ディーラーローンとは?車購入時の特徴や審査の傾向と銀行ローンとの違い
新車を購入する際、申し込みの手軽さや審査時間などからディーラーローンの使う方が多くいます。
ディーラーローンは銀行ローンと比べて審査に通りやすいと言われていますが、自身が置かれている状況によって「審査が通らないのではないか、審査基準をもっと詳しく知りたい」と思う方もいるのではないでしょうか。
今回は、ディーラーローンの種類や特徴、金利などについてご紹介します。車の購入時にディーラーローンを利用しようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
※目次※
・ディーラーローンは銀行ローンに比べて審査が通りやすく手軽さもあるが、銀行ローンに比べて金利が高く設定されている。
・ディーラーローンは、通常クレジット(フルローン)・残価設定型クレジットなどメーカーによって異なる。
・ディーラーローンの審査が不安な方は中古車も検討しよう。ネクステージでは中古車を豊富に取り扱っており、予算やローンについても気軽に相談できる。
ディーラーローンについて
車を購入する際はディーラーローンのほかに銀行ローンといった融資先がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。ここではディーラーローンと銀行ローンの特徴や傾向について見ていきます。
ディーラーローンの定義
ディーラーローンとは、新車の購入時に各ディーラーが用意しているマイカーローンのことです。提携先の信託会社やクレジットカード会社などが融資先となり、車を担保にして借入します。
ディーラーローンは残価設定型クレジットのほか、支払い回数を任意で設定できるプランなども取り揃えています。
例えば残価設定型クレジットの場合ですと、最終回の返済時に「新車へ乗り換えるか」「そのまま乗り続けるか」「車両を返却して終了するか」という3パターンから選択するのが一般的です。
なお、提携しているディーラーや融資先によっては条件や内容が異なるため、それぞれのホームページで確認しておくことをオススメします。
銀行ローンとの違い
銀行ローンはディーラーローンに比べて長期の返済期間を設けていることが多く、最長で10年の支払い期間も選べます。銀行ローンを利用する最大のメリットは、ディーラーローンと比べて金利が優遇されていることです。
一般的な銀行ローンの金利は年1後半~4%前半であることが多く、ディーラーローンの場合は年3後半~6%後半となっています。
また、銀行ローンは新車以外にも中古車・バイク・車検代などをカバーできますが、ディーラーローンは車体費用のみにローンが適用される点に注意が必要です。
一見すると銀行ローンの方が金利や用途の面でメリットが多いように感じますが、審査が厳しいことや時間がかかるという側面もあります。そのため、自分の状況と照らし合わせてどちらのローンが有利であるのか、慎重に決めることが大切です。
ディーラーローンの種類と特徴
ディーラーローンを大きく分けると「通常クレジット」「残価設定型」の2種類があります。メーカーによってはCMで「残クレ(残価設定型)」の仕組みを紹介しており、新車購入を促しているように感じる方もいるのではないでしょうか。
ここではディーラーローンの種類や特徴についてご紹介します。それぞれのポイントをチェックしてみましょう。
通常クレジット
新車を購入する際には現金一括のほかに、通常クレジット(フルローン)と呼ばれる支払い方法があります。どこの店舗で購入しても金利が統一になるように設定しているメーカーもあり、支払い金額や返済回数を指定することが可能です。
まとまった資金が手元にない場合にも有効的となる手段で、残価設定と比べると返済期間が長く設定されており、一部繰上返済や早期一括返済もできます。しかしメーカーによっては通常クレジットを設定していないところもあるため、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。
残価設定型
残価設定型クレジットは「残クレ」とも呼ばれている返済方法で、車両本体価格の一部を残価として据え置く返済プランです。
契約期間は1~5年が設定されており、短い期間で新車に乗りたい方やライフスタイルに合わせて車の購入を検討している方に向いている返済方法と言えます。
メーカーによって頭金が必要かどうかは分かれますが、月々の支払い金額の負担が少なくて済む点は購入者にとっては魅力的です。なお契約満了時には「乗り換え」「返却」「買い上げ」から選ぶことが可能で、返却時の車両価値もあらかじめ保証されています。
ディーラーローンの金利の目安はどのくらい?
ディーラーローンを利用して車の購入を検討を考えている場合、金利がどのくらいなのか気になる方も多いのではないでしょうか。金利が低いと月々の返済額の負担も減るため安心感が得られますが、反対に金利が高いと購入を躊躇することも考えられます。
ここではディーラーローンの金利の目安や種類について解説していきます。
金利の目安
ディーラーローンの金利の相場は年3~6%です。通常クレジットか残価設定型によって金利の変動はありますが、大抵はこの範囲の金利となります。
ただし提携元の信販会社やクレジットカード会社、または条件によっても提供内容が変わることを覚えておいてください。
銀行系のローン会社よりも金利が高く設定されていますが、審査に通りやすかったりその場で申し込むことができたりと手軽さも魅力。銀行系ローンの審査が通りにくい場合はディーラーローンをおすすめします。
また、車種限定の金利優遇キャンペーンやメーカーの決算期には、通常の金利より低金利となる場合があります。車の購入を急いでいない方や、安く購入したい方は、待つことも選択肢のひとつに入れておいてください。
金利設定の種類
金利には、返済が完了するまで金利が変動しない「固定金利」と、市場金利の変動によって金利が変わる「変動金利」の2種類があります。
固定金利とは、仮に金利3%で契約した場合ですと、返済を終えるまで金利は変わらず3%のままです。市場金利の変動に左右されないため、月々の支払い金額が明瞭であり返済計画が立てやすいというメリットがあります。
一方の変動金利は市場の景気に左右され、金利が変動する返済方法です。低金利時は月々の支払い金額が少なくなりますが、金利が上がると支払い金額も増えることになります。
この変動金利は半年ごとに見直されるのが一般的ですが、すぐに返済額が変わるわけではありません。多くの場合は5年ごとに返済額の見直しを行い、この期間中に金利が上がったらその時点から返済額に含まれる利息が増えるという仕組みです。
この2種類の金利を理解して、自分に合った金利設定を行いましょう。
ディーラーローンを利用するメリットとは?
メーカーによってそれぞれ提供しているディーラーローンは異なりますが、銀行系ローンとは違いどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。ポイントを抑えることによって、自分に合ったローンを見つけることができます。
ここではディーラーローンを利用する上でのメリット・デメリットについて紹介しますので、判断材料にしてください。
メリット
ディーラーローンは銀行系ローンに比べて審査が早く、その場で申し込めばすぐに審査結果が出ることもあります。そのため、少しでも早く車を購入したい方や手間をかけたくない方におすすめです。
さらにディーラーローンは、銀行系ローンよりも審査に通りやすいと言われています。ローン審査に不安を抱えている方にとっては強い味方となるでしょう。
ローンの種類は「通常クレジット」「残価設定型クレジット」「残価設定型クレジット」の3種類が一般的です。支払い方法が選べる点も大きなメリットと言えます。
デメリット
ディーラーローンのデメリットは金利が高く、返済期間が短いことが挙げられます。金利は前途したとおり年3~6%が多く、銀行系の年1~4%と比べても高くなっており、安く購入したいという方には向いていません。
そのため少しでも支払い総額を抑えたい方は、銀行系ローンを検討してみてください。さらに、ディーラーローンは返済が完了するまでディーラーもしくはローン会社が車の所有者となります。
以上のメリット・デメリットを踏まえた上で、ディーラーローンを利用するか検討しましょう。
ディーラーローンの審査は厳しいの?
ここまでは、銀行系ローンと比べてディーラーローンが審査に通りやすいとお話ししてきました。そんなディーラーローンには、どのような審査基準があるのでしょうか。
ここからは、ディーラーローンにおける「3つの審査基準」「通りやすくするコツ」についてご紹介します。
3つの審査基準
ディーラーローンに限らず、ローンの審査は「返済の事故歴」「他社の借入状況」「支払い能力の有無」が大きな基準となります。
返済の事故歴とは過去に「ローンやクレジットカードの返済延滞」「債務整理や自己破産」がないかをチェックする項目です。このような事故歴があると信用情報に記録が残り、たとえ違うローン会社でも一括で管理しているデータベースにアクセスすれば分かるようになっています情報。これが通称ブラックリストと呼ばれるものです。
また、ローンを組む前に他社の借入状況についても確認されるため、借入金が多い場合は収入の比率も審査基準になります。そして、勤務年数や年収も審査の対象です。審査時は借入状況の虚偽申告はせず、正直に現在の支払い状況を伝えた方が賢明と言えるでしょう。
審査に通りやすくするコツ
審査基準をベースに考えると、現在の借入金額を減らす方法があれば審査に通りやすくなる場合があります。例えば、まとまった金額を頭金として用意する、クレジットカードの借入状況を整理するなども有効な手段です。
同様にローンを組む前に転職や仕事を辞めてしまうと、収入が下がるほか勤続年数もリセットされるため、審査が不利になります。車の購入を優先的に考えるのであれば、転職や離職は先延ばしにした方が得策です。
ほかにクレジットカードの利用で、身に覚えのないものが自動引き落としされていないか、必要ないものを購入していないかなど、一度チェックしてみてください。
このように、ローンを組む前に家計を見直すことが、ローンの審査に通りやすくするコツです。
ディーラーローンに通らない時は中古車購入を検討する
ディーラーローンに通らないと車の購入が難しいと感じるかもしれませんが、中古車であれば購入できる可能性が高くなります。とくに車が急に必要になったという場合は、中古車が心強い存在となるでしょう。
ここでは中古車の購入がおすすめである理由として、2つのポイントをご紹介します。
利用できるローンの種類が増やせる
ディーラーで新車を購入する際にはディーラーローンを利用することが一般的です。一方、中古車販売店で購入する場合は銀行ローンだけでなく、中古車販売店が用意する「自社ローン」という選択が可能になります。ローンの種類が増えるのはもちろん、金利が0%というのも魅力です。
また、自社ローンは販売店で独自の基準を決めていることが多いため、銀行やディーラーのように審査も厳しくありません。他社のローンが組めなかった場合は、中古車を検討してみてください。
車両価格を抑えて審査に通りやすくできる
新車は車両価格が決まっていますが、中古車の場合は価格帯に幅があたり金額を抑えて購入することも可能です。
自分のの支払い能力に合わせた車を選ぶことで車両価格を抑え、ローンの審査にも通りやすくなるのです。
新車が良いと感じる方もいるでしょうが、中古車のなかには新車同等のモデルもあります。ネクステージをはじめ、中古車販売店でお気に入りの1台が見つかるかもしれません。
中古車の購入は取り扱い台数の多いネクステージへ
中古車は新車と比べてお手頃価格で購入できることや、月々の返済額が少なく済むことも魅力です。車によっては、一括払いで購入できる場合もあるでしょう。
中古車の販売店は数多くありますが、ネクステージでは取り扱い台数が多くて購入後のサポートも万全です。ここではネクステージの取り組みやアフターサービスについてご紹介します。
全国の車から探せる
ネクステージは全国に支店を持ち、自分が住んでいる地域から離れている場所からでもお取り寄せが可能です。
総在庫数は2万台もあり、車種・予算・年式といった項目別に車を探せます。公式サイトでは中古車の検索も行えますので、ぜひご活用ください。
また、ネクステージでは熟練のバイヤーによって人気車種や売れ筋モデルの動向を調査しています。取り扱いジャンルの幅が広く、様々なニーズにお応えできることも強みです。
購入後のサポートがある
ネクステージでは、購入後の納車やアフターサービスについてもお客様が安心してカーライフを楽しめるように取り組んでいます。
購入後の無料保証サービスはもちろん、車種やライフスタイルに合わせたプランもご用意。近くにネクステージの店舗がない場所でトラブルが起こった場合でも、ロードサービスや近隣の提携工場をサービスサポートセンターがご案内しております。
まとめ
ディーラーローンは自動車メーカーによって金利や種類が異なりますが、新車を購入する際には欠かせない購入手段です。
ディーラーローンや銀行ローンの審査が通るか不安に感じる方は、中古車も選択肢のひとつとして考えることをオススメします。
ネクステージは適切な価格帯で豊富に中古車を多数取り揃えておりますので、予算や希望車種などぜひお気軽にご相談ください。