車のローンに通らない方必見!原因とこれからできる対策方法を徹底解説!
「車のローン審査に通らなかった…」そんなときは、以下の方法を試してみましょう。
・借入額を減らす:車のグレードを下げたり、新車ではなく中古車を選ぶ
・頭金を増やす:手持ちの資金をできるだけ用意し、借入額を減らす
・他のローンを完済する:クレジットカードの分割払いなどの借入がある場合は、可能な限り完済しておく
・連帯保証人をつける:収入が不安定な場合は、安定した収入のある家族や配偶者に連帯保証人になってもらう
・信用情報を改善する:過去に支払いの遅延や債務整理をしている場合は、信用情報が回復するまで待つ
・それでも審査に通らない場合は、柔軟な審査を行うローン会社を検討する
本記事では、車のローン審査に落ちる原因や、審査に通るための具体的な方法を詳しく解説します。「どうしても車が欲しい!」という方は、ぜひ最後までチェックしてください!
※目次※
・車のローン審査に落ちる原因を探り解消すれば、審査に通りやすくなる。
・車のローンには大きく分けて3つの種類があり、それぞれの特徴を理解して自分に合ったローンを選択しよう。
・どうしてもローンに通らない場合は、グレードやクラスを下げることや中古車も検討することをおすすめ。
車のローン審査が通らないのはなぜ?
車のローンに通らなかったときは、「ブラックリストに名前が載っている」「収入に問題がある」などいくつか理由が考えられます。何が原因なのか把握しておけば、原因を改善することで審査に通る可能性も出てくるでしょう。ここでは車のローンが通らない理由はなぜなのか、その理由や対処法を解説します。
他のローンを利用している
車のローンに通らない原因として考えられるのが、ほかのローンを利用している場合です。信用情報機関には、ほかのローンの借入状況が記録されています。別のローンを利用している最中は、審査に通りにくい状態です。
そのような場合は、繰上げ返済により既存ローンの残額を減らしたり、車を変えてローンの総額を減らしたりすることでローンの審査に通る可能性が上がるでしょう。
収入と借入額が見合っていない
収入と借入額が見合っていないことも、ローンに通らない原因のひとつです。収入や他者からの借り入れ情報、事故情報に加えてその人の属性についても審査されます。その人の属性とは年齢や職業・勤務先・勤続年数・家族構成などです。
金融機関は、その人の属性をもとに年収と月々の支払いとのバランスを重点的に審査します。そのため収入と借入額が見合っていないと判断された場合は、審査に通過できません。
審査書類を偽装している
車のローンの審査書類に偽りがある場合は、審査に落ちる可能性が高くなります。たとえば「すでに退職している会社を勤務先として記載する」「年収を実際よりも高く記載する」「虚偽の職業を記載する」などの行為が該当します。
審査書類の偽造が発覚すれば、かなり高い確率で審査に落ちてしまうでしょう。勤務先への在籍確認などによって、虚偽の記載内容はばれるものです。審査に不安があるような状態であっても、正直な情報を申告するのがおすすめです。
年齢が影響している
車のローン審査では、年齢も大いに関係があります。ローン会社にもよりますが、ローン申込時の年齢制限の上限は65歳~70歳までで、最終の返済年齢は満70歳未満と定められているためです。
会社員は60歳で定年を迎えることが多く、定年後は働いていたときよりも収入が少なくなります。そのためローンの返済能力がないと判断されると借り入れはできません。
また、高齢になると健康を害するリスクも高まります。返済者が倒れてしまうと金融機関にとっては損失になるため、年齢制限を設定しているわけです。年齢制限が心配な方は、事前にローン会社に確認しておきましょう。できる限りローンを組みたい場合は、65歳になる前に車を購入することをおすすめします。
収入が不安定と判断されている
就業形態が自営業や派遣社員、アルバイト、パートなどの非正規雇用の場合は、正規雇用の会社員と比べると収入が不安定だと判断される可能性があるでしょう。
ただし、就業形態だけで審査されるわけではなく、収入や勤続年数なども審査対象になり、継続的で安定した収入が見込めるのかを総合的に判断します。
借入先によっては、アルバイトやパートの方はローンが組めないところもあるため注意が必要です。
ブラックリストに登録されても車のローン審査が通らない
自分が信用情報のブラックリストに入っているのか分からず、気になる人もいるでしょう。たとえブラックリストに登録されても、社会的な信用が一切なくなってしまうことはありません。しかし、登録されることで日常生活に影響を与える場合があります。
ここでは、ブラックリストに登録されることによる悪影響を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ブラックリストとは?
ブラックリストとは、自己破産やクレジットカードなどの支払を滞納した情報が、信用情報機関に記載された状態を指します。実際にブラックリストと呼ばれる名簿は存在しませんし、家族についての情報や借入理由が記載されることはありません。
信用情報機関に登録される情報は以下の通りです。
氏名 |
性別 |
生年月日 |
電話番号 |
勤務先 |
契約締結日や締結契約の種類 |
借入限度額など具体的な契約内容 |
支払い回数や支払い状況 |
借入残高 |
申込履歴 |
返済の遅延や借金整理 |
|
ブラックリストに登録される理由
ブロックリストに登録される理由は、借りたお金の返済が滞ることですが、一般的には返済が3か月以上遅延したり、借金整理や任意整理、自己破産したりしていると、ブラックリストに記載されます。
一方で水道や電気、ガスの公共料金の遅延では、ブラックリストに登録されることはありません。なぜなら、水道や電気やガスの支払履歴は信用情報機関に登録されないからです。ただし、クレジットカードで支払っていた場合は注意が必要となり、口座から引き落としができないとなるとブラックリストに載ります。
ブラックリストに登録されているか確認する方法
自分がブラックリストに登録されているのかの確認は可能です。以下の要領で信用情報機関に開示請求することで判明します。
情報開示機関 |
開示請求方法:手数料 |
株式会社シー・アイ・シー(CIC) |
インターネット:500円 郵送:1,500円 |
株式会社日本信用情報機構(JICC) |
専用アプリ:1,000円 郵送:1,000円+送料 |
一般社団法人全国銀行協会(JBA) |
インターネット:1,000円 郵送:1,679円~1,800円 |
CICはインターネットと郵送で開示結果の確認が可能です。JICCはアプリと郵送で確認でき、JBAはインターネットと郵送での手続きに対応しています。
> 車のローンに通らない原因と対策について関連する記事はこちら!
車のローン審査が通らないときにできる対策とは?
車のローン審査に通らなかった場合には、審査に通らなかった原因を突き止めて、原因を取り除くことで審査に通る可能性は上がるかもしれません。
しかし原因を知ったところで、原因自体を解消することが難しいこともあるでしょう。ここでは車のローンに通らなかった場合の対策についていくつか解説します。
希望する借入額を減らす
ローン審査に通らない理由としては、借入額そのものが多いということがあります。年収に対して見合わない借入額を申請すると、返済負担率が多いと判断されるため審査に落ちるわけです。
借入額を下げる対策としては、購入する車のグレードやクラスを下げる、新車ではなく中古車にするなどの方法があります。
頭金を用意してローン金額を減らす
借入額を下げる対策として、頭金をたくさん用意する方法があります。借入額が年収に見合わなくても頭金をたくさん用意すれば、審査に通る可能性は高まるでしょう。
頭金をできるだけたくさん用意すれば、借入額が少なくなるため利息総額が少なくなり総支払額も抑えられます。
可能であれば頭金をたくさん用意して購入することをおすすめします。
他のローンを完済する
他にも複数のローンを利用していると、年収に対しての返済負担が多いと見なされローン審査には不利になる場合があります。そのため、住宅ローンやクレジットカードのローンなどがあれば可能なかぎり完済するようにしましょう。
また、車のローンを組むときには、新たに他のローンを組まないようにすることも重要です。
連帯保証人を立てて審査を受ける
ローンを組む契約者自身に返済能力に不安がある場合は、ローン会社から連帯保証人を立てることを提案される場合があります。
ただし、連帯保証人についても年収や職業などの信用情報の審査もあるため、審査基準を満たしている連帯保証人を立てましょう。一般的には親や配偶者、親族などに依頼することが多いです。
信用情報が解消されるのを待つ
信用情報に問題があるとローン審査に影響します。過去に延滞や自己破産などの記録があれば5~10年は残りますが、消滅後は影響しません。信用情報は本人が開示請求で確認できるため原因を突き止めるのもいいでしょう。
例えば、滞納が原因ならば完済を優先、または記録が消滅するまで待つのも方法のひとつに挙げられます。信用情報のリセット期間は5年~10年が目安です。
車のローン審査の基準が優しい借入先はどこ?
ブラックリストに掲載されている場合、利用可能な車のローンがあるのか気になるところです。ここでは、ブラックリスト掲載者でも利用可能かどうかを観点に、3つのローンを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
それぞれのローンの特徴を理解することにより、ローン審査が難しくなる状況でも適切な車ローンを見つける手助けとなるでしょう。
ディーラーローンの特徴
ディーラーローンとは、車のディーラーが提携している信販会社が提供している車のローンのことです。ディーラーローンは、ローンが完済するまで車の所有権はディーラーになるため、ローン返済中は車を売却したり、乗り換えしたりはできません。
ディーラーローンは、銀行ローンと比較すると審査が通りやすい特徴があり、借入額を少なくしたり連帯保証人を付けたりすることで、ブラックリストに登録されている人でも審査に通る可能性はあります。
銀行ローンの特徴
銀行ローンとは、銀行や信用金庫などの金融機関から借りるローンのことで、車の所有権は返済期間中でも契約者にあるため、売却や乗り換えができます。
他の2つのローンと比較して金利は低いのですが、審査に時間がかかり審査基準も厳しいため、ブラックリストに登録されている人が銀行ローンを利用できる可能性は低い傾向です。そのため、銀行ローンを使いたいのであれば、借り入れの返済が終わってから一定期間が経過するのを待つ必要があるでしょう。
カードローンの特徴
カードローンとは、銀行やカード会社が提携している貸金業者が提供しているローンのことです。申込時に利用限度額が設定されていて、限度額の範囲内であれば何度でも借り入れが行えます。
審査基準はディーラーローンや銀行ローンと比べると低く審査にかかる時間も短く、急ぎの借り入れには便利なローンです。ただし、金利はディーラーローンや銀行ローンよりも高く設定されているため利用には注意が必要でしょう。
> ローンの審査が優しい会社についてさらに知りたい方はこちら!
まとめ
車のローン審査に落ちた場合は原因を解消することにより、審査が通りやすくなるものの、どうしても審査に通らない場合は購入する車のグレードやクラスを下げて借入額を低くしてみましょう。
また、新車ではなく車両価格の低い中古車にすることにより、審査のハードルを下げることを検討するのも手段のひとつです。
▼ライタープロフィール
鈴木博之
エディター/ライター
出版社でさまざまなジャンルの雑誌編集を経験したのちフリーランスとして活動。現在は自動車だけでなく、EVバイク、電動アシスト自転車など、面白い乗り物を見つけては取材しているフリーランス編集ライター。
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よくある質問
Q.車のローンが組めない人が車を買うにはどうすればいいですか?
A.ローン審査に通らない方でも車を購入する方法はいくつかあります。貯金などがあれば現金一括での購入が最も確実です。審査基準が異なるローン会社を探して再申請するという選択肢もあります。さらに、ローンではなくカーリースを利用すれば、審査基準が異なり、比較的少ない負担で車を利用できるでしょう。
Q.車のローンが通らない人の特徴は?
A.車のローンが通らない人には、いくつかの特徴が見られます。年収に対して借入額が過大で返済能力に疑問がある場合は審査に通りにくいでしょう。また、自営業やアルバイトなど収入の安定性が低い就業形態の方も、審査でマイナス評価される傾向にあります。 すでに複数のローンを抱えている場合も、総返済負担が大きいとみなされて審査に落ちる可能性が高いでしょう。
Q.借金があっても車は買えますか?
A.借金があっても車の購入は可能です。消費者金融などからの借入があってもカーローンの審査に通る可能性はありますが、いくつかの条件に左右されます。特に重要なのは、現在の借入状況と返済履歴、そして年収に対する総返済額の割合です。 審査では年収や勤続年数、信用情報などが総合的に判断されるため、借金があっても返済能力が十分と判断されれば車を購入できます。
Q.カーローンの審査はどこまで調べられますか?
A.カーローン審査では主に、信用情報、本人属性、他社からの借入状況の3つの項目が重点的に調査されます。信用情報では過去のローン延滞履歴や返済状況がチェックされ、本人属性では年収・勤続年数・雇用形態などを確認します。 他社借入状況では、現在抱えている借金の総額や返済額が調べられます。これらの情報は信用情報機関のデータベースから取得され、総合的に判断されるのです。