大学生でも車のローン購入はできるの?審査への対策や通りにくいケースを解説
カーローンは、車の購入費用を支払う手段の1つです。車の購入を予定している大学生の中にも、ローンの利用を検討する人がいるでしょう。
しかし、「大学生でもローンを組めるのか」「審査に通るだろうか」などローンを組むにあたり不安を感じる人も少なくありません。大学生でもローンを組むことは可能ですが、審査に向けて対策が必要です。
今回は、大学生がローンを組んで車を購入するために知っておくべきことや注意事項などについて解説します。
※目次※
2. 大学生が車のローン審査を受ける時に準備しておきたいこと
・大学生でも車のローンは組める!ただしローンの審査では「返済能力の有無」が重要視される
・大学生でも18歳以上なら保護者の同意が無くても契約可能に!それでも保護者にはちゃんと相談しよう
・大学生の新車購入はハードルが高い!ローン審査の不安を減らすならローン無しで購入できる中古車も検討しよう
大学生でも車のローン購入はできるの?
カーローンは、車の購入費用の支払い負担を軽減することができます。ただし、ローンを組むためには、求められる条件や基準を満たさなければなりません。車のローンを組みたいと考えている人は、クリアすべき条件や審査の基準を理解しておくことが大切です。
ここでは、大学生が車のローンを組むために知っておくべきポイントを解説します。
ローン自体は利用できる
学生であっても車のローンを組むことは可能です。ただし、最低限2つの条件を満たす必要があります。1つ目の条件は成人していることです。2022年4月の法改正で成人年齢は18歳に引き下げられたため、この条件はクリアとなります。
2つ目の条件は安定した収入が確保されていることです。アルバイトであっても毎月一定の給与が入ってくるのであれば問題なくローンを利用できる可能性があります。大切なのは収入の額より、継続的な収入があるかどうかです。
審査は通りにくい可能性がある
ローンの利用には審査基準が設けられています。大学生の場合は、基準に満たないこともめずらしくありません。そのため、人によっては審査が通りにくい可能性もあります。
ローンで重要視される主な審査基準は、下記の通りです。
・年収や働き方
・信用情報
・返済比率
ローンの審査では、「返済能力があるかどうか」が大きなポイントとなります。安定した収入がない場合や返済比率(1年間の返済額÷税込みの年収×100)が30%を超える場合は注意が必要です。
大学生が車のローン審査を受ける時に準備しておきたいこと
大学生が車のローンを組むにあたり済ませておくべきことは、主に3つあります。3つの要点を押さえておかないと、ローンの審査に通らなかったり車を購入してから後悔したりすることもあるため注意しましょう。
ここでは、大学生が安心して車のローンを組むために準備しておきたいことについて解説します。
安定した収入の確保
まず安定した収入を確保していることが重要です。ローンは最初にお金を借りて、その後毎月返済していくものです。お金を返済するうえでは、毎月収入があることが大切になってきます。
そのため、貯金額の多さより収入の安定性が重視されます。継続的に一定の給与を得られるであればアルバイトでも問題ないケースもあるでしょう。一般的に毎月5万円程度収入があれば、100万円ほどまで借入できることもあります。
完全歩合制のバイトなど、月によって収入が変動するケースでは審査通過が難しくなりがちです。お金の流れが安定しているかどうかに注目しましょう。
保護者と相談
学生がローンを組む条件のひとつが成人していることです。年齢が18歳以上で月ごとに一定の収入が継続的にあれば、ひとりでも審査に申し込めます。
基本的に成人であれば問題ありませんが、学生の方はまず保護者に相談しましょう。
購入する車種の選定
どの車種を買うかも重要です。一般的に購入する車の金額が高くなるほど審査難易度も上がる傾向にあります。月ごとの返済額が異なる場合もあるので、自分の収入を考慮したうえで身の丈にあった車種を選定しましょう。
金銭面から考えると、学生で新車を買うハードルは高いと言えます。中古車の中から好きな車を選ぶのが賢明でしょう。また、車を所有すると維持費が発生します。維持費も車種によって異なりますので、手に入れた後にどのくらいお金がかかるのかも計算しておくことが大切です。
大学生が車のローンを組む時のポイントはこの5つ!
大学生がローンを組んで車を購入するにあたり、スムーズな手続きをおこなうために押さえておきたいポイントが5つあります。すぐにできる内容もあるため、できることから実践してみましょう。
ここからは、大学生が車のローンを組む時のポイントと対策について解説します。
保護者に相談する
18歳以上の成人であっても、アルバイトなどで毎月一定の給与が継続的にあれば、一人でローンを組むことは可能です。しかし数年にわたって支払いが発生するのに対し、この先も収入が常に安定しているという保証はありません。あとで失敗した、と後悔することが無いように、保護者にはしっかり相談をしておいたほうが良いでしょう。
保護者と上手くコミュニケーションを取り、車を購入する必要性をしっかり提示しましょう。保護者の理解が得られていれば、ローンを組んだ後の不安も軽減されます。学生で何かしら保護者からの援助を受けているのであれば、車の購入前には一度相談しましょう。
収入を確保する
車のローンを組む上ではアルバイトの変更も検討しましょう。ローンを組むには毎月の安定した収入が欠かせません。毎月の収入額が高ければ高いほど、審査に通る可能性は高くなります。現在のアルバイトで安定して十分な収入を得られていない場合は、アルバイトを変更することもひとつの手段です。
収入の高さと安定性はローンの組みやすさに直結します。ローンを組むという目的から逆算して、収入を上げるためにアルバイトを変更すべきか否かを考えましょう。
現在の資産を確認する
学生がローンを組む上では、資産状況を把握することも重要です。現在の資産がいくらなのか把握することで、実際にローンを利用すべきか否かを判断できます。ローンで車を購入すると利息が発生します。そのため、一括購入に比べると最終的に支払う金額が高くなるのが一般的です。
また、ローンを完済するまで車は厳密には自分の所有物にならないケースもある点に留意しましょう。車の名義が自分以外の場合、車を売却したいときにスムーズに売却できない、ローンの残債を売却代金に充てられない、などのデメリットがあります。現在の資産からローンを組まずに済むか考えましょう。
希望している車の需要を確認する
欲しい車種が決まったら、希望している車の需要をチェックしましょう。市場における車の需要が高いほど車の価格は高くなるのが一般的です。中には、一時的な話題や人気で限定的に価格が高騰している車もあります。より納得して車を購入するには、需要の動向を確認しておくと安心です。
また、希望している車の需要を把握することは、車を売却する際にも役立ちます。需要が高い人気の車種ほど売却額は高くなります。売却を前提として、価値が落ちにくい車種を選択することも有効です。
ローンの内容を確認する
車を購入する際にはローンの内容をチェックしましょう。ローンの内容は会社によって異なります。内容次第では組まないという判断を下すことも大切です。車のローンでとくに注視したいのが金利です。審査が緩いローンの中には金利が高いものがあります。
一般的に金利の低い銀行ローンは2%〜4%が平均です。対して、販売店ローンは金利が10%を超えるものあります。金利も含めて最終的に支払う金額がいくらなのかを把握しておきましょう。生活に支障をきたさない範囲で契約するのが肝要です。
大学生が車のローン審査に通りにくいケースとは?
車のローンは条件をクリアしていれば大学生でも利用可能です。しかし、残念ながら審査に通らずローンを組めない人もいます。とくに、「滞納の経験がある」「ほかにも借入がある」という人は、ローンの審査に通りにくいことが特徴です。
ここでは、大学生が車のローン審査に通りにくいケースと注意点について解説します。
滞納の経験がある
過去に滞納しているものがあるとローンを利用できない恐れが出てきます。審査においては信用度が重要です。はじめに個人の信用情報が確認されます。
たとえば、過去に携帯電話料金の未払いや延滞などを繰り返していると、信用情報機関にブラックリストとして登録されているケースがあるようです。この場合はローンを組むことが難しくなるでしょう。
ほかにも、家賃など何らかの滞納が続いていれば審査が厳しくなる恐れがあります。心当たりのある方は気をつけましょう。
別な借入がある
借入があるとローンを利用できないケースがあります。信用情報機関では、過去の滞納の有無のほかに、借金の返済履歴やほかのローンの契約、申し込み件数もチェックされます。審査を通過するには、このような過去の実績も含めてお金を返す力があると判断されなければなりません。
現在、ほかで大きな借入があると、新たにローンを申し込んでも返済能力に疑問が残ってしまう可能性があります。そのため、一定の限度を超えた借入がある場合は新規のローン契約を断られることは少なくありません。過去に借入があっても、すでに滞りなく完済していれば大丈夫でしょう。
大学生はローン無しでの車の購入も検討しよう!
ローンの審査に不安がある人は、中古車の購入も検討してみましょう。中古車であれば、大学生でもローン無しで車を購入できる可能性があります。
ここでは、中古車をローン無しで購入できる理由と中古車の購入におすすめの「ネクステージ」の魅力について解説します。
中古車なら低価格帯の車両がある
ローンの審査に不安がある人は、車の購入金額を下げることも1つの方法です。同じ車種でも中古車なら価格が安い傾向にあります。購入金額を下げて借入金額を抑えることができれば、支払い負担も軽くなります。
中古車には、低価格帯の車両が豊富です。低価格帯の中古車を選ぶことで、ローンを組まずに現金一括購入を目指すこともできます。希望する車種・性能・オプションなどを比較して、購入する車を見極めましょう。
ネクステージを見てみよう!
ローン審査の不安を減らして車を購入したい人は、中古車販売に特化した「ネクステージ」にご相談ください。ネクステージには、低価格の中古車が豊富です。全国の在庫から取り寄せもできるため、希望に合った車を選ぶことができます。
また、予算や要望に合わせて車の提案もおこなっています。無理のない範囲で車を購入したい人は、ぜひお問い合わせください。ネクステージは、保証プランも充実しています。保証付きメンテナンスパック「サービスサポート(有料)」は、ロードサービスや無料エンジンオイル交換などに対応しているため、これからカーライフを始める大学生にもおすすめです。
まとめ
車のローンを組むには、学生であろうとなかろうと安定した収入が必要です。成人していて一定の収入が継続的にあれば学生でもローンを利用できます。
ただし、学生だと新車を買うのは難易度が高いため、中古車が現実的です。自分の資産状況やローンの内容をしっかり把握したうえで、自分に合った中古車を選びましょう。車を購入した後の維持費まで考えて、無理のない範囲で納得できる車選びをしてみてください。
よくある質問
Q. 大学生が車のローンに申請すると月いくらほどですか?
A.学生だからといって割引などはありません。購入する車の代金に合わせて、返済できる金額を設定するのが一般的です。ただし、ローンに申請するためには安定収入がなければ審査に通りません。
収入の3分の1が借入の限度額とされているので、月5万円程度のバイトしかしていない場合は、20万円までしか借り入れできません。仮に100万円のローンに通った場合、2万円~3万円が平均的な返済額になります。
Q. 大学生が車を持つと毎月いくらくらいかかりますか?
A. 車の維持費は税金や車検のタイミングによって異なりますが、月換算にすると大体3万円程度です。ローンを組んでいる場合は、ローンの返済額が加わります。大学生であっても、一般の人と維持費は変わりません。
Q. 18歳で車を買うことはできますか?
A. 民法の改正により満18歳で成人です。18歳を迎えると親の同意なしにクレジットカードの発行やローンの申請ができるようになります。ただし、18歳だとしても高校生のうちは制限があるのが一般的です。高校生のうちに車を購入したい場合は、親と一緒に購入手続きを進めましょう。