2024年も外車SUVが人気！おすすめ16車種と選びのポイントを解説
SUVは、幅広い目的で使えるボディタイプです。国産車とは異なる魅力を持つ外車SUVは、2024年以降も人気を集めるでしょう。外車SUVにもさまざまな車種があります。現在、どのような外車SUVが販売されているのでしょうか。
この記事では、外車SUVのおすすめ16車種を紹介します。選び方のポイントも解説しますので、自分に合った外車SUVが分かるでしょう。外車SUVの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・外車のSUVは洗練されたデザインや高いリセールバリューが魅力。メーカーごとの個性も際立つ。
・外車SUVはサイズやパワートレインの種類が豊富。自分の重視するポイントで選ぶことが重要。
・中古車なら100万円程度で購入できる外車SUVもある。ランニングコストやメンテナンスの手間には注意が必要。
外車のSUVが人気沸騰中！
SUVはあらゆるシーンで役立ち、使い勝手の良い車として人気を集めているボディタイプです。特に外車SUVは、スタイリッシュで洗練されたデザインが多いことから世界中で注目されています。
はじめに、SUVの概要と魅力を確認しましょう。併せて、外車SUVに人気が集まる理由も解説します。
SUVはさまざまなシーンで快適に過ごせる
SUVはスポーツや登山、レジャーなどのアウトドアでの使用を目的に、オフロードでの走行性能を重視した車です。
明確な定義はなく、本格的なオフロードカーのクロスカントリーSUVから市街地での走行を重視した都市型SUVまで、さまざまなタイプがあります。多くのユーザーに支持されるのは、走行エリアやライフスタイルに応じて多目的に使える点にあるでしょう。
その他にも、運転席の視界が高く運転しやすいこと、ファミリーカーとしても使える車内空間の広さ、多くの荷物を積める積載性の高さも人気の理由です。SUVは、普段の通勤に使用するだけではなく、休日のロングドライブやキャンプやレジャーなど、さまざまなシーンで使える車を探している方におすすめします。
外車のSUVは洗練されたデザインが魅力
SUVは国内だけでなく海外でも高い人気があり、多くのメーカーが開発しています。メーカーによってコンセプトが異なり、走行性能やデザイン性に反映されているのが特徴です。
外車SUVは高級感に溢れスタイリッシュで洗練された印象のモデルが多く、おしゃれなデザインのモデルも見逃せません。個性的な車に乗りたい方も満足できるでしょう。
また、走行性能を重視した車がそろっているのも魅力です。オフロードの走破性が高く目的に特化した性能を備え、SUVらしいアクティブな走りも楽しめます。
高いリセールバリューが期待できる
一般的に外車は、リセールバリューが低い傾向にあります。国産車に比べ「新車価格が高い」「壊れやすい」「維持費が高い」などのデメリットがあるためです。
しかし、同じ外車でもSUVは日本の中古車市場でも人気を集めています。特に希少価値の高い車種や納車待ちが発生する車種は、高いリセールバリューを期待できるでしょう。
代表的な車種がメルセデス・ベンツ Gクラスです。経過年数3年以内であれば、新車価格の80％~90％で売れる可能性があります。新車価格を超えるリセールバリューになることもあるため、資産として購入するケースも珍しくありません。
外車のSUVを選ぶ7つのポイント
外車SUVは、国産車とは一味違うデザインや走行性能などが魅力です。人によって外車SUVに求めるものも異なるでしょう。ここでは、外車のSUVを選ぶ7つのポイントを紹介します。ポイントを参考にしながら、自分にとって何が重要かを考えてみましょう。
外観デザインで選ぶ
国産車にはない独特のデザインが外車SUVの魅力です。海外メーカーは、それぞれの国の文化を外観デザインに反映しています。このような外車SUVで国内を走れば、特別感と高級感を味わえるでしょう。
例えば、ジープは野性的で力強いデザイン、BMWはモダンでスポーティーなデザインが魅力です。
都会的でスタイリッシュなデザインを好む方には、ポルシェ カイエン、メルセデス・ベンツ GLE、マセラティ レヴァンテといったクーペタイプのSUVをおすすめします。各国のメーカーの特徴を理解し、自分に合った外観デザインを選ぶとよいでしょう。
用途からタイプで選ぶ
SUVは、タイプによってボディ設計や乗り心地が異なります。用途に合わせて選びましょう。SUVを大きく分類すると、クロスカントリーSUVとクロスオーバーSUVに分けられます。
クロスカントリーSUVは、オフロード走行を想定して設計された車です。最低地上高が高く、安定した乗り心地を楽しめます。山道や砂利道などの未舗装路を走る機会が多い方、アウトドアが趣味の方におすすめです。
クロスオーバーSUVは、オンロード走行での快適性を重視しています。悪路走破性よりも実用的な走行性能を求める方におすすめです。
サイズで選ぶ
SUVには、コンパクトSUV、ミドルサイズSUV、フルサイズSUV（ラージサイズSUV）があります。
日常的な走行シーンや、運転スキルに合ったサイズの選択が重要です。サイズの分類に明確な定義はありませんが、一般的に以下のような特徴があります。
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種類 |
特徴 |
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コンパクトSUV |
欧州基準のBセグメントの車。全長4,400mm以下。 |
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ミドルサイズSUV |
欧州基準のCセグメントの車。全長4,800mm以下。 |
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フルサイズSUV（ラージサイズSUV） |
全長4,800mm以上。 |
欧州基準の大型車は日本の道路では運転しづらいこともあるため、街乗りに使うのであれば小回りの利くコンパクトサイズのSUVがよいでしょう。
室内空間で選ぶ
室内空間の広さを重視するなら、ミドルサイズや米国のラージサイズSUVがおすすめです。サードシートが付いた7人・8人乗りタイプのSUVは、フルサイズミニバンのような広さがあります。多くの人を乗せて、アウトドアを楽しめるでしょう。
大きいサイズのSUVは、荷室スペースにも余裕が生まれます。大きな荷物を積む機会が多い方は、リアシートのアレンジ性やサブトランクの使い勝手も考慮しましょう。
パワートレインで選ぶ
外車SUVは、パワートレインの選択肢が豊富です。主に以下のような種類があります。
・ガソリンエンジン
・ディーゼルエンジン
・ハイブリッド
・PHEV
・EV
悪路走破性を重視する場合は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンがおすすめです。低燃費を求めるなら、ハイブリッドやPHEVがよいでしょう。同じパワートレインでも乗り心地や静粛性には個体差があります。購入するときは、試乗して判断しましょう。
構造で選ぶ
SUVは、ラダーフレーム構造とモノコック構造があります。ラダーフレーム構造は、はしご型のフレームの上にボディを乗せた構造です。
オフロード走行を念頭に置いているため車重が重く、悪路から受ける衝撃にも耐えられるように設計されています。オフロードを走行する機会が多い方や頑丈な車を求める方は、ラダーフレーム構造を選ぶとよいでしょう。
モノコック構造は、ボディとフレームが一体になった構造です。生産コストが抑えられるため、多くの車がモノコック構造を採用しています。軽量で軽快な乗り心地が魅力のため、日常走行の快適さを重視する方にはモノコック構造がおすすめです。
ハンドルの位置で選ぶ
外車SUVには、右ハンドルだけでなく左ハンドルを採用したモデルもあります。国産車にはない特別感を味わうために、左ハンドルを求める方もいるでしょう。
しかし、左ハンドルには右ハンドルにはないデメリットがあります。デメリットを理解した上で選択しましょう。
・ドライブスルーやETCレーンを通るときに不便
・右ハンドルよりも査定額が安い傾向にある
・左寄せ駐車時にドアを開けられない
外車のSUVでおすすめの16車種を紹介
外車のSUVを購入しようと思っても「どの車種にすればよいか分からない」と悩む方もいるでしょう。ここでは、おすすめの外車SUV16車種を紹介します。
外車SUVは、高級車からリーズナブルな車までラインアップが豊富です。車ごとの特徴と新車価格、2024年2月時点のネクステージの中古車価格も併せてチェックしましょう。
メルセデス・ベンツ GLA
メルセデス・ベンツ GLAは2023年9月に新型が登場し、よりスポーティーなコンパクトSUVとなりました。
グレードは3種類です。「GLA 180」は1.4L ガソリンエンジンを、「GLA 200 d 4MATIC」は2.0L ディーゼルエンジンを搭載しています。
2.0L ガソリンエンジン搭載の「Mercedes-AMG GLA 35 4MATIC」は、専用のトランスミッションやサスペンションを採用したハイパフォーマンスモデルです。快適で心躍るスポーツドライブを楽しめます。
新車価格は599万円~811万円、中古車価格は137万9,000円~494万9,000円です。
（参考：『GLAクラス（メルセデス・ベンツ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
BMW X4
BMWのプレミアムSUV「X4」は、クーペを彷彿とさせるデザインからスポーティーな印象を与えます。エンジンは2L・3Lの2種類があり、プレミアムSUVにふさわしいパワフルな走りと、高級感のあるデザインを楽しめます。
X4の新車価格は「X4 xDrive20d M Sport」が874万4,000円~896万9,000円、「X4 M40i」が1,053万7,000円です。ネクステージでは、X4の中古車を269万9,000円~639万9,000円で販売しています。
（参考：『X4（BMW）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
フィアット 500X
フィアットの「500X」は、かわいらしくコンパクトなボディデザインが人気の「フィアット 500」のSUVモデルです。車内空間が広いことから、多人数でも快適に乗車できます。運転席が高めで視界が良く、運転しやすいのが特徴です。
搭載しているエンジンは1.3Lと排気量は小さめですが、ターボが付いているのでパワーを十分に感じられます。新車価格は412万円~435万円、中古車価格は142万9,000円~262万9,000円です。
（参考：『500X（フィアット）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
アウディ Q2
「Q2」は、コンパクトSUVに分類されます。小回りが利いて運転しやすいだけでなく、15.8km/L~17.8km/L（WLTCモード）の燃費性能も魅力です。ロングドライブを頻繁にする、燃費性能を重視する方に向いています。
ドイツの高級車メーカーとして知られるアウディですが、Q2の新車価格は417万円~460万円と比較的リーズナブルです。ネクステージの中古車価格は198万7,000円~252万9,000円です。
（参考：『Q2（アウディ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
BMW X1
X1は、BMWのSAV（スポーツ・アクティビティ・ビークル）のエントリーモデルです。BMWカーブド・ディスプレイなどの革新技術によって、先進的なスポーツドライブを体感できます。
パワーユニットは、ガソリンとディーゼルの2種類です。モダンでダイナミックなプロポーションで、力強い存在感があります。新車価格は604万円~786万円、中古車価格は77万9,000円~349万9,000円です。
（参考：『X1（BMW）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
ランドローバー レンジローバー イヴォーク
ランドローバー レンジローバー イヴォークは、本格的なオフロード走行が可能なコンパクトSUVです。クーペのようなシルエットや角を強調したデザインに特徴があります。
2023年7月から注文受付を開始している2024年モデルでは、モダンラグジュアリーを追求したデザインとなりました。
従来の特徴も継承しながら、フロントグリルや前後ライトのデザインを一新しています。パワートレインのラインアップは4種類で、新車価格は699万円~1,036万円、中古車価格は229万9,000円~709万9,000円です。
（参考：『レンジローバーイヴォーク（ランドローバー）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
メルセデス・ベンツ GLC
メルセデス・ベンツの「GLC」は、洗練されたエクステリアや、高いオフロード走行性能が特徴です。車内には「MBUX」が搭載されており、「エアコンの温度を下げて」など話しかけるだけでさまざまな設定を行ってくれます。
モダンなインテリアも魅力的で、全体的に上質な室内空間です。新車は839万円~998万円で販売されています。ネクステージの中古車価格は、279万9,000円~509万9,000円です。
（参考：『GLC（メルセデス・ベンツ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
ジープ グランドチェロキー
「グランドチェロキー」は、ジープらしい力強さの中に高級感を感じる雰囲気のモデルです。オンロード・オフロード両方の走行性能にこだわり、さまざまなシーンで快適な走りを楽しめます。
積載性や居住性に優れたフルサイズSUVなので、多人数で乗車する場合にもおすすめです。インテリア・エクステリア共に、こだわりと個性を感じられるでしょう。
新車価格は830万円~1,060万円です。予算をオーバーする方は中古車を確認してみましょう。ネクステージでは、グランドチェロキーの中古車を117万9,000円~447万9,000円で販売しています。
（参考：『ジープ・グランドチェロキー（クライスラー・ジープ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
ポルシェ カイエン
ポルシェの主力SUV「カイエン」は、スタイリッシュなデザインと3Lエンジンのポルシェらしい走行性能が魅力です。ミドルサイズSUVに相当し、居住性と積載性に優れています。
ポルシェは高級車メーカーとして知られ、新車価格は1,198万円~2,342万円と高価です。ネクステージでは、カイエンの中古車を679万1,000円~1,277万9,000円で販売しています。
（参考：『カイエン（ポルシェ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
フォルクスワーゲン ティグアン
「ティグアン」は、運転しやすいコンパクトSUVです。外車SUVには珍しく、日本の道路事情にも合う控えめなサイズ感です。クリーンディーゼルエンジンを搭載した4WDモデルがあるので、ディーゼル車を探している方にもおすすめです。加速がスムーズなので、気持ち良く運転できます。
ティグアンの新車価格は463万6,000円~702万3,000円です。ネクステージでは
264万9,000円で販売しています。
（参考：『ティグアン（フォルクスワーゲン）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
ポルシェ マカン
ポルシェの「マカン」は、カイエンよりも小型のSUVです。ポルシェ アクティブ サスペンション マネジメントシステム（PASM）により、スポーツカーブランドのポルシェらしいパワフルな走りを楽しめます。コンパクトSUVに位置するモデルで運転しやすく、小型で機敏な足回りも魅力といえるでしょう。
新車価格は838万円~1,295万円と高級車ならではの価格です。ネクステージでは、302万9,000円~935万9,000円で販売しています。新車には手が届かない方は、中古車の購入を考えてみるとよいでしょう。
（参考：『マカン（ポルシェ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
メルセデス・ベンツ Gクラス
メルセデス・ベンツの「Gクラス」は、本格的なオフロードカーとして開発されたクロスカントリーSUVです。ボディにはラダーフレームを採用しており、堅固な作りになっています。
搭載しているエンジンは、3Lディーゼルエンジンと4Lガソリンエンジンの2種類です。大排気量エンジンでパワフルな走りを楽しめるのが大きな魅力といえるでしょう。
Gクラスの新車価格は約1,200万円ですが、在庫が少なく詳しい価格が公表されていません。購入するときは、お近くの正規販売店に問い合わせてみましょう。ネクステージでも、現在取り扱いがありません。
（参考：『Gクラス（メルセデス・ベンツ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
ボルボ XC60
ボルボ「XC60」は、ミドルサイズSUVに当たります。居住性が高く積載性も高いため、ゆったりとドライブを楽しみたい方やファミリーカーとして活用したい方におすすめです。走行性能も高いことから、キャンプや登山で活用したい方にも向いています。
XC60の新車価格は739万円~839万円です。現在、ネクステージでは取り扱いがありません。
（参考：『XC60（ボルボ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
ジープ レネゲード
「レネゲード」はアウトドアカーを多く手掛けるジープが開発したSUVモデルです。1.3Lターボエンジンを採用したコンパクトSUVで、運転のしやすさと高い悪路走破性を追求した本格的なオフロードカーといえます。車高が高くて視界が良く、開放感を重視する方におすすめです。
レネゲードは、新車価格435万円で販売されています。ネクステージのレネゲードの中古車価格は169万9,000円~284万9,000円です。
（参考：『ジープ・レネゲード（クライスラー・ジープ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
プジョー 2008
「2008」は、フランスのメーカー「プジョー」の初のコンパクトSUVです。コンパクトSUVらしく小回りが利き、運転しやすいことがメリットといえるでしょう。
1.2L PureTechターボエンジンと1.5LBlueHDiディーゼルターボエンジンのパワートレインを搭載し、低排気量でも十分なパワーを発揮します。5つの走行モードに切り替えられるドライブシステムを搭載しているため、市街地からアウトドアまで幅広く活躍するでしょう。
2008の新車価格は、423万8,000円~576万4,000円と比較的購入しやすい価格帯です。ネクステージでは、2008の中古車を114万9,000円~269万9,000円で販売しています。中古車であれば年式によっては100万円程度で販売しているため、予算を抑えたい方はチェックしてみましょう。
（参考：『2008（プジョー）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
フォルクスワーゲン T-Cross
「T-Cross」は、フォルクスワーゲンから2019年10月に発売されたコンパクトSUVです。コンパクトでありながら車内空間が広く、使いやすさにこだわった実用的なSUVといえます。
搭載しているエンジンは1Lガソリンエンジンで、4WDの設定はありません。市街地での走行をメインにしている方に適しています。
新車価格は321万7,000円~418万7,000円です。ネクステージでは、現在T-Crossの取り扱いはありません。
（参考：『T-クロス（フォルクスワーゲン）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
外車のSUVを購入するときの注意点
外車SUVには魅力的な車が多いものの、ランニングコストなどにデメリットがあります。実際に購入する際に注意しておきたいポイントを確認しましょう。購入後に悔やまないためにも、事前にしっかり理解しておくことが重要です。
購入先は正規新車ディーラーと並行輸入車
外車の購入先は、外国の自動車メーカーが正式に販売契約を結んだ「正規ディーラー」と販売契約を結んでいない輸入業者が営む「並行輸入店」の2種類あります。
正規輸入車は右ハンドルが多く、メーターやナンバープレートの位置を日本仕様にしています。正規ディーラーによる安心のメンテナンスを受けられる点も魅力です。
並行輸入車は、正規輸入車よりも販売価格が安い傾向にあります。また、正規ディーラーでは入手できないタイプの外車がある点もメリットです。
しかし、正規ディーラーによるメンテナンスを受けられないため、修理代が割高になります。日本の型式でないため、リセールバリューも低くなるでしょう。
燃料はハイオク指定が多い
多くの場合、ガソリンエンジンを搭載している外車はハイオクガソリンが指定されてます。
環境保護に対する意識が世界的に高まり、車の環境性能は日々向上しているため、外車だからといって燃費が悪いとは限りません。しかし、レギュラーガソリンより割高なハイオクガソリンを使用するため、燃料代がかかることを覚えておきましょう。
修理費や整備費が高い
国産車と比べると、外車は消耗が早くパーツ代も高額です。そのため、国産車よりも修理費が高くなります。
外車は国産車と異なり、純製品の在庫がない整備工場も多く、安いリビルト品（車両から取り外して分解・修理したパーツ）もそれほど出回っていません。交換の必要なパーツが国内にない場合、海外からの取り寄せが必要です。取り寄せに時間がかかるだけでなく輸送費が修理・整備費に上乗せされます。
また、重量が重いことから自動車重量税が国産車より高額です。目安として、1回の車検で数万円以上の費用がかかるでしょう。
頻度の高いメンテナンスが必要
国産車は、梅雨による湿気や潮風による塩害を想定して設計されています。しかし、外車は日本特有の気候に適応できるように設計されていません。国産車よりも不具合を起こす可能性が高いため、日頃から定期的なメンテナンスが必要です。
また、特殊な構造のパーツが使われた高級外車は、少しの不具合が大きなトラブルにつながります。メンテナンスに必要な時間と費用を理解した上で、購入を判断しましょう。
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まとめ
外車SUVは、国産車にはないデザインや乗り心地が魅力です。人気車種や希少車種は、高いリセールバリューも期待できます。
日本で購入できる外車SUVは、高級車だけでなく手が届きやすい価格の車種もあります。中古車なら、さらに選択肢を広げられるでしょう。
しかし、ランニングコストの高さやメンテナンスの手間などのデメリットもあります。これらを理解した上で、自分に合った外車SUVを選びましょう。
▼ライタープロフィール
中村浩紀 なかむらひろき
クルマ記事に特化したライター
現在4台の車を所有（アルファード・プリウス・レクサスUX・コペン）。クルマ系のメディアでさまざまなジャンルの記事を執筆し、2024年1月までに300記事以上の実績をもっている。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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