マイカーローンの仮審査と本審査の違いは?審査に通らない時の対処法もご紹介
車の購入方法には一括で支払いをするかマイカーローンを利用する方法の2種類があります。それぞれに利点がありますが、マイカーローンは誰でも組めるわけではありません。各社ごとに仮審査や本審査などが用意されています。
初めてマイカーローンの利用を検討し始めた方の場合、この審査の内容をご存知ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそのような方向けに、マイカーローンの審査について解説していきます。審査を通すための対処法も触れていきますので、これから審査を申請しようとお考えの方はぜひチェックしてください。
※目次※
6.仮審査の結果が気になるマイカーローンは中古車購入も検討しよう
・マイカーローンの仮審査や本審査の特徴や必要書類をチェック
・マイカーローンの種類を金融機関やディーラー、自社系の3種に分けて解説
・マイカーローンにおすすめの中古車を3車ピックアップしてご紹介
マイカーローンの仮審査と本審査の違い
ローンの審査には、仮審査と本審査の2種類があります。そのため、利用者によっては『仮審査は通ったけど本審査を通すことはできなかった』といったケースも存在します。
マイカーローンは仮審査及び本審査の両方を通らないと利用することができません。そこでここでは、仮審査や本審査がどのような役割を果たしているのかについて解説していきます。
仮審査の内容
仮審査とは、顧客から情報を申告してもらうことでその情報から借入が可能かどうかをチェックする審査のことを指します。この仮審査はインターネットのみで手続きを済ませられるケースもあるため、手続きは比較的簡単です。
仮審査の結果は3日~7日ほどで通知がきますが、場合によっては翌日に連絡が来るケースもあります。本審査に比べて審査結果を早く確認できる点が特徴です。
本審査の内容
本審査とは信用機関の行う審査のことを言い、個人情報から債務の情報をチェックすることで返済能力の有無を確認します。ローンプランごとに必要な書類の提出義務がある点が本審査の特徴です。
仮審査における申告内容が正確かどうか、その真偽をこの審査の時点で確認します。融資日の確認を行うのも本審査です。他にも借入したお金の用途や他で借入を行っているか、その返済に遅れが出ていないかといった点も確認します。
マイカーローンの仮審査のメリット
マイカーローンの仮審査における借入可否の判断は簡易的なケースが多い点が特徴です。しかし、この仮審査には借入可否の判断以外にも注目すべき点が存在します。
ここでは仮審査のメリットを金額の目安や審査の期間の2点に注目して解説していきますので、仮審査を初めて申請する方はぜひチェックしてください。
金額の目安が分かる
マイカーローンの申請で仮審査を受けた場合、どの程度借入できるのかその目安を診断することができます。
一般的にマイカーローンの借入金額(最大)自体は顧客の収入次第で変動するため固定されていません。自身で借入金額を想定しきれない状態であるため、車を購入する際の頭金や毎月のローン金額を定めることができない点が難点です。
仮審査を行うことで借入金額の目安を想定できるため、返済スケジュールを見直すためにも大切な手続きと言えます。
短期間で調べられる
審査期間が短い点も仮審査のメリットの1つです。審査が通らない場合は別の方法を検討する必要もあるため、素早く判断できる点が利点と言えます。
マイカーローンの仮審査は自己申告の資料を簡易的にチェックするだけなので時間がかかりません。一般的にマイカーローンの仮審査は4営業日前後で完了します。
しかし、本審査では課税証明書預金通帳のコピーなどの証明書をもとに確認を行うため倍の日数が必要です。土日が挟まった場合さらに長くなってしまう点が難点と言えます。
仮審査に通ったからといって本審査に通るとは限りませんが、1つの目安になることは間違いありません。仮審査の申請自体は簡単なケースが多いため、素早く判断したい方は仮審査を受けてみることをおすすめします。
マイカーローンで利用できるのはこの3つ
マイカーローンには種類があります。金融機関から借入する銀行ローンやディーラーから借入するディーラーローン、自社による借入が可能な自社系ローンの3種です。
この3種にはどのような違いがあるのでしょうか。ここではこの3種のローンについて解説していきます。
金融機関
金融機関から借入を行う『銀行ローン』は、金利が4%程と低めに設定されている点が特徴です。免許取得や中古車購入、バイク購入、車検費用など幅広い用途で利用できます。
銀行ローンの場合車の所有権は購入する側にあるため、購入後のカスタマイズも可能です。車を買い替えたり、ローンで借り換えたりできる点も魅力と言えます。
借入金額については総量規制対象外であるため、年収1/3以上の金額を借りることも可能です。保証料を負担してくれるケースもあります。ただし、銀行ローンは審査が長引く(1週間程)ケースもあるため注意が必要です。
審査における必要書類も金融機関毎に多数指定されています。車購入の手続きと銀行ローンの手続きは同時に行われず、個々に受ける必要がある点も特長の1つです。
ディーラー
ディーラーローンはカーディーラーと提携しているカードローン会社に対して支払いが発生する仕組みのローンです。
審査にかかる時間は短く、最短1時間で済むケースもあります。車の購入と同時進行で申し込むことができるほか、審査が通りやすい点も魅力の1つです。
銀行ローンとの違いは返済期間にあります。ディーラーローンの最大返済期間は8年前後で設定されているケースが多い点が特徴です。一方、銀行ローンの最大返済期間の平均は10年前後であるため、返済期間が短めである点に注意してください。
金利も平均8%程と銀行ローンに比べて高く設定されています。銀行ローンの半分程の返済期間で返済が可能であれば、金利支払いの総額は同程度もしくはそれ以下に設定できるため、銀行ローンよりもディーラーローンがおすすめです。
また、車の所有権はローン完済までディーラーにあるため、ローン完済までは車売却ができない点もディーラーローンの特長と言えます。
自社系
自社系のマイカーローンは中古車販売店が用意しているローンです。中古車販売店は賃金業者ではないため、金利設定が禁じられている点が特徴と言えます。
審査基準は3種のローンの中で最も易しく、アルバイトの方や年金受給されている方でも利用可能です。ただし、金利が設定できない分の料金は車体価格を15%程上げることで帳消しされています。そのため、総額自体は他のローンとさほど変わりません。
他のローンとの大きな違いとしては返済期間が挙げられます。自社系ローンの返済期間は2年前後です。他のローンと比べて短く設定されているため、返済期間を短めに設定したい方におすすめのローンと言えます。
車検の周期と返済期間が被るため、車検前にローンの支払いを済ませたい方にもおすすめのローンです。
マイカーローンの仮審査や本審査を受ける時の必要書類
マイカーローンの仮審査や本審査では、それぞれ確認する内容が違います。そのため書類は別途用意が必要です。ここでは仮審査でどのような書類が必要なのか、本審査ではどのような書類が必要なのか、それぞれ確認していきます。
仮審査の場合
マイカーローンの仮審査では書類不要なケースが多い点が特徴です。書類一切不要でインターネット申し込みが可能なケースも存在します。ただし、必要書類は各社のプランごとに定められているため都度確認は必要です。
仮審査での必要書類の有無と本審査での必要書類の有無については各社ごとにWebページなどで明記されているため、希望のローンをピックアップする際はスマホやパソコンで確認することをおすすめします。
本審査の場合
本審査では仮審査で自己申告された情報の整合性を確認するため、本人と確認できる書類や収入が分かる書類が必要です。例としては次のような書類が挙げられます。
・運転免許証
・パスポート
・健康保険証
・住民基本台帳カード
・在留カード
・特別永住者証明書
・源泉徴収票
・収入証明書
・住民税決定通知書
・預金口座のお届印
・自動車購入の契約書(注文書)
借り換えの場合は現時点で利用している自動車ローンの残高証明証も必要です。仮審査と同様に本審査においても必要書類は各社ごとの規定があります。必要書類を確認したい場合は各社公式サイトによる確認や電話・メールなどの問い合わせをしてください。
マイカーローンの仮審査や本審査が通らない時の対処法
マイカーローンの仮審査は本審査に比べて通りやすくはありますが、必ず通るわけではありません。では審査が通らないケースとはいったいどのようなケースなのでしょうか。
ここでは仮審査や本審査において審査が通らないケースや、その対策について解説していきます。
申し込みで誤った情報を記載しない
マイカーローンの仮審査では申告する自身の収入や現在の住所、現在の仕事内容などの情報に誤りがあった場合、審査は通りません。虚偽の申告を行った場合も同様です。信用に欠けると判断されてしまうため、審査に落ちる可能性は高まります。
マイカーローンの審査を申し込む際は申し込みで誤った情報を記載しないよう注意してください。
現在組んでいるローンは完済する
申告した情報が全て正しい場合であっても仮審査や本審査が通らないケースがあります。例えば現在別のローンを組んでいる場合です。この場合、別のローンを組んでいること自体がローンの支払いを滞らせてしまう要因・リスクとして判断されてしまうことがあります。
マイカーローンの審査を通すためには、このようなケースに備えて現在組んでいるローンを完済することも重要です。
マイカーローンの額を抑える
マイカーローンの仮審査や本審査が通らないケースとしては、収入に見合ったローン額になっていないケースも挙がります。希望しているローン額と現在の収入・資産が釣り合っておらず、支払える環境にないと判断されてしまうケースです。
このような場合、マイカーローンを組む際の総額を抑えると審査に通る場合があります。例えば、現在希望している車種から少しグレードを下げて価格の安い車種に変更するというのも手段の1つです。
他にも頭金を多く支払って月々の支払い金額を下げるケースもあります。価格を下げるという意味では、新車ではなく中古車を選ぶという方法もあるでしょう。
このように、支払い金額を調整するという方法は審査を通す上で重要な手段として活用されています。
仮審査の結果が気になるマイカーローンは中古車購入も検討しよう
マイカーローンは自身の収入の状況から新車購入における審査を通すことが難しい場合もあります。そのような時に重宝される手段が中古車購入です。
新車に比べて車体価格が安いため、マイカーローンの総額を抑えることができます。月々の支払い額を下げることで支払いが滞るリスクも減るため、マイカーローンの審査も通りやすくなるという点が中古車購入の利点です。
そこでここではマイカーローンで中古車購入を検討している方向けにおすすめの車種を紹介していきます。
スズキ:アルトラパン
スズキ『アルトラパン』は女性をターゲットにした5ドアハッチバックの軽自動車です。外観はレトロで「まるしかくい」可愛らしいデザインで設計されています。
カラーは全11種用意されており、タイヤのホイールに花をイメージしたデザインが施されている点も特徴的です。
インパネにはドリンクホルダーやアンダートレー、ボックス、ショッピングフックなど日々の生活に合わせた収納が用意されています。そのほかにもフロントアームレストボックスやセンターロアトレー、センターロアポケット、グローブボックスなど様々な箇所での収納が可能です。
助手席の背もたれを倒せばフルフラットにできるため、長物なども収納できます。車内からの視界も広く見渡しやすいため、運転しやすい点も魅力の1つです。
走行パターンからふらつきを判断してブザー音で警報する『ふらつき警報機能』や、先行者が発進したときの見逃しを防止する『先行車発進お知らせ機能』など、『スズキ セーフティサポート』による安全技術が搭載されています。
中古車相場は110万円程とリーズナブルであるため、マイカーローンによる月々の支払いを抑えたい方にとっておすすめの1車です。
(2021年5月時点での情報です)
(参考:『アルトラパン(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
PRラパンの中古車
ホンダ:フィット
ホンダ『フィット』は燃費の良い車として注目されている車種です。グレードやエンジンごとに燃費は異なりますが、現行モデルのe:HEV BASICの2WDであればカタログ燃費はWLTCモードで29.4km/Lという高い数値を記録しています。
実燃費も22km/L前後と非常に効率が良い点が魅力です。車のタイプはガソリン車と『e:HEV』で分けられています。『e:HEV』とは2モーターハイブリッドシステムのことで、通常走行のほとんどをモーターで走行する点が特徴です。
高速時はエンジン走行することで効率を高めています。燃費が良いだけでなく、モーター走行による静粛性も注目されている点の1つです。
ホンダ『フィット』の中古車は平均193万円程で取引されています。現行モデルは2020年にフルモデルチェンジされたばかりであるため、中古車価格は新車価格とさほど変わりありません。そのため、マイカーローンの支払いを抑えたい場合は1世代前のフィットも視野にいれることをおすすめします。
1世代前の『フィット』であれば90万円程で取引されているため、価格的にもリーズナブルです。実燃費は18km/L程と現行モデルに比べてわずかに下がってしまいますが、当時の車種としても燃費性能の良い車として高く評価されています。
(2021年5月時点での情報です)
(参考:『フィット(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産:セレナ
マイカーローンでミニバン購入を検討している方におすすめの中古車が日産『セレナ』です。
ヘッドランプは切れ長でシャープに、フロントグリルはシンプルで親しみやすい形で設計されています。ボディカラーは全15種で、ツートンカラーもあるため個性のある外観を楽しむことが可能です。
室内空間にも余裕があり、レジャーグッズを収納できる広さは十分にあります。室内長は3,240mm、室内幅は1,545mmとどちらもミニバンの中ではNo.1です。※全高1.8m以上の1.2~2.0Lクラス7/8人乗りミニバン(2020年8月日産調べ)
バックドアはフルオープンドアとその半分のスペースで開閉が可能なドアの2種類が用意されています。スライドドアはキーをポケットに入れたままでもドアの下に足先を入れるだけで自動開閉するハンズフリーオートスライドドアです。
そんな利便性に長けている日産『セレナ』の中古車相場は240万円ほどで取引されています。価格の幅は90万~400万円前後と車体ごとに大きく差がある点が特徴です。
(2021年5月時点での情報です)
(参考:『セレナ(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
マイカーローンには審査があり、仮審査や本審査はローン手続きを進める際必ず通る道です。
銀行系ローンやディーラーローン、自社系ローンなど様々なタイプのローンがあるため、どの程度の期間でローンを設定したいのか、ローンの総額はいくらかなど予め検討しておく必要があります。
審査の際は必要書類なども各社ごとに決まりがあるため、公式サイトや電話、メールなどから確認して予め準備しておくと手続きもスムーズです。
ただし、自身の収入が希望のローン額と釣り合っていない場合は、審査が通らないケースもあります。そのような場合の選択肢におすすめなのが、幅広い価格帯から選べる中古車です。中古車なら自身の収入に合わせた車を選択できるため、ローン額が釣り合わないケースを避けられます。
ネクステージであればそのような予算調整を検討していらっしゃるお客様に合わせた車の提案も可能です。全国の在庫から取り寄せできるため、好みの車に出会える可能性も広がります。マイカーローンの審査を通りやすくする手段として、ぜひネクステージのご利用をご検討ください。