残価設定ローンはデメリットばかり?賢い活用方法や他の支払い方法との比較も

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残価設定ローンはデメリットばかり?賢い活用方法や他の支払い方法との比較も

残価設定ローンはデメリットばかり?賢い活用方法や他の支払い方法との比較も

新車購入を考えている人は、残価設定ローンという言葉を耳にしたことがあるでしょう。残価設定ローンにはメリットもありますが、知っておくべきデメリットも潜んでいます。

 

本当に自分に適した選択肢なのかを判断するには、基本概要はもちろん、デメリットを踏まえた賢い活用方法を知ることが欠かせません。この記事では、残価設定ローンについて、知っておくべき情報を詳しく解説します。

 

※目次※

1.残価設定ローンの基本。メリット・デメリットの理解のために

2.残価設定ローンの5つのデメリット

3.デメリットだけじゃない!残価設定ローンの2つのメリット

4.デメリットもある残価設定ローン契約終了時の選択肢

5.デメリットが気になる残価設定ローンの賢い活用方法

6.デメリットが気になる残価設定ローンと他の車両購入方法の比較

7.まとめ

 

■POINT

・残価設定ローンは総支払い額が高くなりやすく、契約満了時に追加料金も発生する可能性がある。

・残価設定ローンは月々の支払いを抑えられて、新車の乗り換えもしやすいのがメリット。

・残価設定ローンのデメリットを踏まえた上で、賢い活用方法を把握することが大切。

 

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残価設定ローンの基本。メリット・デメリットの理解のために

残価設定ローンはデメリットばかり?賢い活用方法や他の支払い方法との比較も

残価設定ローンとはどのような仕組みなのか、分からない人も多いでしょう。まずは、基本の仕組みとローン期間、計算例などを紹介します。メリットとデメリットを把握するためには、まず基本情報を理解することが欠かせません。

 

残価設定ローンとは

残価設定ローンは、車の将来の下取り価格(残価)をあらかじめ設定し、車両価格から残価を差し引いた金額を分割で支払う仕組みです。例えば、300万円の車を購入する際、残価を100万円と設定すれば、200万円を分割支払いすることになります。

 

契約満了時には、「車を返却して新車に乗り換える」「残価を支払って車を買い取る」「車を返却する」という3つの選択肢から、いずれかを選ぶのが基本です。

 

残価設定ローンは3年・5年・7年から選ぶ

残価設定ローンは、一般的に3年・5年・7年の契約期間から選びます。ここでポイントとなるのが、「残価率」です。残価率とは、新車が3年・5年と経過した後、下取り額(中古車としての価値)がどのくらいになるかを表します。

 

3年契約は、月々の支払いは比較的高いものの、まだ車両の年式が新しいので残価率が高く、結果として総支払い額を抑えやすいのが特徴です。5年契約は、月々の支払いと総支払い額のバランスが良いでしょう。

 

7年契約は月々の支払いが最も低くなりますが、残価率が大幅に下がるため、下取り額はあまり期待できません。

 

残価設定ローンの具体的な計算例

残価設定ローンの、具体的な計算例を見てみましょう。300万円の車を、5年ローンで購入する場合を考えます。残価を100万円と設定すると、200万円を60回で分割返済することになるでしょう。

 

月々の返済額は、金利3%と仮定すると約3万6千円です。一方、マイカーローンでは約5万4千円となり、残価設定ローンのほうが月々の負担が1万8千円ほど軽減されます。ただし、残価設定ローンは最終回で100万円の残価支払いが必要です。

 

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残価設定ローンの5つのデメリット

残価設定ローンはデメリットばかり?賢い活用方法や他の支払い方法との比較も

残価設定ローンには、マイカーローンと比較していくつかのデメリットがあります。デメリットを理解することで、自身に適しているかどうかを判断する材料となるでしょう。ここでは、残価設定ローンの主なデメリットを5つ解説します。

 

【残価設定ローンのデメリット.1】金利が比較的高い

残価設定ローンの金利は、一般的に銀行のマイカーローンよりも高めに設定されています。これは、残価設定により借主のリスクが低くなる分、金利に反映されるためです。

 

例えば、同じ車種でも残価設定ローンのほうが、マイカーローンより年利が0.5%~1%程度高くなることがあります。

 

また、残価にも金利がかかるため、月々の支払いは抑えられても、総支払い額は予想以上に高くなる可能性があるでしょう。車種や契約内容によっては、さらに金利が上昇することもあるため注意が必要です。

 

【残価設定ローンのデメリット.2】走行距離の制限がある

残価設定ローンは、走行距離に制限があることもデメリットのひとつです。これは、車の将来価値を保証するために設けられた条件で、多くの場合、年間1万5千km程度に制限されます。

 

制限を超過すると、1km当たり5円~20円程度の追加料金が発生するでしょう。例えば、年間2万km走行した場合、最大で9万円の追加費用が必要になる可能性があります。

 

また、常に走行距離を気にしながら運転する必要があり、心理的なストレスも無視できません。自由にドライブを楽しみたい人や、仕事で車を多用する人には不向きといえるでしょう。

 

【残価設定ローンのデメリット.3】車両状態により追加費用が発生する可能性

残価設定ローンの契約終了時、車両の状態によっては追加費用が発生する可能性があります。通常使用による劣化は許容されますが、大きな傷や故障がある場合、修理費用を負担することになるでしょう。

 

査定基準はメーカー・車種によって異なるため、契約時に詳細を確認しておくことが重要です。予想外の費用を請求されないためにも、常に車両を大事に扱う必要があります。

 

【残価設定ローンのデメリット.4】カスタマイズに制限がある

残価設定ローンを利用する場合、車両のカスタマイズに制限があることもデメリットです。基本的に残価設定ローンは、契約終了時に車を返却することを前提としています。

 

派手な塗装や大規模な内装変更など、一般的なユーザーにとって価値が低いと判断されるカスタマイズは、避けなければなりません。カスタマイズが車の価値を下げ、設定された残価を下回る可能性があります。

 

車を自分らしくアレンジしたい人や、自由にカーライフを楽しみたい人には、残価設定ローンは不向きかもしれません。カスタマイズの自由度を重視する場合は、マイカーローンや現金購入を検討するほうがよいでしょう。

 

【残価設定ローンのデメリット.5】中途解約時のリスク

残価設定ローンの中途解約には、大きなリスクが伴います。残債と残価の一括返済が必要となり、予想外の高額支払いに直面する可能性があるでしょう。

 

例えば、300万円の車(残価100万円)を5年ローンで購入し、3年目で解約する場合、残債100万円に加え、残りの3年分の合計額を一度に支払わなければなりません。また、車の査定額が残価を下回ると、その差額も負担することになります。

 

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デメリットだけじゃない!残価設定ローンの2つのメリット

残価設定ローンはデメリットばかり?賢い活用方法や他の支払い方法との比較も

残価設定ローンにはデメリットだけでなく、メリットも存在します。ここでは、残価設定ローンの主な利点を2つ見ていきましょう。残価設定ローンを利用すれば、月々の支払いを抑えられたり、新車へ乗り換えやすかったりします。

 

【残価設定ローンのメリット.1】月々の支払いが抑えられる

残価設定ローンを利用すると、月々の支払いを大幅に抑えられます。車両価格から、将来の下取り価格(残価)を差し引いた金額のみをローンの対象とするためです。

 

例えば、300万円の新車を購入する際、3年後の残価を100万円と設定すれば、ローンは200万円分のみとなります。

 

マイカーローンでは300万円全額を返済する必要がありますが、残価設定ローンなら200万円分のみで済むので月々の負担が軽減されるでしょう。

 

【残価設定ローンのメリット.2】新車に乗り換えやすい

残価設定ローンなら、新車への乗り換えが容易になるのもメリットです。契約満了時に同じメーカーの新車に乗り換える場合、残価の支払いが不要となるため、手軽に最新モデルを楽しめます。常に新しい車に乗りたい人にとって、魅力的でしょう。

 

ただし、他メーカーの車に乗り換えたい場合は、残価を一括で支払う必要があります。また、短期間での契約が一般的なため、同じ車に長く乗りたい人にも不向きかもしれません。

 

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デメリットもある残価設定ローン契約終了時の選択肢

残価設定ローンはデメリットばかり?賢い活用方法や他の支払い方法との比較も

残価設定ローンの契約期間が終了すると、買取・返却・乗り換えという3つの選択肢を迫られます。各選択肢にはそれぞれ特徴があり、自身の経済状況や今後の車の使用計画によって、最適な選択が変わってくるでしょう。

 

【残価設定ローン終了後.1】買取を選択する場合

残価設定ローンの契約が終了し、車両の買取を選択した場合、いくつかの手続きが必要になります。まず、残価として設定された金額を一括で支払うか、分割で支払うかを決めることになるでしょう。

 

一括払いの場合、その場で車両の所有権が完全に自分のものになります。分割払いを選択する場合は、新たなローン契約を結ぶのが一般的です。

 

ただし、分割払いを選んだ際の金利は、当初の残価設定ローンよりも高くなる可能性があります。そのため、事前にディーラーに確認し、総支払い額を計算しておくのが賢明です。

 

【残価設定ローン終了後.2】返却を選択する場合

車両を返却する選択をした場合、まずディーラーが車両の状態を確認します。この際、契約時に定められた条件を満たしているかが、チェックされるでしょう。

 

走行距離が契約で定められた上限を超えている場合は、追加料金が発生します。また、大きな傷・へこみなど、通常の使用による劣化以上の損傷がある場合も、修理費用を請求される可能性があるでしょう。

 

これらの追加費用を避けるためには、契約期間中に車両を丁寧に扱い、定期的なメンテナンスを行うことが重要です。返却手続きが完了すれば、それ以降の支払い義務はなくなります。

 

【残価設定ローン終了後.3】乗り換えを選択する場合

新車への乗り換えを選択する場合、通常は同じメーカーの車を選ぶことになります。この選択肢の大きなメリットは、下取り額が保証されている点です。市場価格の変動に左右されず、契約時に設定された残価で車を売却できます。

 

ただし、走行距離が契約時の条件を超えていたり、車両の状態が悪かったりする場合、減額される可能性がある点に注意が必要です。また、新車の価格が上昇していた場合、差額の支払いが必要になることもあります。

 

乗り換え時には、新しいローン契約を結ぶことになりますが、この際の金利や条件をよく確認することが重要です。場合によっては、残債を新しいローンに上乗せできるケースもあります。

 

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デメリットが気になる残価設定ローンの賢い活用方法

残価設定ローンのメリット・デメリットを踏まえた上で、賢く活用するにはどうすればよいのでしょうか。

 

まず、残価が高く設定される人気車種を選ぶことで、月々の支払いを抑えつつ、将来の選択肢を広げられます。また、低金利の車種やディーラーを探すことで、総支払い額を抑えられるでしょう。

 

走行距離制限については、自身の使用状況を正確に把握し、制限内に収まるよう計画的に利用することが重要です。カスタマイズに制限がある点は、純正オプションを中心に選ぶことで対応できます。

 

契約終了時の選択肢については、事前によく検討し、自身のニーズに合った選択をすることが大切です。例えば、新車への乗り換えを予定している場合は、契約終了時期を新モデル発売時期に合わせるなど、戦略的な活用ができます。

 

残価設定ローンは、これらの点を踏まえて利用することで、そのメリットを最大限に生かせるでしょう。

残価設定ローンを利用する場合の注意点

残価設定ローンはデメリットばかり?賢い活用方法や他の支払い方法との比較も

残価設定ローンと他の車両購入方法と比較することで、その特徴をより明確に理解できるでしょう。ここでは、現金購入やマイカーローン、リースと比較し、それぞれのメリット・デメリットを分析します。

 

自分の経済状況や車の使用計画に最適な購入方法を、見極めるための参考にしましょう。

 

デメリットが気になる残価設定ローンと現金購入との比較

残価設定ローンと現金購入は、どちらが賢明な選択なのでしょうか。残価設定ローンの最大のデメリットは、総支払い額が高くなる可能性がある点です。残価設定ローンは金利の分だけ総支払い額が高くなりますが、現金一括払いなら金利負担はありません。

 

ただ、残価設定ローンには、月々の負担を軽減できるメリットがあります。現金一括払いは資金繰りの面でハードルが高いため、若年層や家族を持つ世代には適さない場合があるでしょう。自身の経済状況や車の使用計画に応じて、選択することが重要です。

 

デメリットが気になる残価設定ローンとマイカーローンとの比較

残価設定ローンとマイカーローンの違いを理解することは、車の購入方法を選ぶ上で重要です。残価設定ローンの最大のメリットは、毎月の返済額を抑えられる点にあります。

 

例えば、残価設定ローンで300万円の車を購入する場合、残価を100万円に設定すれば、分割払いする必要があるのは200万円分のみです。契約満了時には、車を買い取る・返却する・新車に乗り換えるという、3つの選択肢があります。

 

一方、マイカーローンでは、車両価格全額を分割で支払うため、毎月の負担が大きくなるでしょう。完済後には車の所有権が自身へ完全に移転しますが、選択肢はひとつのみです。しかし、走行距離に制限がなく、車を自由に使用できる利点があります。

 

短期間で車を乗り換えたい場合は残価設定ローン、長期間使用する予定ならマイカーローンが適しているでしょう。

 

デメリットが気になる残価設定ローンとリースとの比較

残価設定ローンと自動車リースは、どちらも月々の支払いを抑える仕組みを持つ方法ですが、それぞれ特徴が異なります。

 

残価設定ローンは、契約終了時に車の所有権を得られる可能性がある点が特徴です。契約期間が比較的短く、車両価値の下落リスクを負う可能性が高くなります。

 

一方、リースは基本的に「車を借りる」形態です。長期契約であることが多く、月々の支払いに税金・手数料が含まれるため、残価設定ローンより高額になるかもしれません。

 

ただし、リースには契約満了時に残価精算を行わない「クローズドエンド」方式もあり、追加料金のリスクを回避できる場合もあります。

 

自身の使用目的や経済状況を考慮し、それぞれのメリット・デメリットを比較検討することが重要です。

 

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まとめ

残価設定ローンはデメリットばかり?賢い活用方法や他の支払い方法との比較も

残価設定ローンは、メリットとデメリットを併せ持つ車両購入方法です。月々の支払いを抑えられ、新車への乗り換えが容易になる一方で、金利の高さや走行距離制限などのデメリットもあります。

 

頻繁に車を乗り換えたい人や、当面の支出を抑えたい人に向いているといえるでしょう。一方で、長期的な所有を考えている人や、カスタマイズにこだわる人には不向きな面があります。

 

重要なのは、自身のニーズと財政状況を慎重に評価し、契約内容を十分に理解することです。残価の設定や契約終了時の選択肢など、細部に注意を払うのも忘れてはいけません。他の購入方法との比較も行い、総合的に判断することで、最適な選択ができるでしょう。

 

 

▼ライタープロフィール

残価設定ローンはデメリットばかり?賢い活用方法や他の支払い方法との比較も

鈴木祐貴

車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。

現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。

バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。

 

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