車のナンバーにアルファベットがあるのはなぜ?意味や取得方法を知っておこう
車のナンバープレートは自動車の種類や管轄地域、オーナーの希望によって決められる仕組みです。近年はナンバーにアルファベットが記載されている車があります。このアルファベットにはどのような意味があるのかご存じでしょうか。
この記事では、アルファベットのナンバーが使用されている意味や理由、取得方法を解説します。これらの詳細を理解すればスムーズに愛車の希望ナンバーを決められますので「車を購入する予定の方」や「ナンバープレートを変更したい方」は参考にしてください。
※目次※
1.車のナンバーに「A」などのアルファベットがあるのはなぜ?
・ナンバープレートの中でアルファベットが付くのはひらがな部分と分類番号。希望ナンバーの導入により数字だけの番号が払底したことが理由。
・一般車でアルファベットを付けられるのは分類番号の部分。人気が高い番号を希望すれば獲得できる確率が上がる。
・中古車購入時もナンバープレートを変更すればアルファベットナンバーを目指せる。中古車購入は豊富な在庫と充実した保証のネクステージへ。
車のナンバーに「A」などのアルファベットがあるのはなぜ?
かつて車のナンバーにアルファベットはありませんでした。なぜ近年からアルファベットが使用されるようになったのでしょうか。まずここでアルファベットが使用される位置と理由を解説しますので参考にしてください。(2022年10月時点の情報です)
アルファベットが使用される位置
ナンバープレートの中でアルファベットが使用されている箇所は「2段目左のひらがな部分」と「1段目右の分類番号」です。
ひらがなは自家用・事業用、貸渡車両といった車両情報を判別する部分で「さ」→「Y」のようにアルファベットが使用されます。
分類番号は貨物、乗用、特種といった車種を判別する部分です。「330」→「30A」のようにアルファベットに変わっています。
アルファベットになる理由
「希望ナンバー制」導入からナンバープレートの2段目4桁は希望で設定できるようになりました。番号は車両を特定するための情報であるため、1度使ったナンバープレートは、再度使用されません。そのため一部の人気の番号が使い果たされる(払底する)という問題がありました。
この問題を解決するために2017年1月から分類番号へアルファベットが使用可能になっています。アルファベットは「O=オー」などの数字と混同しやすいものを除いた10文字です。
車のナンバーで「分類番号」がアルファベットのルール
新制度が導入された後でも番号が払底していなければ、車のナンバープレートの分類番号は3桁とも数字のままで交付されます。
それではアルファベットになる場合は、どのようなルールで分類番号が決定するのでしょうか。この項目で詳細を解説します。(2022年10月時点の情報です)
3桁目のアルファベットルール
現在、アルファベットのルールのある分類番号で使用されることの多い構成は、3桁目のみがアルファベットの組み合わせです。分類番号の2桁目がアラビア数字「0~9」、3桁目は10種類のアルファベット(A・C・F・H・K・L・M・P・X・Y)を使用します。これは「30A」などのように「0A」から「9Y」まで使用する仕組みです。
3桁目のみアルファベットの組み合わせが払底すると「3A5」のように2桁目がアルファベットで3桁目がアラビア数字の組み合わせ(A0~Y9)、それも払底すると「3AC」のように2桁目・3桁目ともにアルファベットの組み合わせ(AA~YY)と、昇順に使用します。
希望番号で変わるアルファベットルール
車のナンバープレート下段の4桁の一連番号は、希望番号制度に基づきオーナーが希望する番号を設定することが可能です。希望番号には「抽選対象希望番号」と「一般希望番号」があります。
抽選対象希望番号とは、毎週1回の抽選に当選した人のみが取得できる番号です。「11-11」や「77-77」など、一部の人気の高い番号が抽選対象となります。抽選は自家用自動車に限り、事業用自動車は抽選対象外です。
希望番号が抽選対象希望番号の場合と一般希望番号の場合で、分類番号2桁目・3桁目の決め方が異なります。以下の表から各ケースにおける分類番号の範囲をご確認ください。
|
希望番号 |
2桁目 |
3桁目 |
2桁目:アラビア数字 3桁目:アルファベット |
抽選対象番号 |
0~9 |
A~Y |
一般希望番号 |
1~9 |
||
2桁目:アルファベット 3桁目:アラビア数字 |
抽選対象番号 |
A~Y |
0~9 |
一般希望番号 |
C~Y |
||
2桁目:アルファベット 3桁目:アルファベット |
抽選対象番号 |
A~Y |
A~Y |
一般希望番号 |
C~Y |
軽自動車の場合のルール
軽自動車に限っては使用される文字が異なります。分類番号2桁目は「P・X・Y」の3文字、3桁目は「 A・C・F・H・K・L・M・P・X・Y」の10文字を使用するルールです。
アラビア数字の分類番号が払底するとアルファベットを導入し昇順に使用します。この点は普通車と同様です。
しかし軽自動車は、普通自動車よりもアラビア数字の分類番号に余裕があります。地域によりますが、普通自動車ほどアルファベットのあるナンバープレートは交付されていません。
車のナンバーで「ひらがな」がアルファベットの場合
分類番号に比べて、ナンバーのひらがな部分がアルファベットの車を見かける機会が少ないかもしれません。
分類番号と異なり「ひらがな」がアルファベットの車は、一般的な自家用車や事業用車ではありません。それではどのような車が該当するのでしょうか。各アルファベットの意味とともにこの項目で解説します。(2022年10月時点の情報です)
米軍関係者の車両に使用される
2段目のひらがな部分がアルファベットのナンバーは、駐日米軍の軍人や職員が使用する車両に使用されます。そのため比較的、米軍基地が多い沖縄県や海軍施設のある神奈川県で見られるナンバープレートです。
ひらがなの代わりに「Y」や「E」などのアルファベットが使用され、車の種類や調達方法で文字が異なります。「よ」ナンバーもありますが、これは退役・除隊軍人が使用している車です。退役・除隊したうえで同じ車に乗り続けている米軍人に限られるため、見かけることはほとんどありません。
アルファベットの意味
米軍関係者車両のナンバーに使用される主なアルファベットには「Y」「A」「E」などがあります。それぞれの意味は以下のとおりです。
Y |
在日米軍関係者が私有する普通自動車 |
A |
在日米軍関係者が私有する軽自動車・オートバイ |
E |
アメリカから日本国内に持ち込まれた車両車両) |
「E」に関しては明確な定義は不明です。いずれにしてもひらがな部分がアルファベットのナンバーは、在日米軍関係者がアメリカから持ち込んだ車や日本国内で購入した車であるため、日本国内で一般の方が使用することはありません。
車にアルファベットのナンバーを付ける方法
新車を購入すると新しいナンバーが交付されます。愛車にアルファベットのナンバーを付けて、オリジナル性を持たせたいと考える方もいるのではないでしょうか。ここでアルファベットのナンバーを付ける方法を解説しますので、参考にしてください(2022年10月時点の情報です)
人気が高い番号を希望する
ナンバープレートの取得において、希望できるものは4桁の一連番号です。アルファベットが付く分類番号は希望できません。
しかし払底したアラブア数字だけのナンバーにアルファベットを使用する仕組みのため、人気が高い希望ナンバーを取得すればアルファベットナンバーを獲得できる確率は上がります。
希望ナンバーは、運輸支局の窓口やインターネットから申し込みが可能です。払底している希望ナンバーは管轄地域ごとに異なります。事前に管轄の運輸支局で、払底しているナンバーを確認しておくことも重要です。
人気な希望ナンバーの例
人気が高い希望ナンバーは抽選対象です。アルファベットナンバーを獲得したい方は抽選に参加し、当選を目指しましょう。
抽選対象は定期的に見直しが行われます。現在、抽選対象である希望ナンバーを以下からご確認ください。
・1
・7
・8
・88
・333
・555
・777
・888
・1111
・2020
・3333
・5555
・7777
・8888
主にゾロ目や西暦年が人気ナンバーです。上記の他に地域ごとに設定されている希望ナンバーもあります。
中古車購入時にアルファベットのナンバーを目指してみよう
新車ではなく、価格を抑えるために中古車購入を検討している方もいるのではないでしょうか。中古車購入時にもナンバープレートを変更すれば、アルファベットを付けられるかもしれません。どのような方法で変更できるのか、この項目で理解しましょう。
ナンバープレートは変更できる
管轄する運輸支局が変わる場合、中古車のナンバープレートは変更する必要があります。例えば、品川ナンバーの中古車を練馬区在住の方が購入する場合、練馬ナンバーに変更が必要です。
管轄が同じ場合は、一般的に前オーナーのナンバープレートをそのまま使用します。しかしこの場合も希望すればナンバープレートは変更が可能です。
中には「車検が切れている」「前オーナーがナンバープレートを返却している」といった理由で、ナンバープレートのない中古車もあります。この場合は新規取得でアルファベットのナンバーを目指しましょう。
ナンバープレートの変更方法
ナンバープレートの変更手続きは、必要書類をそろえた上で管轄の運輸支局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)で行います。ナンバー変更における主な必要書類は以下のとおりです。
・自動車検査証
・ナンバープレート
・希望番号の予約済証
(事前に希望番号予約センターで発行した予約済証。発行から1か月以内のもの)
・手数料納付書
・申請書(窓口で入手)
一般のナンバープレート代は約2,000円です。希望ナンバーの場合は4,000円~5,000円を目安に考えておきましょう。手続きが面倒な場合は代行手数料を支払い、販売店に委託することも可能です。
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まとめ
一般の車の場合は、確率で分類番号がアルファベットのナンバープレートを取得できます。払底した番号にアルファベットが使用されるため、アルファベットを付けたい方はナンバー登録の際に人気が高い番号を希望しましょう。
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