ガソリン代の計算方法を紹介！自分の車の燃費を知って節約につなげよう
車を走らせる上で、ガソリンは欠かせません。ガソリンの価格が高騰する今日、自分の車は毎月いくらかかっているのか気になり、ガソリン代の計算方法を知りたい人もいるのではないでしょうか。
この記事では、簡単にできるガソリン代の計算方法や節約術を紹介します。計算が苦手な方でもガソリン代を求められる方法もあるため、心配はいりません。ガソリン代がいくらかかっているのかを把握し、少しでも節約したい方は、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・ガソリン代を計算するなら満タン法を試そう。給油はセルフサービスの店舗がおすすめ。
・ガソリン代が高いと思ったら誰でもできる簡単な節約術を試そう。
・燃費性能に優れた車に乗り換えるならアフターサポートも充実したネクステージへ。
ガソリン代はどうやって計算できるの？
計算に必要な値は、実際に使用したガソリン量・ガソリン単価・走行距離・燃費です。それぞれの値を、掛け算もしくは割り算を用いて結果を求めます。
燃費には種類があり、どの値を使用するかによって計算結果も異なるため、注意しましょう。
ガソリンの消費量と単価でガソリン代が分かる
必要なガソリン代を求めるには「消費ガソリン量×ガソリン単価」の計算式を使います。実際に使用したガソリン量と1Lあたりのガソリン価格を乗じる計算です。ガソリン単価は、市場によって異なるため、利用する頻度の多いガソリンスタンドの価格を参考にしましょう。
ガソリン単価は日々変動しています。平均価格を求めて計算すると、より精度の高い結果が取得可能です。
走行距離と燃費でガソリンの消費量が分かる
ガソリンの消費量は「走行距離÷燃費」の計算式で求められます。燃費には2種類あることを覚えておきましょう。
燃費はカタログ燃費と実燃費に分けられます。カタログ燃費とは、車の主要諸元表に記されている値です。主要諸元表には、計測方法が異なるWLTCモードとJC08モードの2種類の燃費が書かれている場合があります。実際の走行に近い状況で測定された燃費を参考にしたい場合には、WLTCモードの値を計算に使いましょう。
ガソリン代の計算なら満タン法がオススメ！
実燃費を求めるなら、満タン法で計算しましょう。満タン法の計算に必要な値は走行距離と給油量です。走行距離はトリップメーターで計測した値を使用します。多くの場合、メーターパネル内にトリップメーターがあるため確認してみましょう。
満タン法は現車の燃費が調べられる
ガソリン代を計算するには、一般的な満タン法がおすすめです。計算も簡単にできるため、ガソリン代や燃費の記録が行いやすくなります。
満タン法は、燃料がタンクに満たされた状態から計測をスタートさせ、次の満タン給油時までの距離から求める計算です。どのような車でもできる方法であるため、次に紹介する手順を参考に行ってみましょう。
満タン法のやり方
まずは満タンに給油をしましょう。この際、利用するガソリンスタンドは固定し、セルフサービスの店舗を選ぶことをおすすめします。
なぜなら、ガソリンスタンドの店舗によっては地面の傾斜が異なり、満タンになるタイミングが変わるためです。セルフサービスのガソリンスタンドを選ぶのは、自分で満タンになったタイミングを決められることが理由として挙げられます。
セルフサービスで給油する際には「自動停止した時」など満タンがどのようなタイミングなのか、自分なりのルールを決めておくと計算の精度も上がるでしょう。
満タンに給油が終わったタイミングで、トリップメーターを0kmにリセットします。トリップメーターのリセット方法は、車種によって違いますが一般的にはボタンの長押しです。2回目の給油でもう一度満タンに給油しましょう。この際、トリップメーターの走行距離と給油量をメモなどで残しておきます。
ガソリン代を計算ができる満タン法以外の手段
「満タン法で行う計算が面倒」や「さらに精度を高めたい」と思われる方もいるのではないでしょうか。ガソリン代の計算方法は、満タン法以外にもあります。多くの方が持っているスマートフォンの活用や、通販サイトで購入できる燃費計を使えば実燃費の計算が可能です。
アプリで管理する
普段持ち歩く機会の多い、スマートフォンを上手に活用すると便利です。スマートフォンにアプリをインストールすれば、燃費の計算や記録ができます。無料で使用可能なアプリが多い点も魅力です。
中には走行距離や給油量などのデータを入力するだけで、分かりやすくグラフ表示するアプリもあります。自分に合ったアプリを探してみましょう。
燃費計を使う
詳細な燃費データが欲しい方やリアルタイムで燃費を知りたい方は、燃費計の活用をおすすめします。車にあらかじめ機能として備わっている場合もありますが、備わっていない場合には別途取り付けも可能です。
燃費計は、車から得られる車速や燃料噴射量などから燃費を自動計算します。市販の燃費計は通販サイトなどから購入が可能です。機能や対応車種は商品によって異なるため、購入時にはチェックしましょう。
ガソリン代の計算で得られるメリットとは？
日々使用する車のガソリン代や燃費がどれほどなのか、データを収集しているとさまざまなことが分かります。ガソリン代や燃費の変化から分かるのは、お金に関わることだけではありません。ここでは、ガソリン代を計算して得られる3つのメリットを紹介します。
家計管理がしやすくなる
家計に占めるガソリン代の割合が把握できるため、節約の意識が芽生える人も少なくありません。目に見える数字として理解でき、なぜ燃費が悪いのか考えるようになります。
例えば「山道のような燃費が悪化する道を多く走ったから今月はガソリン代が高い」や「高速道路を多く使ったから燃費が良かった」などの振り返りが可能です。毎月、家計管理で得られる気付きから、さらに燃費向上を考えた運転につながります。
給油の時期が予測できる
車の燃費を把握できたら、次の給油までのタイミングも予測しやすくなります。長距離ドライブの際に給油場所をあらかじめ考えておくことも可能です。
例えば、高速道路の場所によっては、150km以上給油所がない区間もあります。旅行や長距離ドライブの計画を立てる際、給油場所の候補を挙げておけるため、運転中にガソリンがなくなったといったトラブルも回避可能です。
車のトラブルに早く気付ける
ガソリン代の記録を集めていると、車に何らかの異常があった際に、早い段階で気付く場合もあります。
例えば、燃料を適正量噴射するためのセンサーの異常です。このセンサーが異常を起こしてしまうと、必要以上の燃料をエンジンへ噴射してしまい、燃費の悪化につながります。また、燃料漏れなどにも気付けるため大きなトラブルも回避可能です。
ガソリン代を節約するにはどうすればよい？
ガソリン代を計算した結果、想像以上に費用がかかっていると、分かる人もいるかもしれません。ガソリン代は工夫次第で、節約ができます。
ここでは、お金をかけずにガソリン代を節約する方法も紹介していますので、参考にしてください。
不要な荷物は積まない
誰でも簡単にできる燃費向上策です。荷物100kgごとに燃費は約3％悪化します。積んだままになっている不要な荷物は、出発前に降ろしましょう。
洗車グッズやアウトドア用品など、車のトランクルームを荷物置き場として使っている人もいるのではないでしょうか。買い物した荷物をスムーズに積めるほどの、スペースを常に確保しておきましょう。
タイヤの空気圧を確認する
タイヤの空気圧が低すぎると、転がり抵抗が大きくなってしまいます。転がり抵抗が大きいほど、燃費は悪化する傾向です。車ごとに指定されている空気圧よりも、50kPa低下した場合、2％~4％燃費が悪化するといわれています。
規定値以上の空気圧にすれば、燃費がその分向上するわけではないため、適切な空気圧を保ちましょう。
アイドリングの時間を減らす
休憩中や家族の送迎時に、エンジンをかけたまま停車している人もいるのではないでしょうか。10分間アイドリングを続けると、約130ccのガソリンが消費されます。駐停車時にはエンジンをオフにすることを心掛けましょう。
エンジン始動時の暖機運転も不要です。近年のエンジンは、性能が進化しているため暖機運転をしなくとも大きな支障はありません。暖機運転で消費した時間と燃料は、走行中取り戻せないため、エンジン始動後は速やかに走り出しましょう。
アクセルオフの時間を増やす
増やしたいのはアクセルオフの時間です。走行中、アクセルをオフにすれば車は慣性力に従って前に進み続けます。その間、エンジンは回転し続けていますが燃料は供給されていません。
前方の車が信号で停止していたり、停止位置が分かっていたりするのであれば、早めにアクセルをオフにしましょう。目の前に限らず、先を見越した運転を心掛けることでアクセルをオフにする時間が増やせます。
燃費の良い中古車に乗り換える
前述したような方法を試しても、思ったような燃費改善ができない場合があるかもしれません。その場合には、現在乗っている車よりも燃費性能に優れた中古車を検討しましょう。
燃費が向上した車は、年々増えている傾向です。中古車でも新車登録から間もない車や燃費性能に優れたエコカーが多く流通しています。上記で紹介したアイドリングストップを、自動で行う機能が標準装備されている車も、中古車として購入可能です。
アイドリングストップ機能付き車であるだけで、減税対象にもなり、ガソリン代と税金を両方節約できるメリットがあります。
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まとめ
ガソリン代を計算するには、消費されたガソリン量と給油した際のガソリンの単価が必要です。満タン法で計算すれば、実燃費が分かります。ガソリン代を節約する方法はさまざまありますが、思ったような結果が出ない場合には、燃費性能に優れた車への乗り換えを検討しましょう。
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