妻名義で車のローンを組みたい!勤務状況ごとの条件や審査を受ける時の対策
家事や子育てに忙しい方の中には、生活環境により車が必要になる方は多いのではないでしょうか。さまざまな事情を考慮したうえで、妻名義で車のローンを組みたいと考えておられる方も多くいるでしょう。
専業主婦やパート勤務の主婦でも、車のローンを組むことができるのでしょうか。ほかのローン同様、車のローンにも審査があります。ローンの審査基準や通りやすい条件について事前に把握しておくことは大切です。予備知識を知り、車購入に関する不安を軽減しましょう。
※目次※
2.妻名義での車のローン審査に通りやすい条件【パート勤務の場合】
3.妻名義での車のローン審査に通りやすい条件【専業主婦の場合】
7.お得な中古車をお探しなら豊富な在庫を持つネクステージへ!
・パート勤務や専業主婦であっても、安定した収入があるかどうかが審査通過率に影響する
・頭金の用意や連帯保証人により妻名義でローンを組める確率が高まる
・中古車購入で購入資金を抑えるのは、お得な車購入方法の一つであることを覚えておこう
妻名義で車のローンを組みたい!
車の購入にあたり、ローンの利用は便利です。関係する事情を考慮したうえで妻名義のカーローンを組みたいと思う場合、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
ここでは、主婦がローンを組む場合の審査基準や通りやすい条件について解説します。また、妻名義でローンを組んだ場合の注意点についても事前におさえ、スムーズな車の購入にお役立てください。
車のローンには審査がある
どの種類のローンについてもいえることですが、ローンを組む際には審査があります。なかでも車のローンのような用途が限られている目的別ローンは、一般的に審査が厳しくなります。いくつかのチェック項目が設けられており、規定の審査基準に通らなければローンを組めません。
車を含め各ローンに審査がある理由は、借入側の返済能力を見極めて、無理のない返済プランを立てるためです。
ローン審査で確認される項目は同じ
車のローン審査でチェックされる主な項目は、ほかのローンと同様です。代表的な項目は、勤務状況、借入状況、信用状況などがあります。勤務状況では、公務員、正社員、パート、派遣社員、専業主婦、無職に分けて審査される場合が一般的です。勤務先の会社規模や勤続年数によっても、返済能力の有無が判定されます。
他社での借入件数や金額によっても、大きく左右されることを覚えておきましょう。過去にクレジットカードの返済遅延など金融事故の有無も調査されます。ただし、審査基準は各ローン会社によって異なるため、過去に返済遅延などがあっても必ずしもローンが組めないわけではありません。
勤務状況によってローン審査の通りやすさが変わる
妻名義でローンを組む際に、気になるのは勤務状況ではないでしょうか。正社員や派遣社員に加え、パート勤務や専業主婦など、家庭の事情により勤務状況はさまざまです。それぞれの勤務状況により、ローンの通りやすさも変わります。
これは、年収の3分の1までしか借入できない、という総量規制が貸金業法により規定されているためです。ただし銀行系やディーラー系での自動車ローン利用の場合は、例外として「自動車購入資金貸付」にあたり、総量規制対象外とされます。
いずれにしても、借入額をきちんと毎月返済できるのかどうかが、審査上最も重要なポイントです。
(参考:『貸金業法Q&A|金融庁』)
妻名義での車のローン審査に通りやすい条件【パート勤務の場合】
銀行系のカーローンの場合、パート・アルバイト勤務の主婦が組むのは簡単なことではありません。金利が低く設定されている分、審査が厳しい傾向にあるためです。そのなかでも通りやすい条件がありますので、以下でご紹介します。
安定したパート・アルバイト収入
パート・アルバイト勤務の主婦がローン審査に通りやすい条件の一つは、安定した収入です。安定した収入といっても、明確な基準はありません。借入金額を安定して返済し続けるだけの収入があるかどうかが審査通過の目安です。
また、ローン申込時の年齢が満20歳以上であることや、勤続年数が1年以上であることを条件としているローンが多くあります。ローンを組んだ後すぐに仕事を辞めたり、勤務先を変更したりしないかどうかも重要ポイントです。
個人信用情報に傷がない
一般に金融事故といわれる個人信用情報に傷のないことが、審査上重要ポイントであることをご存じの方は多いのではないでしょうか。金融事故とは、他ローンの返済長期遅延や滞納、強制解約や債務整理などです。これには住宅ローン、クレジットカード、携帯電話料金も含まれます。
個人信用情報機関に記載された情報は、数年間保存されることを覚えておきましょう。もし、夫を連帯保証人としたい場合は、夫の信用情報に傷がないことも確認しておくことが必要です。
妻名義での車のローン審査に通りやすい条件【専業主婦の場合】
ローン審査において収入と借入のバランスを重視されることを考慮すると、同じ主婦でもパート・アルバイト勤務をしていない専業主婦の場合は、審査通過が厳しくなります。
しかし、一定の基準を満たすのであれば専業主婦でも審査に通りやすくなります。信用情報に金融事故歴がないことに加えて、主な3つの条件は下記項目の通りです。ご自身の状況と照らし合わせて検討してください。
不動産での賃貸収入がある
パート・アルバイト勤務していないとしても、不動産での賃貸収入がある場合は審査に通る可能性が高まります。不動産での賃貸収入は、毎月手元に入ることが原則です。ローン会社側から毎月の返済が可能な安定した収入がある人とみなされると、ローンを組める場合があります。
休職中で復帰の予定がある
専業主婦のなかには、現在出産や育休などの休暇中のために無職という方もいるでしょう。その場合、職場への復帰予定がきちんと示されるのであれば、一定の収入がある人とみなされます。
職場復帰までの期間により審査基準が異なるため一概にはいえませんが、明確な時期を提示することで審査通過の可能性が高くなることが一般的です。
給与所得以外の収入がある
近年は多種多様な収入源があるため、書類上専業主婦だとしても個人事業収入があるという方は珍しくありません。ブログや動画配信などによるアフィリエイト広告、印税、著作権などによる収入です。給与所得ではなくても毎月安定した収入がある証拠資料を提示できれば、ローンを組める可能性は大いに高まります。
妻名義で車のローンを組んだ場合の注意点
妻名義で車のローンを組む場合、覚えておきたい注意点がいくつかあります。注意点をきちんと押さえておくことで、知らず知らずのうちに違法行為やトラブルに巻き込まれてしまう危険性を回避できます。
ローンの支払い義務について
カーローン だけでなくどのローンについてもいえることですが、ローン契約者(名義人)が毎月の返済を行わなう必要があります。妻名義のローンであれば、妻の口座からの引き落としとなります。返済は義務であることを覚えておきましょう。
名義貸しは、法律上禁止されています。夫が自分名義でのローンが組めないため、代わりに妻名義にするというような安易な考えは危険です。名義貸しが疑われた場合、各金融機関に対する詐欺罪に問われる可能性もあります。
車検証の名義について
通常車検証には、車の所有者と使用者という2つの名義があります。ディーラーローンで購入した車の所有者は、ローン会社またはディーラー名義です。一方、銀行系ローンで購入した車は、購入者本人名義となります。
妻名義でローンを組んだ場合、銀行系ローンでの購入であれば妻が車の所有者です。しかし、実際に車を使用するのは夫やほかの家族という場合は、使用者名義は妻ではなく実際に使用する家族名義にしておく必要があります。事故やトラブルが発生した際に、車検証名義は重要になるため確認しておきましょう。
妻名義で車のローンが組みにくい場合の対処方法
収入がさほど多くない妻名義でローンを組むことにした場合、審査通過率を上げるための対処方法があります。ローンの種類を比較検討したり、借入額を少し工夫したりすることなどです。以下で、いくつか紹介しますので参考にしてください。
審査基準が低いディーラーローンで審査する
車のローンには、ディーラーローンや銀行系ローンがあります。銀行系ローンは金利の低い設定が多いものの、審査基準の厳しいことが一般的です。
一方、ディーラーローンは審査基準が低いため、主婦でも通りやすくなっています。購入する車を担保としており、所有権をディーラーまたはローン会社であることが大きな理由です。所有権が妻名義にならないデメリットもありますが、自身の状況にどれが合っているのかをよく検討しましょう。
女性向けのマイカーローンに申し込んでみる
銀行系ローンのなかには、パート収入の主婦をターゲットにした商品もあります。女性の活躍を積極的に支援する目的で用意されているローン商品です。
そのような女性向けのカーロ-ンであれば収入の高さだけを重視されないため、審査に通る可能性が高まります。利用している銀行に女性向けローンが用意されていないかを確認しましょう。
頭金を提示してみる
車をローンで購入する際には、頭金をある程度用意しておくことにより借入金額を少なくできます。借入金額が大きいほど審査が厳しくなりますが、少なければさほど厳しく審査されません。
用意する頭金の金額があらかじめ決まっているローンもありますが、ある程度購入者の希望を聞いてくれることもあります。用意できる頭金の金額を提示して、残額分のローンを組めないかどうか、担当者に相談しましょう。
配偶者などに連帯保証人になってもらう
収入の多くない人がローンを組む場合には、連帯保証人を立てることがあります。連帯保証人とは、ローンを組んだ本人が返済できない場合に代わりに支払う人のことです。連帯保証人になれる人は、ローン申込者より安定した収入がある、信用情報に傷がない、評価資産の有無どの条件があります。
連帯保証人に関するトラブルを減らす目的で、2020年に連帯保証人に関する民法が改正されました。しかし、大抵の場合トラブル回避のために配偶者などの近親者が連帯保証人として好ましいことを覚えておきましょう。
妻名義のローンを組みやすくするなら中古車購入がおすすめ
先ほども述べたとおり、借入額が少なければローンの審査はあまり厳しくありません。新車の購入には高額のローンを組むことが必要になります。費用を抑えるために中古車購入を検討することもひとつの方法です。
国内の中古車市場には、程度の良い中古車が豊富に流通しています。上手な車選びを行うことにより、ローンの借入額を減らせるでしょう。
主婦で借りられる金額について
ローン審査で重視されるポイントは、安定した収入であるということは前述の通りです。収入と借入金額の目安として「返済比率」という基準があります。返済比率とは、1年間の返済金額の合計と年間収入の比率のことです。一般的に返済比率の目安は、約40%といわれています。
多くの銀行系自動車ローンの借入限度額は1,000万円~1,500万円ですが、返済比率と照らし合わせて、各個人に合わせた借入可能額が決定される仕組みです。通常、主婦であれば配偶者控除など関係する要素を踏まえて仕事をしていることも多いため、返済比率を考慮するとあまり高額借入は期待できません。
中古車で借入金額を抑える
返済比率を踏まえて、妻名義でのおおよそローン借入可能額を予想しましょう。あまり高額を借入できないことが予想されるのであれば、中古車購入の検討がおすすめです。購入支払総額を抑えたうえで、ローンを申込みすると審査に通りやすくなります。
また、中古車であれば、新車ではあきらめざるを得なかったグレードやオプションを選ぶことも可能です。車の使用目的などを考慮して、ローン借入可能額内での車選びをしましょう。
お得な中古車をお探しなら豊富な在庫を持つネクステージへ!
豊富な中古車市場から、自分の希望条件に合った車を選ぶことはは大変だと感じるのは自然なことです。中古車販売店によっても抱えている在庫数が異なるため、どの販売店で購入するかで選択肢も変わります。
全国展開しているネクステージは取扱車種や台数が多く、低価格帯車の品揃えも多いことが特徴です。購入後の保証も付いているため、万が一の際にも備えられます。ローンでの購入をはじめ、お客様の予算や希望条件に合わせた車選び相談など、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
やみくもにローンを申し込んで審査に通らない経験をすると、精神的にダメージを受けてしまいます。妻名義で車のローンを組む際の、注意点やポイントについて事前に把握しておきましょう。ローン会社に妻の収入内で毎月安定して返済できると判断されることが大切です。
借入額を抑える方法の一つとして、中古車購入がおすすめです。中古車といっても、それぞれ状態はさまざまです。良質な中古車を取り扱うネクステージでは、お客様が満足してご購入いただけるよう全力でサポートいたします。