残クレとは?メリットや注意点、契約満了時の選択肢を解説

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残クレとは?メリットや注意点、契約満了時の選択肢を解説

残クレとは?メリットや注意点、契約満了時の選択肢を解説

車の購入を検討する際、「残クレ」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。初めて車を購入する人にとって、残クレは魅力的な選択肢かもしれません。月々の支払いを抑えつつ、新車に乗れる可能性があるためです。

 

しかし、その仕組みや特徴を正しく理解しないと、思わぬ落とし穴にはまる恐れもあります。この記事では、残クレの基礎知識と仕組みを詳しく解説していくので、車購入を検討中の人はぜひ参考にしましょう。

 

※目次※

1.残クレとは?基本を確認

2.残クレのメリットとデメリットとは?

3.残クレの契約満了時の選択肢と注意点とは?

4.残クレ以外の車両購入方法とは?

5.残クレ利用時のよくある疑問と回答とは

6.まとめ

 

■POINT

・残クレは、車の予想下取り価格を「残価」として設定し、最終回の支払いに据え置くことで、月々の支払い負担を軽減できる購入方法である。

・残クレの契約満了時には、車両返却・残価支払いによる買取・新車への乗り換えの3つから選択できる。

・残クレは月々の支払いを抑えられる一方で、総支払い額が増える可能性や走行距離制限などの制約がある。

 

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残クレとは?基本を確認

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残クレは、月々の支払いを抑えながら新車購入を可能にする車両ローンです。通常のローンとは異なる独自の仕組みで、契約期間や残価設定に特徴があります。まずは、残クレの仕組みや、契約期間と残価の関係などについて詳しく見ていきましょう。

 

残クレの定義と仕組みとは

残価設定型クレジット(残クレ)は、自動車の予想下取り価格を「残価」として設定し、最終回の支払いに据え置く支払い方法です。

 

自動車価格から残価を差し引いた金額を分割払いすることで、月々の支払い負担を軽減できます。例えば、200万円の自動車を購入する際、3年後の残価を80万円と設定すれば、120万円を分割して支払うといった具合です。

 

契約期間は1年~5年の間で設定でき、期間満了時には以下の選択肢から選べます。

 

・自動車を返却する

・残価を支払って自動車を買い取る

・新車に乗り換える

 

残クレの契約期間と残価の関係とは

自動車は経年劣化により価値が下がるため、契約期間が長くなるほど残価は低く設定されます。例えば、300万円の自動車で3年後の残価が100万円の場合、5年後では80万円程度になるといった具合です。

 

残価は、市場動向や自動車の人気度を考慮して、メーカーや車種ごとに設定されます。契約期間は、一般的に1年~5年の間で選択できますが、トヨタの場合は3年で設定されることが多いようです。

 

過度に高い残価設定は、契約満了時に追加費用が発生するリスクがあるため、適切な期間と残価を選択することが重要となります。

 

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残クレのメリットとデメリットとは?

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残クレは、月々の支払いを抑えた新車購入を可能にする一方で、総額負担や制約にも注意が必要です。基本的には走行距離制限などの条件が設けられており、慎重な検討が求められます。自身のニーズに合った選択ができるよう、特徴を詳しく見ていきましょう。

 

残クレのメリットとは?毎月の支払いを抑えられる

残価設定型クレジットは、自動車価格の一部を残価として据え置くことで、通常のローンと比べて月々の支払い負担を大きく軽減することが可能です。

 

例えば、200万円の自動車を3年ローンで購入する場合、3年後の残価を50万円に設定すれば、月々の支払い対象は150万円となります。

 

生活費の中に自動車の支払いを組み込みやすく、予算計画も立てやすいことから、初めて自動車を購入する人や予算に制限がある人に適している方法です。ただし、利息負担があることを考慮し、総支払い額や契約内容を確認することは欠かせません。

 

残クレのメリットとは?新車に乗り換えやすい

契約期間満了時に、自動車を返却して新車を選べるため、常に最新モデルや燃費性能の良い自動車に乗ることが可能です。また、以下のような場合に柔軟な乗り換えができます。

 

・家族が増えた際の大型車への変更

・単身赴任時のコンパクトカーへの変更

・車検のタイミングに合わせた乗り換え

 

ただし、契約内容によっては違約金が発生する可能性もあるので、乗り換えを検討する際は現在の自動車の状態や市場価値を考慮しながら、事前に確認することが重要です。

 

残クレのデメリットとは?総支払い額が増える可能性も

残価設定型クレジットでは、通常のローンと比べて、総支払い額が増加する可能性がある点も考慮することが必要です。例えば、300万円の自動車で残価を100万円に設定した場合、200万円分の金利に加えて、残価100万円分の金利も発生します。

 

また、契約で定められた走行距離を超過すると追加費用が必要になる場合や、契約満了時の実際の自動車価値が残価を下回ると、その差額を支払う必要が生じる可能性もあるでしょう。

 

そのため、利用前に金利負担や追加費用の可能性を理解し、自身の利用状況・経済状況に合わせて慎重に判断することが大切です。

 

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残クレ契約満了時の選択肢と注意点とは?

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残クレ契約の満了時には、車両の返却や購入、新車への乗り換えなど、複数の選択肢が用意されています。それぞれのオプションにメリットと注意点があり、慎重な判断が必要です。最適な選択ができるよう、各オプションの特徴を詳しく見ていきましょう。

 

残クレの車両返却オプションとは

残クレの契約満了時の返却オプションでは、最終支払いが免除される可能性がありますが、返却条件には注意が必要となります。

 

自動車の状態や走行距離に制限があり、通常使用以外の修理費用が請求される可能性もあるので、以下の準備をするのがおすすめです。

 

・契約満了前の車両点検実施

・車検証や鍵、付属品の確認

・返却条件の事前確認

 

返却手続きを余裕を持って進めれば、新車へもスムーズに乗り換えられるでしょう。

 

残クレの残価支払いによる車両購入とは

契約満了時に設定残価を支払うことで、自動車を完全に取得できます。支払い方法には一括払いと再クレジットがあり、一括払いでは追加金利が発生しません。

 

市場価格が残価を上回る場合は買取が有利で、下回る場合は返却を選択するほうが経済的といえます。長期保有を考える場合は、自動車の実質価値や市場価格を考慮して判断しましょう。

 

また、支払い方法の選択前に、自動車の状態や今後の使用計画を検討することが重要です。

 

残クレの新車への乗り換え手続きとは

契約満了時の新車乗り換えでは、現在の自動車を返却または売却し、新しい自動車を購入します。手続きの流れは、以下の通りです。

 

・現在の自動車の査定実施

・残債と査定額の差額確認

・新車の選定と支払い方法の決定

 

査定額が残債を上回れば差額を頭金に充てられますが、下回る場合は不足分の支払いが必要となります。より有利な条件を引き出すためにも、契約満了の数か月前から複数のディーラーで見積もりを取るのがおすすめです。

 

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残クレ以外の車両購入方法とは?

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現金一括払いや通常クレジット、サブスクリプションなど、車両購入の方法には多様な選択肢があります。支払い方法ごとに特徴や条件が異なり、自身の状況に合わせた選択が重要です。ライフスタイルや将来計画を考慮しながら、最適な購入方法を選択しましょう。

 

残クレと現金一括払いの違いとは

残クレと現金一括払いには、それぞれ特徴的なメリット・デメリットがあります。残クレは、毎月の支払い負担を抑えながら新車に乗れますが、総支払い額は増加することが少なくありません。

 

一方、現金一括払いは利息がかからず総支払い額を抑えられますが、まとまった資金が必要となります。

 

・定期的な収入がある人には残クレが適している

・十分な資金がある人には現金一括が有利

・新車乗り換え予定がある人は残クレを検討するのがおすすめ

 

選択の際は経済状況やライフスタイル、将来の資金計画を考慮することが重要です。

 

残クレと通常クレジットの違いとは

通常クレジットは自動車価格の全額を分割払いする一方、残クレは一部を残価として据え置き、月々の支払い額を抑える方法です。残クレなら予算に余裕が生まれ、上位グレードの選択も可能になります。

 

ただし、残クレは総支払い額が増える傾向にあるだけでなく、走行距離などの使用制限がある点も忘れてはいけません。契約期間満了時には、自動車の返却または買取を選択でき、ライフスタイルの変化に対応できる柔軟性が特徴です。

 

利用目的に応じて、短期での乗り換え希望なら残クレ、長期保有なら通常クレジットを選択することをおすすめします。

 

トヨタの「残額据置き払い」プランとは

トヨタの「残額据置き払い」は、自動車本体価格の一部を据え置き額として設定し、契約期間中の月々の支払いがない独自のプランです。支払いは購入時の「頭金+割賦手数料」と満了時の「据え置き額」の2回となります。

 

契約期間は1年~5年(販売店により異なる)で、満了時には新車乗り換え・自動車返却・自動車購入から選択できるのが特徴です。ただし、走行距離や自動車の状態によっては、追加費用が発生する可能性もあります。

 

このプランは初期費用を抑えて新車に乗りたい人や、短期での乗り換えを考えている人に適しているでしょう。

 

トヨタの「KiNTO」サブスクリプションとは

「KiNTO」は、自動車税・任意保険・車検・メンテナンス費用を含む月額定額制のサブスクリプションサービスです。車の所有権は株式会社KINTOにあり、利用者は使用権のみを持つ点が残クレとの大きな違いとなります。

 

面倒な手続きが不要で費用が明確なため、予算管理がしやすく、契約期間満了時には乗り換え・再契約・返却から選択可能です。ただし、自動車の改造ができないなどの制約もあります。

 

維持費の管理を重視する人や、常に最新モデルへの乗り換えを希望する人に向いているサービスです。

ローンの借入方法について関連する記事はこちら!

 

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残クレ利用時のよくある疑問と回答とは

疑問をもつ女性

残クレを選ぶ際には、契約条件や将来の影響など、さまざまな疑問が浮かんでくることでしょう。契約時の注意点から税金・保険の取り扱いまで、確認すべきポイントは多岐にわたります。判断の参考となるよう、主な疑問点について詳しく見ていきましょう。

 

残クレが適している購入者の特徴とは?

残クレは、以下のような人に特に適した支払い方法となっています。

 

・1年~5年での新車乗り換えを予定している人

・初期費用を抑えて新車に乗りたい人

・月々の支払いを少なく抑えたい人

・ディーラーでの定期的なメンテナンスを希望する人

・特定の車種にこだわりがある人

 

ただし、残価設定や走行距離制限などの制約もあるので、自身の利用状況・経済状況を踏まえて判断することが大切です。また、長期保有を予定している場合は、他の支払い方法も検討することをおすすめします。

 

残クレ契約時のチェックポイントとは?

契約時には、以下の重要項目を確認しましょう。

 

・走行距離制限の内容と超過時の追加費用

・残価設定額の妥当性(市場の中古車価格との比較)

・維持費や税金、保険料などの諸経費

・中途解約時の条件

・返却時の車両状態基準

 

不明点はディーラーに質問し、複数のプランを比較検討することで、自身に最適な条件を選べます。特に残価設定が過大な場合、契約満了時に追加費用が発生する可能性があるため、慎重な確認が必要です。

 

残クレ利用時の税金や保険への影響とは?

残クレでは、自動車の所有者がローン会社となりますが、自動車税は車検証の使用者欄に記載された人が支払うのが通常です。

 

保険については、所有者が自分でなくても通常通り加入できます。残クレは返却を前提とした契約のため、事故で全損した場合に残価分の支払いが必要となることから、車両保険への加入は必須です。

 

契約前には、税金や保険に関する特有の条件を確認し、将来の費用負担を把握しておきましょう。

 

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まとめ

商談中の夫婦

残クレとは、車両価格の一部を残価として設定し、残りの金額を月々のローンで返済する方法です。契約期間は通常1年~5年で、メーカーや車種によって異なります。

 

残クレの利用には、月々の支払いを抑えられるメリットがある一方で、契約満了時の選択肢や総支払い額に注意が必要です。

 

残クレ以外にも、現金一括払いや通常クレジット、サブスクリプションタイプの支払い方法など、さまざまな選択肢があります。自身の経済状況や使用目的に合わせて、最適な支払い方法を選択することが大切です。

 

▼ライタープロフィール

残クレとは?メリットや注意点、契約満了時の選択肢を解説

鈴木祐貴

車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。

現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。

バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。

 

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よくある質問

 

Q.残クレを利用する場合、年収の何%が目安ですか?

A.残価設定クレジットを利用する場合、年収の50%程度が借入総額の上限目安です。例えば、年収400万円の場合、200万円程度が借入可能な上限額として考えられます。 ただし、この目安は個人の財務状況によって変わるでしょう。他のローンも借入総額に含まれるため、利用する際には全てのローン状況の確認が必要です。

 

Q.残クレとローンの審査はどちらが通りやすい?

A.残価設定クレジット(残クレ)と通常のローンの審査難易度は、実質的にはほぼ同じです。両者の審査基準は基本的に同じで、借入総額(残クレの場合は残価を含む)に対する返済能力が主な判断基準とされています。 残クレは毎月の返済額が低くなる特徴がありますが、審査の難易度に直接影響するものではありません。

 

Q.残価設定ローンは審査ありますか?

A.残価設定ローンにも審査があります。申込者の年収や信用情報、雇用形態や勤続年数、そして他の借入状況(カードローンや住宅ローンなど)などが審査項目です。 自身の財務状況を正確に把握し、適切な借入額を選択することが審査通過のカギとなるでしょう。

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