インプレッサが価格高騰している?中古車市場の変化や歴代の違いをご紹介
インプレッサ WRX STIは3代目のモデルライフ途中である2010年に車名を「WRX STI」と変更し、2014年のフルモデルチェンジで完全に独立したモデルとなりました。現在は3代目までのインプレッサ WRX STI(WRX STI)が狙い目といわれていることをご存じでしょうか。
本記事では「インプレッサ WRX STIが狙い目の理由」「歴代インプレッサの特徴」など紹介していきます。インプレッサ WRX STIの現状や性能をしっかり理解しできる上に、自分に合ったモデルを見つける機会にもなると思うので、ぜひご覧ください。
※目次※
3. 2代目インプレッサ WRX STIは『丸目・涙目・鷹目』が特徴
4. 3代目インプレッサ WRX STIは3年の空白を経て登場
5. 価格高騰が気になる中古車でお買い得なインプレッサを探すときのポイント
6. インプレッサの中古車を探すならネクステージにおまかせ!
・EJ20エンジンを楽しめる貴重なモデルだったインプレッサは3代目まで。
・2代目インプレッサのWRX STIは『丸目・涙目・鷹目』がある
・インプレッサの中古車を探すときは税金も確認しよう!ネクステージなら選べる車両の選択肢が広がる
インプレッサが価格高騰している?
1990年代から2000年代にかけて、各社から国産スポーツカーが多数販売されていました。しかし、排気ガス規制や安全基準の強化により次第にスポーツカーは減少していきました。そのため、現在はスポーツカーの中古車価格は上昇傾向にあります。
中古車価格が高まっている
インプレッサもその例に漏れず、価格は上昇しています。初代は発売から30年が経過して残存数も少ないことや、アメリカの「25年ルール」に適合するモデルが増えてきているためプレミア的な価格になっているものもあります。
また、3代目についてはまだ25年ルールには適合しないものの、最高出力の自主規制値が撤廃された後にデビューしたことから全てのタイプで300PS以上となるなど、走行性能の高さから人気となっています。
WRX STIはEJ20エンジンを楽しめる貴重なモデルだった
WRX STIはEJ20エンジンが搭載された最後のモデルです。つまりWRX STIの生産終了でEJ20エンジンを楽しめるモデルも生産されることが無くなってしまいました。
EJ20エンジンは長きにわたりスバルを支えてきたエンジンです。馬力のあるターボエンジンとして非常に評価の高いエンジンでした。
WRXがインプレッサから完全に独立したのが2014年のため、同じEJ20型エンジンを搭載し且つ年式が少し前であるインプレッサ WRX STIの中古車価格が手頃になってきているのです。販売が終了したWRX STIはまだ年式が新しく、今後はEJ20エンジンを楽しめる貴重なモデルとして価格が高騰していく可能性もあります。これがインプレッサ WRX STIが狙い目と言われている理由です。
価格高騰が気になるインプレッサはいくらで買える?
現在のWRXも良い車ですが、EJ20エンジンを搭載したインプレッサWRXは独特の味があってこれでなければと考えている方もいらっしゃるでしょう。今後価格が上昇していく可能性のあるインプレッサWRXですが、現在の相場を確認してみましょう。
2代目インプレッサの中古車相場
初期のモデルは発売から20年以上経過している2代目インプレッサですが、WRX STIの人気は高く、走行距離6万2,000kmの2006年モデルが269万9,000円走行距離1万2,000kmの2006年モデルが409万9,000円です。(2023年2月現在)
3代目インプレッサの中古車相場
「WRX STI」の名が付く最後のモデルとなる3代目インプレッサは、走行距離4万9,000kmの2011年式で179万9,000円、走行距離4万5,000kmの2011年式が299万9,000円です。(2023年2月現在)
4代目インプレッサの中古車相場
「WRX」が独立した後に登場した4代目インプレッサにはハイパワーのエンジンを搭載したモデルはありませんが、走りの楽しさは十分に楽しめます。価格帯は59万9,000円から140万9,000円で、モデル途中で追加されたハイブリッドは97万9,000円からあります。(2023年2月現在)
5代目インプレッサの中古車相場
5代目のインプレッサも4代目と同様にハイパワーエンジンのモデルはありませんが、走りの楽しさを一段と高めた「STIスポーツ」というグレードもあります。
走行距離8万9,000kmの2016年モデルが89万9,000円から販売されていて、一番高額な車両でも180万7,000円(走行距離5万8,000kmの2017年式)と比較的手ごろな価格帯になっています。(2023年2月現在)
中古車相場は常に変動するため、最新情報が知りたい方は下記のページで確認してみましょう。
(参考:『インプレッサ(スバル)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
2代目インプレッサ WRX STIは『丸目・涙目・鷹目』が特徴
これらの中で特に注目したいモデルが2代目インプレッサ WRX STIです。この項目では2代目インプレッサ WRX STIの時代背景や『丸目・涙目・鷹目』といった3つのモデルの違いを紹介します。
希少になりつつある初代よりも流通している上に、相場も安いためWRX STIを中古車で購入したい方は検討してみると良いでしょう。
入れ替わりの激しい時代
2000年に登場した2代目は丸目型のデザインでした。このときセダン系はすべてWRXという名前に変わっています。
しかし、スタイリッシュな初代からの変化が不評であったことをきっかけに、その後7年の間にフロントフェイスが3回変わりました。モデルごとのユーザー評価に波がある時代であったため、2代目はさまざまなデザインのヘッドライトが存在します。
2代目インプレッサ WRX STI(丸目)
丸目は2代目インプレッサ WRX(GD系)がデビューした当初のモデルです。その名の通りヘッドライトが丸い目のようにみえます。2000年~2002年まで発売されました。
2代目インプレッサ WRX(涙目)
2002年には丸目型の不評を受けて主にフロント周りを大幅に変更したモデルが誕生しました。傾斜したヘッドライトが特徴で、その形状から「涙目」と呼ばれています。前モデルに比べて空力性能とエンジン性能がアップしています。
また涙目のWRX STIは前期(2002年11月~2004年5月)と後期(2004年6月~2005年5月)が存在しました。前期ではラリーなど競技の場で及ばなかった走りを向上させるため、改良されています。
2代目インプレッサ WRX STI(鷹目)
鷹目は夜間の照射性能と競技におけるさらなる戦闘力を追求し、改良されたモデルです。スタイリッシュな外観と滑らかな走りで、より洗練された性能を感じられるでしょう。
鷹目は2代目の後期型として2005年~2007年まで販売されていました。
3代目インプレッサ WRX STIは3年の空白を経て登場
ここからは3代目インプレッサ WRX STIの特徴をみていきましょう。この3代目インプレッサ WRX STIは2代目同様にインプレッサの歴史の中でも動きのある時代です。これまでとの変化にも注目しながらぜひ参考にしてください。
インプレッサからWRXへ
それまではワゴンとセダンの2種類だったインプレッサですが、3代目からはワゴンから5ドアハッチバックになるとともにセダンがいったん廃止され、後に「インプレッサアネシス」として復活し、クロスオーバーの「インプレッサXV」が追加されるなどさまざまなモデルが登場しました。最もラインナップが豊富であった時代として知られています。
また3代目の途中から「インプレッサ」という名前が消えて「WRX」が車名となるため、3代目が「インプレッサ」の名が付く最後のモデルです。
3代目 インプレッサ WRX
3代目は2010年~2014年まで3代目はまずハッチバックが2007年に登場し、2010年にセダンが追加され、2014年にモデルチェンジされるまで販売されていました。さまざまな仕様が存在するため、ひとくちにWRXといっても乗り味や操作性などキャラクターが異なり、幅広いニーズを得ています。
A-Line
A-Lineは3代目 インプレッサ WRX STIのうち2ペダルATモデルです。ATである上に、エンジンも2.0Lから2.5Lタイプに拡大されたことで、スポーツカーでありながら余裕のある大人の走りになりました。
PRWRX STIの中古車相場をチェック
2018(H30)
DATE
1.4万km
WRX STI
S208 NBRチャレンジパッケージ カーボンリヤウイング
2019(R1)
3.5万km
WRX STI
STI タイプS
2020(R2)
DATE
5.5万km
WRX STI
STI タイプS
2019(R1)
DATE
5.6万km
WRX STI
STI タイプS
2019(R1)
DATE
4.5万km
WRX STI
STI
2019(H31)
DATE
1.5万km
WRX STI
STI タイプS
2015(H27)
DATE
9.8万km
WRX STI
STI タイプS
2019(R1)
2.0万km
WRX STI
STI タイプS
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価格高騰が気になる中古車でお買い得なインプレッサを探すときのポイント
これまでの記述をみて、インプレッサ WRX STIを中古車で購入したいと思った方もいるのではないでしょうか。最後に中古車で買う時の注意点を紹介しておきます。ぜひ以下のことを参考にしつつ、自分に合ったモデルを探してみてください。
年式よりも「アプライド」に注目
車は年式が新しいほど、比例して性能が良くなるというイメージを持っていないでしょうか。スバル車に関しては年式が同じでもマイナーチェンジで変化するアプライドモデルで性能、価格が異なります。
例えば2代目インプレッサWRX STIをみると丸目から涙目に変わったのがC型で細かな変更が為されたのがD型です。それに対しE型は最大トルクの向上やタイヤサイズアップと大きく変化しており、価格も高くなりました。このようにアプライドに注目して自分に合った性能を見極めることが重要です。
オイル漏れに注意
スバルが採用している水平対向エンジンは走りに特化している一方で、オイル漏れがしやすいと言われています。できるだけ購入時には試乗をしてしっかりチェックしておきましょう。その他、車体の傷や保証等の確認も忘れずに行ってください。
13年超えモデルは税金が上がる
インプレッサWRX STIに限らず、自動車は13年超えたモデルは税金が上がることをご存じでしょうか。実は自動車税だけでなく重量税も高くなります。インプレッサWRX STIは13年以上前のモデルも多数存在するため、購入する際には運用費の面で、年式も確認しましょう。
インプレッサの中古車を探すならネクステージにおまかせ!
インプレッサWRX STIを購入したいと思ったら中古車から探さないといけません。新車と違って中古車は1台ごとに状態が異なりますし、ディーラーと違ってお店の内容もまちまちです。どんなお店が良いのか迷ったらネクステージがおすすめです。
修復歴車なしの環境から車両選びができる
スポーツカーは激しい走行をすることが多いため事故率が高く、中古車で購入する際は修復歴の有無を確認することはとても大切です。ネクステージで販売している中古車は、修復歴のない車のみとなっているため、中古車選びに関わるリスクや不安を抑えることができます。
最寄りに店舗が無くても保証が利用できる
欲しいと思った車が見つかっても、店舗が遠いと不安に感じることがあるかもしれません。ネクステージでは、全国的に店舗を展開しているため、お近くのお店が見つかりやすく、もしお近くにお店がない場合でも保障などのサービスが受けられます。
まとめ
本記事ではインプレッサ WRX STIの詳細を解説しました。歴代モデルの詳細や違いも理解していただけたのではないでしょうか。
冒頭でも説明した通り、インプレッサ WRX STIは今が狙い目と言われています。希少なエンジンの車を確保しておきたいという方は、本記事を参考に自分に合ったモデルを明確にしてみてください。
グレード、年式の幅広さ、車の質にも自信を持って販売している他、今回紹介したインプレッサ WRX STIや WRX S4/STIの在庫も揃っております。相談から承っておりますので、この機会に中古車で購入したいと思った方はぜひ一度ネクステージのWebサイトで検索し、車両詳細ページからお問い合わせをしてみましょう。
▼ライタープロフィール
岩本佳美
漠然と「車関係の仕事がしたい」という想いのもと、飲食業界から自動車メディア業界に飛び込むという破天荒な人生を歩んでいる。愛車がスバルのWRXということもあり、主にスバル系の記事をWebや紙媒体に寄稿。モータースポーツが大好きで、レース観戦はもちろん、サーキット走行や24時間耐久のカートレースにも出場するなど、自らも走ることでその楽しさや面白さなどを経験しながら情報発信している。