信審査には、どのような基準を儲けているのでしょうか。この項目で金融機関系ローンの詳細を見ていきましょう。
審査が厳しく時間がかかる
銀行の与信審査は、仮審査と本審査の2つです。銀行系は審査が厳しく、多くの場合年齢制限や前年度の年収に条件が設定されています。厳重に返済能力をチェックされるため、審査が終えるまでには時間がかかるでしょう。申し込み方法や時期にもよりますが、目安としては3~7営業日です。
特定の会社で勤続している社会人であっても落ちる可能性があるため、学生の方やフリーターの方には利用が難しいローンと言えるでしょう。
提出書類が多い
金融機関系ローンはこのような厳しい審査のため、提出書類も多数存在します。以下、銀行ローンの必要書類一覧です。借入先によって異なるため参考までにご覧ください。
必要書類 |
内容 |
本人確認書類 |
以下からいずれか1点 ・運転免許証 ・写真付住民基本台帳カード ・個人番号カード(マイナンバーカード) ・パスポート ・在留カード |
使い道を確認できる書類 |
・見積書または注文書
【借り替えがある場合】 ・契約書等 ・ローン返済予定表 ・直近3ヵ月の通帳のコピー ・車検証のコピー |
収入を確認できる書類 (借入額が一定を超える高額の場合) |
以下からいずれか1点 ・源泉徴収票 ・住民税決定通知書 ・確定申告書 第1表、第2表 ・納税証明書 その1、その2 ※個人事業主の場合は納税証明書が必要 |
金利は低く返済計画が立てやすい
金融機関系ローンの大きなメリットは金利の低さです。一般的な金利の目安は1%~4%程度でしょう。
銀行系は借入期間の上限も広く、計画的に返済できます。さらに、定期の支払額を一時的に上げる「繰り上げ返済」や、残額をすべて支払う「一括返済」を利用することで、ボーナス月などの余裕がある月にまとめて返済することも可能です。
収入状況に応じて柔軟に返済プランを選択できるため、与信審査が厳しい分一度通ってしまえばお得に返済していけるでしょう。
ディーラー系の与信審査とローンの特徴
もう一方の主な借入先がディーラーです。厳密にはディーラーが提携している信販会社から借入を行います。金融機関系と比較した時、与信審査や返済面でどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。この項目で見ていきましょう。
厳しさ・時間・書類は金融機関より少ない
ディーラーローンにも仮審査は存在します。ただし、ディーラーを通しているため銀行ほど厳しくはありません。金融機関系に落ちた方も利用できる可能性があります。与信審査に要する時間や提出書類も少なく済むでしょう。
また、ディーラーローンは銀行や信用金庫に別途手続きを行う必要があります。しかし、車の購入先でそのままローンを申し込めるため、手間の少なさもメリットといえるでしょう。
金利は高めで返済計画の自由度が低い
一方で、ディーラーローンは金融機関系に比べて金利が高めです。3%~6%が目安でしょう。借入期間も銀行に比べ短く、繰り上げ返済を利用する場合も一括返済に限られることがほとんどです。さらには、一括返済を利用するにあたって手数料も発生する可能性があります。
自分の所有物にならない
銀行ローンを利用した場合、ローンを契約した時点で車の所有権は自分に移ります。しかし、ディーラーローンは完済するまで名義上はディーラーの所有物です。
ローンを返済中に故障車になった場合や、ほかの車の買い替えようと思った場合も、一括返済しなければ勝手に廃車・売却することが不可能です。しかし、売却の場合は店舗によって売却額を返済に利用できる場合があるため、ディーラーに相談してみるといいでしょう。
カーローンの与信に不安がある場合の対策
カーローンの審査において、与信基準を満たしていないのではないかと不安に思う方もいるでしょう。しかし、本審査までに準備できることがいくつか存在します。この項目を参考に、ぜひ対策を行ってください。
与信調査をする
まずは自身の与信レベルを確認しましょう。金銭のやり取りは信用機関によって登録されています。個人でも有料で開示請求を行うことで、これまでの延滞や解消日といった情報を確認することが可能です。事前に確認することで自身の与信がどの程度か、目安を理解できるでしょう。
主な信用機関として「CIC」「JICC」「KSC」の3つが存在します。下記の表にそれぞれの信用機関と扱っている情報内容をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
信用機関名 |
管轄 |
開示情報 |
CIC (指定信用情報機関) |
CICに加盟する クレジット会社の情報 |
クレジットの契約内容・支払い状況 |
JICC (日本信用情報機構) |
JICCに加盟する 金融業者の信用情報 |
債務・貸付に関わる情報 |
KSC (全国銀行個人信用情報センター) |
KSCに加盟する 銀行の信用情報 |
ローンやクレジットカードの返済状況 |
借入診断・仮審査を試す
本審査に落ちるとそれまでの手間が無駄になるうえに、信用機関にも落ちたという履歴が残ってしまいます。そのため、本審査前には借入診断や仮審査が有用です。
これらはクレヒスに残らないため、ひとまず試してみる価値はあるでしょう。また、銀行系はネットで簡単な借入診断も実施しています。いくつか項目を入力するだけで結果もすぐに返ってくるため、本審査の目安を知る意味でも気軽に利用してみましょう。
カーローンの借入額を減らす
先述の通り、カーローンの与信には収入と借入額のバランスが重要と言えます。与信審査までに収入を増やすことは困難ですが、借入額を減らすことは可能です。
例えば、頭金を用意することで借入額を少なくできます。それも難しい場合は、購入費の安い車を選択するといいでしょう。性能は塚くても車種によって価格帯はさまざまです。グレードやボディカラーを変えるだけでも価格は変わるため、選択肢を広げて考えてみましょう。
カーローンの与信が気になるなら中古車を選ぼう!
新車にこだわっていると、収入が低い方は与信の確保が難しいかもしれません。そのような時は、中古車の購入も検討してみましょう。中古車を選択すれば与信審査に通る可能性を上げられます。この項目で中古車のメリットを見ていきましょう。
借入額が減らせる
中古車は新車に比べ価格が安いため、借入額自体が少なく済みます。頭金があればさらに借入額を減らすことも可能です。
中古車の中でも価格帯はさまざまで、年式や先進装備にこだわりがなければ10万円台で購入できる商品もあります。選び方によってはローンを組まずに済むことあるでしょう。
選べる範囲が広がる
新車として販売される車は、フルモデルチェンジやマイナーチェンジにより随時変わっていきます。常に最新の装備にアップグレードされる一方で、選択肢は現行型に限定されてしまうのです。
しかし、中古車は生産終了しているモデルやグレードを入手することが可能です。オプション装備やボディカラーも選択肢が広がるため、自分に最適な一台を見つけられるでしょう。
ローンを組んでも納車が早い
場合によりますが、新車はボディーカラーやオプション装備を選択し、購入が確定した時点で生産が始まります。ローンの与信審査も含めると、納車までにかなりの時間がかかることが考えられるでしょう。
その点、中古車はローンを含めても納車までの流れがスムーズです。さらにローンを利用するまでもない価格であれば、さらに時間を短縮できます。「忙しくて時間がない方」や「すぐに車が必要な方」におすすめです。
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まとめ
カーローンは与信審査のために一定の基準が設けられています。人によっては利用が難しい場合もあるでしょう。借入先の選択や事前の債務整理、中古車の利用などで実現できる可能性が上がるため、本記事を参考に対策してみましょう。
中古車の購入を検討している方はぜひネクステージをご利用ください。価格帯・車種・グレードまで幅広くご用意しております。ローン無しでの購入も検討しやすい価格帯も探せる中古車もあり、適正な整備・点検のもと、品質にも自信を持って販売しておりますので、一度お気軽にご連絡ください。