中古車の査定項目には決まりがある!査定表の見方や評価に影響するポイント
査定表は、車両の評価を記した書類のことです。査定表を見れば車両の状態が把握できるため、中古車の購入などにおいて重要な判断要素のひとつとなります。しかし査定表にはさまざまな内容が記載されており、見方が分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、中古車の査定表について詳しく解説します。査定表に記載されている項目や評価の内容などを知っておくと、適切に車両の状態を把握できるため便利です。ぜひ本記事を参考にしてください。
※目次※
・査定は車両の状態を評価するもの。標準状態の車両を基準として、査定車両を評価する。
・査定表を見ることで、さまざまな項目での車両状態を確認できる。
・愛車を売却する場合はネクステージへ!実績が豊富で、最短・最高額の買取金額を提示している。
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中古車の査定はチェックする項目に決まりがある!
中古車を購入する場合、見た目や年式・走行距離などが判断基準になります。しかしそれだけでは分からない部分もあるため、車両の状態が適切に評価された査定を見ることが重要です。また査定は、中古車購入以外でも利用されるのをご存じでしょうか。ここでは査定の概要や利用シーンなどについて紹介します。
車の査定は状態を評価するもの
車の査定は、車両の状態を評価したものです。車両状態の把握を必要とする場面は、数多く存在します。例えば中古車の購入時はもちろん、事故による評価損や相続・資産において価値を確認する場合などです。
車両の状態はオーナーの使い方次第でが左右されるものであり、使用年数や走行距離などでは適切に判断できません。また評価者によって、判断に差が生じる可能性もあります。そのためルールが定められており、正しい査定が可能です。査定は標準状態を基にして、現状の車両を評価します。
標準状態の車からの加減を行う
査定は「標準状態の車」を基準に「評価対象の車」と比較します。標準状態に該当する車は、以下の6つに当てはまるものです。
・外装および内装に傷がないこと
・走行時にエンジンおよびサスペンションなどの足回りに問題がないこと
・車検日まで3か月以内であること
・走行距離が標準範囲内にあること
・タイヤの溝が1.6mm以上あること
・事故や修復歴、改造工作、損傷原価要因(腐食・臭い)などがないこと
上記を標準状態として、車両のさまざまな項目に点数を付けます。そして点数と基本価格から、査定価格が算出されるという仕組みです。
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査定表なら中古車購入時も項目ごとの状態が分かる
査定表は中古車の取引において重要な要素とされています。しかし、一般の方は査定表というワードになじみのない方も多いのではないでしょうか。この項目では、査定表の内容や作成される目的を紹介します。中古車の営業に関わらない人であっても知っておきたい内容です。ぜひ参考にしてください。
査定表は中古車の評価を記したもの
査定表には車の状態が明確に記されています。中古車販売店が買取を行う際、もしくはオートオークションにおいて資格を持ったプロの査定士が作成した書類です。
オートオークションでは必ず査定表が付いており、内装や外装の全体的なレベルや傷・腐食といった詳細な情報まで記載されています。これを基に中古車販売店やディーラーは仕入れを行っているのです。
希望すれば購入側も確認もできる
中古車業者は査定表を通して良質な車を判断できますが、一般の方はオークションよりも販売店やディーラーを通して中古車を購入することが大半でしょう。
このような店舗で中古車を購入する場合も査定表を閲覧することは可能です。ただし、店舗や車によっては希望しても見せてもらえない場合もあります。
査定表がなければ実車を自身で隅々まで点検する必要があり、経験のある方でなければ車両状態の判断が困難です。さらに、店舗側が知られたくない情報を隠している可能性もあるでしょう。つまり、査定表の有無は信頼できる中古車・店舗を選ぶ基準です。
そのため、できる限り査定表を確認した上で中古車を購入することをおすすめします。ただし、中古車買取・販売店では自社基準の査定表が作成されているため、その点も踏まえて判断しましょう。
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中古車の査定表の項目ごとの見方【評価点】
中古車の査定表は車の状態を評価点で表しています。評価を示す項目は、主に外装評価点、内装評価点、総合評価点の3つです。査定表を作成するオートオークションによって多少内容が異なるため、参考までにご覧ください。
外装評価点
外装評価点はその名のとおり、中古車の外装に対する状態レベルを評価したものです。しかし、査定表によっては外装評価点が記載されていない場合もあるでしょう。
基本的に傷やへこみを評価対象としてA、B、C、D、Eの5段階で記載されています。それぞれの評価内容を以下の表からご覧ください。
外装評価点 |
評価内容 |
A |
加修の必要がない、または必要性が低いもの(小さな傷・へこみ、良好な補修跡) |
B |
軽微な加修が必要なもの(軽微な加修が必要な傷・へこみ・さび) |
C |
加修が必要なもの(多少のさび・腐食、ガラス割れ) |
D |
大きな加修が必要なもの(多数の大きな傷・へこみ、さび・腐食) |
E |
全体に大きな加修が必要なもの |
内装評価点
内装評価は、中古車の内装に対する状態レベルを評価したものです。外装評価点と同様にA、B、C、D、Eの5段階で記載されており、下表のとおり内容も酷似しています。ただし、車内の場合は染みや汚れ、臭いなども評価対象です。
外装評価点 |
評価内容 |
A |
加修の必要がない、または必要性が低いもの(軽微な清掃で戻る小さな擦れ・傷) |
B |
軽微な加修が必要なもの(小さな破れ・焦げ・ビス穴) |
C |
加修が必要なもの(ある程度の傷・破れ・焦げ) |
D |
大きな加修が必要なもの(主要部分の交換が必要、異臭がある) |
E |
全体に大きな加修が必要なもの |
総合評価点
総合評価点は内外装の状態、経過年数や走行距離から総合的に判断します。評価点は高いものからS、6、5、4.5、4、3.5、3、2、1、RA、R、×に該当することが一般的です。オートオークションにより異なりますが下記の中で10段階もしくは11段階での評価となるケースが多い傾向です。以下、それぞれの総合評価の内容をご確認ください。
総合評価点 |
評価内容 |
経過年数 |
走行距離 |
S |
ほぼ無傷・無補修で新車に近い状態 |
新車登録から12か月以内 |
1万km未満 |
6 |
無傷・無補修で加州の必要がない |
新車登録から36か月以内 |
3万km未満 |
5 |
目立たないレベルの傷・へこみ |
- |
5万km未満 |
4.5 |
小さな傷・へこみ、軽微な加修が必要 |
- |
10万km未満 |
4 |
加修が必要 |
- |
15万km未満 |
3.5 |
大小の加修が数か所必要 |
- |
- |
3 |
全体に加修が必要 |
- |
- |
2 |
商品価値の低い粗悪な車 |
- |
- |
1 |
消火剤散布歴車・冠水歴車 |
- |
- |
RA |
軽微な修復歴車 |
- |
- |
R |
修復歴車 |
- |
- |
× |
極端な低年式車やレプリカ車など評価が困難な車 |
- |
- |
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中古車の外装状態の見方【車両図】
査定表のうち外装に関しては評価点だけでなく、詳細を表す車両図という指標が存在します。車両図にはどのような内容と記号が用いられるかご存じでしょうか。この項目で車両図の概要と使用される記号を見ていきましょう。オークションによって異なるため、ここでも参考までにご覧ください。
中古車査定表の車両図とは
中古車査定表の車両図とは、傷、へこみ、変色といった不具合の状態とその大きさを記載したものです。先にご紹介した外装評価点をさらに詳細に表したものと考えてよいでしょう。
表記はアルファベットと数字を組み合わせて使用されます。外装評価点だけでは分からない「どこにどのような不具合があるのか」といったことも、車両図では理解することが可能です。
車両図に使用される記号と意味
車両図では不具合の状態をアルファベット、不具合の大きさを数字で表記します。車両図の記号と意味は下表のとおりです。オートオークションによって記号・内容は異なりますが、おおむね類似しているため参考にしてください。
以下の2種類を「U1」や「S2」のように組み合わせて表記します。U1はカードサイズ程度のへこみ、S2はA4サイズ程度のさび、P3はA4サイズを超える全体的な色あせといった意味です。
不具合の状態を表す記号 |
不具合の大きさを表す記号 |
内容 |
A |
1~4(4に近づくほど大きい) |
傷 |
U |
へこみ |
|
UA |
傷を伴うへこみ |
|
W |
補修跡 |
|
S |
さび |
|
C |
腐食 |
|
P |
要塗装 |
|
× |
要交換 |
|
×× |
- |
交換済み |
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中古車の査定額に影響する5つのポイント
査定は車の価格に大きく影響する要素です。買い替えなどで所有している車を下取りに出す場合、査定を基に金額が決まります。なるべく高い価格で車両を売却するなら、査定で良い評価をもらうことが肝心です。
そのために、査定に関わる車両の各要素を知っておきましょう。ここでは中古車の査定額に影響する5つのポイントを紹介します。
年式や走行距離
年式が新しいものや走行距離が少ないものは、高く売れる傾向があります。例えば中古車市場では、年式が新しくあまり走行していない新古車などが人気です。
車両は時間の経過で劣化や損傷などが見られるほか、新車に近いものほど性能がよいとされています。査定価格が下降しやすくなる目安は5年で、それ以上になると売却額がさらに低くなるため注意しましょう。
走行距離の査定は「標準走行キロ」が基準です。普通車で1万km/年、軽自動車で8,000km/年が標準走行キロの目安となっています。また走行距離が多いものに限らず、少なすぎる車両も低評価の対象です。これは車を定期的に動かしておかないと、故障やトラブルの原因になることが関係しています。
パーツの状態
パーツの状態も査定額に影響する部分です。パーツに故障や劣化が見られる、手を加えている箇所があるといった場合、減額されてしまいます。評価に与える影響は、パーツによって違うのが特徴です。特に車の心臓ともいえるエンジンが故障していると、査定額は大きく下がります。
また、改造を施していたり、純正以外のパーツを使用していたりするものも減額対象です。基準となる標準状態と比較したときに、相違点がある車両は低い評価を下されます。
整備記録簿や説明書
車両の状態以外では「整備記録簿」や「取扱説明書」の有無も、評価に影響するポイントです。整備記録簿にはメンテナンスや修理・部品交換などの履歴が記載されています。買い取った店舗が顧客に説明する際、整備記録簿があればスムーズに車両状態を伝えることが可能です。
取扱説明書は、次のオーナーが安全かつ安心して車両を使うために必要となります。また取扱説明書があれば、新車時と同じものが付属されているかなどの確認が容易です。「整備記録簿」「取扱説明書」は、なくさないようにしましょう。
車体のカラー
査定のルールや基準とは関係ありませんが、車両のボディカラーは売却額に影響を及ぼす要素となっています。需要や人気があるボディカラーは査定が高く、不人気のカラーと比較すると数万円の差が出る場合もあるでしょう。
一般的に人気のボディカラーは、ホワイト・ブラック・パールホワイト・シルバーです。また不人気のボディカラーでも、車種によっては査定が高くなるものがあります。例えばスバルならブルー、マツダならソウルレッドクリスタルメタリックなどです。ブランドや車種を印象づけるカラーは需要があり、査定額のプラスが期待できます。
買取店との相性
査定基準やルールはどこも一律ですが、買取店によって査定額に差が出ることもあります。例えば下取りに出した車両が店舗に多くある場合は、必要性が低いため買取額は下がるでしょう。
地域の事情も査定に関係するポイントのひとつです。雪や気温で道が険しくなる北海道や東北などでは、四駆車やスタッドレスが付属した車両の査定がプラスになります。
買取店には得意とする分野があり、それに応じた車種だと高く売れるでしょう。また全国に展開している店舗は、需要のある地域に車両を回せるのが特徴です。効率よく中古車が売れるため、買取額も高くなる傾向があります。
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ここでは「フルスイング買取」や豊富な実績など、ネクステージのメリットについて解説するので参考にしてください。
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気になる買取実績もチェック可能
ネクステージは買取実績が豊富で、査定に自信を持っているのが強みです。あらゆる車種で基準査定価格を上回る買取価格を提示しており、中には40万円以上アップしたものもあります。WEBページでは国産車はもちろん、輸入車の実績も閲覧可能です。
また各メーカーのページでは、実績を基に買取相場も見れます。さらに車種の個別ページに移ると、買取価格だけでなくグレードや年式・走行距離・ボディカラー・地域が記載されているなど、査定の情報が詳細です。実際に買取契約を実施したお客様の声も載せていますので、参考にしてください。
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まとめ
中古車の査定はさまざまな項目で判断し、買取金額が算出されます。高く買い取ってもらいたい場合は、年式や走行距離・パーツの状態など、査定金額に影響するポイントを押さえておきましょう。
ネクステージでは、納得の金額で中古車を買い取ります。査定額の完全保証や豊富な買取実績があるため安心です。WEBページもしくはお電話から無料で買取査定を依頼できますので、ぜひ気軽にお問い合わせください。
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