中古車購入の場合に自賠責保険はいらない？加入方法や乗り替えのケースも解説

車の保険には、任意保険と自賠責保険の2種類が存在します。任意保険は加入必須の保険ではありません。これは新車も中古車も同様です。では、自賠責保険はどうでしょうか。

 

この記事では、新車を購入する場合と中古車を購入する場合で自賠責保険の加入の義務に違いはあるのかという点について解説します。

 

ほかにも中古車で自賠責保険をかける方法や支払いタイミングなど、自賠責保険に関する疑問について触れていきますので、これから中古車を購入予定の方はぜひご参考ください。

 

※目次※

1.中古車購入の場合に自賠責保険はいらない？

2.購入した中古車に自賠責保険をかける方法

3.購入した中古車の自賠責保険料と支払う時期

4.乗り替えで中古車を購入した場合の自賠責保険

5.中古車購入でお悩みの方はネクステージにご相談ください

6.まとめ

 

 

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中古車購入の場合に自賠責保険はいらない？

車の保険には、自賠責保険と任意保険の2種類が存在します。中古車を購入するにあたり、この2種の保険の必要性をあらためて確認したい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

ここでは中古車を購入する方向けに、自賠責保険の必要性及び任意保険との違いを解説します。

 

中古車購入でも自賠責保険は必須

車の保険は2種類存在します。ひとつ目は自賠責保険です。自賠責保険の正式名称は「自動車損害賠償責任保険」と言い、加入が必須のため「強制保険」とも呼ばれています。

 

この加入義務については、自動車損害賠償保障法にて定められています。もし自賠責保険に加入せずに公道を車で走った場合は、法律に違反したものとして罰則が与えられるため、車を利用する際は必ず自賠責保険に加入しましょう。

 

ふたつ目は、任意保険です。任意保険は加入必須の保険ではないため、入りたくなければ入る必要はありません。

 

この2種類の保険は、ほかにどのような違いがあるのでしょうか。次の項目では、自賠責保険と任意保険との違いについて解説します。

 

任意保険との違い

自賠責保険と任意保険の違いは、加入義務の違いだけではありません。この2種は、補償内容も異なります。自賠責保険は対人賠償のみに対応した保険で、自身の補償はありません。

 

補償額に上限がある点も、自賠責保険の特長のひとつです。一方任意保険では、以下補償が用意されています。

 

・対人賠償

・対物賠償

・搭乗者傷害

・人身傷害

・自損事故

・無保険車障害

・車両保険

 

このように、任意保険では補償対象が豊富に用意されている点が特徴です。任意保険の対人賠償や対物賠償では、限度額が制限されていないケースが基本とされています。

 

自賠責保険で補償される範囲

自賠責保険の補償は以下3種に分けられています。

 

・傷害

・後遺症害

・死亡

 

車による事故で相手方にケガを負わせた場合は「傷害」として一人につき最大120万円の補償があります。

 

事故で相手方に後遺障害を負わせてしまった場合の補償額は、一人につき最大3,000万円、常に介護が必要な場合は最大4,000万円です。

 

もし相手方を死亡させてしまった場合の補償額は、一人につき最大3,000万円とされています。

（参考：『限度額と補償内容｜自賠責保険ポータルサイト』）

 

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購入した中古車に自賠責保険をかける方法

自賠責保険の加入は、中古車を購入した場合であっても必須とされています。では、自賠責保険にはいつ・どこで加入すれば良いのでしょうか。ここでは、自賠責保険の加入タイミングと手続きを行う場所について解説します。

 

自賠責保険の加入は購入時に行う

新車の場合は、購入時に自賠責保険の加入手続きを行います。車検が切れている中古車の自賠責保険加入タイミングも同様です。中古車の自賠責保険の加入手続きについては、個人間で取引したり、販売店で取引したりなど、買い替えを含む「購入時」に行います。車検が残っている中古車の場合は、既に自賠責保険がかかっていることが特徴です。

 

加入の流れは基本的に同じですが、異なるのは中古車の場合は「新規加入」ではなく「名義変更」となる点です。自賠責保険は自動車が加入する保険のため、中古車の場合はすでに自賠責保険に加入された車となります。そのため、新規加入ではなく名義変更となるのです。

 

買い替えにより車を売却して中古車を購入する場合も、購入した車が加入している自賠責保険への名義変更が必要になります。

 

中古車販売店では、自賠責保険の名義変更と車の名義変更は同時進行です。見積書や注文書に自賠責保険の金額が書かれているため、念のため確認しておきましょう。

 

加入手続きが可能な場所

自賠責保険の加入手続きが可能な場所は次の通りです。

 

・損害保険会社の営業所

・損害保険会社の支店窓口

・ディーラー

・自動車販売店

・整備工場

 

ディーラーや自動車販売店で中古車購入した場合は、販売店が名義変更手続きを代行してくれます。この自賠責保険の加入に必要な書類は次の通りです。

 

・自動車検査証

・契約中の自賠責保険証明書

 

手続きをスムーズに行うためにも、必要書類は前もって用意しておきましょう。

（参考：『自賠責保険（共済）の加入方法｜自賠責保険ポータルサイト』）

 

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購入した中古車の自賠責保険料と支払う時期

中古車を購入する場合でも自賠責保険料の加入義務はあるため、自賠責保険料を支払う義務があります。では、この自賠責保険料はいくらなのでしょうか。

 

ここでは自賠責保険料の金額を車種別に解説します。ほかにも自賠責保険の支払いタイミングや中古車購入時の自賠責保険の特徴について解説しますので、初めて中古車を購入する方はぜひご覧ください。

 

車種により保険料は異なる

自賠責保険料は、車種や地域によって異なります。2021年に自賠責保険料が改定されました。以下は、2021年4月以降に本土で加入した場合の保険料です。

 

軽自動車の保険料金は次の通りです。

（2021年8月時点での情報です）

（参考：『自賠責保険（共済）の加入方法｜自賠責保険ポータルサイト』）

 

中古車購入後は車検のタイミングで更新

最初に自賠責保険を支払うタイミングは、中古車を購入した時点とされています。このタイミングに大きく関わっているのが車検です。車検は、正しくは自動車検査登録制度と言います。

 

自動車検査登録制度は、道路運送車両法に準じた制度です。運輸支局や自動車検査登録事務所にて行われています。

 

車検には有効期限があるため、次の車検の期限まで料金の支払いが必要です。自家用乗用自動車や軽乗用自動車の車検期限は、初回であれば3年、2回目以降であれば2年とされています。

 

中古車を購入する場合は初回の車検を既に行っている点が特徴です。そのため、中古車を購入する場合は車検の期限に合わせて2年分（24か月分）の支払いをするのが一般的とされています。

 

車検の有効期限切れを考慮して1か月分余裕を持って25か月分支払う方もいらっしゃいますが、これは車検切れと自賠責保険の失効で公道を走れなくなるケースを避けるためです。

 

どちらであっても、更新さえできれば問題にはなりませんので、好きなほうを選択しましょう。

 

中古車を購入すると保険料は安くなる？

自家用乗用自動車における車検・自賠責保険の有効期限は、2回目以降であれば24か月もしくは25か月です。

 

中古車を購入するケースでは、購入した車自体の自賠責保険期限に余裕があるケースもあります。

 

このようなケースでかかる費用が「未経過相当額」です。車検や自賠責保険の未経過相当額についての対応は、業者次第で異なります。一般的なケースでは、月割りで金額を算出して中古車の車両代金に含めるのが特徴です。

 

本来であれば、2年分の車検や自賠責保険の費用を支払うところを、未経過分差し引いて車検や自賠責保険の費用を支払うことができるため、購入時の車検や自賠責保険の費用は新車購入するよりも安く済みます。

 

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乗り替えで中古車を購入した場合の自賠責保険

乗り換えで中古車を購入する場合は、車を購入する時の自賠責保険料金だけでなく、車を売却する時の自賠責保険料も考慮する必要があります。

 

ここでは、乗り換え時の自賠責保険の対処法や自賠責保険の加入に必要なものの確認、自賠責保険加入の手続き手順などについて解説しますので、中古車購入で自賠責保険についてあらためて確認したい方はぜひご覧ください。

 

所有していた中古車を売却する場合

中古車を購入するケースとしては、「買い替え」という方法があります。買い替えとは、それまで乗っていた車を売却して新たに車を買うという方法です。

買い替えでは、それまで乗っていた車の自賠責保険契約が残っていることもあります。その場合の対処法は以下2点です。

 

・所有していた車の自賠責保険解約を行う

・所有していた車を売却する際、返戻分相当額を上乗せしてもらう

 

ひとつ目は自賠責保険を解約して返戻を受ける方法です。ふたつ目は自賠責保険の解約は行わずに、車を売却する時の価格に返戻分を上乗せするという方法で、ふたつ目の方が手間がより省けた方法と言えます。

 

どちらであっても自賠責保険の未経過分が戻ってくる点に変わりはありませんが、業者ごとに手続き方法が異なるため未経過分の処理方法については必ず確認が必要です。

 

JAAI（一般社団法人 日本自動車査定協会）では、プラス査定となる加点の基準に自賠責保険の加入期間「3ヶ月以上残っている」ことが項目のひとつに挙げられます。買い換えを行う際は、自賠責保険が3ヶ月以上残っている状態だと高く売れる可能性があることを覚えておきましょう。

 

加入手続きと必要なもの

販売店で中古車を購入した場合は、店舗側で自賠責保険の手続きをしてもらうことができます。個人で自賠責保険の加入手続きに必要なものは次の通りです。

 

・自賠責保険証明書

・免許証など本人確認書類

・自賠責保険承認請求書

・印鑑証明書

・実印

 

自賠責保険承認請求書は契約する保険代理店にて用意されている書類で、譲渡人及び譲受人の捺印が必要です。印鑑証明書は、譲渡証明書や買取契約書に対する譲渡人の実印が必要とされます。自賠責保険の名義変更手続き手順は次の通りです。

 

・書類を準備する

・保険代理店窓口へ向かう

・自賠責保険承認請求書を記入する

・窓口で書類提出する

（参考：『自賠責保険（共済）の加入方法｜自賠責保険ポータルサイト』）

 

代理人が行う場合

自賠責保険の名義変更は自身で行うこともできますが、他の人に代理でお願いすることも可能です。仕事で忙しい時期などであれば、代理人に手続きしてもらうことで手間や時間の負担が減るためおすすめの手段と言えます。

 

代理人に手続きを依頼する場合は、別途手数料が必要となり委任状も用意しなければなりませんので、あらかじめいくらかかるのか確認しておくと安心です。

 

代理人としてディーラーや中古車買取業者が候補として挙がりますが、ここでかかる費用は各社ごとに定めた代行費用であるため、この手数料は各社ごとに異なる点が特徴です。そのため、金額についてはいくらかかるか確認することをおすすめします。

 

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中古車購入でお悩みの方はネクステージにご相談ください

中古車の販売店は日本に数多く存在します。取り扱いのある車種や店舗の数、サービス内容など営業方法もさまざまです。そのような中でどの店舗で車を買うべきか悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

ここでは中古車販売店の選択肢のひとつとして、ネクステージの特色について解説します。

 

自賠責保険などの面倒な手続きを代行

中古車を購入する場合は、自賠責保険の名義変更手続きは必ず必要です。ただし、この手続きは自身でなくても行うことができます。とくに忙しい日々を送っている方などにとって代行は、重要なサービスです。

 

ネクステージでは、そのような方々向けに車の買替や保険内容のご相談、名義変更の手続き代行のご依頼なども承っております。

 

豊富な在庫から好みの中古車を探せる

ネクステージは、探しやすさと選びやすさを最優先に日本全国で店舗を構えております。SUVや軽自動車、スバル車、セダン&スポーツ専門店など、さまざまなカテゴリーの中古車を取り揃えている点も、ネクステージの強みのひとつです。

 

WEBで簡単にお客様がご自身の好みを反映して探せるため、選びやすさにも特化しております。気になる1台を見つけたら最寄りの店舗に取り寄せすることも可能です。

 

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まとめ

自賠責保険は中古車を購入するケースでも加入必須の保険です。中古車購入時は名義変更の手続きが必要ですので、車検と合わせて手続きを行いましょう。

 

自賠責保険の更新タイミングは、車検と同時期です。自賠責保険が期限切れになると事故のリスクに対応できなくなってしまうこともあるため、車検と自賠責保険の有効期限は合わせてご確認ください。

 

また、自賠責保険の手続きにつきましてはネクステージでも代行を承っております。時短など希望している場合はぜひご相談ください。

 

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