後部座席が安全な車に乗りたい!選ぶときのポイントやおすすめ車種6選
ファミリーカーとしての利用や送迎用の車を探している場合は、後部座席の安全性が高い車を選びたいものです。後部座席のシートベルト着用は義務化されていますが、それでも「後部座席の安全性はどの程度なのだろうか」「安全性が高いシートはどこなのだろうか」という疑問が湧いてくるのが当然でしょう。小さなお子さまやご高齢の方を乗せることが多い場合は、なおさらです。
そこでこの記事では、後部座席の安全性や衝突試験による検証状況と併せて、安全性を重視する方におすすめの車を紹介します。車選びで安全性を重視している方は、ぜひご一読ください。
※目次※
2.できる限り後部座席が安全な車を選ぶときのチェックポイント
・車の後部座席が安全とは限らない!乗車時はシートベルトを装着するなど、安全確保を怠らないようにしよう
・安全な車を探している方は、メーカーがきちんと安全性を検証している車や予防安全システムが充実している車を選ぼう
・安全装備が充実した中古車は、在庫が充実して選択肢が豊富なネクステージにお任せ!
車は後部座席が安全なの?
「車に乗るときは前席よりも後部座席が安全だ」と耳にしたことがある方も多いでしょう。ですが、前席よりも後部座席のほうが安全性を確保できる理由はあるのでしょうか。ここでは、公開されているデータから後部座席の安全性をチェックします。
車の安全性を確保するには安全運転が大前提ですが、万が一の事態に備えて覚えておくことをおすすめします。
近年は後部座席の致死率が高くなっている
警察庁が発表している座席別致死率をチェックすると、シートベルト着用時において事故発生時の致死率は運転席と比べて0.3%前後の差で大きな違いはありません。しかし、シートベルト非着用時では、運転席より後部座席の致死率は2%ほど上がります。
後部座席のほうが致死率の高い理由として挙げられるのは、車外放出構成率が上がることがひとつです。2021年に警察庁が発表したデータによると、一般道路においてのシートベルト着用率は前部座席が99.1%なのに比べて後部座席は42.9%と大きく下がります。
シートベルトは、事故の衝撃で身体が車外に飛び出してしまうことを防ぎます。シートベルトの明確と言えるので、乗車時の安全性を確保するためには、どの座席に座る場合でもシートベルトを忘れずに着用しましょう。
同条件下であれば車の性能で左右される
同じ条件で事故が発生した場合、どの程度の被害を受けるかは車の性能によって大きく異なります。各カーメーカーは安全性能の向上に力を入れており、衝突被害軽減ブレーキをはじめとした安全性を確保する装備を搭載している車がほとんどです。
万が一衝突した場合に備えて確保しているクラッシャブルゾーンも、車種によって異なります。クラッシュブルゾーンとは、衝突時に変形することで衝突時のエネルギーを吸収し、人や機械を保護する働きを持ちます。安全性を重視するのであれば、搭載している安全装備の性能や設計思想などをチェックした上で購入する車を選ぶとよいでしょう。
チャイルドシートはメーカー推奨を確認しよう
チャイルドシートは可能な限り安全な座席に装着したいものです。チャイルドシートはメーカーによって搭載を推奨している座席が異なります。
「エアバッグをOFFにしてフロントシートに装着する」「リアシートに装着する」など、パターンはさまざまです。カーメーカーおよびチャイルドシートメーカーのマニュアルを確認して適切な位置に取り付けましょう。
チャイルドシートの安全性を確保するには、確実に固定することが欠かせません。取り付け方法もきちんと確認し、指定された方法で固定しましょう。
できる限り後部座席が安全な車を選ぶときのチェックポイント
ファミリーカーを購入する場合など後部座席を使用する機会が多い方にとって、後部座席の安全性は見逃せないポイントです。
後部座席の安全性を重視するのであれば、ここから紹介する3つの要素をチェックした上で車選びをしましょう。できるだけ装備が充実した車を選ぶことで、安全性を高められます。
サイドカーテンエアバッグの有無
後部座席の安全性を確保するには、サイドカーテンエアバッグが欠かせません。サイドカーテンエアバッグはキャビンの側面に設置したエアバッグで、側面衝突時にサイドウインドウを覆うようにエアバックが膨らみます。側面衝突時に乗員の頭部と胸部をガードするため、事故の衝撃を軽減できるでしょう。
メーカー独自の衝突試験の実施状況
日本においては、「自動車事故対策機構(NASVA)」が衝突試験を行っており、その結果を公表しています。しかし、NASVAの試験で後部座席の安全を評価しているものはオフセット前面衝突のみで、追突時や側方からの衝突時における安全性は検証していません。
一方で、カーメーカーによっては独自に衝突試験を実施し、2列目・3列目シートの安全性を確認しています。より安全性を重視するのであれば、独自試験の結果も同時に確認して安全性が高いと見込まれる車を購入しましょう。
先進安全装備の装備状況
車に乗る上で事故を起こさないことが第一です。近年では、各カーメーカーが事故を未然に防ぐ先進安全装備の開発にも力をいれています。主な先進安全装備の一例は以下の通りです。
・衝突被害軽減ブレーキ
・誤発進抑制制御システム
・アダプティブクルーズコントロール
・レーンキープアシスト
・リアビーグルモニタリングシステム
・自動切替型前照灯
これらのシステムがドライバーの運転操作を支援することで、事故を防ぐとともに、万が一事故が発生したときも被害を軽減してくれます。車によってどのようなシステムを搭載しているか異なるため、購入前には一通りチェックしましょう。
後部座席の安全性が気になる方におすすめの車種6選
最近では、各メーカーが走行性能や燃費性能だけでなく安全性能の向上にも力を入れています。ここでは、独自に衝突試験を行って検証している車や先進安全装備が充実している車など、安全性能を高める工夫を施した車は5車種紹介します。
事故を起こさない安全運転を心がけるとともに、万が一、事故を起こしてしまった際に被害を軽減できるような安全装備に力を入れている車選びをしましょう。
MAZDA CX-8
ボディタイプ |
SUV |
ボディサイズ (全長 × 全幅 × 全高) |
4,900mm × 1,840mm × 1,730mm |
車両重量 |
1,760kg~1,930kg |
乗車定員 |
6人~7人 |
主な先進安全装備 |
・スマートブレーキアシスト ・クルーズコントロール ・アダプティブ・LED・ヘッドライト ・ハイ・ビーム・コントロールシステム ・レーンキープアシスト ・ドライバー・アテンション・アラート ・交通標識認識システム |
国産車としては珍しく、「CX-8」はメーカーが独自に衝突試験を行って3列目シートの安全性を確認している車です。追突事故で受けるエネルギーを吸収する十字断面構造や二股構造など、安全性を確保することを意識して設計しています。
日常的に3列目シートを利用し、6人~7人乗車する機会が多い方におすすめの車でしょう。エンジン性能や居住性、積載性といった基本的なスペックも十分なので、走行性能や快適性を求める方にも向いています。
(参考:『MAZDA CX-8』)
VOLVO XC-90
ボディタイプ |
SUV |
ボディサイズ (全長 × 全幅 × 全高) |
4,950mm × 1,930mm~1,960mm × 1,775mm~1,760mm |
車両重量 |
2,100kg~2,340kg |
乗車定員 |
7人 |
主な先進安全装備 |
・後車衝突回避支援機能付ブラインドスポット・インフォメーション・システム ・レーン・キーピング・エイド ・衝突回避支援機能 ・360°ビューカメラ ・衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付CTA ・インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能) |
「XC-90」も、マツダ CX-8と同様にメーカーが独自の衝突試験を実施しています。ボルボはXC-90に関して「3列目シートの乗員についても前席と同等の安全性能を確保している」と宣言しているため、日常的に3列目シートを利用するのであれば、XC-90も有力な選択肢になるでしょう。
走行性能にも優れており、電子制御式4WDを採用することでさまざまな路面状況に対応できます。積雪路やオフロードを走る機会が多い方にもおすすめです。新車での購入となると価格の高い点がデメリットのため、中古車での検討もおすすめです。
(参考:『VOLVO XC-90』)
Mercedes-Benz The S-Class Sedan
ボディタイプ |
セダン |
ボディサイズ (全長 × 全幅 × 全高) |
5,180(5,210) mm × 1,920mm × 1,505mm |
車両重量 |
2,050kg~2,300kg |
乗車定員 |
5人 |
主な先進安全装備 |
・SRSリアエアバッグ・サイドバッグ・ニーバッグ ・ウルトラハイビーム ・アクティブエマージェンシーストップアシスト ・渋滞時緊急ブレーキ機能 ・PRE-SAFE®プラス(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム) ・インテリジェントドライブ |
メルセデス車として初めてリアエアバッグを搭載した車が「The S-Class Sedan」です。基本的な先進安全装備もしっかりと搭載されています。
S-Class Sedanはフラグシップカーという位置付けのため、走行性能や快適性にも優れています。3Lまたは4Lクラスのエンジンを活用した走行性能を楽しみたい方や、高級感を重視する方にもおすすめの1台です。
(参考:『Mercedes-Benz The S-Class Sedan』)
LEXUS LS500h
ボディタイプ |
セダン |
ボディサイズ (全長 × 全幅 × 全高) |
5,235mm × 1,900mm × 1,450mm |
車両重量 |
2,200kg~2,360kg |
乗車定員 |
5人 |
主な先進安全装備 |
・プリクラッシュセーフティ ・ロードサインアシスト ・フロントクロストラフィックアラート ・先行車発進告知機能 ・大型カラーヘッドアップディスプレイ ・急アクセル時加速抑制 ・レーダークルーズコントロール ・レーントーシングアシスト ・レーンチェンジアシスト ・デジタルインナーミラー ・ブラインドスポットモニター ・パノラミックビューモニター ・パーキングサポートブレーキ ・ブレードスキャン®アダプティブハイビームシステム ・LEDコーナリング/マルチウェザーライト ・ドライバー異常時対応システム ・4点式ポップアップフード ・タイヤ空気圧警告表示 ・SRSエアバッグシステム ・雨滴感知識オートワイパー |
レクサスが生産しているフラグシップカー、「LS500h」も安全装備を重視する方におすすめの車です。サイドエアバッグやカーテンシールドエアバッグなど、いざというときの安全性を高めてくれる装備が充実しています。
高価な車ですが、レクサスのフラグシップカーとしてふさわしい走行性能と高級感を備えています。
(参考:『LEXUS LS500h』)
スバル レヴォーグ
ボディタイプ |
SUV |
ボディサイズ (全長 × 全幅 × 全高) |
4,755mm × 1,795mm × 1,500mm |
車両重量 |
1,550kg~1,630kg |
乗車定員 |
5人 |
主な先進安全装備 |
・渋滞時ハンズオフアシスト ・渋滞時発進アシスト ・カーブ前速度制御 ・料金前速度制御 ・アクティブレーンチェンジアシスト ・ドライバー異常時対応システム |
スバルは「アイサイトX」という予防安全システムを開発しており、レヴォーグにも搭載しています。さらに、万が一衝突したときの安全性を高めるために強度が高いボディを採用しているのも特徴です。また、サイドエアバッグなどの装備も充実しています。
水平対向エンジンの採用など、スバル車ならではの特徴もあるのでその点を重視する方にもおすすめです。4WD車でオフロード走行にも適しており、キャンプや登山に使いたい方にも向いているでしょう。
(参考:『スバル レヴォーグ』)
BMW THE 3
ボディタイプ |
セダン |
ボディサイズ (全長 × 全幅 × 全高) |
- |
車両重量 |
1,575kg |
乗車定員 |
5人 |
主な先進安全装備 |
・ドライビングアシストプロフェッショナル ・誤発進抑制制御 ・エアバッグ ・サイド・エアバッグ ・カーテン・ヘッド・エアバッグ ・パーキングアシスト ・車両接近通報装置 ・ダイヤ空気圧モニタリングシステム |
「THE 3」はBMWの中核車種として位置付けられている車です。上位グレードではありませんが、衝突安全性を高めるアクティブ・プロテクションを搭載しており、衝突の危険が生じた場合は自動でシートベルトを強化したりポジションを変更したりします。
予防安全機能もきちんと搭載しており、後車追突警告機能やレーンキープアシストなどを備えています。
上位車種でないとはいえBMWらしい走行性能は健在なので、運転の楽しさと安全性の両面を重視したい方におすすめです。
(参考:『BMW THE 3』)
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まとめ
ファミリーカーや送迎車として車を使用する場合は、後部座席の安全性も気になるとこです。後部座席の安全性を高めるためには、第一にシートベルトの装着が欠かせませんが、各メーカーが独自に安全性を検証している車や予防安全性能が充実している車など、安全性能が優れた車を選ぶのがおすすめです。
ネクステージでは、安全装備が充実した車をはじめとして多種多様な車を豊富に取りそろえています。好みに応じた中古車選びができるネクステージをぜひご活用ください。