エルグランドのフルモデルチェンジはいつ？最新予想と歴代モデルの魅力
エルグランドは日産が誇る最高級ミニバンとして、またフラッグシップの役割も担う看板モデルです。乗車定員は7名、及び8名が基本となりますが、ショーファードリブン的役割を担うVIPは、その広大なスペースを贅沢に4名乗車としたモデルです。
3代目登場から13年が経過し、フルモデルチェンジが期待されています。ここではフルモデルチェンジの予想や歴代モデルの紹介、最新のマイナーチェンジモデルについて詳しく紹介していきます。
※目次※
3. 3代目エルグランドはマイナーチェンジでより高級でモダンな印象へと進化
4.エルグランドの中古車を購入するならモデルチェンジ後が狙い目！
・国産Lクラスミニバンの代表格となるのが日産のエルグランド
・さまざまな仕様が存在し、現行型は特別仕様車も多く、魅力的
・人気モデルなので中古市場の流通量も豊富で、お買い得車が見つかる
エルグランドのフルモデルチェンジはいつ？
エルグランドは日産が販売しているプレミアムミニバンであり、初めて販売が開始されたのは1997年です。高級ミニバンの先駆けとして登場し、現行モデルは3代目にあたります。
また、早ければ2023年にもフルモデルチェンジが予想されており、「再び高級ミニバンの覇権を取り戻すか」が注目されています。
日産のミニバン「エルグランド」
日産エルグランドは、定員7人~8人で、3ナンバーのボディサイズが特徴のLクラスミニバンです。ミニバンは車高が高いため、風を受けやすくカーブが曲がりにくい特徴があります。しかし、日産エルグランドは低床・低全高を採用することで、ミニバンでありながら安定した操縦性を維持できます。また、オプションで外観やシートを変更することで、高級セダンに負けないラグジュアリーな仕様に仕上げることもできます。
日産エルグランドの種類は、ファミリー向けの7人乗り3列シートだけではありません。エルグランドが販売された初代から4人乗りの1BOXリムジンが特別仕様車として販売されています。1BOXリムジンには、オートスライドドア連動ステップや後部座席が優先されたショーファードリブン仕様が魅力で特別車としても人気が高いモデルです。
外観だけでなく、ゆったりと座れる内装やミニバンの中でも高い燃費性能も日産エルグランドの魅力といえるでしょう。
現行モデルは2020年にマイナーチェンジされた3代目
現行型の日産エルグランドは、2020年10月に3代目をベースにマイナーチェンジしたモデルです。エクステリアは力強さを強調したフロントグリルが特徴で、ブラッククロームとサテンクロームが用意されています。
インテリアは10インチの大型ディスプレイを配置し、高級でモダンな印象です。また、インテリジェントエマージェンシーブレーキをはじめとした、最新の運転支援システムも搭載されています。
4代目の登場も噂されている
4代目となる新型エルグランドについては、フルモデルチェンジの時期が2024年頃なのではないかという噂も数多く報道されており、期待が高まっています。
現時点では予想の領域を出ていませんが、ライバルであるトヨタ アルファードやヴェルファイアのラインアップなどから、エルグランドには日産セレナなどに搭載されているe-POWERシステムが搭載されるのではないかという予想も立てられています。また、運転支援システムには最新のプロパイロット2.0を採用する可能性も考えられます。
これまで行われたエルグランドのフルモデルチェンジ歴
2024年にフルモデルチェンジが噂されている日産エルグランドですが、1997年に登場した初代から、2002年に登場した2代目、現行型となる2010年に登場した3代目まで、常に日産の最上級ミニバンとして人気を集めています。
ここ数年はマイナーチェンジを繰り返しており、ユーザーからも4代目の登場を期待する声が高まっています。
初代 日産・エルグランド（1997~2002年）
日産は1997年に「最高級新世代1BOX」をコンセプトにしたミニバンが販売されました。広々とした室内空間やスーパーマルチシートが特徴的で、実用性と乗り心地を重視した設計が魅力的です。エンジンは、音の静かさを重視した3.3L型6気筒自然吸気エンジンを搭載しています。また、雪道や山道など走行する状況に合わせて4ＷＤに変更できる性能が地域を問わず人気を呼んでいました。低重心で存在感の高いボディは、初代エルグランドから受け継がれているといえます。
2代目 日産・エルグランド（2002~2010年）
2002年5月に2代目の日産エルグランドが誕生し、初代よりも全高が20mm低い仕様に変更されました。全高を低くすることで、低床フラットフロアとなり安定感や室内空間の快適さを向上させているのが特徴です。また、乗り降りなどの実用性能も向上しており、セカンドベンチシートを採用しました。
2004年12月のマイナーチェンジで2.5LV型6気筒自然吸気エンジンが追加され、2007年12月には世界初のアラウンドビューモニターが搭載されました。
3代目 日産・エルグランド（2010年~）
2010年8月には、3代目の日産エルグランドが誕生しました。「キング・オブ・ミニバン」をコンセプトにしており、初代・2代目よりもスタイリッシュで高級感の高さを追求したデザインが特徴です。また、3代目のモデルから2WDモデルはFF駆動に変わることで、室内空間の拡大が図られました。
また、最先端の安全装備を採用することで、家族で乗っても安心して走行できる車と位置付けられています。代表的な安全性能は「アラウンドビューモニター」「インテリジェントクルーズ」「リンテリジェントブレーキアシスト」で、3代目で劇的に進化していることがわかります。
3代目エルグランドはマイナーチェンジでより高級でモダンな印象へと進化
現行型エルグランドは2020年に大規模なマイナーチェンジを実施したことで、商品力を大幅に強化しました。エクステリア、インテリアはもちろん、先進の運転支援システムの採用で、登場から10年という節目に最新のライバルに引けを取らないほどの進化を遂げました。
その改良ポイントは多岐にわたり、フルモデルチェンジを前に、時代を感じさせない内容です。
より力強くなった外観
エクステリアデザインは、フロントグリルを大型化し、Lクラスミニバンらしい堂々たる迫力と洗練さを兼ね備えた印象です。正面からの見た目は、日産の最新ブランドイメージを想起させ、セレナと統一した印象を受けます。
また、ボディカラーにはピュアホワイトパールとミッドナイトブラック、ディープクリムゾンといった当時の日産の最新色を採用し、2トーンカラーを含めると全部で5色が設定されたことも特徴です。
リビングのような空間
インテリアは、3代目エルグランドの特徴的な快適さと上質さに磨きをかけ、インパネ部分からドアトリムにかけて水平基調に仕上げることでワイドなイメージを強調しています。シートはキルティングパターンを変更したプレミアムシートを設定した他、後席にはシートバックの中折れ機能を装備するキャプテンシートに、大型オットマンや折り畳み可能なシートサイドテーブルなどが装備されくつろげる快適空間となっています。
特別仕様車やVIPもラインアップ
現行型エルグランドには、日産の特装車を長きにわたり手掛けてきたオーテックジャパンが仕立てた「AUTECH」を新たに設定しました。ノートやエクストレイル、セレナなど、他の日産車に既に設定されているAUTECHと同じくプレミアムスポーティーというコンセプトが特徴です。
また、走る執務室をコンセプトにしたVIPは、後席専用の読書灯やAC100Vコンセントなどを装備し、エルグランドの室内空間を贅沢に使用したモデルです。
エルグランドの中古車を購入するならモデルチェンジ後が狙い目！
エルグランドの中古車を購入するのであれば、モデルチェンジ後が狙い目です。多くのユーザーが新型に買い替え、旧モデルが中古車市場に多く出回るからです。
中古車を購入するベストなタイミングを知っておけば、お得に中古車を購入することができます。。ここでは、エルグランドの中古車を購入するタイミングや、業者の選び方について解説します。
フルモデルチェンジ後は中古車の価格が下がる
フルモデルチェンジ後は、中古車の価格が下がるため、リーズナブルに車を購入したい人にとっては大きなメリットになるでしょう。中古車に限った話ではありませんが、商品の価格は需要と供給のバランスによって決まります。
例えば、ある車種でフルモデルチェンジがあった場合、多くのユーザーが新しいモデルに乗り換えるため、旧モデルが多く市場に出回ります。つまり「供給過多」の状態です。需要が少なく、供給が多い状態であれば、中古車を安く購入できるでしょう。
エルグランドの中古車相場の目安
日産エルグランドは、初代モデル登場から23年という長きにわたり生産されているロングセラーモデルであることから、中古車市場でも在庫が豊富で、幅広い価格帯から選択が可能です。
初代モデルはほぼ流通が無いものの、2代目以降は比較的状態の良い個体をリーズナブルに手に入れることが可能です。ここでは全国に豊富な在庫を用意しているネクステージの情報をもとに、中古市場のエルグランドの価格帯を紹介します。
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年式 |
グレード |
価格 |
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2007年式 |
3.5 X 4WD |
63万円 |
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2021年式 |
250 ハイウェイスターS |
401万1,000円 |
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※価格は支払総額
まとめ
日産エルグランドは2024年にフルモデルチェンジが噂されていますが、現行モデルでもマイナーチェンジにより十分に魅力的なモデルです。
Lクラスミニバンならではの、充実した装備とゆとりある空間、さらにはパワフルなエンジンと至れり尽くせりの車といえるでしょう。また、生産期間が長いこともあり、中古車市場には多くの中古車が流通し、先代モデルも含めると非常にリーズナブルな価格で憧れのエルグランドを手に入れることが可能です。
▼ライタープロフィール
井元 貴幸
自動車ライター
初代レガシィの10万キロ世界速度記録をドキュメンタリー番組で目にして、その走行性能と耐久性に感動したことがきっかけで、レガシィに憧れ、そのまま自他ともに認めるスバルマニアに。BG型、BH型、BP型、BR型と4世代のレガシィツーリングワゴンのターボモデルを乗り継ぎ、現在の愛車は初代レヴォーグ2.0GT-S アイサイト。2017年から2018年にかけては、スバル公式のモータースポーツ応援プロジェクトリーダーを担当。オーナー目線でのスバル車のフィーリングや装備や改良ポイント、さらにはカスタマイズ、チューニングまでスバル関連のことについては新旧問わず造詣が深い。トラックやバスなどの大型車や特殊車両なども得意とするジャンルやメーカーに特化した自動車ライター。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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