車買取業者を比較するポイントや選ぶコツとは？知っておくべき交渉術も紹介
乗らなくなった車を処分する際は、できる限り高く売りたいものですよね。査定価格やサービスの内容は買取業者によって千差万別ですが、比較する際にはどんなポイントを重視すべきなのかわからないという方は多いのではないでしょうか。
この記事ではそんな疑問をクリアにすべく、車買取業者を選ぶコツについて、さまざまな角度からご紹介します。査定価格を上げるために準備すべきことや、査定員との交渉術についても触れますので、査定を受ける前におさらいしておきましょう。
※目次※
・中古車の買取業者は、実績があり、店舗数が多く、出張査定などのサービスが豊富な業者を選ぶことがポイント
・中古車を高く売るためには、一括査定を利用せず、車の状態を査定員に対して正直に伝え、必要書類を揃えておくことが重要
・ネクステージは年間取り扱い台数7万件以上という実績を持ち、全国の店舗で中古車の買取を行っているためおすすめできる
車の買取業者を比較するときのポイント
車の買取業者は非常に多く、ご自宅の近くにもいくつかのお店があるという人は多いかもしれません。車を売るという大きな事柄だけに、業者選びには悩んでしまいがちです。
そんなときには、これから紹介する4つのポイントを意識して業者の比較をしましょう。信頼できる丁寧な対応をしてくれる業者を見つけるには、コツがあるのです。
口コミを見る
最も正確な情報を入手するには、そのお店を実際に利用した人から得ることです。利用者の口コミを比較してよりよい買取業者を優先しましょう。お店の対応や仕事に対する姿勢、買取価格に問題がなかったかどうかなど、さまざまな点を確認できます。
口コミは業者のホームページに掲載されていることもありますが、より正確な情報をキャッチするためには、それ以外のサイトに掲載されている口コミも重視しましょう。SNSを使ってリサーチすることもおすすめです。
行けるエリアにあるか店舗を確認する
ネットで評判のよい買取業者を見つけたとしても、自分が住んでいる場所の近くに店舗がなければ、そもそも車を売却できません。まずは近隣にあり、無理なく行ける範囲のお店をいくつか探して、その中から比較するようにしましょう。
店舗の有無だけでなく、サービスの内容にも注目することが大切です。たとえば出張買取サービスがあれば、スタッフが自宅まで車の査定をしに来てくれます。出張は有料になる場合もあるため、無料でサービスを行っている業者を優先してみてください。
サービス内容の充実さを見る
売却時は査定価格だけに目を奪われてしまいがちですが、サービス内容の差についてもしっかりと見比べましょう。たとえば車を売った後に7日間は解約（キャンセル）できる保証が付いていれば、売却後に状況が変わったときなども安心です。
売却の検討だけでも査定や相談に応じてくれるかどうかや、査定完了から売却を決断するまでの間、何日か保留にすることを認めてくれるかという点にも注目です。車検が切れた車の場合、レッカー移動が可能かどうかも確認しておきましょう。
実際に足を運んで店員の対応を見る
ネット上でメッセージのやり取りをしているだけでは、店員やお店の対応が本当に親切なのかどうかわかりません。ネットの印象が良くても、実際に利用してみるとぞんざいな扱いを受けて、取引をする気をなくしてしまったという人も意外に多いのです。
サポートやサービスの良さを重視する場合は、実際にお店まで足を運び、店員の態度や対応がどのようなものなのかチェックしましょう。かなりの労力がかかるので、あまり多くの店舗に足を運んで比較する前に、情報を集めて絞っておきましょう。
車買取業者の選び方
比較すべきポイントを押さえたら、よりよいと思われる車買取業者を選び、売却の話を進めていきましょう。
業者の実績から依頼するお店を決める場合、何を基準に良し悪しを定めるべきなのか、詳しく紹介します。フィーリングも大切であることは否定しませんが、以下の5つのポイントを念頭に置いて業者同士を比べてみてください。
口コミの評価が高いか
口コミの評価が高い買取業者なら、買取を依頼した人が不満やストレスが少ないと考えられます。公式サイトでは、業者にとって都合のよい口コミだけが紹介されている場合もありますから、SNSなど他サイトに書き込まれている口コミを重視しましょう。
ただし、どんなに優良な買取業者だとしても、悪い口コミが皆無ということはほとんどありえません。悪い口コミを見かけたときは、それが自分にとって許容範囲内のものなのか、それとも範囲外のものなのかを見極めることも必要です。
出張査定サービスがあるか
出張査定サービスとは、査定スタッフが自宅まで出張して、車の査定や買取を行ってくれるサービスです。このサービスがある買取店を選べば、自分自身で車を運転してお店まで査定を受けに行く必要がなく、非常に便利です。
とくに車検切れの車の場合公道を走れず、レッカーなどを使って査定を受けに行かなければなりませんから、出張査定のある業者を選ぶことがおすすめです。ただし、業者の方針や自宅の場所によっては、出張費やレッカー費がかかることがあります。
知名度が高く店舗数も多いか
知名度の高さも重要なポイントです。有名な業者であればあるほど利用者の数と比例しますから、実績も多いです。店舗数やスタッフの数が多い組織ほど体制が整えられているものです。また長年に渡って営業を続けているかどうかも重要な指標です。
そういったお店であれば、なんらかのトラブルを起こしたり、詐欺のような行為を働いたりされるリスクも下がり、より安心して利用できます。宣伝や広告にお金をかけられる資金力があるという点も、安心できる要素です。
買取実績が多いか
買取業者のレベルを計る上で見ておくべき部分となるのが買取実績です。そもそも車を売りに出した人が査定や対応に納得しなければ、買取が成立することはありません。買取数が多い業者は、必然的に利用者が満足する査定を行っている確率が高くなります。
また、買取実績が多ければ多いほど、中古車に携わる機会や回数が多いとも言い換えられます。たくさんのノウハウが蓄積された業者のほうが安心できます。買取実績は、業者のホームページなどで確認できます。
実際に査定を受けたときの相性
車の買取をスムーズに行えるかどうか、あるいは高く査定してもらえるかどうかには、査定士との相性も深く関わってきます。実際に査定を受けてみて、話が噛み合うかどうか、売ろうという気持ちになれるかどうかを慎重に注視してみましょう。
査定士との相性が悪いと、こちらが「売りたい」と思ったとしても、タイミングが合わずに話が進展しない可能性もあります。
査定は一括査定じゃないほうがいい？
引越しや不動産売買の世界ではおなじみの一括査定は、中古車の買取を依頼する際にも利用できます。1度に多くの業者の査定価格を見られることが一括査定の魅力です。
一方で、一括査定ならではのデメリットも発生するため、注意しなければなりません。一括査定のメリットとデメリットをお伝えし、利用すべきか否か結論付けていきます。
一括査定のメリット
一括査定を依頼することで、複数の買取業者から同時に中古車の査定価格を確認できます。高く査定してくれる業者や、中古車価格の相場観を掴めるという点が主なメリットになります。
ただし、一括査定の見積もりに出される査定価格は、あくまでも目安でしかありません。実際に査定を受けてみますと、ネットでは伝わらなかったマイナス要素が見つかり、査定価格が下がる可能性もあります。確実にその価格で売れるわけではないため注意しましょう。
一括査定のデメリット
一括査定を依頼しますと、基本的にすべての会社から確認の電話やメールが届きます。対応に手間取ってしまうことにも注意が必要です。最終的には目視での見積もりを受けることにもなり、査定にかかる合計の時間は長くなりがちです。
住所や連絡先などを伝えることになりますので、多くの業者に個人情報を開示することになる点もデメリットです。また、一括査定の申し込みができたとしても、対象エリア外など業者側の都合で査定が受け付けられないこともあります。
車をより高く売るためには？
査定価格は車のコンディションを確認した上で算出されます。そこで査定を受ける前にできる限りしっかりと準備をしておけば、中古車としてより高く売ることが可能なのです。
どんなポイントに注意すれば車を高く売れるのでしょうか。あるいはどんな車ほど高く売れる可能性があるのでしょうか。3つの要点を詳しく解説します。
内外装をきれいにする
第一に、内外装をできる限りきれいにした状態で査定を受けましょう。内装に関しては車内に溜まっているゴミなどを捨てて、タバコを吸っていた場合は少しでも臭いが落ちるように換気したり、消臭スプレーを吹きかけたりすることも重要なポイントになります。
外装に傷やへこみがある場合は、自分で直せる範囲であれば査定前に直しておくことがおすすめです。ただし、専門業者に依頼するまでの必要はありません。業者による修理を受けますと、査定の減額分以上に修理代がかかる可能性があります。
メーカーオプションはつける
新車を購入するときには、メーカーオプションをつけるかどうかを決められます。ETC車載機やカーナビなどが主なメーカーオプションにあたりますが、これがついている中古車のほうが高く売れる可能性が強まります。
メーカーオプションは、中古車の購入を検討している人が重視することが多い装備です。オプションに相当する設備を新たに購入する場合、数十万円単位のお金がかかることがあるため、メーカーオプションつきの中古車のほうが高く売れるのです。
査定のときから必要書類を用意しておく
実際に車を売却する際には、一緒に必要書類も用意しなければなりません。たとえば車検証、自賠責保険証明書、車庫証明書などが車に関連する必要書類で、その他に印鑑証明書や実印など、本人証明に必要な書類の用意も求められます。
査定の段階からこれらの書類がそろっていれば、業者は「この人は本気で売ろうとしている」と捉えてくれます。その場でスムーズに取引をまとめられるように、決断しやすい高い査定を出してくれる可能性が上がるため、書類はそろえておきましょう。
買取業者との交渉のコツや注意点
買取業者との接し方によって、査定価格が変化することもあります。俗にいう「交渉」ですが、これを成功させるためのコツにはどのようなものがあるのでしょうか。
買取業者との交渉を進める中で、やってはいけないことや言ってはいけないこともあります。これらのポイントを事前に整理しておき、交渉の主導権を握りましょう。
今すぐ売りたい気持ちを伝える
本当に売る気があるのか、様子を見ているだけなのかという点に、買取業者は目を光らせています。売る側の本気度が伝われば、買う側もより真剣に査定をしてくれますし、売り手が即決しやすいように査定価格が高くなります。
業者としては「本気で売りたい人は他店にも問い合わせをする可能性がある」と考えます。そのため、ライバル店に車を持っていかれないように、足元を見るような査定をすることがなくなります。今すぐに売りたいという気持ちを伝えることが最重要です。
車の状態は正直に伝える
少し見ただけではわからないような場所にある傷や汚れだとしても、査定スタッフには車の状態を正直に伝えましょう。日常的にペットを乗せていたり、タバコを吸っていたりした場合も、同様に自分から伝えておくことをおすすめします。
とくに修復歴がある場合などは、隠そうとしてもプロの目をごまかすことはできません。後になって嘘が発覚すると信頼関係が破綻してしまいます。「他にも不都合なことがあるのではないか」と怪しまれ、査定価格が下がってしまうため注意しましょう。
買取希望額は言わないほうがいい
買取希望額をストレートに伝えてしまう人がいますが、交渉術としては得策とは言えません。本来であれば希望額以上の査定がついていたにもかかわらず、「この金額で大丈夫なのか」と思われてしまい、希望額ぴったりの査定になる場合があります。
「今回は頑張って希望額で買取します」などと言われれば気分はよいのですが、本当は損をしてしまっているかもしれません。買取希望額は原則として最後の最後まで伝えず、もう一押しというところまで取っておきましょう。
交渉に時間をかけない
買取業者からの査定が想定よりも低かった場合、交渉をして引き上げようとすること自体は問題ありません。しかし、買取業者としては意地悪をして安い価格をつけることはまずありませんので、提示された査定額は基本的に大きく動かないものと考えましょう。
交渉を長引かせても時間の無駄になりますし、しつこいとかえって業者に悪いイメージを与えてしまうことにもなります。交渉を長引かせている間に車も少しずつ劣化してしまいますから、妥協することや、引き際を考えることもポイントになります。
まとめ
中古車の買取を依頼する際は、買取実績が多く全国展開している買取業者を候補として絞り込み、その中から口コミを見て良さそうな業者を選びましょう。また、便利そうに見える一括査定にはデメリットも多く、スムーズに売るためには利用しないことが賢明です。
ネクステージは、年間の取り扱い台数が7万台を超える中古車専門店です。査定実績が豊富なスタッフがそろい、スムーズに妥当性のある査定価格をご提示します。全国に店舗がありますから、中古車をお売りの際はお近くのネクステージにご相談ください。
